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14.3.2. ユーザーデフォルトセッションの設定
デフォルトセッションは、AccountsService と呼ばれるプログラムから取得されます。AccountsService はこの情報を
/var/lib/AccountsService/users/
ディレクトリーに保存します。
注記
GNOME 2 では、ユーザーのホームディレクトリーにある
.dmrc
ファイルがデフォルトセッションを作成するために使用されました。この .dmrc
ファイルは使用されなくなりました。
手順14.5 ユーザーのデフォルトセッションの指定
- 以下のコマンドを実行して、gnome-session-xsession パッケージがインストールされていることを確認します。
#
yum install gnome-session-xsession
/usr/share/xsessions
ディレクトリーに移動します。ここでは、利用可能な各セッションの.desktop
ファイルを見つけることができます。.desktop
ファイルの内容を参照して、使用するセッションを特定します。- ユーザーのデフォルトセッションを指定するには、
/var/lib/AccountsService/users/username ファイル
のユーザーのアカウントサービス
を更新します。[User] Language= XSession=gnome
この例では、GNOME は/usr/share/xsessions/gnome.desktop
ファイルを使用するデフォルトセッションとして設定されています。Red Hat Enterprise Linux 7 におけるシステムのデフォルトは GNOME クラシック (/usr/share/xsessions/gnome-classic.desktop
ファイル) であることに注意してください。
ユーザーのデフォルトセッションを指定した後は、ユーザーがログイン画面から別のセッションを指定しない限り、ユーザーの次回のログイン時にこのセッションが使用されます。