5.3. ISO イメージからのベース仮想マシンの作成

このセクションの手順に従って、ISO イメージからベースイメージを作成します。

前提条件

仮想化の 導入および管理ガイド に従って、Red Hat Enterprise Linux 7 ホストマシンの仮想化を有効にします。

5.3.1. ISO イメージのダウンロード

手順

  1. Red Hat カスタマーポータル から最新の Red Hat Enterprise Linux ISO Image をダウンロードします。
  2. イメージを /var/lib/libvirt/images ディレクトリーに移動します。

5.3.2. ISO イメージからの仮想マシンの作成

手順

  1. 仮想化用のホストマシンを有効にしていることを確認します。仮想化パッケージのインストールに関する情報および手順は、既存の Red Hat Enterprise Linux システム上への仮想化パッケージのインストール を参照してください。
  2. 基本的な Red Hat Enterprise Linux 仮想マシンを作成し、起動します。仮想マシンの作成手順は、仮想マシンの作成 を参照してください。

    1. コマンドラインを使用して仮想マシンを作成する場合は、デフォルトのメモリーと CPU を仮想マシンの容量に設定するようにしてください。仮想ネットワークインターフェイスを virtio に設定します。

      基本的なコマンドラインの例を以下に示します。

      virt-install --name _vmname_ --memory 2048 --vcpus 2 --disk size=8,bus=virtio --location rhel-7.0-x86_64-dvd.iso --os-variant=rhel7.0
    2. virt-manager アプリケーションを使用して仮想マシンを作成する場合は、virt-manager を使用したゲストの作成 の手順を実行します。以下の点に注意してください。

      • 仮想マシンをすぐに起動 は選択しないでください。
      • メモリーストレージのサイズ を、希望の設定に変更します。
      • インストールを開始する前に、仮想ネットワークインターフェイス設定モデルvirtio に変更し、vCPUs を仮想マシンの容量設定に変更していることを確認します。

5.3.3. RHEL インストールの完了

仮想マシンが起動したら、以下の手順を実行してインストールを完了し、root アクセスを有効にします。

手順

  1. インストールプロセス中に使用する言語を選択します。
  2. インストール概要 ビューで、以下を行います。

    1. ソフトウェアの選択 をクリックし、最小インストール を選択します。
    2. 完了 をクリックします。
    3. インストール先 をクリックし、ストレージ設定カスタム を選択します。

      • /boot で、500 MB 以上であることを確認してください。残りの領域は、root / に使用できます。
      • 標準のパーティションが推奨されますが、論理ボリューム管理 (LVM) を使用することも可能です。
      • ファイルシステムには、xfs、ext4、ext3 などを使用できます。
      • 変更が完了したら、完了 をクリックします。
  3. インストールの開始 をクリックします。
  4. Root パスワード を設定します。
  5. インストールが完了したら、仮想マシンを再起動して root でログインします。
  6. イメージを設定します。

    注記

    cloud-init パッケージがインストールされ、有効になっていることを確認します。

  7. 仮想マシンの電源をオフにします。