Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
10.4.3. 複数のキーボードレイアウトの表示
ユーザーがログイン画面で選択できる代替キーボードのレイアウトは追加することができます。
これは、通常デフォルトとは異なるキーボードのレイアウトを使用するユーザーや、ログイン画面でキーボードの複数レイアウトを利用可能にしておく必要のあるユーザーにとって役立ちます。ただし、この選択はログイン画面の使用時のみに適用されます。いったんログインすると、ユーザー独自の設定が優先されます。
手順10.8 システムのキーボードレイアウト設定の変更
! layout
という名前のセクションの下にある/usr/share/X11/xkb/rules/base.lst
ファイルで、必要な言語レイアウトのコードを見つけます。- 以下のように localectl ツールを使用して、システムのキーボードレイアウト設定を変更します。
$
localectl set-x11-keymap layoutコンマ区切りの一覧で複数のレイアウトを指定することができます。たとえば、es
をデフォルトレイアウトとして、さらにus
を 2 番目のレイアウトとして設定するには、以下のコマンドを実行します。$
localectl set-x11-keymap es,us
- ログアウトし、定義されたレイアウトがログイン画面のトップバーで利用可能な状態にあることを確認します。
さらに、localectl ツールを使用してマシン全体のデフォルトのキーボードモデル、バリアントおよびオプションを指定できる点にも注意してください。詳細は、localectl(1) man ページを参照してください。