第24章 認証および相互運用性

AD および LDAP の sudo プロバイダーの使用

AD (Active Directory) プロバイダーは AD サーバーへの接続に使用するバックエンドです。Red Hat Enterprise Linux 7.2 から、AD sudo プロバイダーと LDAP プロバイダーの併用はテクノロジープレビューとして利用可能になっています。AD sudo プロバイダーを有効にするには、sssd.conf ファイルの [domain] セクションに sudo_provider=ad 設定を追加します。(BZ#1068725)

DNSSEC が IdM でテクノロジープレビューとして利用可能

統合 DNS を備える Identity Management (IdM) サーバーで DNSSEC (DNS Security Extension) がサポートされています。DNSSEC とは DNS プロトコルの安全性を強化する DNS に対する機能拡張セットです。IdM サーバーでホストされる DNS ゾーンには DNSSEC を使用した自動署名が可能です。暗号キーは自動的に生成、回転されます。
DNSSEC で DNS ゾーンの安全性を強化する決定をした場合は、以下のドキュメントを参照することが推奨されます。
統合 DNS を備えた IdM サーバーは DNSSEC を使って、他の DNS サーバーから取得する DNS の応答を認証します。DNS ゾーンが、Red Hat Enterprise Linux ネットワークガイド (https://access.redhat.com/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/7/html/Networking_Guide/ch-Configure_Host_Names.html#sec-Recommended_Naming_Practices) に記載の推奨命名規則に準じた設定ではない場合は、その可用性に影響する場合があるため注意してください (BZ#1115294)。

Identity Management JSON-RPC API がテクノロジープレビューとして利用可能

API が Identity Management (IdM) で利用可能になりました。API を表示するために、IdM は API ブラウザーをテクノロジープレビューとして提供しています。
Red Hat Enterprise Linux 7.3 では、IdM API は複数バージョンの API コマンドを有効とするように機能拡張されました。これまでは、機能拡張では、コマンドによる動作が互換性のない方法で変更されていました。今回の更新では、ユーザーは IdM API が変更されても、既存のツールやスクリプトを引き続き使用することができます。これにより、以下が可能になっています。
  • 管理者は、管理しているクライアント以外のサーバー上で IdM の以前のバージョンもしくは最近のバージョンを使用することができます。
  • IdM のバージョンが変更されても、開発者は特定バージョンの IdM コールを使用することができます。
すべてのケースでサーバーとの通信は可能になっています。例えば、ある機能向けの新オプションが新しいバージョンで導入されていて、通信の一方の側でこれを使用していたとしても、特に問題ありません。
API に使用に関する詳細情報は、https://access.redhat.com/articles/2728021 を参照して下さい (BZ#1298286)。

Custodia シークレットサービスプロバイダーが利用可能

シークレットサービスプロバイダーの Custodia がテクノロジープレビューとして利用可能になっています。Custodia はキーやパスワードを保存したり、それらのプロキシーとして機能します。
詳細については、アップストリームのドキュメント http://custodia.readthedocs.io を参照してください。(BZ#1403214)

コンテナー化された Identity Management サーバーがテクノロジープレビューとして利用可能

rhel7/ipa-server コンテナーイメージがテクノロジープレビューとして利用可能になっています。rhel7/sssd コンテナーイメージは完全サポートとなっていることに留意してください。
詳細は Using Containerized Identity Management Services を参照してください。(BZ#1405325, BZ#1405326)