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20.4. 既知の問題
SELinux MLS ポリシーがカーネルバージョン 4.14 ではサポートされない
SELinux Multi-Level Security (MLS) ポリシーは、不明なクラスおよびパーミッションを拒否し、kernel-alt パッケージのカーネルバージョン 4.14 は、どのポリシーでも定義されていないマッピングのパーミッションを認識します。MLS ポリシーが有効で SELinux が Enforcing モードのシステムでは、すべてのコマンドが セグメンテーション違反 エラーで中断されます。MLS ポリシーが有効で SELinux が Permissive モードのシステムでは、SELinux の拒否警告が多数表示されます。カーネルバージョン 4.14 と SELinux MLS ポリシーの組み合わせはサポートされていません。
kdump は mpt3sas がブラックリストに含まれる場合にのみ vmcore を保存する
kdump カーネルが mpt3sas ドライバーを読み込むと、特定の POWER9 システムで kdump カーネルはクラッシュし、vmcore を保存できません。この問題を回避するには、/etc/sysconfig/kdump ファイルの KDUMP_COMMANDLINE_APPEND 変数に module_blacklist=mpt3sas の文字列を追加して、kdump カーネル環境から mpt3sas をブラックリストに追加します。
KDUMP_COMMANDLINE_APPEND="irqpoll maxcpus=1 ... module_blacklist=mpt3sas"
次に、
root ユーザーとして systemctl restart コマンドを実行し、kdump サービスを再起動して、設定ファイルへの変更を取得します。
~]# systemctl restart kdump.service
上記を行うと、
kdump は POWER9 システムで vmcore を保存できるようになります。(BZ#1496273)
OOM-killer が正しく機能しないことが原因で OOM の状況からの復帰に失敗する
大量のメモリーが使用されるシステムでは、out-of-memory (OOM) の状況から正しく復帰することができません。カーネルの OOM-killer は、メモリーを最も多く使用するプロセスを強制終了して、メモリーが再利用できるように開放します。ただし、OOM-killer はあまり長く待たずに 2 番目のプロセスを強制終了する場合があり、最終的に、システム上のプロセスをすべて強制終了し、以下のエラーをログに記録します。
Kernel panic - not syncing: Out of memory and no killable processes...
これが発生した場合には、オペレーティングシステムを再起動する必要があります。回避策はありません。(BZ#1405748)
HTM は IBM POWER システム上で実行中のゲストで無効設定される
Hardware Transactional Memory (HTM) 機能が原因で、現在 IBM POWER8 から IBM POWER9 ホストへのゲスト仮想マシンの移行ができず、デフォルトでは無効になっています。そのため、IBM POWER8 および IBM POWER9 ホストで実行中のゲスト仮想マシンは、手動で有効にするまで HTM を使用できません。
そのためには、これらのゲストのデフォルトの
pseries-rhel7.5 マシンタイプを pseries-rhel7.4 に変更してください。この方法で設定したゲストは IBM POWER8 から IBM POWER9 ホストに移行できません。(BZ#1525599)
ヒュージページを使用するゲストは IBM POWER8 から IBM POWER9 への移行に失敗する
IBM POWER8 ホストでは 16 MB および 16 GB のヒュージページしか使用できませんが、これらのヒュージページサイズは IBM POWER9 ではサポートされていないので、ゲストに静的なヒュージページが設定されている場合には、IBM POWER8 ホストから IBM POWER9 ホストにゲストを移行すると、失敗します。
この問題を回避するには、移行前にゲストのヒュージページを無効にして、ゲストを再起動します。(BZ#1538959)
modprobe が不正なパラメーターのカーネルモジュールの読み込みに成功する
Red Hat Enterprise Linux 7 for ARM および Red Hat Enterprise Linux 7 for IBM Power LE (POWER9) では、
modprobe コマンドを使用して不正なパラメーターのカーネルモジュールを読み込もうとすると、不正なパラメーターが無視され想定どおりにモジュールが読み込まれます。
この動作は、従来のアーキテクチャー (AMD64 および Intel 64、IBM z Systems、ならびに IBM Power Systems 等) 上の Red Hat Enterprise Linux とは異なる点に注意してください。これらのシステムでは
modprobe はエラーで終了し、上記のような状況で不正なパラメーターのモジュールが読み込まれることはありません。
すべてのアーキテクチャーにおいて、エラーメッセージは
dmesg の出力に記録されます。(BZ#1449439)

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