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自動パーティショニングで
キックスタートのインストールに失敗すると自動的に
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第11章 インストールと起動
自動パーティショニングで /home/
が作成されないようにするキックスタートファイル内の autopart --nohome
今回の更新では、
/home/
パーティションの自動作成を無効にするために、キックスタートファイルの autopart
コマンドに --nohome
オプションが追加されました。今回の機能拡張で、/home/
パーティションの作成を回避する場合に、手動でパーティショニングをする必要がなくなります。今回の更新の結果、自動でパーティショニングを作成した場合にも /home
パーティションが作成されません (BZ#663099)。
Anaconda
による RAID チャンクサイズの有効化
今回の更新では、キックスタートファイルの
raid
ユーティリティーに --chunksize
パラメーターを設定して RAID ストレージのチャンクサイズを KB 単位で指定できるようになりました。--chunksize
パラメーターは、デフォルトの値を上書きします。そのため、新しくチャンクサイズを指定することで、デフォルト値がパフォーマンスに与える悪影響を回避することができます (BZ#1332316)。
Anaconda テキストモードによる IPoIB インターフェースのサポート
今回の更新では、テキストモードで手動インストールする際の IP over InfiniBand (IPoIB) ネットワークインターフェースのサポートが追加されました。IPoIB インターフェースのステータス情報を表示して、インターフェースの設定を変更できるようになりました (BZ#1366935)。
stage2 またはキックスタートファイルでネットワークの場所を複数指定してインストールの失敗を回避
今回の更新では、
inst.stage2
および inst.ks
ブートオプションで stage2 やキックスタートファイルのネットワークの場所を複数指定できるようになりました。これにより、stage2 またはキックスタートファイルで問い合わせたサーバーにアクセスできない場合に、要求ファイルに到達できなかったり、インストールに失敗したりする状況が回避されます。
今回の新しい更新では、複数の場所を指定されるのでインストールの失敗を回避できます。定義した場所がすべて
HTTP
、HTTPS
または FTP
の URL の場合には、要求ファイルが正常にフェッチされるまで順番に問い合わせが試行されます。URL 以外の場所がある場合には、最後に指定された場所のみが試行され、残りの場所は無視されます (BZ#1391724)。
ハードディスクドライブおよび USB からのドライバーディスクの読み込みの有効化
今回の更新では、ネットワーク経由や
initrd
から読み込むのではなく、ハードディスクドライブまたは同様のデバイスからドライバーディスクを読み込むことができるようになりました。インストールは、キックスタートまたは起動オプションを使用して続行できます。
手順は以下のとおりです。
1. ハードディスクドライブ、USB または同様のデバイスのドライバーディスクを読み込みます。
2. このデバイスに対して
DD
などのラベルを設定します。
注記:
キックスタートでのインストールの場合は、
driverdisk LABEL=DD:/e1000.rpm
上記をキックスタートファイルに追加します。
起動オプションを指定する場合には、起動の引数として以下を指定して、
inst.dd=hd:LABEL=DD:/dd.rpm
インストールを開始します。
キックスタート、起動オプションのいずれの場合も
DD
は具体的なラベルに、dd.rpm
は具体的な名前に置き換えます。LABEL
には、inst.repo
コマンドでサポートされている内容を使用してハードディスクドライブを指定します。キックスタートの driverdisk
コマンドの LABEL
を指定する引数には、英数字以外は使用しないでください (BZ#1377233)。
inst.debug
を使用することで anaconda
のインストールの問題のデバッグをより簡素化にする
今回の更新では、
inst.debug
起動オプションを指定して Anaconda
のインストールを開始することでマシンの初期段階に関するログを保存する機能が追加されました。このオプションは、/tmp/pre-anaconda-logs/
ディレクトリーに lsblk
、dmesg
、lvmdump
の 3 つのログを追加で保存し、インストール時に発生した問題のデバッグを簡素化できます (BZ#1255659)。
キックスタートのインストールに失敗すると自動的に %onerror
スクリプトがトリガーされる
今回の機能拡張では、
anaconda
インストールに失敗した場合に、キックスタートファイルの %onerror
セクションが確実に実行されるようになりました。これらのスクリプトを使用して、さらに検証が行えるようにログを自動的に収集できるようになりました。今回の更新の結果、インストール時にトレースバックや別の致命的なエラーが発生した場合に、インストーラーが %onerror
スクリプトを実行して、%traceback
スクリプトにより、エラーがトレースバックにより発生したかどうかが確認されます (BZ#1412538)。
LVM シンプールの自動パーティショニングの動きに変更を追加
以前のリリースでは、キックスタートファイル、対話式インストールのいずれを使用した場合でも、インストールで作成または使用した論理ボリューム管理 (LVM) の新プールで、全サイズの 20% が確保されていました。
今回の更新で以下の変更が加えられました。
