第10章 ハードウェアの有効化

CAPI フラッシュブロックアダプターに追加されたサポート

Coherent Accelerator Processor Interface (CAPI) は、I/O アダプターがホストメモリーに一貫してアクセスできるようにするテクノロジーで、確実にパフォーマンスを向上させます。今回の更新では、cxlflash ドライバーが追加され、IBM の CAPI フラッシュブロックアダプターのサポートが提供されています (BZ#1182021)。

MMC カーネルのバージョン 4.5 へのリベース

今回の更新では、Multimedica Card (MMC) カーネルのサブシステムがアップストリームのバージョン 4.5 にアップグレードされ、複数のバグが修正されるとともに、Red Hat Enterprise Linux 7 カーネルが embedded MMC (eMMC) のインターフェースバージョン 5.0 が使用できるようになりました。さらに、今回の更新では、MMC デバイス機能の一時停止および再開機能、そして一般的な安定性が向上されました (BZ#1297039)。

iWarp マッパーサービスの追加

今回の更新では、internet Wide Area RDMA Protocol (iWARP) マッパーのサポートが Red Hat Enterprise Linux 7 に追加されました。iWARP マッパーは、以下の iWARP ドライバーが標準のソケットインターフェースを使用して TCP ポートを要求できるようにするユーザー空間サービスです。
  • Intel i40iw
  • NES
  • Chelsio cxgb4
iWARP マッパーサービス (iwpmd) が正常に起動できるように iw_cm および ib_core カーネルモジュールを両方、読み込む必要がある点に注意してください (BZ#1331651)。

新規パッケージ: memkind

今回の更新では、ユーザー拡張可能なヒープマネージャーライブラリーを提供する memkind パッケージが追加されました。これは、jemalloc メモリーアロケーターの拡張機能として構築されています。このライブラリーでは、オペレーティングシステムポリシーが仮想アドレスの範囲に適用される際に定義されたメモリータイプ間に配置されるメモリーのヒープをパーティショニングすることができます。さらに memkind を使用すると、ユーザーはメモリーのパーティション機能を制御して、指定したメモリー機能セットでメモリーを割り当てることができます (BZ#1210910)。

AHCI ドライバーのポートごとの MSI-X サポート

Advanced Host Controlled Interface (AHCI) のドライバーは、ポートごとの拡張メッセージシグナル割り込み (MSI-X: Message-Signaled Interrupt) ベクトルが利用できるように更新されました。この機能がサポートされているコントローラーのみに適用される点に注意してください (BZ#1286946)。

IBM z Systems 向けのランタイムインストルメンテーションが完全にサポートされる

IBM z Systems 向けの Red Hat Enterprise Linux 7 では、ランタイムインストルメンテーション機能 (以前はテクノロジープレビューとして利用可能) が完全にサポートされるようになりました。ランタイムインストルメンテーションは、IBM zEnterprise EC12 システムで利用できる複数のユーザースペースアプリケーションの高度な分析や実行を可能にします (BZ#1115947)。