Red Hat Training
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第28章 ハードウェアの有効化
lsslot -cpci コマンドは PCI スロットタイプを正しく報告するようになりました。
この更新より前は、lsslot -cpci コマンドは PCI スロットタイプを <literal> 不明なスロットタイプ </literal> として報告していました。この更新により、バグが修正され、lsslot ユーティリティーは PCI スロットタイプを正しく報告します。(BZ#1592429)
drmgr -C コマンドにより、rpadlpar_io
カーネルモジュールがロードされるようになりました。
以前は、drmgr -C コマンドはホットプラグタイプを選択しませんでした。その結果、
rpadlpar_io
カーネルモジュールは、ホットプラグタイプ pci
、phb
、または slot
のいずれかが明示的に選択された場合にのみロードされました。この更新により、基礎となるソースコードが修正され、コマンド drmgr -C がrpadlpar_io
をロードするようになりました。(BZ#1540067)
診断ユーティリティーで CPU 周波数値が正しく表示されるようになりました。
CPU サイクルカウンターの遅延により、
lscpu
などの診断ユーティリティーが誤った CPU 周波数値を報告する場合がありました。この更新により、影響を受けるユーティリティーは正しい値を表示し、現在正確な値が検出できない場合はエラーを報告します。(BZ#1596121)
ppc64_cpu
ユーティリティーが CPU 周波数の読み取り時に失敗しなくなりました
以前は、
ppc64_cpu
ユーティリティーは CPU 周波数を読み取るときに失敗していました。今回の更新により、システム内の CPU の数が CPU_SETSIZE より少ない場合、または CPU_SETSIZE スレッドのみが作成される場合、各 CPU にスレッドが作成されます。その結果、上記の問題は発生しなくなり、ppc64_cpu が
失敗することもなくなりました。(BZ#1628907)