インストールガイド
全アーキテクチャーへの Red Hat Enterprise Linux 7.4 のインストール
概要
第1章 スタートガイド
1.1. グラフィカルインストール
1.2. リモートインストール
Connect Mode を使用してグラフィカルインストールを完全にリモートで実行できます。ディスプレイとキーボードがあるものの、グラフィカルインタフェースを使用できないシステムでは、Direct Mode を使用すると容易にセットアップができます。詳細は、24章VNC を使用したインストール を参照してください。
1.3. 自動インストール
第2章 Red Hat Enterprise Linux のダウンロード
- バイナリー DVD
- 完全インストール用イメージです。インストールプログラムを起動して、全インストール工程を実施することができるイメージです。パッケージ用のリポジトリーを別途に用意する必要はありません。
- boot.iso
- 最小限の起動用イメージです。インストールプログラムを起動することはできますが、インストールするソフトウェアを収納しているパッケージレポジトリーにアクセスする必要があります。Red Hat ではこのようなリポジトリーは提供しておらず、完全インストール ISO イメージを使用して作成する必要があります。
- 補助 DVD
- IBM Java ランタイム環境や追加の仮想化ドライバーなどの追加パッケージが含まれるイメージ。
注記
表2.1 起動用とインストール用のメディア
| アーキテクチャー | 最小限の起動用イメージ | 完全インストール用イメージ |
|---|---|---|
上記の variant の部分は Red Hat Enterprise Linux の種類に置き換えてください (server、workstation など)。 | ||
| AMD64 および Intel 64 | rhel-variant-7.4-x86_64-boot.iso | rhel-variant-7.4-x86_64-dvd.iso |
| IBM Power Systems (ビッグエンディアン) | rhel-variant-7.4-ppc64-boot.iso | rhel-variant-7.4-ppc64-dvd.iso |
| IBM Power Systems (リトルエンディアン) | rhel-variant-7.4-ppc64le-boot.iso | rhel-variant-7.4-ppc64le-dvd.iso |
| IBM System z | なし | rhel-variant-7.4-s390x-dvd.iso |
手順2.1 Red Hat Enterprise Linux ISO イメージをダウンロードする
- カスタマーポータル https://access.redhat.com/home に移動します。ログインしていない場合はページ右側の ログイン をクリックします。プロンプトに従いアカウント認証情報を入力します。
- ページ上部の ダウンロード をクリックします。
- Red Hat Enterprise Linux をクリックします。
- Product Variant、Architecture がそれぞれ適切な選択になっているか確認します。デフォルトでは
Red Hat Enterprise Linux Serverとx86_64が選択されます。どれを選択してよいのかわからない場合は http://www.redhat.com/en/technologies/linux-platforms/enterprise-linux を参照してください。また、各バリアントで利用可能なパッケージ一覧は、Red Hat Enterprise Linux 7 パッケージマニフェスト で確認できます。 - 利用可能なダウンロード一覧が表示されます。特に、最小限のブート ISOイメージと完全インストール用 バイナリー DVD ISO イメージが表示されます。これが上記で説明したメディアです。事前設定済みの仮想マシンイメージなど、これ以外のイメージが表示される場合もあります。これについては本ガイドの対象外になります。
- 使用するイメージファイルを選択します。カスタマーポータルからダウンロードする方法は、2 通りあります。
- web ブラウザを使ってイメージ名をクリックしコンピューターにそのイメージをダウンロードします。
- イメージ名を右クリックして などのメニューアイテムをクリックします (メニューアイテムの表示はブラウザによって異なる)。ファイルの URL がクリップボードにコピーされ、別のアプリケーションを使ってファイルをコンピューターにダウンロードすることができるようになります。インターネット接続が不安定な場合にはこの方法が役に立ちます (接続不安定のため中断されブラウザでファイル全体をダウンロードできず、またダウンロードリンクに含まれている認証キーの有効期間が短いため中断されたダウンロードプロセスの再開試行が失敗してしまうような場合)。curl などの特殊アプリケーションを使用するとカスタマーポータルからのダウンロードなど中断されたプロセスを再開することができます。つまり、ファイル全体を再度ダウンロードする必要がなく時間や回線容量を節約することができます。
手順2.2 curl を使ってインストールメディアをダウンロードする
- 次のコマンドを root で実行し curl パッケージを必ずインストールしてください。
#
yum install curlご使用の Linux ディストリビューションでは yum を使用していない、または Linux 自体をまったく使用していないなどの場合は curl web site で最適となるソフトウェアパッケージをダウンロードしてください。 - ターミナルウィンドウを開きダウンロード先となるディレクトリーに移動します。次のコマンドを入力します。
$
curl -o filename.iso 'copied_link_location'filename.iso にはrhel-server-7.0-x86_64-dvd.isoなどカスタマーポータルで表示される ISO イメージの名前を入力します。カスタマーポータル内のダウンロードリンクには curl でダウンロードしたファイル名にも使用する追加文字が含まれているため入力には注意してください。次のパラメーターの単一引用符は付けたまま copied_link_location にはカスタマーポータルからコピーしたリンクを入力します。Linux ではウィンドウ内で中央ボタンをクリックするか、Shift+Insert を押すとクリップボードの内容をターミナルウィンドウに貼り付けることができます。Enter を押してコマンドを実行、ISO イメージの転送を開始します。単一引用符を使用するのはダウンロードリンクに特殊な文字が含まれていた場合などにコマンドが誤解釈をしないよう防ぐためです。例2.1 curl で ISO イメージをダウンロードする
curl コマンドラインの例を示します。$
curl -o rhel-server-7.0-x86_64-dvd.iso 'https://access.cdn.redhat.com//content/origin/files/sha256/85/85a...46c/rhel-server-7.0-x86_64-dvd.iso?_auth_=141...7bf'実際のダウンロードリンクには複雑な識別子が含まれるため非常に長い記述になる点に注意してください。 - 転送が完了する前にインターネット接続が中断された場合はカスタマーポータル内のダウンロードページを更新し、必要であればログインし直します。新しいダウンロードリンクをコピー、先ほどと同じ
curlコマンドラインパラメーターに新しいダウンロードリンクを使用します。-C -を追加して既にダウンロードしたファイルのサイズに応じて継続するポイントを自動的に確定するよう curl に指示します。例2.2 中断されたダウンロードを再開する
選択した ISO イメージが一部しかダウンロードされていない場合に使用する curl コマンドラインの例を示します。$
curl -o rhel-server-7.0-x86_64-dvd.iso 'https://access.cdn.redhat.com//content/origin/files/sha256/85/85a...46c/rhel-server-7.0-x86_64-dvd.iso?_auth_=141...963' -C -
- オプションで sha256sum などのチェックサムを使用し、ダウンロード完了後にイメージファイルの整合性を検証することもできます。ダウンロード Red Hat Enterprise Linux のページのダウンロードはすべてチェックサム付きで提供されています。
$
sha256sum rhel-server-7.0-x86_64-dvd.iso85a...46c rhel-server-7.0-x86_64-dvd.isoMicrosoft Windows や Mac OS X 向けにも同様のツールがあります。また、インストールの開始時にインストールプログラムを使用してメディアの検証を行うこともできます。詳細は 「起動用メディアを検証する」 を参照してください。
- 「インストール CD または DVD の作成」 の手順にしたがってイメージファイルを CD または DVD に書き込む
- イメージファイルを使って起動可能な USB ドライブを作成する (「インストール USB の作成」 を参照)
- ネットワークインストールの準備としてイメージファイルをサーバーに配置する (詳細は 「インストールソース - ネットワーク」 を参照)
- イメージファイルをハードドライブに配置して、そのドライブをインストールソースとして使用する (詳細は 「インストールソース - ハードドライブ」 を参照)
- ネットワーク経由でインストールシステムを起動できるよう、イメージファイル使って Preboot Execution Environment (PXE) サーバーの準備を行う (詳細は 23章ネットワークからのインストールの準備 を参照)
第3章 メディアの作成
注記
inst.stage2= ブートオプションがインストールメデイアで使用され、特定のラベル (たとえば inst.stage2=hd:LABEL=RHEL7\x20Server.x86_64) に設定されます。ランタイムイメージを含むファイルシステムのデフォルトラベルを修正するか、インストールシステムの起動にカスタマイズした手順を使用する場合は、このオプションを正しい値に設定する必要があります。詳細は インストールソースの指定 を参照してください。
3.1. インストール CD または DVD の作成
注記
3.2. インストール USB の作成
3.2.1. Linux でインストール USB を作成する
警告
手順3.1 Linux で USB メディアを作成する
- USB フラッシュドライブをシステムに挿入してから
dmesgコマンドを実行します。最近のイベントの詳細を示すログが表示されます。このログの末尾の方に、今 USB を挿入したことを示すメッセージが表示されているのを確認します。以下にメッセージの例を示します。[ 170.171135] sd 5:0:0:0: [sdb] Attached SCSI removable disk接続デバイスの名前をメモしておきます。この例の場合、sdbがデバイス名です。 rootでログインします。$su -プロンプトに従い root パスワードを入力します。- デバイスがマウントされていないことを確認します。まず、
findmnt deviceコマンドと前の手順でメモしておいたデバイス名を使います。デバイス名がsdbなら、コマンドは次のようになります。#findmnt /dev/sdbコマンドから何も出力されなければ次の手順に進むことができます。何らかの出力がある場合は、デバイスが自動的にマウントされたことを示しているため、次に進む前にそのデバイスをアンマウントしておく必要があります。出力の例を示します。#findmnt /dev/sdbTARGET SOURCE FSTYPE OPTIONS /mnt/iso /dev/sdb iso9660 ro,relatimeTARGETのコラムをメモしておきます。次にumount targetコマンドを使ってデバイスをアンマウントします。#umount /mnt/iso ddコマンドを使ってインストール用の ISO イメージを 直接 USB デバイスに書き込みます。#dd if=/image_directory/image.iso of=/dev/device bs=blocksize/image_directory/image.iso にはダウンロードした ISO イメージファイルの完全パスを入れてください。device には前の手順のdmesgコマンドで確認したデバイス名を入れます。 blocksize には書き込みのプロセスが迅速に行われるよう適当なブロックサイズを入力します (512kなど)。bsパラメーターはオプションですが、このオプションを使用するとプロセス速度を大幅に向上させることができます。重要
デバイス名には、デバイスのパーティション名 (/dev/sda1) ではなく、コマンドからの出力を指定してください (/dev/sdaなど)。たとえば、ISO イメージが/home/testuser/Downloads/rhel-server-7.4x86_64-boot.isoにあり、検出されたデバイス名がsdbの場合、コマンドは次のようになります。#dd if=/home/testuser/Downloads/rhel-server-7.4x86_64-boot.iso of=/dev/sdb bs=512kddによるデバイスへのイメージ書き込みが終了するまで少し時間がかかります。進捗バーは表示されないので注意してください。#プロンプトが再表示されたらデータ転送は完了です。プロンプトの表示後、rootアカウントからログアウトし USB ドライブを取り外します。
注記
inst.stage2= ブートオプションを指定する必要があります。inst.stage2= ブートオプションの詳細については、「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。
3.2.2. Windows で USB インストールメディアを作成する
重要
手順3.2 Windows で USB メディアを作成する
- Fedora Media Writer をダウンロードしてインストールします。
- メディアの作成に使用する Red Hat Enterprise Linux ISO イメージをダウンロードします。(ISO イメージの入手方法については、2章Red Hat Enterprise Linux のダウンロード を参照してください。)
- 起動可能なメディアの作成に使用する USB ドライブを挿入します。
- Fedora Media Writer を開きます。
- メインウィンドウで Custom Image をクリックして、ダウンロードした Red Hat Enterprise Linux ISO イメージを選択します。
- ドロップダウンメニューから使用するドライブを選択します。一覧にドライブが表示されない場合は、USB ドライブが接続されていることを確認して、Fedora Media Writer を再起動します。
- Write to disk をクリックします。ブートメディアの作成プロセスが開始されます。プロセスが完了するまでドライブを抜かないでください。ISO イメージのサイズと USB ドライブの書き込み速度によって、イメージの書き込みは数分かかる場合があります。

