第38章 ストレージ

クラスター内で RAID に加えてシンプロビジョニングのサポートがない

RAID 論理ボリュームとシンプロビジョニングされた論理ボリュームはクラスター内でそれぞれ別にアクティブにされると使用が可能ですが、クラスター内では RAID に加えたシンプロビジョニングのサポートはされていません。これは、この組み合わせが別々にアクティベートされても変わりません。現時点では、この組み合わせがサポートされるのは、LVM の単一マシンの非クラスター化されたモードのみになります。

シンプロビジョニングの使用時にシンプールのキャパシティーが満杯になると、バッファーされた書き込みが失われる可能性がある

シンプールが満杯になると、プールが拡大していても書き込みの一部が失われる可能性があります。これは、サイズ変更操作 (自動であっても) でサイズ変更が実行される前に、未処理の I/O をストレージデバイスにフラッシュ使用とするためです。シンプールには容量がないため、I/O 操作はまずエラーになって拡大が成功する必要があります。シンプールの拡大が成功すると、このシンプールに関連付けられた論理ボリュームが通常の操作に戻ります。
この問題を回避するには、lvm.conf ファイルで 'thin_pool_autoextend_threshold' と 'thin_pool_autoextend_percent' を自分のニーズに合わせて設定します。しきい値を高く設定したりパーセンテージを低く設定すると、シンプールの容量がすぐに満杯になり、自動拡張 (または手動での拡張) する時間がなくなります。オーバープロビジョニング (バッキングのシンプールサイズを超えた論理ボリュームの作成) を使用していない場合は、シンプールが満杯に近づいてきたら必要に応じてスナップショットを削除する準備をしてください。