第4章 全般的な更新

systemd のカラー出力を無効にする新しい変数

今回の更新では、systemd のカラー出力を有効または無効にする SYSTEMD_COLORS が導入されました。SYSTEMD_COLORS は有効なブール値に設定する必要があります (BZ#1265749)。

エイリアスを使用して systemd ユニットを有効にできる

systemd init システムはエイリアスを使用します。エイリアスはサービスファイルへのシンボリックリンクで、実際のサービス名の代わりにコマンドで使用することができます。たとえば、/usr/lib/systemd/system/nfs-server.service サービスファイルを提供するパッケージは、nfs-server.service へのシンボリックリンクであるエイリアス /usr/lib/systemd/system/nfs.service も提供します。例として、systemctl status nfs-server.service の代わりに systemctl status nfs.service コマンドを使用できます。
これまで、実際のサービス名の代わりにエイリアスを使用して systemctl enable コマンドを実行するとエラーが発生し、コマンドの実行に失敗しました。今回の更新ではこのバグが修正され、systemctl enable を実行するとエイリアスが示すユニットが有効になるようになりました (BZ#1142378)。

新しい systemd オプション: RandomizedDelaySec

今回の更新では、無作為の期間 (秒単位) イベントの発生を遅らせる RandomizedDelaySec オプションが systemd タイマーに導入されました。たとえば、オプションを 10 に設定すると、0 から 10 秒の間で無作為に選択された秒数間イベントが遅延されます。このオプションは、複数のイベントが同時に実行されないように長期間ワークロードを分散したい場合に便利です (BZ#1305279)。