第6章 クラスタリング

Pacemaker クラスターにクエリーを行うための新たな SNMP エージェント

新たな pcs_snmp_agent エージェントにより、SNMP を用いて Pacemaker クラスターにデータをクエリーすることができます。このエージェントにより、クラスター、そのノード、およびそのリソースに関する基本的な情報が得られます。このエージェントの設定方法については、pcs_snmp_agent(8) man ページおよび『High Availability Add-On リファレンス』を参照してください。(BZ#1367808)

Amazon Web Services 上の Red Hat Enterprise Linux High Availability クラスターに対するサポート

Red Hat Enterprise Linux 7.5 は、Amazon Web Services (AWS) 上の仮想マシン (VM) の High Availability クラスターをサポートします。AWS 上の Red Hat Enterprise Linux High Availability クラスターの設定方法については、「Installing and Configuring a Red Hat Enterprise Linux 7.5 (and later) High-Availability Cluster on Amazon Web Services (AWS)」を参照してください。(BZ#1451776)

Microsoft Azure 上の Red Hat Enterprise Linux High Availability クラスターに対するサポート

Red Hat Enterprise Linux 7.5 は、Microsoft Azure 上の仮想マシン (VM) の High Availability クラスターをサポートします。Microsoft Azure 上の Red Hat Enterprise Linux High Availability クラスターの設定方法については、「Installing and Configuring a Red Hat Enterprise Linux 7.5 (and later) High-Availability Cluster on Microsoft Azure」を参照してください。(BZ#1476009)

該当するパラメーターが変更された場合に限り、リソースクリーンアップ時にアンフェンシングを実施

以前のリリースでは、アンフェンシングをサポートするフェンスデバイス (fence_scsi または fence_mpath 等) を含むクラスターでは、通常のリソースクリーンアップまたは STONITH リソースのクリーンアップにより (すべてのリソースの再起動を含む)、必ずアンフェンシングが実施されていました。今回の更新で、アンフェンシングをサポートするデバイスに対するパラメーターが変更された場合にだけ、アンフェンシングが実施されるようになりました。(BZ#1427648)

pcsd ポートを任意に設定可能に

pcsd がリッスンするポートを pcsd 設定ファイルで変更できるようになりました。また、カスタムポートを使用して pcspcsd と通信できるようになりました。この機能は、主にコンテナ内で pcsd を使用するためのものです。(BZ#1415197)

AWS Python ライブラリーおよび CLI クライアントがフェンシングおよびリソースエージェントをサポート可能に

この機能拡張により、Amazon Web Services Python ライブラリー (python-boto3、python-botocore、および python-s3transfer) ならびに CLI クライアント (awscli) が、高可用性セットアップのフェンシングおよびリソースエージェントをサポートするようになりました。(BZ#1512020)

Azure Python ライブラリーが HA セットアップにおけるフェンシングをサポート可能に

この機能拡張により、Azure Python ライブラリー (python-isodate、python-jwt、python-adal、python-msrest、python-msrestazure、および python-azure-sdk) が、高可用性セットアップのフェンシングをサポートするようになりました。(BZ#1512021)

新機能を sbd バイナリーに追加

コマンドラインツールとして使用される sbd バイナリーで、以下の新機能を利用できるようになりました。
  • ウォッチドッグデバイス機能を容易に検証する機能
  • 利用可能なウォッチドッグデバイスのリストをクエリーする機能
sbd コマンドラインツールの詳細については、sbd(8) man ページを参照してください。(BZ#1462002)

sbd がバージョン 1.3.1 にリベース

sbd パッケージがアップストリームバージョン 1.3.1 にリベースされました。このバージョンには、以下の変更が取り込まれています。
  • ウォッチドッグデバイスをテストしクエリーを行うためのコマンドの追加
  • コマンドラインオプションおよび設定ファイルの見直し
  • reboot ではなく off アクションの適切な処理 (BZ#1499864)

デフォルトで、リソースの処理が保留中の時もクラスターステータスが表示される

Pacemaker が record-pending オプションをサポートするようになりました。以前のリリースではこのオプションのデフォルトは false で、クラスターステータスはリソースのその時のステータス (開始済みまたは停止済み) しか表示しませんでした。record-pending のデフォルトが true になり、リソースが開始または停止プロセス中であってもクラスターステータスが表示されるようになりました。(BZ#1461976)

clufter がバージョン 0.77.0 にリベース

clufter パッケージがアップストリームバージョン 0.77.0 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正および新機能が数多く追加され、ユーザーエクスペリエンスが向上しました。主な更新点は以下のとおりです。
  • corosync.conf 等価が cluster_name オプションを省略する状況で (`pcs` による標準的な設定とは異なる状況)、pcs2pcscmd-needle コマンドと共に clufter を使用して既存の設定を変換する場合、生成されるシーケンスの pcs cluster setup コマンドによりクラスター誤設定が発生することがなくなりました (要求されるクラスター名の規定として、始めに指定されたノードの名前を変換)。元の設定を正確に反映するために、このコマンドに --encryption 0|1 スイッチが追加されました。
  • スクリプト的な出力シーケンス (例: clufter コマンドの ccs2pcscmd および pcs2pcscmd ファミリーにより生成されるシーケンス) では、オペレーティングシステムが対応するコメントアウト行を適切に処理するように、意図したシェルインタープリターが正しいフォーマットで生成されるようになりました。(BZ#1381531)
  • clufter ツールは、pcs を活用する近年追加された設定方法 (クォーラムデバイス用ヒューリスティック、最上位の bundle リソースユニットのメタ属性) にも対応し、既存の設定を反映するために、pcs を使用した設定コマンドシーケンスを生成することができます。
clufter 機能の詳細については、clufter(1) man ページまたは clufter -h コマンドの出力を参照してください。clufter の使用例については、Red Hat ナレッジベースの記事「Using the clufter tool in Red Hat Enterprise Linux」を参照してください。(BZ#1509381)

Sybase ASE フェイルオーバーのサポートを追加

Red Hat High Availability Add-On において、ocf:heartbeat:sybaseASE リソースを使用して Sybase ASE フェイルオーバーがサポートされるようになりました。パラメーターを表示するには、このリソースを設定して pcs resource describe ocf:heartbeat:sybaseASE コマンドを実行します。このエージェントの詳細については、ocf_heartbeat_sybaseASE(7) man ページを参照してください。(BZ#1436189)

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