図3.1 Fedora Media Writer
- 作成プロセスが完了し
Complete!のメッセージが表示されたら、システムの通知エリアにある ハードウェアの安全な取り出し アイコンを使って USB ドライブをアンマウントします。
3.2.3. Mac OS X で USB インストールメディアを作成する
dd コマンドラインツールを使用してインストールイメージを USB フラッシュドライブに書き込みます。手順の一部では sudo コマンドを使用します。このコマンドは、パスワードを必要とする管理者アカウントでのログイン時にのみ使用できることに注意してください。
警告
手順3.3 Mac OS X で USB メディアを作成する
- USB フラッシュドライブをシステムに接続し、
diskutil listコマンドでデバイスパスを特定します。デバイスパスは/dev/disknumberという形式で、number はディスク番号になります。ディスクはゼロ (0) から番号が付けられます。デバイス 0 は通常、OS X リカバリーディスクになり、ディスク 1 はご自分のメインの OS X インストールになります。以下の例では、USB フラッシュドライブはdisk2になります。$
diskutil list/dev/disk0 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *500.3 GB disk0 1: EFI EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_CoreStorage 400.0 GB disk0s2 3: Apple_Boot Recovery HD 650.0 MB disk0s3 4: Apple_CoreStorage 98.8 GB disk0s4 5: Apple_Boot Recovery HD 650.0 MB disk0s5 /dev/disk1 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: Apple_HFS YosemiteHD *399.6 GB disk1 Logical Volume on disk0s1 8A142795-8036-48DF-9FC5-84506DFBB7B2 Unlocked Encrypted /dev/disk2 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *8.0 GB disk2 1: Windows_NTFS SanDisk USB 8.0 GB disk2s1ご自分の USB フラッシュドライブを特定する場合、NAME、TYPEおよびSIZEのコラムをご自分の USB フラッシュドライブのものと比較します。たとえば、NAMEは Finder にあるフラッシュドライブのタイトルと同じものであるはずです。またこれらの値をフラッシュドライブの情報パネルと比べることもできます。ドライブのアイコンを右クリックして、情報を見る を選択します。 diskutil unmountDiskコマンドを使用してフラッシュドライブのファイルシステムボリュームをアンマウントします。$
diskutil unmountDisk /dev/disknumberUnmount of all volumes on disknumber was successfulこれを実行すると、デスクトップからフラッシュドライブのアイコンが消えます。消えない場合は、間違ったディスクを指定した可能性があります。間違ってシステムディスクをアンマウントしようとすると、failed to unmountエラーが返されます。ddコマンドをsudoコマンドのパラメーターとして使用し、ISO イメージをフラッシュドライブに書き込みます。$
sudo dd if=/path/to/image.iso of=/dev/rdisknumber bs=1m>注記
Mac OS X では、ブロック (/dev/disk*) とキャラクターデバイス (/dev/rdisk*) の両方のファイルが各ストレージデバイスに提供されます。/dev/rdisknumberキャラクターデバイスへのイメージの書き込みは、/dev/disknumberブロックデバイスへの書き込みよりも速くなります。例3.1 ISO イメージのディスクへの書き込み
/Users/user_name/Downloads/rhel-server-7.4x86_64-boot.isoファイルを/dev/rdisk2デバイスに書き込むには、以下のコマンドを実行します。$
sudo dd if=/Users/user_name/Downloads/rhel-server-7.4x86_64-boot.iso of=/dev/rdisk2- コマンドが完了するまで待機します。進捗バーは表示されませんが、端末で Ctrl+t を押すと実行中の操作の状況を確認できます。
load: 1.02 cmd: dd 3668 uninterruptible 0.00u 1.91s 112+0 records in 111+0 records out 116391936 bytes transferred in 114.834860 secs (1013559 bytes/sec)
- データ送信の速度は、USB ポートとフラッシュドライブの速度に依存します。プロンプトが再度表示されたら、データ転送が完了しています。これでフラッシュドライブを外すことができます。
3.3. インストールソースの準備
DVD: バイナリー DVD ISO イメージを DVD に書き込み、インストールプログラムにそのディスクからパッケージをインストールするよう指示することができます。ハードドライブ: バイナリー DVD ISO イメージをハードドライブに配置して、そこからパッケージをインストールすることができます。ネットワーク: バイナリー DVD ISO イメージまたは インストールツリー (バイナリー DVD ISO イメージから抽出したコンテンツ) をインストールするシステムからアクセスできるネットワーク上の場所にコピーし、次のプロトコルを使ってネットワーク経由でインストールすることができます。NFS: バイナリー DVD ISO イメージを ネットワークファイルシステム (NFS) 共有に配置します。HTTPS、HTTP、FTP: ネットワーク上でアクセスできる場所にインストールツリーを配置します (HTTP、HTTPS、FTP経由)。
- インストールプログラムのグラフィカルインターフェース内で指定する: グラフィカルインストールを開始して言語を選択すると、インストールの概要 が表示されます。インストールソース 画面に移動し、設定したいソースを選択します。詳細については次を参照してください。
- AMD64 および Intel 64: 「インストールソース」
- IBM Power Systems サーバー: 「インストールソース」
- IBM System z: 「インストールソース」
- 起動オプションを使って指定する: インストールプログラムが開始する前に、カスタムの起動オプションを使って指定することができます。以下のいずれかのオプションで使用するインストールソースを指定します。詳細は 「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 の
inst.repo=オプションを参照してください。 - キックスタートファイルを使って指定する: キックスタートファイル内で
installコマンドを使ってインストールソースを指定します。installキックスタートコマンドについては 「キックスタートのコマンドとオプション」 をご覧ください。キックスタートを使ったインストール全般については 26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
3.3.1. インストールソース - DVD
3.3.2. インストールソース - ハードドライブ
xfs、ext2、ext3、ext4 および vfat (FAT32) になります。Microsoft Windows システムでは、ハードドライブのフォーマットに使用されるデフォルトのファイルシステムが NTFS であり、exFAT ファイルシステムでのフォーマットも可能ですが、いずれのファイルシステムも Anaconda ではマウントできません。Microsoft Windows 上でインストールソースとして使用するハードドライブや USBドライブを作成している場合は、必ず FAT32 でドライブをフォーマットするようにしてください。
重要
FAT32 ファイルシステムは、サイズが 4 GiB を超えるファイルをサポートしません。Red Hat Enterprise Linux 7 のインストールメディアの中にはこれより大きなものがある場合もあり、その場合、このファイルシステムではそれらのインストールメディアをドライブにコピーすることはできません。
3.3.3. インストールソース - ネットワーク
3.3.3.1. NFS サーバーにインストールソースを配置
NFS インストール方法では、 Red Hat Enterprise Linux バイナリー DVD の ISO イメージを Network File System サーバーの エクスポートディレクトリー に配置して使用します。このディレクトリーはインストールするシステムで読み取りが可能でなければなりません。NFS ベースのインストールを実行する場合は、NFS ホストとして動作する別のシステムを用意する必要があります。
手順3.4 NFS を使用したインストールの準備
rootで以下のコマンドを実行して nfs-utils パッケージをインストールします。#yum install nfs-utils- 完全な Red Hat Enterprise Linux 7 バイナリー DVD ISO イメージを NFS サーバー上の適切なディレクトリーにコピーします。たとえば、
/rhel7-install/というディレクトリーを作成し、ここに ISO イメージを保存します。 - テキストエディターで
/etc/exportsファイルを開き、以下の構文の行を追加します。/exported_directory/ clients
/exported_directory/ を ISO イメージが格納されているディレクトリーの完全パスで置き換えます。clients は、この NFS サーバーからインストールされるコンピューターのホスト名または IP アドレス、ISO イメージに全コンピューターがアクセスする際にそのアクセス元となるサブネットワーク、またはネットワークアクセスのあるコンピューターが NFS サーバーにアクセスして ISO イメージを使用できるようにする場合はアスタリスク記号 (*) で置き換えます。このフィールドの形式についての詳細情報は、exports(5)の man ページを参照してください。以下に、全クライアントに対して/rhel7-install/ディレクトリーを読み取り専用でアクセスできるようにしている基本的な設定を示します。/rhel7-install *
- 設定が終わったら
/etc/exportsファイルを保存してテキストエディターを終了します。 nfsサービスを開始します。#systemctl start nfs.service/etc/exportsファイルに変更を加える前にサービスを稼働していた場合は、代わりに以下のコマンドを実行して、実行中の NFS サーバーが設定をリロードするようにします。#systemctl reload nfs.service
NFS 経由による ISO イメージへのアクセスが可能になり、インストールソースとして使用できるようになります。
nfs: プロトコル、サーバーのホスト名または IP アドレス、コロン記号 (:)、および ISO イメージを格納しているディレクトリーを使用します。たとえば、サーバーのホスト名が myserver.example.com で ISO イメージを /rhel7-install/ に保存している場合、インストールソースを nfs:myserver.example.com:/rhel7-install/ と指定します。
3.3.3.2. HTTPS、HTTP または FTP サーバーにインストールソースを配置
.treeinfo ファイルとバイナリー DVD ISO イメージから抽出したコンテンツを含むディレクトリー) を使用する、ネットワークベースのインストールに使用できます。インストールソースには HTTPS、HTTP、FTP などを使ってアクセスします。
手順3.5 HTTP または HTTPS を使用したインストールの準備
rootで以下のコマンドを実行して httpd パッケージをインストールします。#yum install httpdHTTPSサーバーには追加設定が必要となります。詳細情報は、Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイドの SSL サーバーのセットアップ のセクションを参照してください。ただし、ほとんどのケースではHTTPSは不要になります。これは、インストールソースとインストールプログラム間では機密データは送信されず、HTTPで十分なためです。警告
Apache web サーバーの設定により SSL セキュリティーが有効になる場合はTLSv1プロトコルのみを有効にし、SSLv2とSSLv3は必ず無効にしてください。これは POODLE SSL 脆弱性 (CVE-2014-3566) を回避するためです。詳細は https://access.redhat.com/ja/solutions/1232613 を参照してください。重要
HTTPSを使用することにして、サーバーが自己署名証明書を使用している場合は、noverifysslオプションを使ってインストールプログラムを起動する必要があります。- Red Hat Enterprise Linux 7 の全バイナリー DVD ISO イメージを HTTP(S) サーバーにコピーします。
mountコマンドを使ってバイナリー DVD ISO イメージを適切なディレクトリーにマウントします。#mount -o loop,ro -t iso9660 /image_directory/image.iso /mount_point/ここでは /image_directory/image.iso をバイナリー DVD ISO イメージに、/mount_point/ を ISO イメージのコンテンツを表示するディレクトリーへのパスに置き換えます。たとえば、この目的で/mnt/rhel7-install/というディレクトリーを作成し、これをmountコマンドのパラメーターとして使用します。- マウントされたイメージから HTTP サーバーの root にファイルをコピーします。
#cp -r /mnt/rhel7-install/ /var/www/html/これでイメージのコンテンツが格納された/var/www/html/rhel7-install/ディレクトリーが作成されます。 httpdサービスを起動します。#systemctl start httpd.service
http:// もしくは https:// のプロトコル、サーバーのホスト名または IP アドレス、ISO イメージからのファイルを保存したディレクトリー、HTTP サーバー root への相対パスを使用します。たとえば、HTTP を使用していて、サーバーのホスト名が myserver.example.com で イメージからのファイルを /var/www/html/rhel7-install/ にコピーしている場合、インストールソースを http://myserver.example.com:/rhel7-install/ と指定します。
手順3.6 FTP を使用したインストールの準備
rootで以下のコマンドを実行して vsftpd パッケージをインストールします。#yum install vsftpd- オプションとして、テキストエディターで
/etc/vsftpd/vsftpd.conf設定ファイルを開き、変更するオプションを編集します。利用可能なオプションについては、vsftpd.conf(5)の man ページを参照してください。この手順の残りの部分では、デフォルトのオプションを使用していると仮定しています。この手順を行う場合は、FTP サーバーの匿名ユーザーにファイルのダウンロードを許可しておく必要があります。警告
vsftpd.confファイルで SSL/TLS セキュリティーを設定している場合はTLSv1プロトコルのみを有効にし、SSLv2とSSLv3は必ず無効にしてください。これは POODLE SSL 脆弱性 (CVE-2014-3566) を回避するためです。詳細は https://access.redhat.com/ja/solutions/1232613 を参照してください。 - Red Hat Enterprise Linux 7 の全バイナリー DVD ISO イメージを FTP サーバーにコピーします。
mountコマンドを使ってバイナリー DVD ISO イメージを適切なディレクトリーにマウントします。#mount -o loop,ro -t iso9660 /image_directory/image.iso /mount_pointここでは /image_directory/image.iso をバイナリー DVD ISO イメージに、/mount_point を ISO イメージのコンテンツを表示するディレクトリーへのパスに置き換えます。たとえば、この目的で/mnt/rhel7-install/というディレクトリーを作成し、これをmountコマンドのパラメーターとして使用します。- マウントされたイメージから FTP サーバーの root にファイルをコピーします。
#cp -r /mnt/rhel7-install/ /var/ftp/これでイメージのコンテンツが格納された/var/ftp/rhel7-install/ディレクトリーが作成されます。 vsftpdサービスを開始します。#systemctl start vsftpd.service/etc/vsftpd/vsftpd.conf設定ファイルを変更する前から、このサービスがすでに実行されていた場合は、再実行して必ず編集後のファイルを読み込ませてください。再実行する場合は、次のコマンドを使用します。#systemctl restart vsftpd.service
ftp:// のプロトコル、サーバーのホスト名または IP アドレス、ISO イメージからのファイルを保存したディレクトリー、FTP サーバー root への相対パスを使用します。たとえば、サーバーのホスト名が myserver.example.com でイメージからのファイルを /var/ftp/rhel7-install/ にコピーしている場合、インストールソースを ftp://myserver.example.com:/rhel7-install/ と指定します。
3.3.3.3. ネットワークベースのインストールを行う場合にファイアウォール設定で注意すべき事項
表3.1 ネットワークプロトコルが使用するポート
| 使用プロトコル | 開くべきポート |
|---|---|
FTP | 21 |
HTTP | 80 |
HTTPS | 443 |
NFS | 2049、111、20048 |
TFTP | 69 |
パート I. AMD64 および Intel 64 - インストールと起動
第4章 クイックインストールガイド
4.1. 対話型インストール
- ブートメニューから Install Red Hat Enterprise Linux を選択して、Enter を押します。

- Red Hat Enterprise Linux インストーラーの Anaconda が起動したら、言語と地域を選択し、 続行 をクリックします。

- インストールの概要 画面で設定オプションを設定していきます。
個別のオプションは、好きな順序で表示して修正できます。ある設定オプションが自動で適切に設定されている場合は、なにもする必要はありません。アイテムに感嘆符が付いている場合は、インストール開始前にこれらの設定を完了する必要があります。注記
ボタンをクリックするまでは、ディスクにはなにも書き込まれません。 - 日付と時刻 を選択します。
- ご自分の地域とタイムゾーン内で一番近い都市を選択します。
- をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。

- を選択します。
- と ボタンを使ってキーボードレイアウトの追加または削除を行います。
- 複数のキーボードレイアウトを有効にした場合は、 ボタンを使用してデフォルトにするレイアウトをリストの最上部に移動します。
- をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。

- インストール先 を選択します。
- ターゲットディスクを選択します。選択したターゲットの横にチェックマークが表示されます。選択したディスクは自動でパーティション設定されます。
- をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。

- ネットワークとホスト名 を選択します。
- 右上にある Ethernet のスライドスイッチをクリックして、ネットワーク設定を有効にします。
- オプションで、デバイスを選択してから をクリックして、ネットワークインターフェース設定を更新します。
- をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。

注記
Anaconda は、ネットワーク設定を即座に適用します。これは、セットアップ中とインストール後に使用されます。 - インストールの概要 画面で をクリックします。

- インストールが開始され、設定 画面が表示されます。
インストール中には以下の手順を実行します。- Root パスワード を選択します。
rootユーザーのパスワードを入力して、確認します。- をクリックして 設定 画面に戻ります。

- ユーザーの作成 を選択します。
- ユーザーのフルネームを入力します。
- オプションで、自動生成されたユーザー名を更新します。
- パスワードを設定して、確認します。
- オプションで このユーザーを管理者にする にチェックを入れます。こうすることで、このユーザーは
wheelグループに追加され、このアカウントでは追加設定なしでsudoが使えるようになります。 - をクリックして 設定 画面に戻ります。

- インストールが完了するまで待ってから、 をクリックします。
- インストール済みシステムが起動したら、以下の手順を実行します。
- Server with GUI のベース環境を使用してサーバーをインストールした場合は、初期設定 が自動的に開始されます。
- ライセンス同意書に同意します。
- システムを登録します。
詳細については、29章初期設定 (Initial Setup) を参照してください。 - インストール中にその他のベース環境を選択した場合は、以下を実行します。
rootユーザーとしてシステムにログインします。- システムを登録し、サブスクリプションを自動アタッチにします。
# subscription-manager register --auto-attach \ --username=user_name --password=password
4.2. 自動インストール
USB ブートメディアの生成
- キックスタートファイルにインストールを記録します。
- 一度、手動で Red Hat Enterprise Linux をインストールします。詳細については、「対話型インストール」 を参照してください。
- インストールされたシステムを起動します。インストール中に、Anaconda は
/root/anaconda-ks.cfgファイルに設定を伴うキックスタートファイルを作成しています。
- Red Hat Enterprise Linux インストール DVD ISO ファイルを
/tmp/ディレクトリーにダウンロードします。 - インストール ISO ファイルを
/mnt/ディレクトリーにマウントします。# mount -o loop /tmp/rhel-server-7.3-x86_64-dvd.iso /mnt/
- 作業ディレクトリーを作成し、そこに DVD コンテンツをコピーします。
# mkdir /root/rhel-install/ # shopt -s dotglob # cp -avRf /mnt/* /root/rhel-install/
- ISO ファイルをアンマウントします。
# umount /mnt/
- インストール中に生成されたキックスタートファイルを作業ディレクトリーにコピーします。
# cp /root/anaconda-ks.cfg /root/rhel-install/
- インストール後に Red Hat Enterprise Linux を自動登録して、サブスクリプションをアタッチするには、以下を
/root/rhel-install/anaconda-ks.cfgファイルに追加します。%post subscription-manager register --auto-attach --username=user_name --password=password %end
- インストール DVD ボリューム名を表示させます。
# isoinfo -d -i rhel-server-7.3-x86_64-dvd.iso | grep "Volume id" | \ sed -e 's/Volume id: //' -e 's/ /\\x20/g'
RHEL-7.3\x20Server.x86_64 - キックスタートファイルを使用する起動ファイル
/root/rhel-install/isolinux/isolinux.cfgに新しいメニューエントリーを追加します。####################################### label kickstart menu label ^Kickstart Installation of RHEL7.3 kernel vmlinuz append initrd=initrd.img inst.stage2=hd:LABEL=RHEL-7.3\x20Server.x86_64 inst.ks=cdrom:/anaconda-ks.cfg #######################################
注記
inst.stage2=hd:LABEL=オプションを、前のステップで取得した DVD ボリューム名に設定します。 - 作業ディレクトリーから
/root/rhel-ks.isoファイルを作成します。# mkisofs -J -T -o /root/rhel-ks.iso -b isolinux/isolinux.bin \ -c isolinux/boot.cat -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table \ -R -m TRANS.TBL -graft-points -V "RHEL-7.3 Server.x86_64" \ /root/rhel-install/
注記
-Vオプションを、前のステップで取得した DVD ボリューム名に設定し、\x20を空白で置き換えます。 - インストール USB ドライブを作成します。詳細は、「Linux でインストール USB を作成する」 を参照してください。
キックスタートファイルを使用した Red Hat Enterprise Linux のインストール
- インストール USB ドライブを起動します。詳細は、7章AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動 を参照してください。
- 「USB ブートメディアの生成」 で作成したキックスタート設定を含むエントリーを選択します。
第5章 AMD64 および Intel 64 システムへのインストールプラン
5.1. アップグレードまたはインストールの選択
- クリーンインストール
- クリーンインストールとは、システムの全データのバックアップ、ディスクパーティションのフォーマット、インストールメディアからの Red Hat Enterprise Linux のインストール、最後にユーザーのデータ復元の順で行う方法です。
注記
Red Hat Enterprise Linux のメジャーバージョン間でのアップグレードには、この方法が推奨されます。 - インプレースアップグレード
- インプレースアップグレードとは、旧バージョンを残したままシステムをアップグレードする方法です。ご使用のシステムで使用できる移行ユーティリティーをインストールして、他のソフトウェアと同様に稼働させておく必要があります。Red Hat Enterprise Linux では、Preupgrade Assistant で現行システムを評価し、アップグレード中またはその後に発生する可能性がある問題を特定します。また、システムに対し若干の修正および変更も行われます。実際にパッケージをダウンロードしてアップグレードを実行するのは Red Hat Upgrade Tool ユーティリティーになります。インプレースアップグレードにはかなりのトラブルシューティングやプラニングが必要になるため、ほかに選択がない場合に限定してください。Preupgrade Assistant については28章現在のシステムのアップグレード を参照してください。
警告
システムのクローンとなるバックアップコピーでのテストを行なわないまま実稼働中のシステムにインプレースアップグレードを適用することは絶対に避けてください。
5.2. ハードウェアの互換性について
5.3. インストール先として対応しているターゲット
- SCSI、SATA、SAS など標準的な内蔵インターフェースで接続するストレージ
- BIOS/ファームウェア RAID デバイス
- ファイバーチャネルのホストバスアダプターおよびマルチパスのデバイス (ハードウェアによっては製造元が提供しているドライバーが必要な場合があります)
- Xen ブロックデバイス、Intel のプロセッサーで Xen の仮想マシン
- VirtIO ブロックデバイス、Intel のプロセッサーで KVM の仮想マシン
5.4. システム仕様一覧
- パーティションのレイアウトをカスタマイズする予定の場合は、 以下の詳細をメモしておきます。
- システムに接続しているハードドライブのモデル番号、サイズ、タイプ、インターフェースなど。たとえば、SATA0 上には Seagate 社製 ST3320613AS (320 GB) のハードドライブ、 SATA1 上には Western Digital 社製 WD7500AAKS (750 GB) のハードドライブ、などとメモしておきます。こうすることで、パーティション設定の段階で該当するハードドライブが識別できるようになります。
- Red Hat Enterprise Linux を既存のシステム上に追加のオペレーティングシステムとしてインストールする場合は、以下を記録しておきます。
- システムで使用するパーティションについての情報。これには、ファイルシステムのタイプ、デバイスのノード名、ファイルシステムのラベル、およびサイズが含まれます。これにより、パーティション設定プロセス中に特定のパーティションを特定できるようになります。オペレーティングシステムによってパーティションとドライブの特定方法は異なることから、別のオペレーティングシステムが Unix であったとしても、Red Hat Enterprise Linux は異なるデバイス名でレポートする可能性があることに留意してください。この情報は通常、
mountコマンドおよびblkidコマンドを実行すると見つけられ、また/etc/fstabファイル内にあります。すでに他のオペレーティングシステムをインストールしている場合、Red Hat Enterprise Linux 7 のインストールプログラムはそのオペレーティングシステムを自動検出して、そのオペレーティングシステムを起動するよう設定します。他のオペレーティングシステムが正しく検出されない場合は手作業で設定することができます。詳細は 「ブートローダーのインストール」 を参照してください。
- ローカルのハードドライブ上にあるイメージからのインストールを予定している場合は、以下をメモしておきます。
- 該当のイメージを格納しているハードドライブとディレクトリー
- ネットワーク上の場所からのインストールを予定している場合は、以下をメモしておきます。
- システム上のネットワークアダプターの製造元とモデル番号 (たとえば、Netgear 社製の GA311 など)。ネットワークを手動で設定する場合にアダプターを特定できるようになります。
- IP、DHCP、および BOOTP のアドレス
- ネットマスク
- ゲートウェイの IP アドレス
- ネームサーバーの IP アドレス (DNS)、複数あり
- FTP サーバー、HTTP (web) サーバー、HTTPS (web) サーバー、または NFS サーバー上にあるインストールソースの場所
上記のネットワークに関する要件や用語が不明な場合は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。 - iSCSI ターゲットにインストールを予定している場合は、以下をメモしておきます。
- iSCSI ターゲットの場所 (ネットワークに応じた CHAP ユーザー名とパスワード、またリバース CHAP ユーザー名とパスワードも必要になる場合があります)。
- 使用コンピューターがドメインの一部である場合は、以下をメモしておきます。
- ドメイン名が DHCP サーバーによって提供されることを確認してください。提供されない場合は、インストール中にドメイン名を手動で入力する必要があります。
5.5. ディスク領域およびメモリーに関する要件
注記
/ および swap) を Red Hat Enterprise Linux 専用にする必要があります。
| インストールタイプ | 必要最小限の RAM サイズ |
|---|---|
| ローカルメディアによるインストール (USB, DVD) | 512 MiB |
| NFS ネットワークインストール | 512 MiB |
| HTTP、HTTPS、または FTP ネットワークインストール | 1 GiB |
5.6. RAID と他のディスクデバイス
5.6.1. ハードウェア RAID
5.6.2. ソフトウェア RAID
注記
5.6.3. USB ディスク
5.6.4. Intel の BIOS RAID に関する注意点
/etc/fstab、/etc/crypttab、その他の設定ファイルに対してローカルな変更を加えても Red Hat Enterprise Linux 7 では役に立たない可能性があります。したがって、デバイスノードパス (/dev/sda など) の代わりにファイルシステムのラベルまたはデバイスの UUID を使用してください。ファイルシステムのラベルおよびデバイスの UUID は、blkid コマンドを使用すると確認できます。
5.6.5. Intel BIOS iSCSI Remote Boot に関する注意点
5.7. インストーラーの起動方法を選択する
注記
%post セクションの実行時も含まれます。
- 完全インストール用 DVD または USBドライブ
- 完全インストール用 DVD または USB ドライブは、完全インストール用 DVD の ISO イメージから作成します。作成したメディアは、起動デバイスとソフトウェアパッケージのインストールソース両方の役割を果たすため、そのメディアひとつでインストール全体を完了することができます。完全インストール用 DVD または USB ドライブの作成方法については 3章メディアの作成 を参照してください。
- 最小限の起動用 CD、DVD または USB フラッシュドライブ
- 最小限の起動用 CD、DVD 、USB フラッシュドライブは小さな ISO イメージを使って作成します。このイメージにはシステムを起動してインストールを開始するために必要なデータしか含まれていません。この起動用メディアを使用する場合には、パッケージをインストールするためのインストールソースが別途必要になります。起動用 CD、DVD、USB フラッシュドライブの作成方法については 「インストール USB の作成」 を参照してください。
- PXE サーバー
- PXE (preboot execution environment) サーバーを使用すると、インストールプログラムをネットワーク経由で起動させることができるようになります。システムを起動したら、ローカルのハードドライブやネットワーク上の場所など、別途に用意したインストールソースを使ってインストールを完了させます。PXE サーバーの詳細は 23章ネットワークからのインストールの準備 を参照してください。
5.8. キックスタートを使ってインストールを自動化する
5.9. UEFI セキュアブートによるベータリリースの使用
注記
手順5.1 UEFI セキュアブート向けのカスタム秘密鍵の追加
- まず、システム上で UEFI セキュアブートを無効し、通常通りに Red Hat Enterprise Linux 7 をインストールします。セキュアブートが有効になっていると、インストールを進めることができません。
- インストールが完了したら、システムを再起動します。セキュアブートはこの時点ではまだ無効にしていてください。システムを再起動してログインし、29章初期設定 (Initial Setup) にある初期設定画面に入ります。
- 端末を開き、
rootでログインした後、以下のコマンドを実行します。#mokutil --import /lib/modules/$(uname -r)/kernel-signing-ca.cerプロンプトが出たら、好きなパスワードを入力します。注記
パスワードは忘れないようにしてください。この手順の完了に必要となる上、インポートされた鍵が不要になった場合に、その削除に必要となります。 - システムを再起動し、UEFI セキュアブートを有効にしてから起動プロセスを続けます。システムが開始する前に、保留となっていた鍵の登録リクエストを完了させるかどうか聞かれます。yes を選択し、
mokutilコマンドを使って先に設定したパスワードを入力します。
警告
#mokutil --reset
第6章 AMD64 および Intel 64 のシステムへのインストール中にドライバーを更新する
重要
- インストールプログラムがアクセスできる場所に直接ドライバーディスクの ISO イメージファイルを配置します (ローカルのハードドライブ、USB フラッシュドライブ、CD、DVD など)。
- イメージファイルからドライバーディスクを作成します (CD、DVD、USB フラッシュドライブなど)。ISO イメージファイルの CD/DVD への書き込み方法などについては 「インストール CD または DVD の作成」 でインストールディスクの作り方を、USB ドライブへの書き込み方法に関しては 「インストール USB の作成」 を参照してください。
警告
6.1. インストール中にドライバーを更新する場合の制約
6.2. インストール中にドライバーを更新するための準備
- ドライバーの自動更新
- インストールを開始すると、接続されている全ストレージデバイスの検出が Anaconda インストールプログラムによって試行されます。インストール開始時に
OEMDRVというラベルが付いたストレージデバイスが検出されると、Anaconda は常にこのデバイスをドライバー更新用ディスクと認識して、このデバイス上のドライバーの読み込みを試行します。 - アシスト付きのドライバー更新
- インストール開始時に
inst.dd起動オプションを指定することが可能です。パラメーターなしでこのオプションを使用すると、Anaconda によりシステムに接続されている全ストレージデバイスの一覧が表示され、ドライバー更新を含むデバイスを選択するよう求められます。 - 手動によるドライバー更新
- インストール開始時に
inst.dd=location起動オプションを指定することが可能です。location にはドライバー更新用ディスクもしくは ISO イメージへのパスを入力してください。このオプションを指定すると、Anaconda は指定された場所にあるドライバー更新の読み込みを試行します。手動のドライバー更新では、ローカルで使用できるストレージデバイス、またはネットワーク上にある場所 (HTTP、HTTPS、FTPのいずれかのサーバー) を指定することができます。
注記
inst.dd=location と inst.dd を同時に使用することもできます。ただし、この場合の Anaconda の動作は、使用する location のタイプによって異なります。デバイスの場合は、Anaconda は指定されたデバイスから更新するドライバーを選択するようプロンプト表示され、新たなデバイスが提示されます。location がネットワークの場合は、Anaconda はドライバー更新を含んでいるデバイスを選択するようプロンプトが出され、指定されたネットワークの場所からドライバーの更新ができるようになります。
OEMDRV というラベルが付いたストレージデバイスを作成し、インストールするシステムに物理的に接続しておく必要があります。アシスト付きのドライバー更新の方法を使用する場合は、OEMDRV 以外のラベルならローカルのいずれのストレージデバイスを使用しても構いません。手動によるドライバー更新の方法を使用する場合は、OEMDRV 以外のラベルならローカルのいずれのストレージを使用しても構いません。また、インストールするシステムからアクセスが可能なネットワーク上の場所を使用することもできます。
重要
ip= オプションを使って必ずネットワークを初期化してください。詳細は 「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。
6.2.1. ドライバー更新用の ISO ファイルをローカルのストレージデバイスで使用するための準備
- インストールプログラムに自動的にドライバーディスクを認識させるため、ストレージデバイスのボリュームラベル名を
OEMDRVにします。また、ISO イメージ自体をコピーするのではなく、その内容をストレージデバイスの root ディレクトリーに抽出します。「ドライバーの自動更新」 を参照してください。手動によるインストールの場合、OEMDRVというラベルが付いたデバイスからのドライバーのインストールの方が手動によるインストールより常に優先され、また推奨されています。 - 手動インストールでは、ストレージデバイスに ISO イメージを単一ファイルとしてコピーするだけです。ファイル名の変更は可能ですが、ファイル名の拡張子は変更せず
.isoのままにしておいてください (dd.isoなど)。インストール中にドライバー更新を手動で選択する方法については、「手動によるドライバー更新」 を参照してください。
6.2.2. ドライバー更新用の ISO ファイルを CD または DVD に書き込み更新用ディスクを準備
rhdd3 というファイルが 1 つと rpms というディレクトリーが 1 つ見えるはずです。rhdd3 の方はドライバーディスクの詳細が記載されているシンプルな署名ファイルです。各種アーキテクチャー用の実際のドライバーの RPM パッケージを収納しているのは rpms の方になります。
.iso のファイルが 1 つしかない場合は、ディスクが正しく作成されていないので作成し直してください。GNOME 以外の Linux デスクトップや Linux 以外のオペレーティングシステムを使用している場合は、イメージの書き込み などのオプションを選択しているか確認してください。
6.3. インストール中にドライバーの更新を実施する
- ドライバー更新の検出と実行をインストールプログラムで自動的に行う
- ドライバー更新の検索プロンプトをインストールプログラムが表示する
- ドライバー更新用のイメージまたは RPM パッケージへのパスを手動で指定する
重要
6.3.1. ドライバーの自動更新
OEMDRV というボリュームラベルが付いたブロックデバイスをコンピューターに接続しておきます。
注記
OEMDRV ブロックデバイスを使用してキックスタートファイルを自動的に読み込むこともできるようになっています。このファイルは ks.cfg と命名し、デバイスの root に格納する必要があります。キックスタートインストールについての詳細は、26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
OEMDRV というラベルが付いたストレージデバイスを見つけると、ドライバー更新ディスクとみなし、このデバイスからのドライバー更新の読み込みを試行します。読み込むドライバーを選択するよう求めるプロンプトが表示されます。

