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第22章 全般的な更新

Systemd への CtrlAltDelBurstAction の追加

複数の CTRL+ALT+DEL イベントに対する systemd 応答は、/etc/systemd/system.confCtrlAltDelBurstAction オプションを設定することで設定できるようになりました(BZ#1353028)。

cgred が NSS ユーザーおよびグループに関するルールを解決できるようになりました。

以前は、cgred サービスは、Name Service Switch (NSS)のユーザーおよびグループを提供するサービスの後に起動するように設定されませんでした。また、無効なルールのスキップに関する情報は、デバッグモードでのみ表示されていました。そのため、NSS ユーザーおよびグループに関する cgrules.conf ファイルのルールが、ログメッセージなしで無視されることがありました。今回の更新で、cgrednss-user-lookup ターゲットの後に起動するように設定され、ルールのスキップに関するログメッセージのレベルが warning に変更されました。これは、cgred デーモンのデフォルトのログレベルとしても設定されます。これにより、NSS ユーザーおよびグループは、を開始する前に常に解決されるようになりまし 。また、cgrules.conf の一部のルールが無効になっている場合、警告メッセージがログに記録されます。(BZ#1406927)