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第15章 システムとサブスクリプション管理
PowerTOP でユーザー定義のレポートファイル名を認識
PowerTOP レポートファイル名は不明瞭でドキュメント化されていない方法で生成されていました。本更新では実装が改善され、ユーザーがリクエストした名前に生成されるファイル名が従うようになります。CSV レポート、HTML レポートいずれにも適用になります。
yum-config-manager コマンドに対する修正
yum-config-manager --disable コマンドを実行すると設定されているリポジトリがすべて無効になるのに対し、yum-config-manager --enable コマンドではいずれのリポジトリも有効になりませんでした。この矛盾が修正されました。 --disable および --enable コマンドの構文内に「\*」を使用しなければならなくなります。yum-config-manager --enable \* を実行するとリポジトリが有効になります。「\*」を付けずにコマンドを実行すると、リポジトリを無効または有効にする場合は yum-config-manager --disable \* または yum-config-manager --enable \* を実行するよう指示するメッセージが出力されるようになります。
yum の新しいプラグイン search-disabled-repos
yum 用の search-disabled-repos プラグインが subscription-manager パッケージに追加されました。ソースリポジトリーが無効となっているリポジトリーに依存していることが原因で失敗する yum の動作が、このプラグインにより正常に完了できるようになります。この失敗している環境に search-disabled-repos をインストールすると、yum は、無効なリポジトリーを一時的に有効にして、欠けている依存パッケージを検索する指示を表示するようになります。
この指示にしたがって、/etc/yum/pluginconf.d/search-disabled-repos.conf ファイル内のデフォルトの notify_only 動作をオフにすると、それ以降の yum の動作では、yum の処理で必要となる、すべての無効になっているリポジトリーを一時的もしくは永続的に有効にするようプロンプトが出ます。
ハイパーバイザーデータを並行で取得
virt-who が複数のハイパーバイザーから並行してデータを取得できるようになりました。これまでは、virt-who がデータの読み取りをできるのは、1 度に 1 つのハイパーバイザーからのみで、連続してデータ取得をする場合、そのうちの 1 つのハイパーバイザーが機能していないと、virt-who はその応答を待機して失敗していました。ハイパーバイザーの並行読み取りでこの問題が回避され、失敗を防ぐことができます。
virt-who によるハイパーバイザーのフィルタリング
virt-who サービスに Subscription Manager のレポート用フィルタリングメカニズムが導入されました。その結果、指定パラメーターに応じて virt-who で表示させるホストを選択できるようになります。例えば、Red Hat Enterprise Linux ゲストを稼働させていないホスト、Red Hat Enterprise Linux の特定バージョンのゲストを稼働させているホストなどを選択して表示することができます。
ホストとゲストの関連付けにおける視覚効果の改善
-p オプションが virt-who ユーティリティーに追加されました。この -p オプションを virt-who で使用すると、ホストとゲストの関連付けについて Javascript Object Notation (JSON) エンコード化されたマップが表示されます。さらに、/var/log/rhsm/rhsm.log ファイルに記録されたホストとゲストの関連付け情報も JSON 形式となっています。
virt-who 出力をホスト名で表示
virt-who クエリの結果を Red Hat Satellite と Red Hat カスタマーポータルで表示する際に、Universally Unique Identifiers (UUID) ではなくホスト名で表示するように設定可能となりました。この機能を有効にするには、
hypervisor_id=hostname オプションを /etc/virt-who.d/ ディレクトリーに追加します。この作業はできれば virt-who の初回使用前に行うことが望ましく、そうでなければ設定の変更はハイパーバイザーを複製することになります。
virt-who 設定ファイルの事前記入
virt-who のデフォルトの設定ファイルは、/etc/virt-who.d/ ディレクトリーに格納されています。これには、ユーザーが virt-who を設定する際のテンプレートと指示が含まれています。これは、/etc/sysconfig/virt-who ファイルを使用する非推奨の設定に代わるものです。
プロキシ接続オプションの強化
Red Hat Enterprise Linux 7.2 では、virt-who ユーティリティーは HTTP_PROXY と HTTPS_PROXY の環境変数の処理が可能なことから、要求されるとプロキシサーバーを正常に使用できます。これにより、virt-who はプロキシ経由で Hyper-V ハイパーバイザーと Red Hat Enterprise Virtualization Manager に接続できます。
サブスクリプションマネージャーが syslog に対応
subscription-manager が syslog をこれまでの別個のログとしてだけでなく、ログハンドラーおよびフォーマッタとして使用出来るようになりました。このハンドラーとフォーマッタは、
/etc/rhsm/logging.conf 設定ファイルで設定します。
サブスクリプションマネージャーが Initial Setup の一部に
Firstboot のサブスクリプションマネージャーのコンポーネントが Initial Setup ユーティリティーに移されました。Red Hat Enterprise Linux 7 システムをインストールして初めての再起動の後に Initial Setup のメインメニューからシステムを登録することができます。
コマンドラインでの登録時にサブスクリプションマネージャーがサーバーの URL を表示
コマンドラインで
subscription-manager コマンドを使用してシステムを登録する場合、ユーザー名とパスワードを要求する際に、このツールは登録に使用しているサーバーの URL も表示します。これにより、ユーザーはどの認証情報を使用するかを判断できます。
サブスクリプションマネージャーのリポジトリーの管理ダイアログの応答性が向上
グラフィカルバージョンのサブスクリプションマネージャー (subscription-manager-gui パッケージ) のリポジトリーの管理ダイアログが更新され、各チェックボックスの変更に関する情報をフェッチしないようになりました。新たな
save ボタンがクリックされた場合にのみ、システムの状態は同期されます。これにより、各チェックボックスのアクションによりシステム状態が更新されて発生する前のバージョンでの遅延がなくなり、リポジトリー管理の応答性が大幅に向上しています。
ReaR が eth0 以外のインターフェースでも動作する
以前は、ReaR で作成されたレスキューシステムで eth0 以外のインターフェースを使用した NFS サーバーのマウントがサポートされませんでした。この場合は、レスキューシステムとバックアップのファイルをダウンロードできず、システムを復元できませんでした。この更新では、この問題が修正され、eth1 や eth2 などの他のインターフェースを使用できるようになりました。

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