図6.1 ドライバーの選択
6.3.2. アシスト付きのドライバー更新
OEMDRV というボリュームラベルが付いたブロックデバイスを使用できるようにしておくことが推奨されます。ただし、このデバイスが検出されず、起動コマンドラインで inst.dd オプションが指定されていた場合には、対話モードでドライバーディスクを検索することができます。まず最初に、Anaconda で ISO ファイルのスキャンをするため、一覧からローカルのディスクパーティションを選択します。次に、検出された ISO ファイルの中から更新用のファイルを選択します。最後にドライバーを選択します (複数可)。以下の図では、テキストユーザーインターフェースでこのプロセスを強調表示しています。

図6.2 対話式のドライバー選択
注記
OEMDRV というボリュームラベルが付いていない場合は、引数なしで inst.dd オプションを使用してメニューからそのデバイスを選択します。また、次のようにインストールプログラムの起動オプションを使ってメディアのスキャンを行いドライバーを検索することもできます。
inst.dd=/dev/sr0
6.3.3. 手動によるドライバー更新
inst.dd=location オプションを追加します。location にはドライバー更新ディスクのパスを入れてください。

図6.3 ドライバー更新へのパスの指定
6.3.4. ブラックリストへのドライバーの登録
modprobe.blacklist=driver_name オプションを追加します。driver_name の部分に無効にするドライバー名を入力します。例を示します。
modprobe.blacklist=ahci
modprobe.blacklist= オプションを使ってブラックリスト登録したドライバーはインストールが完了したシステムでも無効な状態のままになります。このドライバーは /etc/modprobe.d/anaconda-blacklist.conf ファイルで確認できます。ドライバーをブラックリストに登録する方法および他の起動オプションについては 22章起動オプション を参照してください。
第7章 AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動
NFS、FTP、HTTP、HTTPS を使用したネットワークからインストールすることができます。完全インストール用 DVD から起動してインストールする方法が最も簡単な方法になります。これ以外のインストール方法の場合、いくつか別途にセットアップが必要にはなりますが、それぞれ異なる利点があります。たとえば、Red Hat Enterprise Linux を大量のマシンに同時にインストールする場合は、PXE サーバーから起動し、ネットワーク上の共有の場所に配置したソースからのインストールが最適な方法になります。
表7.1 起動方法とインストールソース
| 起動方法 | インストールソース |
|---|---|
| 完全インストール用メディア (DVD または USB) | インストールも起動した完全インストール用メディア自体を使います |
| 最小限の起動用メディア (CD または USB) | インストールは、ネットワーク上もしくはハードドライブ上に配置しておいた完全インストール用 DVD ISO イメージ、またはこのイメージから抽出したインストールツリーを使用します |
| ネットワーク起動 (PXE) | インストールは、ネットワーク上に配置しておいた完全インストール用 DVD ISO イメージ、またはこのイメージから抽出したインストールツリーを使用します |
- 「AMD64 および Intel 64 のシステムで物理メディアからインストールプログラムを起動する」、物理メディア (Red Hat Enterprise Linux DVD、起動用 CD-ROM、USB フラッシュドライブ) を使ってインストールプログラムを起動する方法について説明しています。
- 「AMD64 および Intel 64 のシステムで PXE を使ってネットワークからインストールプログラムを起動する」、PXE でインストールプログラムを起動する方法について説明しています。
- 「ブートメニュー」、ブートメニューに関する記載です。
7.1. インストールプログラムの起動
重要
注記
7.1.1. AMD64 および Intel 64 のシステムで物理メディアからインストールプログラムを起動する
手順7.1 物理メディアからのインストールプログラムの起動
- インストールに必要のないドライブはすべて取り外します。詳細は 「USB ディスク」 を参照してください。
- コンピューターシステムの電源を入れます。
- コンピューターにメディアを挿入します。
- 起動用メディアが挿入された状態でコンピューターの電源をオフにします。
- コンピューターシステムの電源をオンにします。メディアから起動するため特定のキーやキーの組み合わせを押さなければならなかったり、メディアから起動するようシステムの BIOS (Basic Input/Output System) を設定しなければならない場合があります。詳細はシステムに同梱されているドキュメントをご覧ください。
7.1.2. AMD64 および Intel 64 のシステムで PXE を使ってネットワークからインストールプログラムを起動する
Network Boot や Boot Services などのラベルが付いている可能性があります。また、正しいネットワークインターフェースから最初に起動するよう BIOS が設定されていることを確認します。BIOS システムの中には、起動デバイスとしてネットワークインターフェースが含まれているにも関わらず PXE 標準には対応していないものがあります。詳細はハードウェアのドキュメントをご覧ください。PXE 起動を正しく有効にすると、メディアがなくても Red Hat Enterprise Linux インストールシステムを起動することができるようになります。
手順7.2 PXE を使ってネットワークからインストールプログラムを起動する
- ネットワークケーブルが接続されていることを確認します。 コンピューターの電源スイッチは入っていない状態であっても、 ネットワークソケットのリンク表示ライトは点灯しているはずです。
- コンピューターのスイッチをオンにします。
- ハードウェアによって PXE サーバーに接続する前にネットワーク設定と診断情報が表示される場合があります。接続すると、PXE サーバーの設定に応じたメニューが表示されます。目的オプションに該当する数字キーを押します。どのオプションを選択したらよいかわからない場合はサーバーの管理者に問い合わせてください。
第8章 Anaconda を使用したインストール
- 26章キックスタートを使ったインストール にあるように、キックスタートを使用してインストールを自動化する。
- VNC (Virtual Network Computing) プロトコルを使用して、グラフィカルディスプレイのある別のコンピューターからインストールシステムにリモートで接続して、グラフィカルインストールを実行する。24章VNC を使用したインストール を参照してください。
8.1. Anaconda の概要
8.2. インストール中のコンソールとロギング
8.2.1. コンソールへのアクセス
root 権限のある対話式シェルプロンプトを提供するもので、これはブートオプションまたはキックスタートコマンドを使用して明示的に無効となっていなければ使用可能となります。
注記
注記
表8.1 利用可能な tmux ウィンドウ
| ショートカット | 内容 |
|---|---|
| Ctrl+b 1 | メインのインストールプログラムウィンドウ。テキストベースのプロンプト (テキストモードのインストール中もしくは VNC ダイレクトモードを使用の場合) とデバッグ情報があります。 |
| Ctrl+b 2 | root 権限のある対話式シェルプロンプト。 |
| Ctrl+b 3 | インストールログ ; /tmp/anaconda.log に保存されているメッセージを表示します。 |
| Ctrl+b 4 | ストレージログ ; /tmp/storage.log に保存されているカーネルおよびシステムサービスからのストレージデバイス関連のメッセージを表示します。 |
| Ctrl+b 5 | プログラムログ ; /tmp/program.log に保存されている他のシステムユーティリティーからのメッセージを表示します。 |
8.2.2. スクリーンショットの保存
/tmp/anaconda-screenshots/ に保存されます。
autostep --autoscreenshot コマンドを使用すると、インストールの各ステップを自動的にキャプチャーし、保存することができます。詳細は、「キックスタートのコマンドとオプション」 を参照してください。
8.3. テキストモードでのインストール
重要
inst.xdriver=vesa オプションを使った起動を試してください。22章起動オプション を参照してください。

図8.1 テキストモードでのインストール
[x] マークが表示され、インストールの開始前にユーザーの作業が必要な画面には [!] マークが表示されます。利用可能なコマンドは、利用可能なオプション一覧の下に表示されます。
注記
Processing... のラベルが表示されることがあります。テキストメニューアイテムの状態を更新するには、テキストモードのプロンプトで r オプションを使用します。
- インストーラーは常に言語に英語を使用し、キーボードも US English のキーボードレイアウトになります。言語とキーボードレイアウトは設定可能ですが、これはインストールされるシステムに適用されるもので、インストール自体には適用されません。
- 高度なストレージメソッド (LVM、software RAID、FCoE、zFCP、および iSCSI) の設定はできません。
- カスタムのパーティション設定はできません。自動パーティション設定のいずれかを使用する必要があります。また、ブートローダーのインストール場所を設定することもできません。
- インストールするパッケージアドオンを選択することはできません。それらはインストール完了後に Yum パッケージマネージャーを使用して追加する必要があります。
inst.text 起動オプションをブートメニュー内の起動コマンドラインまたは PXE サーバー設定で使用して、インストールを起動します。起動オプションの使用については、7章AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動 を参照してください。
8.4. グラフィカルユーザーインターフェースでのインストール

図8.2 インストールの概要
表8.2 グラフィカルインストーラーでのキーボードショートカット
| ショートカットキー | 使用方法 |
|---|---|
| Tab または Shift+Tab | 表示画面上でのアクティブな要素(ボタン、チェックボックスなど) を移動します。 |
| Up または Down | リストをスクロールします。 |
| Left または Right | ツールバーとテーブルエントリーを左右にスクロールします。 |
| Space または Enter | 選択肢からハイライト表示したアイテムを選択または削除し、ドロップダウンメニューを展開、折りたたみます。 |
8.5. 「ようこそ」の画面と言語設定
注記
GeoIP モジュールを使った位置自動検出情報に基づき事前選択の言語が確定されます。

図8.3 言語設定
8.6. インストールの概要画面

図8.4 インストールの概要
注記

図8.5 ネットワークが検出されない場合のネットワーク設定画面
8.7. 日付と時刻
- マウスを使って対話式マップをクリックし特定の都市を選択します。選択した都市を示す赤いピンが表示されます。
- また、画面上部の 地域 と 都市 のドロップダウンメニューをスクロールしてタイムゾーンを選ぶこともできます。
- 地域 ドロップダウンメニューの一番下にある Etc を選ぶと、都市のメニューが GMT/UTC になり、たとえば
GMT+1を選択できるようになります。
注記

図8.6 タイムゾーン設定画面
注記
8.8. 言語サポート
Español などのように言語を選択します。次に右側のパネルで Español (Costa Rica) などのように地域固有のロケールを選択します。言語とロケールはどちらも複数選択が可能です。選択された言語は左側のパネルで太字で強調表示されます。

図8.7 言語サポートの設定
注記
8.9. キーボードの設定

図8.8 キーボードの設定
重要
注記
8.10. セキュリティーポリシー
重要
/root/openscap_data ディレクトリーに保存されます。

図8.9 セキュリティーポリシー選択画面
注記
HTTP、HTTPS または FTP サーバーから読み込むことができます。(http:// といった) プロトコルを含む、コンテンツの完全なアドレスを使用してください。カスタムプロファイルを読み込む前に、ネットワーク接続がアクティブになっている必要があります (「ネットワークとホスト名」 で有効にする)。コンテンツタイプはインストーラーが自動的に検出します。
8.11. インストールソース

