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第8章 デスクトップ
GNOME シェルがバージョン 3.26 にリベース
Red Hat Enterprise Linux 7.5 で、
GNOME シェル がアップストリームバージョン 3.26 にリベースされました。主な機能拡張は以下のとおりです。
- システム検索による結果のレイアウトが更新され読みやすくなり、一度により多くのアイテムを表示できるようになりました。また、システムアクションも検索できるようになりました。
設定アプリケーションのレイアウトも新しくなりました。- GNOME 3.26 では、Characters アプリケーション、Polari、GNOME IRC クライアントなど、絵文字を入力する方法がいくつか導入されました。
- GNOME の表示設定のデザインが変更になりました。
変更の詳細な一覧は、「GNOME 3.26 の紹介: "Manchester"」を参照してください。(BZ#1481381)
gnome-settings-daemon がバージョン 3.26 にリベース
Wayland ディスプレイサーバープロトコルを利用できるように gnome-settings-daemon がリベースされ、モニターの分数スケールが可能になりました。セッションでは、1 つの gnome-settings-daemon プロセスではなく、gsd-* という名前の一連のプロセスが実行されます。(BZ#1481410)
libreoffice がバージョン 5.3 にリベース
LibreOffice オフィススイートがバージョン 5.3 にアップグレードされ、機能拡張が数多く追加されました。
LibreOfficeでは、MUFFIN(My User Friendly & Flexible INterface) という名前の LibreOffice UI が新たに追加されました。- LibreOffice Writer に、テキスト領域で移動する
Go to Pageダイアログが追加されました。 - LibreOffice Writer に、テーブルスタイル機能も追加されました。
LibreOfficeに、矢印ツールボックスが追加されました。- Calc で、数値書式とデフォルトのセルスタイルが改善されました。
- LibreOffice Impress に、テンプレートセレクターが追加されました。
LibreOffice Base は、Firebird 2.5 データを読み込まなくなりました。以前のバージョンの LibreOffice で作成した組み込みの .odb ファイルは、このバージョンとは互換性がありません。
変更の詳細な一覧は、『LibreOffice 5.3 リリースノート』を参照してください。(BZ#1474303)
GIMP がバージョン 2.8.22 にリベース
GNU Image Manipulation Program (GIMP) バージョン 2.8.22 には、以下の重要なバグ修正と機能拡張が追加されました。
Core:
- 既存の .xcf.bz ファイルおよび .xcf.gz ファイルに保存すると、ファイルが切り詰められ、ファイルが大きくなることはなくなりました。
- gimp-text-fontname によって作成されたテキストレイヤーは、サイズ変更時に境界を考慮します。
GUI:
- シングルウィンドウモード (特に pixmap テーマ) における描画パフォーマンスが改善されました。
- Paint Dynamics エディターダイアログにおける
y軸は、フローではなく比率を示すようになりました。 - スプラッシュ画面のパルス状の進捗は、不明の継続時間を示します。
- LC-MS ディスプレイフィルターの Gamut 警告色の問題が解消されました。
- 編集時に太字フォントが太字にならない問題が解消されました。
- 誤った隣接アイテムの名前が変更されてしまう問題がなくなりました。
プラグイン:
- PSD ファイルをインポートする際に、間違ったレイヤーグループ構造が作成されなくなりました。
- 大きなイメージまたは大きな解像度による PDF プラグインのクラッシュが発生しなくなりました。
- 無効な PCX ファイルの解析が早期に停止されるようになり、その後セグメンテーション違反が発生することがなくなりました。
- エスケープキーで Python コンソールを閉じることができなくなりました。
Edge Detect/Difference of Gaussiansでフィルターをかけると、空のイメージを返します。- 印刷すると、イメージは白い背景に作成されるため、透明なイメージではなく黒い箱が印刷されることがなくなりました。
- 色覚異常表示フィルターが修正され、ガンマ補正が直接適用されるようになりました。
- Script-Fu の正規表現が、Unicode 文字の文字インデックスを正しく返すようになりました。
- 数値が大きくなったときの Script-Fu モジュロが修正されました。
バスク語、ブラジル系ポルトガル語、カタラン語、中国語 (中国)、チェコ語、デンマーク語、フィンランド語、ドイツ語、ギリシャ語、ハンガリー語、アイスランド語、イタリア語、カザフ語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、スロバキア語、スコットランドゲール語、スペイン語などの翻訳が更新されました。(BZ#1210840)
Inkscape がバージョン 0.92.2 にリベース
ベクトル画像処理ソフト
Inkscape がリベースされ、以前のバージョンに対する機能拡張が数多く追加されました。主な機能拡張は以下のとおりです。
