第11章 クラスタリング

クラスターは、重要な本番稼働サービスの安定性、スケーラビリティー、および可用性を向上させるために連携して動作する複数のコンピューター (ノード) です。Red Hat Enterprise Linux 7.0 の使用による高可用性は、パフォーマンス、高可用性、負荷分散およびファイル共有などの多様なニーズを満たすようなさまざまな設定で実現できます。
Red Hat Enterprise Linux 7.0 のロードバランサーはベースの Red Hat Enterprise Linux の一部になったことに注意してください。
Red Hat High Availability アドオンの設定と管理について記載した、Red Hat Enterprise Linux 7.0 のドキュメントの一覧については、「クラスタリングと高可用性」 を参照してください。

11.1. Pacemaker クラスターマネージャー

Red Hat Enterprise Linux 7.0 では、rgmanager の代わりに Pacemaker を使用してクラスターリソースの管理やノード障害からの回復を行います。
Pacemaker の利点には、以下が含まれます。
  • リソース設定の自動同期とバージョン管理。
  • ユーザーの環境により適した柔軟なリソースとフェンシングのモデル。
  • フェンシング機能は、リソースレベルの障害からの回復に使用することができる。
  • 時間を基準とする設定オプション。
  • 複数ノード (Web サーバーまたはクラスターファイルシステムなど) で同じリソースを実行できる。
  • 2 つの異なるモード (例: 同期ソースおよびターゲット) のいずれかにより、複数モードで同じリソースを実行できる。
  • Pacemaker には分散ロックマネージャーが不要。
  • クォーラムが失われる場合や、複数パーティションが作成される場合にも動作が設定可能。