図8.10 インストールソースの画面
- 自動検出したインストールメディア
- 完全インストール用の DVD もしくは USB ドライブを使用してインストールを開始している場合は、そのメディアが検出されメディアの基本的な情報がこのオプションに表示されます。 ボタンをクリックして、メディアがインストールに適していることを確認します。この整合性のテストは、ブートメニューで
Test this media & Install Red Hat Enterprise Linuxを選択した場合、もしくはrd.live.check起動オプションを使用した場合と同様のものです。 - ISO ファイル
- パーティションが設定されマウント可能なファイルシステムを持っているハードドライブがインストールプログラムによって検出されるとこのオプションが表示されます。このオプションを選択してから、 ボタンをクリックし、システム上にあるインストール ISO ファイルの場所を選択します。 ボタンをクリックして、ファイルがインストールに適していることを確認します。
- ネットワーク上
- ネットワークの場所を指定するには、このオプションを選択して、ドロップダウンメニューから以下のオプションのいずれかを選びます。
- http://
- https://
- ftp://
- nfs
上記の選択肢をネットワークの場所の URL の開始部分として使用し、残りのアドレスをアドレスボックスに入力します。NFS を選択した場合は、NFS マウントオプションを指定する別のボックスが表示されます。重要
NFS ベースのインストールソースを選択する際には、ホスト名をコロン (":") でパスから区切ったアドレスを指定する必要があります。例を示します。server.example.com:/path/to/directoryHTTP または HTTPS ソース用のプロキシを設定するために ボタンをクリックします。HTTP プロキシを有効にする にチェックを入れ、URL を プロキシ URL ボックスに入力します。プロキシで認証が必要な場合は、認証を使用する にチェックを入れ、ユーザー名とパスワードを入力します。 をクリックします。使用する HTTP もしくは HTTPS の URL がリポジトリーのミラーの一覧を参照する場合は、入力するフィールドの下のチェックボックスにチェックを入れます。
8.12. ネットワークとホスト名
重要
注記
em1 や wl3sp0 といった一貫性のある名前をネットワークデバイスの特定に使用するネットワークデバイス命名標準にはいくつかのタイプがあります。これらの標準については、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。

図8.11 ネットワークとホスト名の設定画面
localhost.localdomain の値は、ターゲットシステムの静的ホスト名が指定されておらず、インストールされるシステムの実際のホスト名はネットワーク設定時 (たとえば、DHCP または DNS を使用した NetworkManager) に設定されることを示しています。
重要
注記
8.12.1. ネットワーク接続の編集
- システム起動時に常にこの接続を使用する場合は、この接続が利用可能になったときは自動的に接続する のチェックボックスにマークを入れます。自動的に接続するネットワークは、複数の接続を使用することができます。この設定は、インストールされるシステムに引き継がれます。

図8.12 ネットワーク自動接続機能
- デフォルトでは、IPv4 パラメーターが DHCP サービスにより自動的に設定されます。同時に、IPv6 設定は
自動方式に設定されます。ほとんどの場合、この組み合わせが最適で通常は変更する必要はありません。
図8.13 IP プロトコル設定
8.12.2. 高度なネットワークインターフェース

図8.14 ネットワークとホスト名の設定画面
Bond- NIC (ネットワークインターフェースコントローラー) のボンドです。複数のネットワークインターフェースを一つのチャネルに結合する方式です。Bridge- NIC ブリッジングです。複数の別個のネットワークを 1 つの集積ネットワークに接続します。チーム- NIC のチームです。複数のリンクを集約する新しい実装になります。小型のカーネルドライバーを提供することでパケットフローを高速で処理し、各種アプリケーションがすべてのタスクをユーザー領域で行うよう設計されています。VLAN- それぞれ孤立している異なる複数のブロードキャストドメインを作成する方法です。

図8.15 高度なネットワークインターフェースのダイアログ
注記
8.13. ソフトウェアの選択
- 横線の 上 に表示されるアドオンは、選択した環境に固有のものです。いずれかのアドオンを選択してから環境の選択を変更すると、アドオンの選択は失われます。
- 横線の 下 に表示されるアドオンは、すべての環境で同じものです。別の環境を選択し直しても、ここでの選択は失われません。

図8.16 サーバーインストールでのソフトウェア選択の例
server の場合はサーバー向けの環境が提供され、workstation の場合は開発者向けワークステーションとしての導入を対象とした選択肢が提供されます。
repodata/*-comps-variant.architecture.xml ファイルをご覧ください。このファイルには、利用可能な環境 (<environment> タグ) およびアドオン (<group> タグ) を記述した構造が含まれています。
重要
%packages のセクションでは、環境、グループ、各パッケージなどを指定することができます。キックスタートファイルでインストールするパッケージを選択する方法については 「パッケージの選択」 を参照してください。キックスタートを使ってインストールを自動化する方法については 26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
8.13.1. コアとなるネットワークサービス
rsyslogサービスを利用した集中ログ記録機能- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) による電子メール
- NFS (Network File System) によるネットワークファイル共有
- SSH (Secure SHell) によるリモートアクセス
- mDNS (multicast DNS) によるリソースのアドバタイズ
8.14. インストール先
警告
重要
重要
特殊なケース
- RAID カードがある場合、一部の BIOS では RAID カードからの起動には対応していないため注意してください。このような場合、
/bootパーティションは別のハードドライブなど、RAID アレイ以外のパーティションに作成する必要があります。そのような RAID カードでのパーティション作成には、内蔵ハードドライブを使用する必要があります。また、/bootパーティションはソフトウェア RAID の設定にも必要になります。システムのパーティション設定で自動を選択した場合は、/bootパーティションを手動で修正する必要があります。詳細については、「手動パーティション設定」 を参照してください。 - Red Hat Enterprise Linux ブートローダーが別のブートローダーから チェーンロード するように設定するには、インストール先 の画面で 完全なディスク要約とブートローダー をクリックして、手動でブートドライブを指定する必要があります。ブートドライブの指定方法に関しては、「ブートローダーのインストール」 を参照してください。
- マルチパスのストレージデバイスとマルチパスではないストレージデバイス両方が接続されたシステムに Red Hat Enterprise Linux をインストールすると、インストールプログラムによる自動パーティション設定のレイアウトでマルチパスのデバイスとマルチパスではないデバイスが混在したボリュームグループが作成されてしまう可能性があります。これはマルチパスストレージの目的に反することになります。インストール先 の画面ではマルチパスのみ、またはマルチパス以外のみのいずれかを選択することが推奨されます。別の方法では、手動のパーティション設定を実行してください。

図8.17 ストレージ領域の概要
- パーティション構成 のセクションでは、ストレージデバイスのパーティション設定方法とボリュームの作成方法を選択することができます。パーティションを手動で設定する、またはインストールプログラムによる自動設定を選択することができます。今まで使用したことがないストレージにクリーンインストールを実行する場合、またはストレージに保存されているデータは一切必要ない場合には、自動パーティション設定が推奨されます。自動パーティション設定を行う場合は、デフォルトで選択されている 自動構成のパーティション構成 のラジオボタンにチェックを入れたままにすると、インストールプログラムが必要なパーティションとボリュームをストレージに自動作成します。自動でのパーティション設定の場合、追加の空き領域を利用できるようにしたい のチェックボックスを選択すると、他のファイルシステムの領域をこのインストールに再配分する方法を選択できます。 をクリックすると、ダイアログが表示されます。自動パーティション設定を選択しているものの、推奨パーティション設定を使用したインストールの完了にはストレージ領域が足りない場合、以下のダイアログが表示されます。

図8.18 インストールオプションのダイアログ内の「領域を確保する」オプション
Red Hat Enterprise Linux software selection のリンクをクリックすると、Software selection セクションに移動します。ここではインストールするソフトウェアを変更して、ストレージ領域をある程度解放することができます。別の方法では、 をクリックして、インストール先 画面に戻ります。ここでは、ストレージデバイスの追加、もしくは手動でのパーティション設定が可能です。既存のファイルシステムからストレージ領域の一部を解放する場合は をクリックします。詳細は 「ディスク領域の獲得」 を参照してください。十分な領域を確保できないと、別のダイアログが表示されます。この場合は、当初のストレージ画面でディスクを追加するか、インストールを中止することになります。手動による設定を行うため、パーティション構成を行いたい のラジオボタンを選択した場合は、 をクリックすると 手動パーティション設定 の画面に移動します。詳細は 「手動パーティション設定」 を参照してください。 - 暗号化 セクションで データを暗号化する のチェックボックスを選択すると、
/bootパーティション以外、すべてのパーティションを暗号化することができます。暗号化についての詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド を参照してください。
8.14.1. ブートローダーのインストール
警告

図8.19 選択したディスクの要約
警告
8.14.1.1. MBR と GPT に関する注意点
- BIOS システム、および BIOS 互換性モードの UEFI システム
- ディスクが既にフォーマットされている場合、パーティションスキームは維持されます。ディスクがフォーマットされていない場合、もしくはユーザーがディスクからすべてのパーティションを削除した場合は、Anaconda は以下を使用します。
- ディスクに 232 未満のセクターしかない場合、MBR を使用。一般的にディスクセクターは 512 バイトで、これは 2 TiB に当たります。
- ディスクに 232 以上のセクターがある場合、GPT を使用。
注記
デフォルトの動作を無効にしてサイズが 232 セクター未満のディスクで GPT を使用する場合は、inst.gptオプションを起動コマンドラインに追加します。232 セクター以上のディスク上で MBR を使用するよう Anaconda を手動で無効にすることはできないことに注意してください。
ブートローダーが GPT を使用するディスクの BIOS システム上にインストールするには、BIOS Boot (biosboot) パーティションを作成する必要があります。biosbootパーティションのサイズは 1 MiB にしてください。ただし、ブートローダーが MBR を使用するディスクの場合には、biosbootパーティションは必要 ありません。 - UEFI システム
- UEFI のシステム上で使用できるのは GPT のみです。MBR があるフォーマット済みディスクにインストールするには、まずディスクの再フォーマットが必要になります。パーティションスキームに関係なく、EFI System Partition ((
/boot/efi) を作成する必要があります。(/boot/efiのサイズは少なくとも 50 MiB にしてください。推奨サイズは 200 MiB になります。注記
biosboot、efiパーティション、どちらも LVM ボリュームには格納できません。このパーティションは標準の物理パーティションに格納してください。
8.14.2. パーティションの暗号化

図8.20 暗号化したパーティションのパスフレーズ入力
警告
8.14.3. ディスク領域の獲得
警告

図8.21 既存ファイルシステムからのディスク領域の確保
- - ファイルシステムの現状を維持します。データは消去されません。これがデフォルト動作です。
- - ファイルシステムを完全に消去します。ファイルシステムが占めていた領域をすべてインストールで使用できるようにします。
- - ファイルシステムから空の領域を回収し、このインストールで使用できるようにします。スライダーを使って選択したパーティションの新たなサイズを設定します。LVM または RAID が使用されていない、サイズ変更可能なパーティションでしか使用できません。
- - 右側にある「すべて削除」のボタンをクリックすると、デフォルトで全ファイルシステムに削除のマークが付けられ、同時にボタンのラベルが「すべて保存」に変わります。「すべて保存」ボタンを再度クリックすると、全ファイルシステムに再び保存のマークが付けられます。
8.14.4. 手動パーティション設定
警告

図8.22 手動パーティション設定の画面
注記
8.14.4.1. ファイルシステムの追加とパーティションの設定
/、/home、/boot および swap)。必要に応じて、他のパーティションやボリュームを作成することもできます。詳細は 「推奨されるパーティション設定スキーム」 を参照してください。
注記
/boot パーティション、/ (root) ボリューム、swap ボリュームがストレージのサイズに合わせて生成されます。これらのファイルシステムが一般的なインストールで推奨されるファイルシステムになります。ただし、必要に応じてファイルシステムとマウントポイントを追加することもできます。
/ 、boot パーティションに /boot など)。次にファイルシステムのサイズを 割り当てる容量 のテキストフィールドに入力します (たとえば、2GiBと入力する)。フィールドを空白のままにしたり、利用可能な領域よりも大きいサイズを指定すると、残りの空領域がすべて使用されることになります。詳細を入力したら、 ボタンをクリックしてパーティションを作成します。
注記
/boot のような既知の固定サイズの小型パーティションを作成し、それから残りのパーティションを作成することで、インストールプログラムが残りの領域をそれらのパーティションに割り当てられるようにします。
標準パーティション、BTRFS、LVM、LVM シンプロビジョニング のオプションが選択できます。/boot パーティションは、このメニューで選択した値に関わらず、常に標準パーティションに配置されるので注意してください。

図8.23 マウントポイントの設定

図8.24 ディスクの再スキャン

図8.25 パーティションのカスタマイズ
- マウントポイント - ファイルシステムのマウントポイントを入力します。たとえば、このファイルシステムを root ファイルシステムにする場合は、
/と入力します。/bootファイルシステムにする場合は、/bootと入力します。swap ファイルシステムにはマウントポイントは設定しません。ファイルシステムタイプをswapにセットするだけで十分です。 - 割り当てる容量 - ファイルシステムに割り当てる容量を入力します。単位には KiB や GiB が使用できます。単位を指定しない場合は、MiB がデフォルトになります。
- デバイスタイプ - 標準パーティション、BTRFS、LVM、LVM シンプロビジョニング、RAIDのいずれかを選択します。パーティションやボリュームを暗号化するには、横にある 暗号化 ボックスにチェックを入れます。パスワードを設定するようプロンプトが後で表示されます。パーティション設定に複数のディスクが選択されている場合にのみ、RAID が使用可能になります。このタイプを選択すると、RAID レベル の設定も可能になります。同様に、LVM を選択すると、ボリュームグループ を指定できるようになります。
- ファイルシステム - ドロップダウンメニューでこのパーティションまたはボリュームに適切なファイルシステムタイプを選択します。既存のパーティションをフォーマットする場合は、横の 再フォーマット ボックスにチェックを入れます。データをそのまま維持する場合は空白にしておきます。新規作成されたパーティションやボリュームは再フォーマットが必要で、この場合はチェックボックスのチェックを外すことはできません。
- ラベル - パーティションにラベルを割り当てます。ラベルを使うと、個別のパーティションの認識とアドレス指定が容易になります。
- 名前 - LVM または Btrfs ボリュームに名前を割り当てます。標準パーティションの場合は作成時に自動的に名前が付けられるため名前の変更はできません。たとえば、
/homeにはsda1という名前が付けられます。
重要
/usr または /var のパーティションを root ボリュームとは別の場所に設定すると、これらのディレクトリーには起動に欠かせないコンポーネントが含まれているため起動プロセスが非常に複雑になります。iSCSI ドライブや FCoE などの場所に配置しまった場合には、電源オフや再起動の際に Device is busy のエラーでハングしたりシステムが起動できなくなったりする可能性があります。
/usr と /var のみに適用されるもので、これらの下のディレクトリーには該当しません。たとえば、/var/www 向けの個別パーティションは問題なく機能します。
8.14.4.1.1. ファイルシステムタイプ
デバイスタイプ
- 標準のパーティション - 標準のパーティションにはファイルシステムや swap 領域を含めることができます。また、ソフトウェア RAID や LVM の物理ボリューム用コンテナーになる場合もあります。
- 論理ボリューム (LVM) - LVM パーティションを作成すると、自動的に LVM 論理ボリュームが生成されます。LVM は、物理ディスクを使用する場合にパフォーマンスを向上させることができます。論理ボリュームの作成方法については、「LVM 論理ボリュームの作成」 を参照してください。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理 を参照してください。
- LVM シンプロビジョニング - シンプロビジョニングを使用すると、空き領域のストレージプール (シンプールと呼ばれる) を管理できるようになります。アプリケーションのニーズに応じてこの空き領域を任意の数のデバイスに割り当てることができます。シンプールは必要に応じて動的に拡張することができるため、ストレージ領域の費用対効果が高い割り当てを行うことができます。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理 を参照してください。
注記
インストーラーは、LVM シンプール論理ボリューム用にリクエストした領域の 20% を、これを格納しているボリュームグループ内で自動的に保留します。これは、シンプロビジョニングした論理ボリュームのデータボリュームやメタデータボリュームを拡張する場合に備えた安全対策です。 - ソフトウェア RAID - 複数のソフトウェア RAID パーティションを作成して 1 台の RAID デバイスとして構成します。システム上の各ディスクに対して RAID パーティションを 1 つずつ割り当てます。RAID デバイスの作成方法については、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。RAID の詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド を参照してください。
ファイルシステム
- xfs - XFS はスケーラビリティーに優れた高いパフォーマンス性を有するファイルシステムです。最大 16 EiBのファイルシステム (約 160 億 GiB)、最大 8 EiB のファイル (約 80 億 GiB) および数千万のエントリーを格納するディレクトリー構造に対応します。クラッシュからの回復が早いメタデータジャーナル機能に対応します。また、マウント中でアクティブな場合でも、最適化やサイズ変更を行うことができます。強く推奨されるファイルシステムであり、デフォルトではこのファイルシステムが選択されます。これまで ext4 ファイルシステムで使用していた一般的なコマンドを XFS で使用する場合の対処方法については 付録E ext4 と XFS コマンドの参照表 を参照してください。Red Hat Enterprise Linux の XFS ファイルシステムで現在対応可能な最大サイズは 500 TiB になります。
- ext4 - ext4 ファイルシステムは ext3 ファイルシステムをベースとし、いくつか改善が加えられています。より大きなファイルシステム、より大きなファイルに対応するようになり、またディスク領域の割り当てに要する時間が短縮され効率化されています。1 ディレクトリー内でのサブディレクトリー数に制限がなく、ファイルシステムのチェックが高速化、またジャーナリング機能もさらに堅牢になっています。Red Hat Enterprise Linux の ext4 ファイルシステムで対応できる最大サイズは現在 50 TiB になります。
- ext3 - ext3 ファイルシステムは ext2 ファイルシステムをベースとし、ジャーナリング機能という大きな利点を備えています。ジャーナリング機能を使用すると、クラッシュが発生するたびに
fsckユーティリティーを実行してメタデータの整合性をチェックする必要がないため、クラッシュ後のファイルシステムの復元に要する時間を短縮することができます。 - ext2 - ext2 ファイルシステムは標準の Unix ファイルタイプに対応しています (通常のファイル、ディレクトリー、シンボリックリンクなど)。最大 255 文字までの長いファイル名を割り当てることができます。
- vfat - VFAT ファイルシステムは Linux ファイルシステムです。FAT ファイルシステム上の Microsoft Windows の長いファイル名との互換性があります。
- swap - Swap パーティションは仮想メモリーに対応するため使用されます。つまり、システムが処理しているデータを格納する RAM が不足すると、そのデータが swap パーティションに書き込まれます。
- BIOS Boot - BIOS システムの GUID パーティションテーブル (GPT) でデバイスを起動する場合に必要となる小さなパーティションです。詳細は 「ブートローダーのインストール」 を参照してください。
- EFI System Partition - UEFI システムの GUID パーティションテーブル (GPT) でデバイスを起動する場合に必要となる小さいパーティションです。詳細は 「ブートローダーのインストール」 を参照してください。
8.14.4.2. ソフトウェア RAID の作成