- 自動パーティショニングで LVM のシンプールを作成した場合に、ボリュームグループのサイズの 20 % (最小サイズ 1 GiB、最大サイズ 100 GiB) が確保されます。
- キックスタートファイルで
logvol --thinpool --grow
コマンドを使用した場合には、シンプールは最大許容サイズに拡大され、ボリュームグループのサイズを増やす容量がなくなります。このような場合には、volgroup --reserved-space
またはvolgroup --reserved-percent
コマンドを使用して、ボリュームグループ用に領域を確保することができ、またこれが推奨されます (BZ#1131247)。
32 ビットのブートローダーは UEFI で 64 ビットのカーネルを起動できるようになる
今回の更新では、32 ビットのブートローダーを使用して UEFI ファームウェアが含まれるシステムで grub2-i386-efi などの 64 ビットのカーネルを起動できるようになりました (BZ#1310775)。
Lorax は SSL エラーを無視できるようになる
以前のリリースでは
lorax
ツールは 自己署名の証明書を指定した HTTPS リポジトリーを使用できませんでした。使用しようとすると、エラーが発生してそれ以降に続行する方法がありませんでした。今回の更新では ユーティリティーに --noverifyssl
のコマンドラインオプションが追加され、サーバーの証明書の検証を省略してエラーを無視できるようになりました (BZ#1430483)。
shim-signed がバージョン 12-1 にリベース
今回の更新では shim-signed パッケージがアップストリームバージョン 12-1 にアップグレードされ、1 つ前のバージョンに対して多くのバグ修正および機能拡張が加えられています。特に、32 ビットの UEFI ファームウェアおよび Extensible Firmware Interface (EFI) ユーティリティーが追加されました (BZ#1310764)。
killproc()
および status()
に対する後方互換性の有効化
今回の更新以前は、Red Hat Enterprise Linux 7 に含まれる
/etc/rc.d/init.d/functions
スクリプトには、対応する Red Hat Enterprise Linux 6 機能の一部が欠けていました。initscripts パッケージが更新され、/etc/rc.d/init.d/functions
ファイルの killproc()
および status()
の関数に -b
オプションのサポートが追加されました。今回の追加で、Red Hat Enterprise Linux 6 に対する後方互換の対応が可能になり、Red Hat Enterprise Linux 6 から Red Hat Enterprise Linux 7 へのアップグレード時に発生する可能性のある不具合を回避できるようになりました (BZ#1428935)。
Anaconda はネットワークが利用可能になるまで待機してからインストールを開始可能になった
環境によっては、最初の DHCP 要求が失敗すると想定されている場合もあります。以前のリリースでは、最初の DHCP が失敗すると、
Anaconda
がインストールを続行して、特に後ほど接続を手動で確立できない自動インストールで問題が発生する可能性がありました。今回の更新では、Anaconda
の新しい起動オプション、inst.waitfornet=X
が導入され、インストール続行前にインストーラーが強制的に、ネットワークの確立まで X
秒待機するようになりました。接続が確立されるか、指定の時間間隔が経過したら、インストールが続行されます (BZ#1315160)。
DHCP_FQDN
によりシステムの完全修飾ドメイン名が指定できるようになった
以前のリリースでは、システムのホスト名を指定する際に、
DHCP_HOSTNAME
ディレクティブを必要とする ifcfg
インターフェースの設定ファイルを使用していました。新しい initscripts の DHCP_FQDN
ディレクティブは、システムの完全修飾ドメイン名も指定できます。これは、DHCP_HOSTNAME
ディレクティブを補足するもので、DHCP_HOSTNAME
と DHCP_FQDN
の両方が指定された場合には DHCP_FQDN
のみが使用されます (BZ#1260552)。
インストールプロセス中にシン論理ボリュームのスナップショットを作成できるようになる
今回の更新では新しいキックスタートコマンド、
snapshot
のサポートが追加されました。このコマンドにより、インストール前または後に LVM シンボリュームスナップショットを作成できるようになりました。利用可能なオプションは以下のとおりです。
- <vg_name>/<lv_name>: スナップショットを作成するボリュームグループと論理ボリュームの名前を指定します。
- --name=: スナップショットの名前を指定します。
- --when=: インストール開始前にスナップショットを作成する場合に
pre-install
を指定します。これは、アップグレード前にシステムの状態を保存する場合に便利です。または、追加の変更を加える前に新規インストールしたシステムのスナップショットを作成するにはpost-install
を指定します。
これら 3 つのオプションは必須です。また、単一のキックスタートファイルでこのコマンドを複数回使用してインストール前/後にスナップショットを作成したり、複数の論理ボリュームのスナップショットを作成したりできます。このコマンドを指定する際は、
--name=
パラメーター毎に一意名を指定するようにしてください (BZ#1113207)。
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