第1章 概要

セキュリティーおよびコンプライアンス

  • クラウドやリモートでホストされるシステムのセキュリティーが改善され使用性が強化されたことで、起動時に Network Bound Disk Encrypted (NBDE) デバイスのロックをよりセキュアに解除できるようになりました。これにより、頻繁に不都合なタイミングで行われるブートプロセス時に、手動介入が必要なくなります。
  • OpenScap と Red Hat Ansible Automation を統合することで、コンプライアンスの問題修正の自動化を簡単にし、管理者がより効率的に環境全体でポリシーをデプロイできるようになりました。
  • Precision Time Protocol (PTP) および Network Time Protocol (NTP) のボンディングインターフェースでのフェイルオーバーが追加され、正確なタイムスタンプや同期の必要性に対応し、コンプライアンスが改善されました。
詳細は「14章セキュリティー」および「7章コンパイラーとツール」を参照してください。

パフォーマンスと効率性

  • プライマリーストレージを圧縮し、インラインの重複を排除することで、データの冗長を減らすように設計された Virtual Data Optimizer (VDO) が導入されました。組み込みのデータ削減技術により、ストレージ効率を増やし、ストレージコストを削減します。
  • Distributed File System (DFS) が、Server Message Block (SMB) プロトコルバージョン 2 および 3 でもサポートされるようになりました。これにより、Windows システムの管理者は、複数の SMB ファイルシステムを単一の仮想ファイルシステムにまとめることができます。
詳細については、「16章ストレージ」および「9章ファイルシステム」を参照してください。

プラットフォームの管理性

  • 個別システムのストレージ、ネットワーク、コンテナー、サービスなどを管理するインターフェースを簡素化するように設計された Cockpit 管理コンソールの使用性を強化しました。
  • 新しいユーティリティー boom が追加され、LVM スナップショットやイメージのブートローダーエントリーの管理を向上させるコマンドラインツールや API が提供されるようになりました。
詳細は、「17章システムとサブスクリプション管理」および「16章ストレージ」を参照してください。

アイデンティティー管理およびアクセス制御

  • Identity Management では、フォレスト間のトラストに Windows Server 2016 フォレスト/ドメイン機能レベルがサポートされるようになりました。
  • Directory Server での複製時の競合エントリーを処理する機能が強化されました。
  • OpenLDAP スイートが Network Security Services の Mozilla 実装の代わりに OpenSSL ライブラリーでコンパイルされるようになりました。
  • samba パッケージは、アップストリームバージョン 4.7.1 にアップグレードされました。特に、Red Hat Enterprise Linux の Samba スイートは、デフォルトで SMB プロトコルバージョン 3 を使用するようになりました。
  • System Security Services Daemon (SSSD) の機能拡張が複数追加されました。
  • Identity Management が提供する Active Directory 統合のパフォーマンスと安定性が強化されました。
詳細は、「5章認証および相互運用性」を参照してください。

新規カーネルバージョンでのアーキテクチャーのサポート

Red Hat Enterprise Linux 7.5 には、kernel-alt パッケージが同梱されています。これには、以下のアーキテクチャーをサポートするカーネルバージョン 4.14 が含まれます。
  • 64 ビットの ARM
  • IBM POWER9 Little Endian (リトルエンディアン)
  • IBM z Systems
詳細については、「2章アーキテクチャー」を参照してください。

仮想化

  • KVM 仮想化が、IBM POWER8 システムでサポートされるようになりました。さらに今回の更新で、IBM POWER9 Little Endian (リトルエンディアン) および IBM z Systems 上での KVM 仮想化に対するサポートが追加されました。ただし、これには kernel-alt パッケージで提供されるカーネルバージョン 4.14 を使用する必要があります。
詳細については、「18章仮想化」および「2章アーキテクチャー」を参照してください。

Red Hat Insights

Red Hat Enterprise Linux 7.2 以降では、Red Hat Insights サービスが利用可能になっています。Red Hat Insights は、使用中のデプロイメントに影響が及ぶ前に既知の技術的問題を特定し、分析、解決することを可能にするよう設計されたプロアクティブなサービスです。Insights では、Red Hat サポートエンジニアの知見、文書化されたソリューション、および解決済みの問題を組み合わせて活用し、システム管理者に適切な実行可能な情報を提供します。
このサービスは、カスタマーポータル または Red Hat Satellite でホストされており、そこから提供されます。ご使用中のシステムを登録するには、スタート に記載の手順に従ってください。

Red Hat Customer Portal Labs

Red Hat Customer Portal Labs はカスタマーポータルにあるツールセットで、https://access.redhat.com/labs/ から入手できます。Red Hat Customer Portal Labs のアプリケーションは、パフォーマンスの改善、迅速なトラブルシュート、セキュリティー問題の特定、複雑なアプリケーションの迅速なデプロイと設定に役立ちます。一般的なアプリケーションは以下の通りです。

このページには機械翻訳が使用されている場合があります (詳細はこちら)。