図8.26 ソフトウェア RAID パーティションの作成 - デバイスタイプ メニューを展開した例
- 「ファイルシステムの追加とパーティションの設定」 の説明にしたがいマウントポイントを作成します。このマウントポイントを設定することで、RAID デバイスを設定していることになります。
- 左側のペインでパーティションを選択した状態で、ペイン下部にある設定ボタンを選択し マウントポイントの設定 ダイアログを開きます。RAID デバイスに含めるディスクを選択してから をクリックします。
- デバイスタイプ のドロップダウンメニューをクリックして RAID を選択します。
- ファイルシステム のドロップダウンメニューをクリックして目的のファイルシステムタイプを選択します (「ファイルシステムタイプ」 を参照)。
- RAID レベル のドロップダウンメニューをクリックして目的の RAID レベルを選択します。利用できる RAID レベルは以下の通りです。
- RAID0 - パフォーマンス (ストライプ)
- データを複数のディスクに分散させます。RAID レベル 0 は、標準パーティションでのパフォーマンスを向上させます。複数のディスクを 1 つの大きな仮想デバイスにまとめることができます。RAID レベル 0 には冗長性がなく、アレイ内の 1 ディスクに障害が発生するとアレイ全体のデータが壊れる点に注意してください。RAID 0 には少なくとも 2 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID1 - 冗長化 (ミラーリング)
- 1 つのディスク上の全データを別のディスク (複数可) にミラーリングします。アレイ内のディスクを増やすことで冗長レベルを強化します。RAID 1 には少なくとも 2 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID4 - エラーチェック (パリティー)
- データを複数のディスクに分散させますが、アレイ内の 1 ディスクにパリティー情報を格納します。これにより、アレイ内のいずれかのディスクに障害が発生した場合にアレイを保護します。すべてのパリティー情報は 1 ディスクに格納されるため、このディスクへのアクセスによりアレイのパフォーマンスにボトルネックが発生します。RAID 4 には少なくとも 3 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID5 - 分散エラーチェック
- データおよびパリティー情報を複数のディスクに分散させます。そのため、RAID レベル 5 は複数ディスクにデータを分散させパフォーマンスが向上する一方、パリティー情報もアレイ全体で分散されるため、RAID レベル 4 のようにパフォーマンスにボトルネックが発生しません。RAID 5 には少なくとも 3 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID6 - 冗長エラーチェック
- RAID レベル 6 は RAID レベル 5 と似ていますが、パリティーデータが 1 セットではなく 2 セット格納されます。RAID 6 には少なくとも 4 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID10 - パフォーマンス (ストライプ)、 冗長化 (ミラーリング)
- RAID レベル 10 はネスト化した RAID または ハイブリッド RAID になります。ミラーリングしているディスクセットに対してデータを分散させることで構築します。たとえば、4 つの RAID パーティションで構築した RAID レベル 10 のアレイは、ストライプ化されたパーティションをミラーリングする 2 組のペアで構成されます。RAID 10 には少なくとも 4 つの RAID パーティションが必要です。
- をクリックして変更を保存し、別のパーティションの設定に移動するか、 をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。
8.14.4.3. LVM 論理ボリュームの作成
重要
lvm コマンドを実行します。テキストモードのインストールに戻るには Ctrl+Alt+F1 を押します。

図8.27 論理ボリュームの設定
- 「ファイルシステムの追加とパーティションの設定」 の説明にしたがい LVM ボリュームにマウントポイントを作成します。
- デバイスタイプ ドロップダウンメニューをクリックして LVM を選択します。ボリュームグループ ドロップダウンメニューが表示され、新たに作成されたボリュームグループ名が表示されます。
- また、必要に応じて、メニューをクリックし 新規 volume group を作成中... を選択するか、 をクリックして新規に作成したボリュームグループを設定します。新規 volume group を作成中... オプション、 ボタンのいずれを使用しても Configure Volume Group ダイアログが表示されることになります。このダイアログで論理ボリュームグループの名前を変更したり、含めるディスクを選択することができます。
注記
設定ダイアログではボリュームグループの物理エクステントのサイズは指定できません。このサイズは、常にデフォルト値の 4 MiB に設定されます。別の物理エクステントのボリュームグループを作成したい場合は、対話シェルに切り替え、vgcreateコマンドで手動で作成するか、キックスタートファイルでvolgroup --pesize=sizeコマンドを使用して作成します。
図8.28 LVM ボリュームグループのカスタマイズ
選択できる RAID レベルは実際の RAID デバイスと同じです。詳細は、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。またボリュームグループの暗号化に印を付けて、サイズポリシーを設定することもできます。設定できるポリシーオプションを以下に示します。- 自動 - ボリュームグループのサイズは自動で設定されるので、設定した論理ボリュームを格納する適切なサイズになります。ボリュームグループ内に空の領域が必要ない場合に最適です。
- できるだけ大きく - 設定した論理ボリュームのサイズに関係なく、最大サイズのボリュームグループが作成されます。ほとんどのデータを LVM に保存する予定のため、後日、既存の論理ボリュームサイズを拡大する可能性がある場合、もしくはこのグループ内に別の論理ボリュームを追加作成する必要がある場合などに最適です。
- 固定 - このオプションではボリュームグループのサイズを正確に設定することができます。設定している論理ボリュームが格納できるサイズにする必要があります。ボリュームグループに設定したい容量が正確に分かっている場合に便利です。
グループ設定が終わったら、 をクリックします。 - をクリックして変更を保存し、別のパーティションの設定に移動するか、 をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。
警告
/boot パーティションの配置には対応していません。
8.14.4.4. 推奨されるパーティション設定スキーム
/boot/(root)/homeswap
/bootパーティション - 最小限 1 GiB のサイズを推奨しています/bootにマウントするパーティションにはオペレーティングシステムのカーネルが収納されます。これにより、起動プロセス中に使用されるファイルと共に Red Hat Enterprise Linux が起動されます。ほとんどのファームウェアに制限があるため、これらを格納する小さいパーティションを作成することを推奨しています。ほとんどの場合、1 GiB のサイズの boot パーティションで十分です。他のマウントポイントとは異なり、LVM ボリュームを/bootに使用することはできません。/bootは別個のディスクパーティションにある必要があります。警告
通常、/bootパーティションはインストールプログラムで自動的に作成されます。ただし、/(root) パーティションのサイズが 2 TiB を超え、また起動に (U)EFI を使用する場合は、マシンを正常に起動させるため 2 TiB 未満の/bootパーティションを別途に作成する必要があります。注記
RAID カードを実装している場合は、RAID カードからの起動に対応していない BIOS タイプがある点に注意してください。これに該当する場合は、/bootパーティションを別のハードドライブなどの RAID アレイ以外のパーティションに作成する必要があります。root- 10 GiB のサイズを推奨しています- 「
/(root)」ディレクトリーを置く場所です。root ディレクトリーはディレクトリー構造のトップレベルです。デフォルトでは、書き込み先のパスに別のファイルシステムがマウントされていない限り (/bootや/homeなど)、すべてのファイルがこのファイルシステムに書き込まれます。root ファイルシステムが 5 GiB の場合は最小限のインストールが可能ですが、少なくとも 10 GiB を割り当ててパッケージグループをいくつでもインストールできるようにしておくことが推奨されます。重要
/ディレクトリーと/rootディレクトリーを混同しないよう注意してください。/rootディレクトリーは root ユーザーのホームディレクトリーになります。/ディレクトリーと区別するため、/rootディレクトリーはスラッシュルートと呼ばれることがあります。 /home- 最小限 1 GiB のサイズを推奨しています- システムデータとユーザーデータを別々に格納する場合には、ボリュームグループ内に
/homeディレクトリー用の専用ファイルシステムを作成します。ファイルシステムのサイズはローカルで保存するデータ量やユーザー数などを基に決定してください。こうすることで、ユーザーデータのファイルを消去せずに Red Hat Enterprise Linux をアップグレードしたり、再インストールできるようになります。自動パーティション設定を選択する場合は、インストールに少なくとも 55GiB のディスク領域を確保して/homeファイルシステムが作成されるようにすることが推奨されます。 swapパーティション - 最小限 1 GB のサイズを推奨しています- 仮想メモリーは Swap ファイルシステムによってサポートされています。つまり、システムが処理しているデータを格納する RAM が不足すると、そのデータは swap ファイルシステムに書き込まれます。Swap サイズはシステムメモリーの作業負荷に依存するため、システムメモリーの合計ではありません。したがって、システムメモリーサイズの合計とは等しくなりません。システムメモリーの作業負荷を判断するためには、システムで実行するアプリケーションの種類および、そのアプリケーションにより生じる負荷を分析することが重要になります。アプリケーションにより生じる負荷に関するガイダンスはアプリケーション提供元または開発側より提供されているはずです。システムで swap 領域が不足すると、システムの RAM メモリーがすべて使用されるため、カーネルはプロセスを終了します。swap 領域が大き過ぎても、割り当てられているストレージデバイスがアイドル状態となり、リソース運用面では効率が悪いということになります。また swap 領域が大き過ぎるとメモリーリークに気付きにくくなる可能性があります。swap パーティションの最大サイズおよび詳細については
mkswap(8)の man ページをご覧ください。システムの RAM の容量別に推奨される swap サイズ、およびハイバネートする場合に十分とされるサイズを以下の表に示します。インストールプログラムでシステムのパーティション設定を自動的に実行する場合、swap パーティションのサイズはこのガイドラインに沿って決められます。自動パーティション設定ではハイバネートは使用しないことを前提としているため、swap パーティションの上限がハードドライブの合計サイズの最大 10% に制限され、128GB 以上のサイズの swap パーティションは作成されません。ハイバネートを行うために十分な swap 領域を設定したい場合、もしくはシステムのストレージ領域の 10% 以上を swap パーティションに設定したい場合、または 128GB 以上のサイズにしたい場合は、パーティション設定のレイアウトを手動で編集する必要があります。表8.3 システムの推奨 swap 領域
システム内の RAM の容量 推奨される swap 領域 ハイバネートを許可する場合の推奨 swap 領域 2 GB 未満 RAM 容量の 2 倍 RAM 容量の 3 倍 2 GB - 8 GB RAM 容量と同じ RAM 容量の 2 倍 8 GB - 64 GB 4GB から RAM 容量の半分まで RAM 容量の 1.5 倍 64 GB を超える場合 ワークロードによる (最小 4GB) ハイバネートは推奨されません それぞれの範囲の境界線上になる場合は (システムの RAM が 2 GB、8 GB、64 GB などの場合)、swap 領域の決定やハイバネートへの対応についての決定は適宜判断してください。システムリソースに余裕がある場合は、swap 領域を増やすとパフォーマンスが向上することがあります。swap 領域を複数のディスクに分散させても swap のパフォーマンスが向上します (高速ドライブやコントローラー、インターフェースなどを備えたシステムで特に効果的)。
注記
8.14.4.4.1. パーティション設定に関するアドバイス
- 機密データを格納する可能性があるパーティションには暗号化を検討してください。パーティションを暗号化すると権限を持たない人は物理ストレージデバイスにはアクセスできても暗号化したパーティションにあるデータにはアクセスできなくなります。ほとんどの場合、少なくとも
/homeパーティションは暗号化してください。 - システムにインストールされるカーネルはそれぞれ
/bootパーティションに約 20 MiB の領域を必要とします。最も一般的な使用の場合、デフォルトの/bootパーティションサイズとなる 1 GiB で十分なはずです。同時に多数のカーネルをインストールして維持しておく予定がある場合にはサイズを大きくしてください。 /varディレクトリーには、Apache web サーバーなど複数のアプリケーションのコンテンツが収納されます。また、ダウンロードした更新パッケージの一時的な保存にも使用されます。/varディレクトリーを持たせるパーティションには、ダウンロードした更新パッケージの一時的な保存や他のコンテンツの収納ができるよう十分な領域を確保してください。- PackageKit 更新ソフトウェアにより、デフォルトで更新パッケージが
/var/cache/yum/にダウンロードされます。/var用に別途パーティションやボリュームを作成する場合は、ダウンロードしたパッケージ更新を収納できるよう少なくとも 3GB のサイズにしてください。 /usrディレクトリーには、Red Hat Enterprise Linux システムの大半のソフトウェアコンテンツが収納されます。デフォルトのソフトウエア一式をインストールできるよう、少なくとも 5 GB の領域を割り当ててください。システムをソフトウェア開発用ワークステーションとして使用する場合には、最低でも 10GB の領域を割り当てます。/usrまたは/varのパーティションを root ボリュームとは別の場所に設定すると、これらのディレクトリーには起動に欠かせないコンポーネントが含まれているため起動プロセスが非常に複雑になります。iSCSI ドライブや FCoE などの場所に配置しまった場合には、電源オフや再起動の際にDevice is busyのエラーでハングしたりシステムが起動できなくなったりする可能性があります。これらの制限は/usrと/varのみに適用されるもので、これらの下のディレクトリーには該当しません。たとえば、/var/www向けの個別パーティションは問題なく機能します。- LVM ボリュームグループ内の一部領域を未割り当てのまま残しておくことを検討してください。領域の必要性が変化した際に、ストレージの再割り当てを行うことで他のパーティションのデータを削除しなければならないという事態を避けたい場合など、未割り当ての領域を残すことで柔軟性が得られます。また、パーティションに シンプロビジョニング デバイスタイプを選択し、ボリュームに未使用の領域を自動的に処理させることもできます。
- サブディレクトリーを別々のパーティションに分離しておくと、現在のシステムに新規バージョンの Red Hat Enterprise Linux をインストールする際、そのサブディレクトリー内のコンテンツを保持することができます。例えば、
/var/lib/mysql内で MySQL データベースを実行する予定の場合には、このディレクトリー用のパーティションを別途に作成し、再インストールが必要な事態に備えることができます。 - ブートローダーが GPT (GUID パーティションテーブル) を使用する BIOS システムには、1 MiB の
biosbootパーティションを作成する必要があります。詳細は 「ブートローダーのインストール」 を参照してください。 - UEFI システムには、EFI System Partition ファイルシステムを格納する
/boot/efi/のマウントポイントがある小さなパーティションが必要です。推奨サイズは 200 MiB です。これは自動パーティションを設定する場合のデフォルト値です。
8.15. ストレージデバイス

図8.29 ストレージ領域の概要
注記
dmeventd デーモンによる LVM およびソフトウェア RAID デバイスのモニタリングは実行されません。
8.15.1. ストレージデバイス選択の画面
- マルチパスデバイス
- 複数のパスでアクセスできるストレージデバイス、同じシステム上にある複数のファイバーチャネルポートや SCSI コントローラーなどからアクセスが可能です。インストールプログラムで検出できるのは、16 文字または 32 文字の長さのシリアル番号を持つマルチパスストレージデバイスのみです。
- 他の SAN デバイス
- SAN (Storage Area Network) 上にあるデバイスです。
- ファームウェア RAID
- ファームウェア RAID コントローラーに接続されているストレージデバイスです。

図8.30 タブを使ってグループ分けされている特殊ストレージデバイスの概要
- - iSCSI デバイスをアタッチする場合は、このボタンを押します。「iSCSI パラメーターの設定」 に進んでください。
- - Fibre Channel Over Internet ストレージデバイスを設定する場合は、このボタンを押します。「FCoE パラメーターの設定」 に進んでください。

図8.31 ストレージデバイスの検索タブ
/etc/fstab ファイルを変更すればシステムに追加することができます。
重要
8.15.1.1. 高度なストレージオプション

図8.32 高度なストレージオプション
8.15.1.1.1. iSCSI パラメーターの設定

図8.33 iSCSI 検出詳細のダイアログ
注記
手順8.1 iSCSI の検出と iSCSI セッションの開始
- ターゲット IP アドレス フィールドに iSCSI ターゲットの IP アドレスを入力します。
- iSCSI イニシエーター名 フィールドに iSCSI 修飾名 (IQN) の形式で iSCSI イニシエーターの名前を入力します。IQN エントリーには次を含めてください。
- 「
iqn.」の文字列 (ピリオドが必要) - 日付コード (企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名が登録された年と月、記述の順序は年を表す4 桁の数字、 ダッシュ記号、 月を表す 2 桁の数字、 ピリオドの順で構成。 例、 2010 年 9 月の場合は「
2010-09.」) - 企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名 (トップレベルのドメインを先頭にして逆順で表す。 例、
storage.example.comのサブドメインは、com.example.storageと表す。) - コロン (「:」) とドメインまたはサブドメイン内でその iSCSI イニシエータを固有に識別する文字列 (例、
:diskarrays-sn-a8675309)
以上から、完全な IQN はiqn.2010-09.storage.example.com:diskarrays-sn-a8675309のようになります。 anaconda では、 IQN を構成しやすいようこの形式による任意の名前がすでに iSCSI イニシエータ名フィールドに自動入力されています。IQN の詳細については、 http://tools.ietf.org/html/rfc3720#section-3.2.6 にある 『RFC 3720 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI)』 の 『3.2.6. iSCSI Names』 のセクションや、 http://tools.ietf.org/html/rfc3721#section-1 にある 『RFC 3721 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI) Naming and Discovery』 の 『1. iSCSI Names and Addresses』 のセクションを参照してください。 - 認証のタイプの探索 ドロップダウンメニューを使って iSCSI 検出に使用する認証タイプを指定します。以下のタイプが使用できます。
- 証明書なし
- CHAP 秘密鍵
- CHAP 秘密鍵と逆順鍵
- 認証タイプに を選択した場合は CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
- 認証タイプに を選択した場合は、CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI ターゲットのユーザー名とパスワードを入力します。また、逆順 CHAP ユーザー名 と 逆順 CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI イニシエーターのユーザー名とパスワードを入力します。
- オプションで ターゲットをネットワークインターフェースへバインドする というラベルが付いたボックスにチェックを付けることができます。
- ボタンをクリックします。入力情報を使って Anaconda による iSCSI ターゲットの検索が試行されます。検出に成功すると、ダイアログにターゲット上で検出された全 iSCSI ノードの一覧が表示されます。
- 各ノードにはチェックボックスが付いています。インストールに使用するノードのチェックボックスをクリックします。

図8.34 検出された iSCSI ノードを表示しているダイアログ
- ノードのログイン認証のタイプ には、ステップ 3 で説明した 認証のタイプの探索 メニューと同じオプションが表示されます。ただし、認証タイプの検索に認証情報を必要とした場合、検出したノードへのログインにも同じ認証情報を使用するのが一般的です。これを行うため、メニューから オプションを使用します。適切な認証情報が提供されると、 ボタンがクリックできるようになります。
- をクリックして iSCSI セッションを開始します。
8.15.1.1.2. FCoE パラメーターの設定