- メッシュグラデーションがサポートされるようになりました。
- paint-order、mix-blend-mode など、多くの SVG2 プロパティーおよび CSS3 プロパティーがサポートされるようになりました。ただし、GUI ですべてのプロパティーを利用できるわけではありません。
- すべてのオブジェクトは、新しいオブジェクトダイアログボックスに表示されます。ここから、オブジェクトを選択、ラベル付け、非表示、およびロックすることができます。
- 選択は、ドキュメント構造にかかわらず、オブジェクトをグループにまとめることができます。
- 誤って動かさないように、ガイドをロックできるようになりました。
- 新しいパス効果がいくつか追加されました (エンベロープ/パースペクティブ、格子変形、ミラー、ローテートコピー など)。
- 拡張 (シームレスパターン拡張など) がいくつか追加されました。多くの拡張が更新され、新しい機能も追加されました。
- 色弱シミュレーターフィルターが追加されました。
- スプレーツールと測定ツールに、新しい機能がいくつか追加されました。
- ペンシルツールでは、ラインにインタラクティブスムージングを作成できます。
- BSplines は、ペンツールで利用できます。
- チェックボード背景を使用すれば、オブジェクトの透明度をより簡単に表示できます。(BZ#1480184)
webkitgtk4 がバージョン 2.16 にリベース
webkitgtk4 パッケージがバージョン 2.16 にアップグレードされ、機能拡張が数多く追加されました。主な機能拡張は以下のとおりです。
- メモリー消費を減らすために、オンデマンドでハードウェアのアクセラレーションが有効になります。
- webkitgtk4 に、ハードウェアのアクセラレーションポリシーを設定する WebKitSetting プラグインが追加されました。
- CSS グリッドレイアウトがデフォルトで有効になります。
- 一時的な web ビューを作成する新しい API が追加され、プライベートブラウジングが改善されました。
- ウェブサイトのデータを処理する API が新たに追加されました。
- 新たに 2 つのデバッグツール (メモリーサンプラーとリソース使用オーバーレイ) を利用できるようになりました。
- GTK+ フォント設定が有効になりました。
- GTK+ バージョン 3.20 以降を使用すると、テーマレンダリングパフォーマンスが改善されます。(BZ#1476707)
qt5 がバージョン 5.9.2 にリベース
qt5 パッケージがアップストリームバージョン 5.9.2 にアッグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正および機能拡張が数多く追加されました。qt5 には、以下が追加されています。
- パフォーマンスと安定性の強化
- 長期サポート
- C++11 サポートの強化。Qt 5.9 には、C++11 準拠のコンパイラーが必要になります。
- Qt Quick Controls 2。埋め込みデバイスをサポートする新しいモジュールです。(BZ#1479097)
新パッケージ: qgnomeplatform
QGnomePlatform テーマモジュールが Red Hat Enterprise Linux に追加されました。GNOME デスクトップ環境では、Qt 5 で作成したアプリケーションで、現在のビジュアル設定が有効になります。(BZ#1479351)
ModemManager がバージョン 1.6.8 にリベース
ModemManager パッケージがアップストリームバージョン 1.6.8 にアップグレードされ、新しいモデムハードウェアをサポートするようになりました。以前のバージョンに対する機能拡張が数多く追加されています。たとえば、
libqmi ライブラリーが 1.18.0 に、libmbim ライブラリーが 1.14.2 に、usb_modeswitch ツールが 2.5.1 に、そして usb-modeswitch-data パッケージが 20170806 にアップグレードされました。(BZ#1483051)
新パッケージ: libsmbios
Red Hat Enterprise Linux 7.5 には、フラッシュハブ TPM (Trusted Platform Module) および Synaptics MST (Micro Systems Technology) をサポートする libsmbios パッケージが含まれます。libsmbios は、SMBIOS テーブルなどの標準 BIOS テーブルから情報を取得するクライアントプログラムが使用可能なライブラリーおよびユーティリティーです。(BZ#1463329)
mutter がバージョン 3.26 にリベース
mutter パッケージがバージョン 3.26 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正および機能拡張が数多く追加されました。
最も重要なバグ修正は、以下のとおりです。
- ショートカット抑制ダイアログが再表示されると突然終了する
- モニター設定の移行時に突然終了する
- X11 セッションにおけるマルチヘッドリグレッション
- 画面の回転リグレッション
- タブレット端末を再接続すると突然終了する
主な機能拡張は以下のとおりです。
- ヘッドレス実行のサポート
- サンドボックスアプリケーション ID に対する snap パッケージのサポート
- _NET_RESTACK_WINDOW および ConfigureRequest シブリングのサポート
