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第30章 Red Hat Enterprise Linux 7 での非推奨の機能

依存関係としてリンク付けされたライブラリーのシンボルが、ld では解決されない

以前のリリースでは、リンク付けされた任意のライブラリーのシンボルがすべて ld リンカーによって解決されていました (他のライブラリーの依存関係として暗示的にしかリンク付けされていない場合も同様)。そのため、開発者が暗示的にリンク付けされたライブラリーのシンボルをアプリケーションコードに使用するのに、これらのライブラリーのリンクを明示的に指定する必要はありませんでした。
セキュリティー上の理由から ld が変更し、依存関係として暗黙的にリンク付けされたライブラリーのシンボルに対する参照を解決しないようになりました。
これにより、ライブラリーのリンクを宣言せず依存関係として暗黙的にしかリンク付けしていない場合には、アプリケーションコードでそのライブラリーのシンボルの使用を試みると、ld とのリンクに失敗します。依存関係としてリンク付けされたライブラリーのシンボルを使用する場合、開発者はこれらのライブラリーとも明示的にリンク付けする必要があります。
ld の以前の動作を復元するには、コマンドラインオプション -copy-dt-needed-entries を使用します。(BZ#1292230)

Windows ゲスト仮想マシンのサポートが限定

Red Hat Enterprise Linux 7 以降、Windows ゲスト仮想マシンは、Advanced Mission Critical (AMC)などの特定のサブスクリプションプログラムでのみサポートされます。

非推奨となったデバイスドライバー

  • 3w-9xxx
  • 3w-sas
  • mptbase
  • mptctl
  • mptsas
  • mptscsih
  • mptspi
  • qla3xxx
  • megaraid_sas ドライバーの以下のコントローラーが非推奨になりました。
    • Dell PERC5, PCI ID 0x15
    • SAS1078R, PCI ID 0x60
    • SAS1078DE, PCI ID 0x7C
    • SAS1064R, PCI ID 0x411
    • VERDE_ZCR, PCI ID 0x413
    • SAS1078GEN2, PCI ID 0x78
  • be2net ドライバーが制御する次のイーサネットアダプターが非推奨になりました。
    • TIGERSHARK NIC, PCI ID 0x0700
  • be2iscsi ドライバーの以下のコントローラーが非推奨になりました。
    • Emulex OneConnect 10Gb iSCSI イニシエーター (一般)、PCI ID 0x212
    • OCe10101、OCm10101、OCe10102、OCm10102 BE2 アダプターファミリー、PCI ID 0x702
    • OCe10100 BE2 アダプターファミリー、PCI ID 0x703
  • lpfc ドライバーの以下の Emulex ボードが非推奨になりました。
    BladeEngine 2 (BE2) デバイス
    • TIGERSHARK FCOE, PCI ID 0x0704
    ファイバーチャネル (FC) デバイス
    • FIREFLY, PCI ID 0x1ae5
    • PROTEUS_VF, PCI ID 0xe100
    • BALIUS, PCI ID 0xe131
    • PROTEUS_PF, PCI ID 0xe180
    • RFLY, PCI ID 0xf095
    • PFLY, PCI ID 0xf098
    • LP101, PCI ID 0xf0a1
    • TFLY, PCI ID 0xf0a5
    • BSMB, PCI ID 0xf0d1
    • BMID, PCI ID 0xf0d5
    • ZSMB, PCI ID 0xf0e1
    • ZMID, PCI ID 0xf0e5
    • NEPTUNE, PCI ID 0xf0f5
    • NEPTUNE_SCSP, PCI ID 0xf0f6
    • NEPTUNE_DCSP, PCI ID 0xf0f7
    • FALCON, PCI ID 0xf180
    • SUPERFLY, PCI ID 0xf700
    • DRAGONFLY, PCI ID 0xf800
    • CENTAUR, PCI ID 0xf900
    • PEGASUS, PCI ID 0xf980
    • THOR, PCI ID 0xfa00
    • VIPER, PCI ID 0xfb00
    • LP10000S, PCI ID 0xfc00
    • LP11000S, PCI ID 0xfc10
    • LPE11000S, PCI ID 0xfc20
    • PROTEUS_S, PCI ID 0xfc50
    • HELIOS, PCI ID 0xfd00
    • HELIOS_SCSP, PCI ID 0xfd11
    • HELIOS_DCSP, PCI ID 0xfd12
    • ZEPHYR, PCI ID 0xfe00
    • HORNET, PCI ID 0xfe05
    • ZEPHYR_SCSP, PCI ID 0xfe11
    • ZEPHYR_DCSP, PCI ID 0xfe12
システムでハードウェアの PCI ID を確認するには、lspci -nn コマンドを実行します。
上述のドライバーのうち、ここに記載されていないその他のコントローラーには変更はありません。

libvirt-lxc ツールを使用したコンテナーが非推奨に

以下のlibvirt-lxcパッケージは、Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降で非推奨になりました。
  • libvirt-daemon-driver-lxc
  • libvirt-daemon-lxc
  • libvirt-login-shell
Linux コンテナーフレームワークに関する今後の開発は、docker コマンドラインインターフェイスをベースにしています。libvirt-lxc ツールは今後の Red Hat Enterprise Linux リリース (Red Hat Enterprise Linux 7 を含む) からは削除される可能性があるため、カスタムなコンテナー管理アプリケーションを開発する際には依存しないようにしてください。
詳細は、Red Hat KnowledgeBase article を参照してください。