図8.35 FCoE パラメーターの設定
- DCB を使用する
- Data Center Bridging (DCB) とは、ストレージネットワークやクラスターでイーサネット接続の効率性を向上させる目的で設計されたイーサネットプロトコルに対する拡張セットです。このダイアログのチェックボックスを使って、インストールプログラムによる DCB 認識を有効または無効にします。このオプションは、ネットワークインターフェースでホストベースの DCBX クライアントを必要とする場合にのみ有効にします。ハードウェアの DCBX クライアントを実装するインターフェース上での設定の場合には、このチェックボックスは空のままにしておいてください。
- 自動 vlan を使用する
- 自動 VLAN では、 VLAN 検出を行うかどうかを指定します。このボックスにチェックを入れると、リンク設定が検証された後、FIP (FCoE Initiation Protocol) VLAN 検出プロトコルがイーサネットインタフェースで実行されます。まだ設定が行なわれていない場合には、検出された FCoE VLAN 全てに対してネットワークインターフェースが自動的に作成され、FCoE のインスタンスが VLAN インターフェース上に作成されます。このオプションはデフォルトで有効になります。
8.16. Kdump

図8.36 Kdump の有効化と設定
8.17. インストールの開始

図8.37 インストールの準備完了
警告
8.19. インストールの完了
login: プロンプト)。
第9章 AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
/tmp ディレクトリー内のファイルにログ記録しています。以下の表に各種のログファイルを示します。
表9.1 インストール中に生成されるログファイル
| ログファイル | 内容 |
|---|---|
/tmp/anaconda.log | Anaconda の全般メッセージ |
/tmp/program.log | インストール中に実行された全外部プログラム |
/tmp/storage.log | ストレージモジュールの詳細情報 |
/tmp/packaging.log | yum および rpm パッケージのインストールメッセージ |
/tmp/syslog | ハードウェア関連のシステムメッセージ |
/tmp/anaconda-tb-identifier に集約されます。identifier はランダムな文字列です。
/var/log/anaconda/ ディレクトリーにコピーされます。ただし、インストールに失敗した場合、またはインストールシステムの起動時に inst.nosave=all または inst.nosave=logs オプションを使用した場合は、これらのログはインストールプログラムの RAM ディスクにしか存在しないことになります。つまり、ファイルは永久的には保存されず、システムの電源を切ると失われることになります。ファイルを永続的に保存するには、インストールプログラムを実行しているシステムで scp を使ってネットワーク上の別のシステムにファイルをコピーするか、マウントしたストレージデバイスにコピーします (USB フラッシュドライブなど)。ネットワーク経由でログファイルを転送する方法を以下に示します。USB フラッシュドライブやその他のリムーバブルメディアを使用している場合は、以下の手順を開始する前のそれらのデータのバックアップを作成するようにしてください。
手順9.1 ログファイルを USB ドライブに転送する
- インストールしているシステムで Ctrl+Alt+F2 を押してシェルプロンプトにアクセスします。インストールプログラムの一時ファイルシステムへのアクセス権を持つ root アカウントでログインします。
- USB フラッシュドライブをシステムに挿入してから
dmesgコマンドを実行します。最近のイベントの詳細を示すログが表示されます。このログの末尾の方に、今 USB を挿入したことを示すメッセージが表示されているのを確認します。以下にメッセージの例を示します。[ 170.171135] sd 5:0:0:0: [sdb] Attached SCSI removable disk接続デバイスの名前をメモしておきます。この例の場合、sdbがデバイス名です。 /mntディレクトリーに移動してから、USB ドライブをマウントするための新規ディレクトリーを作成します。ディレクトリー名は何でも構いません。以下の例ではusbという名前を使用しています。#mkdir usb- USB フラッシュドライブを新規作成したディレクトリーにマウントします。ドライブ全体をマウントするのではなく、ドライブ上の一つのパーティションにマウントするのが一般的です。したがって、
sdbという名前ではなく、ログファイルを書き込みたいパーティションの名前を使用します。以下の例ではsdb1という名前を使用しています。#mount /dev/sdb1 /mnt/usbマウントしたデバイスにアクセスして内容を一覧表示し、その内容が期待通りのものであるかを確認することで、正しいデバイスをマウントしているかがわかります。#cd /mnt/usb#ls - ログファイルをマウントしたデバイスにコピーします。
#cp /tmp/*log /mnt/usb - USB フラッシュドライブをアンマウントします。ドライブがビジー状態であるというようなメッセージを受け取る場合は、アンマウントしようとしているディレクトリーで作業している可能性があるので、それ以外のディレクトリーに移動します (
/など)。#umount /mnt/usb
手順9.2 ネットワークを介してログファイルを転送する
- インストールしているシステムで Ctrl+Alt+F2 を押してシェルプロンプトにアクセスします。インストールプログラムの一時ファイルシステムへのアクセス権を持つ root アカウントでログインします。
- ログファイルが格納されている
/tmpディレクトリーに移動します。#cd /tmp scpコマンドを使ってネットワーク経由でログファイルを別のシステムにコピーします。#scp *log user@address:pathuser には転送先システムで有効なユーザー名を入力します。address には転送先システムのアドレスまたはホスト名を入力します。path にはログファイルを保存するディレクトリーへのパスを入力します。たとえば、johnというユーザー名で、192.168.0.122という IP アドレスのシステムにある、/home/john/logs/というディレクトリーにログファイルを転送する場合のコマンドは次のようになります。#scp *log john@192.168.0.122:/home/john/logs/転送先のシステムに初めて接続する際には、SSH クライアントは、リモートシステムのフィンガープリントが正しいか、また続行するかを尋ねます。The authenticity of host '192.168.0.122 (192.168.0.122)' can't be established.ECDSA key fingerprint is a4:60:76:eb:b2:d0:aa:23:af:3d:59:5c:de:bb:c4:42.Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?yesと入力して Enter を押し、作業を続行します。プロンプトに従いパスワードを入力します。転送先システムの指定ディレクトリーへのファイル転送が開始されます。
9.1. インストール開始時の問題
9.1.1. UEFI セキュアブートが有効になっているとシステムが起動しない
9.1.2. グラフィカルインストールの起動に関連する問題
- ベーシックのグラフィックモードを使用する
- ベーシックのグラフィックドライバーを使ったインストールを試行することができます。これを行う場合は、ブートメニューで > を選択するか、インストールプログラムの起動オプションを編集してコマンドラインの末尾に
inst.xdriver=vesaを追加します。 - ディスプレイの解像度を手動で設定する
- インストールプログラムによる画面の解像度の検出が失敗する場合は、自動検出を無効にして手動で解像度を設定します。ブートメニューで
inst.resolution=xオプションを追加します。x にはディスプレイの解像度を入力します (1024x768など)。 - 代替のビデオドライバーを使用する
- カスタムのビデオドライバーを設定し、インストールプログラムの自動検出を無効にすることもできます。ドライバーを設定する場合は、
inst.xdriver=xオプションを使用します。x には使用するデバイスドライバーを入力します (nouveauなど)。注記
Anaconda は、ご使用のハードウェアを自動検出して適切なドライバーを使用することができるため、ユーザーによる操作は必要としないはずです。カスタムのビデオドライバーを設定したら問題が解決する場合には、https://bugzilla.redhat.com でバグを報告してください。バグのコンポーネントはanacondaにしてください。 - VNC を使用したインストールを行う
- 上記で説明したオプションがいずれも失敗する場合は、別のシステムと Virtual Network Computing (VNC) プロトコルを使用して、ネットワーク経由でグラフィカルインストールにアクセスできます。VNC を使用したインストールについては、24章VNC を使用したインストール を参照してください。
9.2. インストール中の問題
9.2.1. ディスクが検出されない
9.2.2. トレースバックメッセージを報告する

図9.1 クラッシュレポートのダイアログボックス
tty1 に移動するので、そこでバグ報告を補強するより正確な情報を入手することができます。tty1 からグラフィカルインターフェースに戻るときは continue コマンドを使用します。

図9.2 クラッシュレポートのダイアログを展開した例
手順9.3 Red Hat カスタマーポータルにエラーを報告する
- 表示されるメニューで Report a bug to Red Hat Customer Portal (Red Hat カスタマーポータルに報告する) を選択します。
- Red Hat にバグを報告するには、まずカスタマーポータルの認証情報を入力する必要があります。 をクリックします。

図9.3 カスタマーポータル認証情報
- 新しいウィンドウが開き、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードの入力が求められます。Red Hat カスタマーポータル認証情報を入力してください。

図9.4 Red Hat カスタマーサポートの設定
HTTPまたはHTTPSプロキシを必要とするネットワーク設定の場合は、高度 (Advanced) メニューを展開すると、プロキシサーバーのアドレスを入力することができます。必要な認証情報をすべて入力したら OK をクリックして先に進みます。 - テキストフィールドがある新しいウィンドウが表示されます。ここに関連情報やコメントを入力します。クラッシュレポートのダイアログが表示されるまでに行った動作を一つずつ入力し、どのようにしたらエラーが再現できるかを説明してください。できるだけ具体的に、デバッグを行った場合はそのとき得られた情報も入力してください。ここに入力された情報はカスタマーポータルで公開される可能性があるので注意してください。エラーの原因がわからない場合は、ダイアログの下部にある この問題の原因がわかりません。(I don't know what caused this problem) というラベルが付いたボックスに印を付けます。をクリックします。

図9.5 問題の詳細を入力する
- 次に、カスタマーポータルに送信する情報を再確認します。入力した状況詳細は comment (コメント) タブにあります。他のタブには、システムのホスト名やインストール環境に関する詳細などが含まれています。Red Hat に送信したくない情報は削除することができます。ただし、報告していただく内容が限られると、問題の調査に影響するため注意してください。送信情報の再確認が終わったら をクリックします。

図9.6 送信データの再確認
- 添付ファイルとしてバグ報告に含ませて送信するファイルの一覧を確認します。このファイルには調査に役立つシステム関連情報が含まれています。特定のファイルを送信したくない場合は、そのファイルの横にあるボックスのチェックマークを外します。問題の発見に役立つ可能性のあるファイルを追加で送信する場合は をクリックします。送信ファイルを再確認したら、データを見直しました、送信に同意します(I have reviewed the data and agree with submitting it) というラベルが付いたボックスに印を付けます。 をクリックして、レポートと添付ファイルをカスタマーポータルに送信します。

