19.5. バグ修正

ld リンカーが、正しい動的実行可能ファイルを生成

従来、64 ビット ARM アーキテクチャーでは、ld リンカーは正しい動的実行可能ファイルを生成することができず、Go 言語コンパイラー go により呼び出された場合に中断していました。リンカーが更新され、コピーの再配置を正しく扱うことができるようになりました。その結果、上記の状況でリンカーが異常を起こすことはなくなりました。(BZ#1430743)

ld リンカーが、一定のデータに対して正しい動的再配置を生成

従来、64 ビット ARM アーキテクチャーでは、ライブラリーと実行可能ファイル間で共有される一定のデータに対して、ld リンカーは間違った動的再配置を生成していました。その結果、生成された実行可能ファイルがリソースを大量に消費し、共有データがアクセスされると突然中断していました。リンカーが更新され、正しい動的再配置を生成するようになり、上記の問題は発生しなくなりました。(BZ#1452170)

64 ビット ARM システムで qrwlock を有効化

今回の更新で、64 ビット ARM システムに対してキューの読み取り/書き込みをロックする qrwlock が導入されました。このメカニズムの実装により、グローバルタスクロックで競合している複数の CPU が公平に扱われ、パフォーマンスが向上しロック不足を回避することができます。この変更により、既知の問題 (以前のリリースで生じていた高負荷時のソフトロックアップ) も解消しています (Red Hat Bugzilla #1454844 を参照)。
以前のバージョンの Red Hat Enterprise Linux 7 for ARM 用にビルドされたカーネルモジュールは (kernel-alt パッケージに対して)、更新されたカーネルに対して再度ビルドする必要がある点に注意してください。

CMA をデフォルトで無効化

メモリーが 1 G 以下に制限された 64 ビット ARM の Red Hat Enterprise Linux システムでは、Contiguous Memory Allocator (CMA) が大量のメモリーを消費し、残りのカーネルに十分な量のメモリーが配分されませんでした。その結果、カーネルまたは特定のユーザー空間アプリケーション (Linux での共有メモリー (SHM)(/dev/shm) 等) で out-of-memory (OOM) の状況が発生することがありました。
すべてのアーキテクチャーについて、Red Hat Enterprise Linux カーネルでの CMA のサポートがデフォルトでは無効になり、CMA が原因で OOM が発生することはなくなりました。(BZ#1519317)

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