7.9. Red Hat Enterprise Linux システムロール

RHEL システムロールの postfix ロールが、テクノロジープレビューとして利用可能になりました。

Red Hat Enterprise Linux システムロールは、Red Hat Enterprise Linux サブシステムの設定インターフェイスを提供します。これにより、Ansible ロールを介したシステム設定が簡単になります。このインターフェイスにより、複数バージョンの Red Hat Enterprise Linux でシステム設定を管理することや、新しいメジャーリリースを導入することもできます。

Red Hat Enterprise Linux 7.4 以降、rhel-system-roles パッケージは Extras リポジトリーから配布されています。

postfix ロールはテクノロジープレビューとして利用できます。

以下のロールが完全にサポートされています。

  • kdump
  • network
  • selinux
  • ストレージ - RHEA-2020:0407 アドバイザリーで利用できます。
  • timesync

詳細は、ナレッジベースアーティクル Red Hat Enterprise Linux (RHEL) System Roles を参照してください。

(BZ#1439896)

RHEL-system-roles-sap がテクノロジープレビューとして利用可能

rhel-system-roles-sap パッケージは、SAP 向けの Red Hat Enterprise Linux (RHEL) システムロールを提供します。これは、RHEL システムの設定を自動化して SAP ワークロードロードを実行するたに使用できます。これらのロールは、関連する SAP ノート記載のベストプラクティスに基づいて最適な設定を自動的に適用することで、SAP ワークロードを実行するようにシステムを設定する時間を大幅に短縮できます。アクセスは、RHEL for SAP Solutions 製品に限定されます。サブスクリプションに関するサポートが必要な場合は、Red Hat カスタマーサポートまでご連絡ください。

RHEA-2019:3190 アドバイザリーでは、rhel-system-roles-sap パッケージの以下の新しいロールがテクノロジープレビューとして利用できます。

  • sap-preconfigure
  • sap-netweaver-preconfigure
  • sap-hana-preconfigure

詳細は、Red Hat Enterprise Linux System Roles for SAP を参照してください。

注記: RHEL 7.7 for SAP Solutions は、Intel 64 アーキテクチャーおよび IBM POWER8 で SAP HANA とともに使用できるように検証される予定です。その他の SAP アプリケーションやデータベース製品 (SAP、SAP ASE など) は、RHEL 7.7 の機能を使用できます。検証されたリリースと SAP サポートの最新情報は、SAP Notes 2369910 および 2235581 を参照してください。

(BZ#1752544)