図9.7 送信ファイルの再確認
- ダイアログに処理完了の通知が表示されたら、ログの表示 (Show log) をクリックして報告プロセスの詳細を表示することができます。Close (閉じる) をクリックすると、最初のクラッシュリポートのダイアログボックスに戻ります。そのダイアログボックスで 終了 (Quit) をクリックするとインストールが終了します。
9.2.3. プレインストールログファイルの作成
inst.debug オプションを設定して環境からログファイルを作成することができます。これらのログファイルには、たとえば、現行のストレージ設定などが含まれます。
- エントリーを選択します。
- Tab キーを押して、ブートオプションを編集します。
- オプションに
inst.debugを追記します。例を示します。> vmlinuz ...
inst.debug詳細情報は、22章起動オプション を参照してください。 - Enter を押してセットアップを開始します。
/tmp/pre-anaconda-logs/ ディレクトリーに保存します。このログファイルにアクセスするには、以下を実行します。
- コンソールに切り替えます。「コンソールへのアクセス」 を参照してください。
/tmp/pre-anaconda-logs/ディレクトリーに移動します。# cd /tmp/pre-anaconda-logs/
9.3. インストール後の問題
9.3.1. RAID カードから起動できない
grub> など) と点滅するカーソルしか表示されない場合があります。このような場合、システムのパーティションを再設定し、/boot パーティションとブートローダーを RAID アレイの外側に移動する必要があります。/boot パーティションとブートローダーは同じドライブ上に配置してください。
9.3.2. グラフィカルな起動シーケンスに関する問題
手順9.4 グラフィカルな起動を一時的に無効にする
- コンピューターを起動してブートローダーメニューが表示されるまで待ちます。ブートローダーのタイムアウト期限を 0 に設定している場合は、Esc キーを押すとアクセスできます。
- ブートローダーメニューが表示されたら、カーソル移動キー (矢印キー) を使って起動するエントリーを強調表示し、e キーを押してそのエントリーのオプションを編集します。
- オプション一覧内でカーネル行を探します。カーネル行は
linux(またはlinux16やlinuxefiの場合もあり) で始まります。この行でrhgbオプションを探して削除します。オプションが隠れて見えないこともあります。カーソル移動キーを使って画面をスクロールしてみてください。 - F10 キーまたは Ctrl+X の組み合わせを押して編集を行ったオプションでシステムを起動します。
手順9.5 グラフィカルな起動を永続的に無効にする
su -コマンドでrootアカウントにログインします。$su -- grubby ツールを使って、デフォルトの GRUB2 カーネルを見つけます。
#grubby --default-kernel/boot/vmlinuz-3.10.0-229.4.2.el7.x86_64 - grubby ツールを使って、上記のステップで特定されたデフォルトのカーネルから GRUB2 設定で
rhgbブートオプションを削除します。例を示します。#grubby --remove-args="rhgb" --update-kernel /boot/vmlinuz-3.10.0-229.4.2.el7.x86_64
--remove-args="rhgb" パラメーターを --args="rhgb" で置き換えます。これで rhgb ブートオプションが GRUB2 設定のデフォルトカーネルに戻されます。
9.3.3. グラフィカル環境で起動する
startx コマンドで手動による起動ができます。ただし、手動による起動はその場限りで、次回からのログインプロセスを変更するわけではないので注意してください。
graphical.target に変更する必要があります。設定を終えたらコンピューターを再起動します。システムが再起動すると、グラフィカルなログインプロンプトが表示されるようになります。
手順9.6 グラフィカルなログインをデフォルトとして設定する
- シェルプロンプトを開きます。ユーザーアカウントでログインしている場合は
su -コマンドで root になります。 - デフォルトのターゲットを
graphical.targetに変更します。次のコマンドを実行します。#systemctl set-default graphical.target
root で実行します。
#systemctl set-default multi-user.target
9.3.4. グラフィカルユーザーインターフェースが表示されない
9.3.5. ユーザーがログインすると X サーバーがクラッシュする
$df -h
/home パーミッションに問題があります。df コマンドの出力例を示します。
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/vg_rhel-root 20G 6.0G 13G 32% / devtmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /dev tmpfs 1.8G 2.7M 1.8G 1% /dev/shm tmpfs 1.8G 1012K 1.8G 1% /run tmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 1.8G 2.6M 1.8G 1% /tmp /dev/sda1 976M 150M 760M 17% /boot /dev/dm-4 90G 90G 0 100% /home
/home パーティションが満杯状態であることがわかります。これがクラッシュの原因になっています。このパーティション上の不必要なファイルを削除し適当な領域を解放します。適当な空き領域を確保したら、startx コマンドで X を開始します。
df の使い方および使用できるオプション (上記の例で使用されている -h など) の詳細については df(1) の man ページを参照してください。
9.3.6. RAM が認識されない
free -m コマンドを使用すると、使用されているメモリーを確認できます。表示されるメモリー合計が期待と異なる場合、少なくとも 1 つのメモリーモジュールで障害が発生している可能性が高くなります。BIOS ベースのシステムでは、Memtest86+ ユーティリティーを使ってシステムのメモリーテストを行うことができます。詳細は、「メモリー (RAM) テストモードを読み込む」 を参照してください。
注記
free コマンドを使った場合には使用可能なメモリーとしては表示されません。kdump およびそのメモリー要件については、 Red Hat Enterprise Linux 7 カーネルクラッシュダンプガイド を参照してください。
mem= カーネルオプションで手作業で設定することができます。
手順9.7 メモリーを手作業で設定する
- コンピューターを起動してブートローダーメニューが表示されるまで待ちます。ブートローダーのタイムアウト期限を 0 に設定している場合は、Esc キーを押すとアクセスできます。
- ブートローダーメニューが表示されたら、カーソル移動キー (矢印キー) を使って起動するエントリーを強調表示し、e キーを押してそのエントリーのオプションを編集します。
- オプション一覧でカーネル行を探します。カーネル行は
linux(またはlinux16) などの文字列で始まっています。次のオプションを行末に追加します。mem=xxM
xx の部分は実際の容量を MiB 単位で入力してください。 - F10 キーまたは Ctrl+X の組み合わせを押して編集を行ったオプションでシステムを起動します。
- システムの起動を待ってログインします。コマンドラインを開き、再度
free -mコマンドを実行します。コマンドで表示される RAM の合計数が期待通りなら、この変更を永続的にするため/etc/default/grubファイル内のGRUB_CMDLINE_LINUXで始まる行に次を追加します。mem=xxM
xx の部分は実際の容量を MiB 単位で入力してください。 - ファイルの更新、保存が終了したら、ブートローダー設定を更新して変更を反映させます。次のコマンドを root 権限で実行します。
#grub2-mkconfig --output=/boot/grub2/grub.cfg
/etc/default/grub ファイルを開いた一例を以下に示します。
GRUB_TIMEOUT=5 GRUB_DISTRIBUTOR="$(sed 's, release.*$,,g' /etc/system-release)" GRUB_DEFAULT=saved GRUB_DISABLE_SUBMENU=true GRUB_TERMINAL_OUTPUT="console" GRUB_CMDLINE_LINUX="rd.lvm.lv=rhel/root vconsole.font=latarcyrheb-sun16 rd.lvm.lv=rhel/swap $([ -x /usr/sbin/rhcrashkernel.param ] && /usr/sbin/rhcrashkernel-param || :) vconsole.keymap=us rhgb quiet mem=1024M" GRUB_DISABLE_RECOVERY="true"
9.3.7. Signal 11 エラーが表示される
rd.live.check 起動オプションを追加します。詳細は、「起動用メディアを検証する」 を参照してください。
パート II. IBM Power Systems - インストールと起動
重要
ppc と ppc64)。Red Hat Enterprise Linux 7 では、64 ビットの Power Systems サーバーのみの対応になります (ppc64)。
第10章 IBM Power Systems へのインストールプラン
10.1. アップグレードまたはインストールの選択
10.2. ハードウェアの互換性について
10.3. IBM インストールツール
- 仮想化していない IBM Power Systems サーバーで Linux のインストールと設定を行います。
- 論理パーティション (LPAR、仮想化サーバーとも呼ばれる) を設定済みのサーバーに Linux のインストールと設定を行います。
- 新しい Linux システムまたは既にインストール済みの Linux システムに IBM サービスと生産性ツールをインストールします。 IBM サービスと生産性ツールには動的な論理パーティション (DLPAR) ユーティリティが含まれています。
- IBM Power Systems サーバーでシステムのファームウェアレベルをアップグレードします。
- 既にインストール済みのシステムで診断またはメンテナンスを行います。
- LAMP サーバー (ソフトウェアスタック) とアプリケーションのデータを System x から System p のシステムに移行します。LAMP サーバーはオープンソースソフトウェアのバンドルになります。LAMP は、Linux、Apache HTTP Server、MySQL リレーショナルデータベース、 PHP (または Perl、Python の場合もあり) 言語の頭文字をとった略語になります。
10.4. IBM Power Systems サーバーの準備
重要
c00000 にセットされているか必ず確認してください。このパラメーターがセットされていないと以下のようなエラーが表示される可能性があります。
DEFAULT CATCH!, exception-handler=fff0030010.5. 対応しているインストールターゲット
- 標準の内部インターフェースで接続しているストレージ (SCSI、SATA、SAS など)
- ファイバーチャネルのホストバスアダプターおよびマルチパスのデバイス (ハードウェアによっては製造元が提供しているドライバーが必要な場合があります)
- 仮想化クライアントの LPAR 内の仮想 SCSI (vSCSI) を使用する場合は、Power Systems サーバーへの仮想化インストールにも対応します
重要
10.6. システム仕様一覧
- パーティションのレイアウトをカスタマイズする予定の場合は、 以下の詳細をメモしておきます。
- システムに接続しているハードドライブのモデル番号、 サイズ、 タイプ、 インターフェースなど。 例えば、 SATA0 上には Seagate 社製 ST3320613AS (320 GB) のハードドライブを接続、 SATA1 上には Western Digital 社製 WD7500AAKS (750 GB) のハードドライブを接続というふうにメモしておきます。 これにより、 パーティション設定の段階で該当するハードドライブが識別できるようになります。
- Red Hat Enterprise Linux を既存のシステム上に追加のオペレーティングシステムとしてインストールする場合は、以下を記録しておきます。
- システムで使用するパーティションについての情報。これには、ファイルシステムのタイプ、デバイスのノード名、ファイルシステムのラベル、およびサイズが含まれます。これにより、パーティション設定プロセス中に特定のパーティションを特定できるようになります。オペレーティングシステムによってパーティションとドライブの特定方法は異なることから、別のオペレーティングシステムが Unix であったとしても、Red Hat Enterprise Linux は異なるデバイス名でレポートする可能性があることに留意してください。この情報は通常、
mountコマンドおよびblkidコマンドを実行すると見つけられ、また/etc/fstabファイル内にあります。すでに他のオペレーティングシステムをインストールしている場合、Red Hat Enterprise Linux 7 のインストールプログラムはそのオペレーティングシステムを自動検出して、そのオペレーティングシステムを起動するよう設定します。他のオペレーティングシステムが正しく検出されない場合は手作業で設定することができます。詳細は 「ブートローダーのインストール」 を参照してください。
- ローカルのハードドライブ上にあるイメージからのインストールを予定している場合は、 以下をメモしておきます。
- 該当のイメージを格納しているハードドライブとディレクトリー
- ネットワーク上の場所からのインストールを予定している場合は、 以下をメモしておきます。
- システム上のネットワークアダプターの製造元とモデル番号 (例えば、 Netgear 社製の GA311 など、ネットワークを手動で設定する場合にアダプターを特定できるようになります)
- IP アドレス、 DHCP アドレス、 BOOTP アドレス
- ネットマスク
- ゲートウェイの IPアドレス
- ネームサーバーの IP アドレス (DNS)、複数あり
- FTP サーバー、HTTP (web) サーバー、HTTPS (web) サーバー、または NFS サーバー上にあるインストールソースの場所
上記のネットワークに関する要件や用語がわからない場合は、 ネットワーク管理者にお問い合わせください。 - iSCSI ターゲットにインストールを予定している場合は、 以下をメモしておきます。
- iSCSI ターゲットの場所 (ネットワークに応じた CHAP ユーザー名とパスワード、またリバース CHAP ユーザー名とパスワードも必要になる場合があります)。
- コンピューターがドメインの一部を構成している場合は、 以下をメモしておきます。
- ドメイン名が DHCP サーバーによって提供されることを確認してください。提供されない場合は、インストール中にドメイン名を手動で入力する必要があります。
10.7. ディスク領域およびメモリーに関する要件
注記
/、swap および PReP ブートパーティション) を Red Hat Enterprise Linux 専用にする必要があります。
| インストールタイプ | 必要最小限の RAM サイズ |
|---|---|
| ローカルメディアによるインストール (USB, DVD) | 1,280 MiB |
| NFS ネットワークインストール | 1,280 MiB |
| HTTP、HTTPS、または FTP ネットワークインストール | 1,664 MiB |
10.8. RAID と他のディスクデバイス
10.8.1. ハードウェア RAID
10.8.2. ソフトウェア RAID
注記
10.8.3. USB ディスク
10.9. インストーラーの起動方法を選択する
注記
%post セクションの実行時も含まれます。
- 完全インストール用 DVD または USBドライブ
- 完全インストール用 DVD または USB ドライブは、完全インストール用 DVD の ISO イメージから作成します。作成したメディアは起動デバイスおよびソフトウェアパッケージのインストールソースの両方の役割を果たすため、そのメディアひとつでインストール全体を完了することができます。完全インストール用 DVD または USB ドライブの作成方法については 3章メディアの作成 を参照してください。
- 最小限の起動用 CD、DVD または USB フラッシュドライブ
- 最小限の起動用 CD、DVD 、USB フラッシュドライブは小さな ISO イメージを使って作成します。このイメージにはシステムを起動してインストールを開始するために必要なデータしか含まれていません。この起動用メディアを使用する場合には、パッケージをインストールするためのインストールソースが別途必要になります。起動用 CD、DVD、USB フラッシュドライブの作成方法については 3章メディアの作成 を参照してください。
- PXE サーバー
- PXE (preboot execution environment) サーバーを使用するとインストールプログラムをネットワーク経由で起動させることができるようになります。システムを起動したら、ローカルのハードドライブやネットワーク上の場所など、別途に用意したインストールソースを使ってインストールを完了させます。PXE サーバーの詳細は 23章ネットワークからのインストールの準備 を参照してください。
10.10. キックスタートを使ってインストールを自動化する
第11章 IBM Power Systems へのインストール中にドライバーを更新する
重要
- インストールプログラムがアクセスできる場所に直接ドライバーディスクの ISO イメージファイルを配置します (ローカルのハードドライブ、USB フラッシュドライブ、CD、DVD など)。
- イメージファイルからドライバーディスクを作成します (CD、DVD、USB フラッシュドライブなど)。ISO イメージファイルの CD/DVD への書き込み方法などについては 「インストール CD または DVD の作成」 でインストールディスクの作り方を、USB ドライブへの書き込み方法に関しては 「インストール USB の作成」 を参照してください。
警告
11.1. インストール中にドライバーを更新するための準備
- ドライバーの自動更新
- インストールを開始すると、接続されている全ストレージデバイスの検出が Anaconda インストールプログラムによって試行されます。インストール開始時に
OEMDRVというラベルが付いたストレージデバイスが検出されると、Anaconda は常にこのデバイスをドライバー更新用ディスクと認識して、このデバイス上のドライバーの読み込みを試行します。 - アシスト付きのドライバー更新
- インストール開始時に
inst.dd起動オプションを指定することが可能です。パラメーターなしでこのオプションを使用すると、Anaconda によりシステムに接続されている全ストレージデバイスの一覧が表示され、ドライバー更新を含むデバイスを選択するよう求められます。 - 手動によるドライバー更新
- インストール開始時に
inst.dd=location起動オプションを指定することが可能です。location にはドライバー更新用ディスクもしくは ISO イメージへのパスを入力してください。このオプションを指定すると、Anaconda は指定された場所にあるドライバー更新の読み込みを試行します。手動のドライバー更新では、ローカルで使用できるストレージデバイス、またはネットワーク上にある場所 (HTTP、HTTPS、FTPのいずれかのサーバー) を指定することができます。
注記
inst.dd=location と inst.dd を同時に使用することもできます。ただし、この場合の Anaconda の動作は、使用する location のタイプによって異なります。デバイスの場合は、Anaconda は指定されたデバイスから更新するドライバーを選択するようプロンプト表示され、新たなデバイスが提示されます。location がネットワークの場合は、Anaconda はドライバー更新を含んでいるデバイスを選択するようプロンプトが出され、指定されたネットワークの場所からドライバーの更新ができるようになります。
OEMDRV というラベルが付いたストレージデバイスを作成し、インストールするシステムに物理的に接続しておく必要があります。アシスト付きのドライバー更新の方法を使用する場合は、OEMDRV 以外のラベルならローカルのいずれのストレージデバイスを使用しても構いません。手動によるドライバー更新の方法を使用する場合は、OEMDRV 以外のラベルならローカルのいずれのストレージを使用しても構いません。また、インストールするシステムからアクセスが可能なネットワーク上の場所を使用することもできます。
重要
ip= オプションを使って必ずネットワークを初期化してください。詳細は 「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。
11.1.1. ドライバー更新用の ISO ファイルをローカルのストレージデバイスで使用するための準備
- インストールプログラムに自動的にドライバーディスクを認識させるため、ストレージデバイスのボリュームラベル名を
OEMDRVにします。また、ISO イメージ自体をコピーするのではなく、その内容をストレージデバイスの root ディレクトリーに抽出します。「ドライバーの自動更新」 を参照してください。OEMDRVというラベルが付いたデバイスからのドライバーのインストールの方が手動によるインストールより常に優先され、また推奨されています。 - 手動によるドライバー更新の場合は、ストレージデバイスに ISO イメージを単一ファイルとしてコピーするだけです。ファイル名の変更は可能ですが、ファイル名の拡張子は変更せず
.isoのままにしておいてください (dd.isoなど)。インストール中にドライバー更新を手動で選択する方法については、「アシスト付きのドライバー更新」 を参照してください。
11.1.2. ドライバー更新用の ISO ファイルを CD または DVD に書き込み更新用ディスクを準備
rhdd3 というファイルが 1 つと rpms というディレクトリーが 1 つ見えるはずです。rhdd3 の方はドライバーディスクの詳細が記載されているシンプルな署名ファイルです。各種アーキテクチャー用の実際のドライバーの RPM パッケージを収納しているのは rpms の方になります。
.iso のファイルが 1 つしかない場合は、ディスクが正しく作成されていないので作成し直してください。GNOME 以外の Linux デスクトップや Linux 以外のオペレーティングシステムを使用している場合は、イメージの書き込み などのオプションを選択しているか確認してください。
11.2. インストール中にドライバーの更新を実施する
- ドライバー更新の検出と実行をインストールプログラムで自動的に行う
- ドライバー更新の検索プロンプトをインストールプログラムが表示する
- ドライバー更新用のイメージまたは RPM パッケージへのパスを手動で指定する
重要
11.2.1. ドライバーの自動更新
OEMDRV というボリュームラベルが付いたブロックデバイスをコンピューターに接続しておきます。
注記
OEMDRV ブロックデバイスを使用してキックスタートファイルを自動的に読み込むこともできるようになっています。このファイルは ks.cfg と命名し、デバイスの root に格納する必要があります。キックスタートインストールについての詳細は、26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
OEMDRV というラベルが付いたストレージデバイスを見つけると、ドライバー更新ディスクとみなし、このデバイスからのドライバー更新の読み込みを試行します。読み込むドライバーを選択するよう求めるプロンプトが表示されます。

図11.1 ドライバーの選択
11.2.2. アシスト付きのドライバー更新
OEMDRV というボリュームラベルが付いたブロックデバイスを使用できるようにしておくことが推奨されます。ただし、このデバイスが検出されず、起動コマンドラインで inst.dd オプションが指定されていた場合には、対話モードでドライバーディスクを検索することができます。まず最初に、Anaconda で ISO ファイルのスキャンをするため、一覧からローカルのディスクパーティションを選択します。次に、検出された ISO ファイルの中から更新用のファイルを選択します。最後にドライバーを選択します (複数可)。以下の図では、テキストユーザーインターフェースでこのプロセスを強調表示しています。

図11.2 対話式のドライバー選択
注記
OEMDRV というボリュームラベルが付いていない場合は、引数なしで inst.dd オプションを使用してメニューからそのデバイスを選択します。また、次のようにインストールプログラムの起動オプションを使ってメディアのスキャンを行いドライバーを検索することもできます。
inst.dd=/dev/sr0
11.2.3. 手動によるドライバー更新
inst.dd=location オプションを追加します。location にはドライバー更新ディスクのパスを入れてください。

図11.3 ドライバー更新へのパスの指定
11.2.4. ブラックリストへのドライバーの登録
modprobe.blacklist=driver_name オプションを追加します。driver_name の部分に無効にするドライバー名を入力します。例を示します。
modprobe.blacklist=ahci
modprobe.blacklist= オプションを使ってブラックリスト登録したドライバーはインストールが完了したシステムでも無効な状態のままになります。このドライバーは /etc/modprobe.d/anaconda-blacklist.conf ファイルで確認できます。ドライバーをブラックリストに登録する方法および他の起動オプションについては 22章起動オプション を参照してください。
第12章 IBM Power Systems でのインストールの起動

図12.1 システム管理サービスのコンソール
重要
inst.vnc 起動オプションを渡します (リモートアクセスを有効にする を参照)。
12.2. 異なるソースからのインストール
表12.1 起動方法とインストールソース
| 起動方法 | インストールソース |
|---|---|
| 完全インストール用メディア (DVD) | インストールも起動した完全インストール用メディア自体を使います |
| 最小限の起動用メディア (CD または DVD) | インストールは、ネットワーク上もしくはハードドライブ上に配置しておいた完全インストール用 DVD ISO イメージ、またはこのイメージから抽出したインストールツリーを使用します |
| ネットワーク起動 | インストールは、ネットワーク上に配置しておいた完全インストール用 DVD ISO イメージ、またはこのイメージから抽出したインストールツリーを使用します |
12.3. インストールサーバーを使ったネットワークからの起動
ブート・オプションの選択 (Select Boot Options) 、インストール・デバイスまたはブート・デバイスの選択 (Select Boot/Install Device) の順で指定して、コンピューターがネットワークインターフェースから起動するよう設定してます。 使用可能なデバイス一覧からネットワークデバイスを選択します。
手順12.1 ネットワークからインストールプログラムを起動する
- ネットワークケーブルが接続されていることを確認します。 コンピューターの電源スイッチは入っていない状態であっても、 ネットワークソケットのリンク表示ライトは点灯しているはずです。
- コンピューターのスイッチをオンにします。
- ネットワーク設定と診断に関する情報は通常、コンピューターがサーバーに接続する前に表示されます。ただし、これは使用しているハードウェアによって異なります。次に、ネットワーク起動サーバーの設定を指定するオプションがあるメニューが表示されます。目的のオプションに該当する数字キーを押します。どのオプションを選択したらよいかわからない場合は、サーバー管理者に問い合わせてください。
重要
vmlinuz および initrd.img イメージを使用してネットワーク経由でシステムを起動します。ネットワーク経由の起動には ppc64.img イメージは使用できません。TFTP にはファイルが大きすぎるためです。
第13章 Anaconda を使用したインストール
- 26章キックスタートを使ったインストール にあるように、キックスタートを使用してインストールを自動化する。
- VNC (Virtual Network Computing) プロトコルを使用して、グラフィカルディスプレイのある別のコンピューターからインストールシステムにリモートで接続して、グラフィカルインストールを実行する。24章VNC を使用したインストール を参照してください。
13.1. Anaconda の概要
13.2. インストール中のコンソールとロギング
13.2.1. コンソールへのアクセス
root 権限のある対話式シェルプロンプトを提供するもので、これはブートオプションまたはキックスタートコマンドを使用して明示的に無効となっていなければ使用可能となります。
注記
注記
表13.1 利用可能な tmux ウィンドウ
| ショートカット | 内容 |
|---|---|
| Ctrl+b 1 | メインのインストールプログラムウィンドウ。テキストベースのプロンプト (テキストモードのインストール中もしくは VNC ダイレクトモードを使用の場合) とデバッグ情報があります。 |
| Ctrl+b 2 | root 権限のある対話式シェルプロンプト。 |
| Ctrl+b 3 | インストールログ ; /tmp/anaconda.log に保存されているメッセージを表示します。 |
| Ctrl+b 4 | ストレージログ ; /tmp/storage.log に保存されているカーネルおよびシステムサービスからのストレージデバイス関連のメッセージを表示します。 |
| Ctrl+b 5 | プログラムログ ; /tmp/program.log に保存されている他のシステムユーティリティーからのメッセージを表示します。 |
13.2.2. スクリーンショットの保存
/tmp/anaconda-screenshots/ に保存されます。
autostep --autoscreenshot コマンドを使用すると、インストールの各ステップを自動的にキャプチャーし、保存することができます。詳細は、「キックスタートのコマンドとオプション」 を参照してください。
13.3. テキストモードでのインストール
重要
inst.xdriver=vesa オプションを使った起動を試してください。22章起動オプション を参照してください。

図13.1 テキストモードでのインストール
[x] マークが表示され、インストールの開始前にユーザーの作業が必要な画面には [!] マークが表示されます。利用可能なコマンドは、利用可能なオプション一覧の下に表示されます。
注記
Processing... のラベルが表示されることがあります。テキストメニューアイテムの状態を更新するには、テキストモードのプロンプトで r オプションを使用します。
- インストーラーは常に言語に英語を使用し、キーボードも US English のキーボードレイアウトになります。言語とキーボードレイアウトは設定可能ですが、これはインストールされるシステムに適用されるもので、インストール自体には適用されません。
- 高度なストレージメソッド (LVM、software RAID、FCoE、zFCP、および iSCSI) の設定はできません。
- カスタムのパーティション設定はできません。自動パーティション設定のいずれかを使用する必要があります。また、ブートローダーのインストール場所を設定することもできません。
- インストールするパッケージアドオンを選択することはできません。それらはインストール完了後に Yum パッケージマネージャーを使用して追加する必要があります。
inst.text 起動オプションをブートメニュー内の起動コマンドラインまたは PXE サーバー設定で使用して、インストールを起動します。起動オプションの使用については、12章IBM Power Systems でのインストールの起動 を参照してください。
13.4. HMC vterm の使用
13.5. グラフィカルユーザーインターフェースでのインストール

図13.2 インストールの概要
表13.2 グラフィカルインストーラーでのキーボードショートカット
| ショートカットキー | 使用方法 |
|---|---|
| Tab または Shift+Tab | 表示画面上でのアクティブな要素(ボタン、チェックボックスなど) を移動します。 |
| Up または Down | リストをスクロールします。 |
| Left または Right | ツールバーとテーブルエントリーを左右にスクロールします。 |
| Space または Enter | 選択肢からハイライト表示したアイテムを選択または削除し、ドロップダウンメニューを展開、折りたたみます。 |
13.6. 「ようこそ」の画面と言語設定
注記
GeoIP モジュールを使った位置自動検出情報に基づき事前選択の言語が確定されます。

図13.3 言語設定
13.7. インストールの概要画面

図13.4 インストールの概要
注記

図13.5 ネットワークが検出されない場合のネットワーク設定画面
13.8. 日付と時刻
- マウスを使って対話式マップをクリックし特定の都市を選択します。選択した都市を示す赤いピンが表示されます。
- また、画面上部の 地域 と 都市 のドロップダウンメニューをスクロールしてタイムゾーンを選ぶこともできます。
- 地域 ドロップダウンメニューの一番下にある Etc を選ぶと、都市のメニューが GMT/UTC になり、たとえば
GMT+1を選択できるようになります。
注記

