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第4章 クラスタリング
systemd と pacemaker がシステムのシャットダウン中に正しく連動
以前は systemd と pacemaker がシステムのシャットダウン中、正しく連動しませんでした。このため pacemaker のリソースが適切に終了しませんでした。本更新では pacemaker が起動した dbus および他の systemd サービスの前に pacemaker が停止するよう順序付けが行われています。これにより pacemaker と pacemaker が管理しているリソースの両方が正しくシャットダウンするようになります。
pcs resource move と pcs resource ban のコマンドでコマンドの動作を具体的に説明する警告メッセージを表示
pcs resource move コマンドと pcs resource ban コマンドで場所に関する制約を作成し、制約が削除されるまたは制約の有効期限が切れるまで現在のノードでのリソースの実行を効率的に禁止します。以前はこの動作がユーザーに対して不明瞭でした。警告メッセージを表示させることで動作を具体的に説明するようになります。またヘルプ画面およびコマンドに関するドキュメントの記載も明確化されました。
Pacemaker のリソースを優先ノードに移動する新しいコマンド
フェールオーバーの発生または管理者の手作業によるノード移動があったため Pacemaker リソースが移動された後、フェールオーバーの原因となっていた状況が修正されてもそのリソースは必ずしもオリジナルのノードには戻りません。
pcs resource relocate run コマンドを使用すると現在のクラスター状態や制約、リソースの場所、その他の設定などで確定される優先ノードにリソースを移動させることができます。また、pcs resource relocate show コマンドを使用すると移動したリソースを表示することができます。コマンドの詳細については High Availability Add-On リファレンスを参照してください。
クラスター内の冗長電源のフェンシング設定が簡素化
冗長電源のフェンシングを設定する際には、電源の再起動時にどちらかの電源が再度オンになる前に両方の電源をオフにするようにする必要があります。ノードの電源が完全にオフにならないと、ノードはリソースを解放することができません。これらのリソースにノードが同時にアクセスし、リソースを破損する可能性があることになります。
Red Hat Enterprise Linux 7.2 より前では、オンまたはオフのアクションを使用するデバイスで異なるバージョンを明示的に設定する必要がありました。Red Hat Enterprise Linux 7.2 では、各デバイスを 1 度定義して、ノードのフェンシングに両方が必要であることを指定するだけで済むようになりました。
冗長電源のフェンシング設定に関する情報は、High Availability Add-On リファレンスの
フェンス機能: STONITH の設定 の章を参照してください。
フェンシングエージェントの --port-as-ip 新オプション
フェンスエージェントは、pacemaker での複雑な設定に必要となる単一デバイスでのみ使用されていました。
--port-as-ip オプションを使って port オプション内の IP アドレスに記入できるようになっています。

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