- mutter が _NET_NUMBER_OF_DESKTOPS をエクスポート
- mutter がタイル表示されたウィンドウのサイズを変更可能
- ラテン以外でのキー割り当てが解決
- タイリング情報のクライアントへのエクスポートのサポート
- 複数のセクションでモニターレイアウトを引き継げるようになる (BZ#1481386)
SANE_USB_WORKAROUND 環境変数により、古いスキャナーを USB3 で使用可能
以前のリリースでは、特定の古いタイプのスキャナーを USB3 ポートにプラグインした時に、SANE (Scanner Access Now Easy) がそれらのスキャナーと通信できませんでした。今回の更新で、
SANE_USB_WORKAROUND 環境変数が追加されました。これを 1 に設定すると、この問題を排除できます。(BZ#1458903)
ビデオストリーム処理を改善するために libyami パッケージを追加
今回の更新で、libyami パッケージが Red Hat Enterprise Linux 7 に追加され、ビデオストリーム処理が改善されました。具体的には、ハードウェアアクセラレーションを用いて、ビデオストリームが解析およびデコードされます。(BZ#1456906)
netpbm がバージョン 10.79.00 にリベース
netpbm パッケージがバージョン 10.79.00 にアップグレードされ、これらのパッケージに含まれる複数のプログラムに対するバグ修正や拡張機能が数多く追加されました。詳細な変更ログについては
/usr/share/doc/netpbm/HISTORY ファイルを参照してください。(BZ#1381122)
Red Hat Enterprise Linux 7.5 で libva をサポート
Libva は、VA-API (Video Acceleration API) の実装です。
VA-API は、オープンソースライブラリーと API 仕様で、動画処理に対するグラフィックスハードウェアアクセラレーション機能へのアクセスを提供します。これは、メインライブラリーおよびサポートされている各ハードウェアベンダーに対するドライバー固有のアクセラレーションバックエンドから構成されます。(BZ#1456903)
GStreamer が mp3 をサポート可能に
MPEG-2 Audio layer III デコーダー (一般的には
mp3 として知られています) が GStreamer に追加されています。mp3 サポートは、mpeg123 ライブラリーと、対応する GStreamer プラグインで利用できます。
GNOME Software、または様々な GStreamer アプリケーションで codec インストーラーを使用して、mp3 プラグインをダウンロードできます。(BZ#1481753)
GNOME control-center がバージョン 3.26 にリベース
Red Hat Enterprise Linux 7.5 で、control-center がアップストリームバージョン 3.26 にリベースされました。主な機能拡張は以下のとおりです。
夜間モードは、1 日の時刻に応じてディスプレイの色を変更する新たな機能です。画面の色は、それぞれの地域の日出と日入り時刻を元に変化します。あるいは、カスタムスケジュールに設定することもできます。夜間モードは、X11とWaylandディスプレイサーバープロトコルの両方で機能します。- 今回の更新で、
設定アプリケーションに新しいレイアウトが導入されました。アイコンが平面的に並べられるレイアウトがサイドバー形式に置き換えられ、異なる設定領域の間で切り替えを行うことができます。さらに、設定ウィンドウが大きくなりサイズの変更も可能になりました。 - GNOME の
ネットワーク設定が改善されました。Wi-Fiは専用の設定領域を持ち、ネットワーク設定ダイアログが更新されました。 - GNOME の
ディスプレイ設定のデザインが変更されました。新しいデザインでは、関連性のある設定が正面に表示されます。複数のディスプレイが接続されている場合は、ボタンの並びが表示され、希望の使用方法を選択することができます。新しいディスプレイ設定には、新たなスケーリング設定のプレビューバージョンが含まれます。この機能により、画面に表示される対象物のサイズを、お使いのディスプレイの解像度 (PPI または DPI と呼ばれます) に合わせて調整することができます。X11ではディスプレイごとの設定がサポートされないので、Waylandが推奨される点に注意してください。
新パッケージ: emacs-php-mode
今回の更新で、新たな emacs-php-mode パッケージが Red Hat Enterprise Linux 7 に追加されました。emacs-php-mode により Emacs テキストエディターに PHP モードが提供されるため、より良い PHP 編集が可能になります。(BZ#1266953)
オランダ語のキーボードレイアウトを提供
オランダ語の Red Hat Enterprise Linux のインストールにおいて、Windows OS で使用される US インターナショナルマップを模擬する新たなキーボードマップが提供されるようになりました。新たな
latn1-pre.mim keymap ファイルにより、単一のキーマップおよび区分表示符を活用し、英語とオランダ語の両方を簡単に入力することができます。(BZ#1058510)

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