第46章 カーネル

セカンダリーコアがオフラインでないと kexec が失敗する

特定の状況では、セカンダリーコアのオフライン化が HP ProLiant m400 や AppliedMicro Mustang などの AppliedMicro X-Gene プラットフォームで失敗します。この結果、カーネルパニックが発生すると、カーネルは kexec による kdump クラッシュダンプメカニズムの機能に失敗することがあります。その結果、カーネルクラッシュダンプファイルが保存されません。(BZ#1218374)

キャッシュの間違ったフラッシュによるファイルシステムの破損は修正されたものの、I/O 操作が遅い

megaraid_sas ドライバーのバグのために、システムシャットダウン、再起動、電源切れの際にディスク書き込みバックキャッシュでファイルシステムが使用されると、ファイルシステムの破損が発生していました。今回の更新では megaraid_sas を修正し、フラッシュキャッシュコマンドを正確に RAID カードに送信します。この結果、RAID カードファームウェアも更新すると、このような状況下では、ファイルシステムは破損しなくなりました。
Broadcom megaraid_sas RAID アダプターを使用すると、システムログ (dmesg) の機能を確認できます。適切な機能は以下の文字列で示されます。
FW supports sync cache Yes
この修正によりキャッシュが適切にフラッシュされるようになったので、I/O 操作が遅くなることがあることに留意してください。(BZ#1380447)

Wacom Cintiq 12WX 外して入れなおすと再検出されない

同じ USB ポートで Wacom Cintiq 12WX をすばやく外して入れなおすと、このタブレットは現在認識されません。この問題を回避するには、入れなおす時に 3-5 秒待ってください。(BZ#1458354)

仮想 DVD を使った IBM POWER8 マシンへのインストールが GUI 起動時に失敗する

Red Hat Enterprise Linux 7.4 を特定の IBM POWER8 ハードウェア (S822LC マシンを含む) にインストールする際に、Anaconda GUI 起動時にこれが失敗することがあります。
この問題は X11 の起動エラーが特徴で、その後に Anaconda 画面に Pane is dead というメッセージが表示されます。
この問題を回避するには、inst.text をカーネルコマンドラインに追加し、テキストモードでインストールします。
この問題は仮想 DVD インストールに限られており、netboot イメージで追加のテストを行うと GUI インストールができるようになります。(BZ#1377857)

VMWare ESXi 5.5 でキーボードショートカットを使って全画面モードに入ると画面に問題が発生する

VMWare ESXi 5.5 ホスト上で Red Hat Enterprise Linux 7.4 を仮想マシンゲストとして稼働している際に Ctrl+Alt+Enter を押してコンソールで全画面モードに入ると、画面が使用できなくなります。同時に、以下のようなエラーがシステムログ (dmesg) に保存されます。
[drm:vmw_cmdbuf_work_func [vmwgfx]] *ERROR* Command buffer error.
この問題を回避するには、仮想マシンをシャットダウンして .vmx 設定ファイルを開き、以下のパラメーターを追加または修正します。
svga.maxWidth = X
svga.maxHeight = Y
svga.vramSize = "X * Y * 4"
ここでの X と Y は、使用中の画面の水平方向および垂直方向の解像度に置き換えます。svga.vramSize パラメーターは、X x Y x 4 の値を取ります。例えば、解像度が 1920x1080 の場合、以下のようになります。
svga.maxWidth = 1920
svga.maxHeight = 1080
svga.vramSize = "8294400"
この問題が報告されているのは、VMWare ESXi 5.5 のバージョンのみです。他のバージョンでは問題なく全画面モードに入れます。(BZ#1451242)