Red Hat Training

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第63章 ストレージ

クラスター内の RAID 上でのシンプロビジョニングはサポートされていません

RAID 論理ボリュームとシンプロビジョニングされた論理ボリュームは、排他的にアクティブ化されたときにクラスターで使用できますが、現在、クラスター内の RAID の上にシンプロビジョニングすることはサポートされていません。組み合わせが排他的にアクティブになっている場合でも、これが当てはまります。現在、この組み合わせは、LVM のシングルマシンの非クラスターモードでのみサポートされています。(BZ#1014758)

LVM または md デバイスに、以前のインストールからのメタデータがあると、Anaconda インストールが失敗する場合があります。

マルチパスされるディスクが以前のインストールから LVM や md メタデータですでに起動しているマシン上での Red Hat Enetrprise Linux 7 インストール中に、マルチパスはデバイス上で設定されず、Anaconda が起動している間に LVM/md はパスデバイスの 1 つに設定されます。これにより、Anaconda で問題が発生し、インストールに失敗する場合があります。この問題を回避するには、インストール用に起動時に mpath.wwid=<WWID > をカーネルコマンドラインに追加します。<WWID > は、マルチパスを要求するデバイスの wwid です。この値は、scsi デバイスの ID_SERIAL udev データベース値、および DASD デバイスの ID_UID と同じです。(BZ#1378714)