図13.6 タイムゾーン設定画面
注記
13.9. 言語サポート
Español などのように言語を選択します。次に右側のパネルで Español (Costa Rica) などのように地域固有のロケールを選択します。言語とロケールはどちらも複数選択が可能です。選択された言語は左側のパネルで太字で強調表示されます。

図13.7 言語サポートの設定
注記
13.10. キーボードの設定

図13.8 キーボードの設定
重要
注記
13.11. セキュリティーポリシー
重要
/root/openscap_data ディレクトリーに保存されます。

図13.9 セキュリティーポリシー選択画面
注記
HTTP、HTTPS または FTP サーバーから読み込むことができます。(http:// といった) プロトコルを含む、コンテンツの完全なアドレスを使用してください。カスタムプロファイルを読み込む前に、ネットワーク接続がアクティブになっている必要があります (「ネットワークとホスト名」 で有効にする)。コンテンツタイプはインストーラーが自動的に検出します。
13.12. インストールソース

図13.10 インストールソースの画面
- 自動検出したインストールメディア
- 完全インストール用の DVD もしくは USB ドライブを使用してインストールを開始している場合は、そのメディアが検出されメディアの基本的な情報がこのオプションに表示されます。 ボタンをクリックして、メディアがインストールに適していることを確認します。この整合性のテストは、ブートメニューで
Test this media & Install Red Hat Enterprise Linuxを選択した場合、もしくはrd.live.check起動オプションを使用した場合と同様のものです。 - ISO ファイル
- パーティションが設定されマウント可能なファイルシステムを持っているハードドライブがインストールプログラムによって検出されるとこのオプションが表示されます。このオプションを選択してから、 ボタンをクリックし、システム上にあるインストール ISO ファイルの場所を選択します。 ボタンをクリックして、ファイルがインストールに適していることを確認します。
- ネットワーク上
- ネットワークの場所を指定するには、このオプションを選択して、ドロップダウンメニューから以下のオプションのいずれかを選びます。
- http://
- https://
- ftp://
- nfs
上記の選択肢をネットワークの場所の URL の開始部分として使用し、残りのアドレスをアドレスボックスに入力します。NFS を選択した場合は、NFS マウントオプションを指定する別のボックスが表示されます。重要
NFS ベースのインストールソースを選択する際には、ホスト名をコロン (":") でパスから区切ったアドレスを指定する必要があります。例を示します。server.example.com:/path/to/directoryHTTP または HTTPS ソース用のプロキシを設定するために ボタンをクリックします。HTTP プロキシを有効にする にチェックを入れ、URL を プロキシ URL ボックスに入力します。プロキシで認証が必要な場合は、認証を使用する にチェックを入れ、ユーザー名とパスワードを入力します。 をクリックします。使用する HTTP もしくは HTTPS の URL がリポジトリーのミラーの一覧を参照する場合は、入力するフィールドの下のチェックボックスにチェックを入れます。
13.13. ネットワークとホスト名
重要
注記
em1 や wl3sp0 といった一貫性のある名前をネットワークデバイスの特定に使用するネットワークデバイス命名標準にはいくつかのタイプがあります。これらの標準については、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。

図13.11 ネットワークとホスト名の設定画面
localhost.localdomain の値は、ターゲットシステムの静的ホスト名が指定されておらず、インストールされるシステムの実際のホスト名はネットワーク設定時 (たとえば、DHCP または DNS を使用した NetworkManager) に設定されることを示しています。
重要
注記
13.13.1. ネットワーク接続の編集
- システム起動時に常にこの接続を使用する場合は、この接続が利用可能になったときは自動的に接続する のチェックボックスにマークを入れます。自動的に接続するネットワークは、複数の接続を使用することができます。この設定は、インストールされるシステムに引き継がれます。

図13.12 ネットワーク自動接続機能
- デフォルトでは、IPv4 パラメーターが DHCP サービスにより自動的に設定されます。同時に、IPv6 設定は
自動方式に設定されます。ほとんどの場合、この組み合わせが最適で通常は変更する必要はありません。
図13.13 IP プロトコル設定
13.13.2. 高度なネットワークインターフェース

図13.14 ネットワークとホスト名の設定画面
Bond- NIC (ネットワークインターフェースコントローラー) のボンドです。複数のネットワークインターフェースを一つのチャネルに結合する方式です。Bridge- NIC ブリッジングです。複数の別個のネットワークを 1 つの集積ネットワークに接続します。チーム- NIC のチームです。複数のリンクを集約する新しい実装になります。小型のカーネルドライバーを提供することでパケットフローを高速で処理し、各種アプリケーションがすべてのタスクをユーザー領域で行うよう設計されています。VLAN- それぞれ孤立している異なる複数のブロードキャストドメインを作成する方法です。

図13.15 高度なネットワークインターフェースのダイアログ
注記
13.14. ソフトウェアの選択
- 横線の 上 に表示されるアドオンは、選択した環境に固有のものです。いずれかのアドオンを選択してから環境の選択を変更すると、アドオンの選択は失われます。
- 横線の 下 に表示されるアドオンは、すべての環境で同じものです。別の環境を選択し直しても、ここでの選択は失われません。

図13.16 サーバーインストールでのソフトウェア選択の例
server の場合はサーバー向けの環境が提供され、workstation の場合は開発者向けワークステーションとしての導入を対象とした選択肢が提供されます。
repodata/*-comps-variant.architecture.xml ファイルをご覧ください。このファイルには、利用可能な環境 (<environment> タグ) およびアドオン (<group> タグ) を記述した構造が含まれています。
重要
%packages のセクションでは、環境、グループ、各パッケージなどを指定することができます。キックスタートファイルでインストールするパッケージを選択する方法については 「パッケージの選択」 を参照してください。キックスタートを使ってインストールを自動化する方法については 26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
13.14.1. コアとなるネットワークサービス
rsyslogサービスを利用した集中ログ記録機能- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) による電子メール
- NFS (Network File System) によるネットワークファイル共有
- SSH (Secure SHell) によるリモートアクセス
- mDNS (multicast DNS) によるリソースのアドバタイズ
13.15. インストール先
警告
重要
重要
特殊なケース
- RAID カードがある場合、一部の BIOS では RAID カードからの起動には対応していないため注意してください。このような場合、
/bootパーティションは別のハードドライブなど、RAID アレイ以外のパーティションに作成する必要があります。そのような RAID カードでのパーティション作成には、内蔵ハードドライブを使用する必要があります。また、/bootパーティションはソフトウェア RAID の設定にも必要になります。システムのパーティション設定で自動を選択した場合は、/bootパーティションを手動で修正する必要があります。詳細については、「手動パーティション設定」 を参照してください。 - マルチパスのストレージデバイスとマルチパスではないストレージデバイス両方が接続されたシステムに Red Hat Enterprise Linux をインストールすると、インストールプログラムによる自動パーティション設定のレイアウトでマルチパスのデバイスとマルチパスではないデバイスが混在したボリュームグループが作成されてしまう可能性があります。これはマルチパスストレージの目的に反することになります。インストール先 の画面ではマルチパスのみ、またはマルチパス以外のみのいずれかを選択することが推奨されます。別の方法では、手動のパーティション設定を実行してください。

図13.17 ストレージ領域の概要
- パーティション構成 のセクションでは、ストレージデバイスのパーティション設定方法とボリュームの作成方法を選択することができます。パーティションを手動で設定する、またはインストールプログラムによる自動設定を選択することができます。今まで使用したことがないストレージにクリーンインストールを実行する場合、またはストレージに保存されているデータは一切必要ない場合には、自動パーティション設定が推奨されます。自動パーティション設定を行う場合は、デフォルトで選択されている 自動構成のパーティション構成 のラジオボタンにチェックを入れたままにすると、インストールプログラムが必要なパーティションとボリュームをストレージに自動作成します。自動でのパーティション設定の場合、追加の空き領域を利用できるようにしたい のチェックボックスを選択すると、他のファイルシステムの領域をこのインストールに再配分する方法を選択できます。 をクリックすると、ダイアログが表示されます。自動パーティション設定を選択しているものの、推奨パーティション設定を使用したインストールの完了にはストレージ領域が足りない場合、以下のダイアログが表示されます。

図13.18 インストールオプションのダイアログ内の「領域を確保する」オプション
Red Hat Enterprise Linux software selection のリンクをクリックすると、Software selection セクションに移動します。ここではインストールするソフトウェアを変更して、ストレージ領域をある程度解放することができます。別の方法では、 をクリックして、インストール先 画面に戻ります。ここでは、ストレージデバイスの追加、もしくは手動でのパーティション設定が可能です。既存のファイルシステムからストレージ領域の一部を解放する場合は をクリックします。詳細は 「ディスク領域の獲得」 を参照してください。十分な領域を確保できないと、別のダイアログが表示されます。この場合は、当初のストレージ画面でディスクを追加するか、インストールを中止することになります。手動による設定を行うため、パーティション構成を行いたい のラジオボタンを選択した場合は、 をクリックすると 手動パーティション設定 の画面に移動します。詳細は 「手動パーティション設定」 を参照してください。 - 暗号化 セクションで データを暗号化する のチェックボックスを選択すると、
/bootパーティション以外、すべてのパーティションを暗号化することができます。暗号化についての詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド を参照してください。
13.15.1. ブートローダーのインストール
警告

図13.19 選択したディスクの要約
警告
13.15.2. パーティションの暗号化

図13.20 暗号化したパーティションのパスフレーズ入力
警告
13.15.3. ディスク領域の獲得
警告

図13.21 既存ファイルシステムからのディスク領域の確保
- - ファイルシステムの現状を維持します。データは消去されません。これがデフォルト動作です。
- - ファイルシステムを完全に消去します。ファイルシステムが占めていた領域をすべてインストールで使用できるようにします。
- - ファイルシステムから空の領域を回収し、このインストールで使用できるようにします。スライダーを使って選択したパーティションの新たなサイズを設定します。LVM または RAID が使用されていない、サイズ変更可能なパーティションでしか使用できません。
- - 右側にある「すべて削除」のボタンをクリックすると、デフォルトで全ファイルシステムに削除のマークが付けられ、同時にボタンのラベルが「すべて保存」に変わります。「すべて保存」ボタンを再度クリックすると、全ファイルシステムに再び保存のマークが付けられます。
13.15.4. 手動パーティション設定
警告

図13.22 手動パーティション設定の画面
注記
13.15.4.1. ファイルシステムの追加とパーティションの設定
PReP、/、/home、/boot および swap)。必要であれば、さらに多くのパーティションを追加作成できます。詳細は 「推奨されるパーティション設定スキーム」 を参照してください。
注記
/boot パーティション、/ (root) ボリューム、swap ボリュームがストレージのサイズに合わせて生成されます。これらのファイルシステムが一般的なインストールで推奨されるファイルシステムになります。ただし、必要に応じてファイルシステムとマウントポイントを追加することもできます。
/ 、boot パーティションに /boot など)。次にファイルシステムのサイズを 割り当てる容量 のテキストフィールドに入力します (たとえば、2GiBと入力する)。フィールドを空白のままにしたり、利用可能な領域よりも大きいサイズを指定すると、残りの空領域がすべて使用されることになります。詳細を入力したら、 ボタンをクリックしてパーティションを作成します。
注記
/boot のような既知の固定サイズの小型パーティションを作成し、それから残りのパーティションを作成することで、インストールプログラムが残りの領域をそれらのパーティションに割り当てられるようにします。
標準パーティション、BTRFS、LVM、LVM シンプロビジョニング のオプションが選択できます。/boot パーティションは、このメニューで選択した値に関わらず、常に標準パーティションに配置されるので注意してください。

図13.23 マウントポイントの設定

図13.24 ディスクの再スキャン

図13.25 パーティションのカスタマイズ
- マウントポイント - ファイルシステムのマウントポイントを入力します。たとえば、このファイルシステムを root ファイルシステムにする場合は、
/と入力します。/bootファイルシステムにする場合は、/bootと入力します。swap ファイルシステムにはマウントポイントは設定しません。ファイルシステムタイプをswapにセットするだけで十分です。 - 割り当てる容量 - ファイルシステムに割り当てる容量を入力します。単位には KiB や GiB が使用できます。単位を指定しない場合は、MiB がデフォルトになります。
- デバイスタイプ - 標準パーティション、BTRFS、LVM、LVM シンプロビジョニング、RAIDのいずれかを選択します。パーティションやボリュームを暗号化するには、横にある 暗号化 ボックスにチェックを入れます。パスワードを設定するようプロンプトが後で表示されます。パーティション設定に複数のディスクが選択されている場合にのみ、RAID が使用可能になります。このタイプを選択すると、RAID レベル の設定も可能になります。同様に、LVM を選択すると、ボリュームグループ を指定できるようになります。
- ファイルシステム - ドロップダウンメニューでこのパーティションまたはボリュームに適切なファイルシステムタイプを選択します。既存のパーティションをフォーマットする場合は、横の 再フォーマット ボックスにチェックを入れます。データをそのまま維持する場合は空白にしておきます。新規作成されたパーティションやボリュームは再フォーマットが必要で、この場合はチェックボックスのチェックを外すことはできません。
- ラベル - パーティションにラベルを割り当てます。ラベルを使うと、個別のパーティションの認識とアドレス指定が容易になります。
- 名前 - LVM または Btrfs ボリュームに名前を割り当てます。標準パーティションの場合は作成時に自動的に名前が付けられるため名前の変更はできません。たとえば、
/homeにはsda1という名前が付けられます。
重要
/usr または /var のパーティションを root ボリュームとは別の場所に設定すると、これらのディレクトリーには起動に欠かせないコンポーネントが含まれているため起動プロセスが非常に複雑になります。iSCSI ドライブや FCoE などの場所に配置しまった場合には、電源オフや再起動の際に Device is busy のエラーでハングしたりシステムが起動できなくなったりする可能性があります。
/usr と /var のみに適用されるもので、これらの下のディレクトリーには該当しません。たとえば、/var/www 向けの個別パーティションは問題なく機能します。
13.15.4.1.1. ファイルシステムタイプ
デバイスタイプ
- 標準のパーティション - 標準のパーティションにはファイルシステムや swap 領域を含めることができます。また、ソフトウェア RAID や LVM の物理ボリューム用コンテナーになる場合もあります。
- 論理ボリューム (LVM) - LVM パーティションを作成すると、自動的に LVM 論理ボリュームが生成されます。LVM は、物理ディスクを使用する場合にパフォーマンスを向上させることができます。論理ボリュームの作成方法については、「LVM 論理ボリュームの作成」 を参照してください。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理 を参照してください。
- LVM シンプロビジョニング - シンプロビジョニングを使用すると、空き領域のストレージプール (シンプールと呼ばれる) を管理できるようになります。アプリケーションのニーズに応じてこの空き領域を任意の数のデバイスに割り当てることができます。シンプールは必要に応じて動的に拡張することができるため、ストレージ領域の費用対効果が高い割り当てを行うことができます。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理 を参照してください。
注記
インストーラーは、LVM シンプール論理ボリューム用にリクエストした領域の 20% を、これを格納しているボリュームグループ内で自動的に保留します。これは、シンプロビジョニングした論理ボリュームのデータボリュームやメタデータボリュームを拡張する場合に備えた安全対策です。 - ソフトウェア RAID - 複数のソフトウェア RAID パーティションを作成して 1 台の RAID デバイスとして構成します。システム上の各ディスクに対して RAID パーティションを 1 つずつ割り当てます。RAID デバイスの作成方法については、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。RAID の詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド を参照してください。
ファイルシステム
- xfs - XFS はスケーラビリティーに優れた高いパフォーマンス性を有するファイルシステムです。最大 16 EiBのファイルシステム (約 160 億 GiB)、最大 8 EiB のファイル (約 80 億 GiB) および数千万のエントリーを格納するディレクトリー構造に対応します。クラッシュからの回復が早いメタデータジャーナル機能に対応します。また、マウント中でアクティブな場合でも、最適化やサイズ変更を行うことができます。強く推奨されるファイルシステムであり、デフォルトではこのファイルシステムが選択されます。これまで ext4 ファイルシステムで使用していた一般的なコマンドを XFS で使用する場合の対処方法については 付録E ext4 と XFS コマンドの参照表 を参照してください。Red Hat Enterprise Linux の XFS ファイルシステムで現在対応可能な最大サイズは 500 TiB になります。
- ext4 - ext4 ファイルシステムは ext3 ファイルシステムをベースとし、いくつか改善が加えられています。より大きなファイルシステム、より大きなファイルに対応するようになり、またディスク領域の割り当てに要する時間が短縮され効率化されています。1 ディレクトリー内でのサブディレクトリー数に制限がなく、ファイルシステムのチェックが高速化、またジャーナリング機能もさらに堅牢になっています。Red Hat Enterprise Linux の ext4 ファイルシステムで対応できる最大サイズは現在 50 TiB になります。
- ext3 - ext3 ファイルシステムは ext2 ファイルシステムをベースとし、ジャーナリング機能という大きな利点を備えています。ジャーナリング機能を使用すると、クラッシュが発生するたびに
fsckユーティリティーを実行してメタデータの整合性をチェックする必要がないため、クラッシュ後のファイルシステムの復元に要する時間を短縮することができます。 - ext2 - ext2 ファイルシステムは標準の Unix ファイルタイプに対応しています (通常のファイル、ディレクトリー、シンボリックリンクなど)。最大 255 文字までの長いファイル名を割り当てることができます。
- vfat - VFAT ファイルシステムは Linux ファイルシステムです。FAT ファイルシステム上の Microsoft Windows の長いファイル名との互換性があります。
- swap - Swap パーティションは仮想メモリーに対応するため使用されます。つまり、システムが処理しているデータを格納する RAM が不足すると、そのデータが swap パーティションに書き込まれます。
- PReP - ハードドライブの 1 番目のパーティションにある小さな起動パーティションです。PReP 起動パーティションには GRUB2 ブートローダーが含まれています。これにより、他の IBM Power Systems サーバーで Red Hat Enterprise Linux を起動できるようになります。
13.15.4.2. ソフトウェア RAID の作成

図13.26 ソフトウェア RAID パーティションの作成 - デバイスタイプ メニューを展開した例
- 「ファイルシステムの追加とパーティションの設定」 の説明にしたがいマウントポイントを作成します。このマウントポイントを設定することで、RAID デバイスを設定していることになります。
- 左側のペインでパーティションを選択した状態で、ペイン下部にある設定ボタンを選択し マウントポイントの設定 ダイアログを開きます。RAID デバイスに含めるディスクを選択してから をクリックします。
- デバイスタイプ のドロップダウンメニューをクリックして RAID を選択します。
- ファイルシステム のドロップダウンメニューをクリックして目的のファイルシステムタイプを選択します (「ファイルシステムタイプ」 を参照)。
- RAID レベル のドロップダウンメニューをクリックして目的の RAID レベルを選択します。利用できる RAID レベルは以下の通りです。
- RAID0 - パフォーマンス (ストライプ)
- データを複数のディスクに分散させます。RAID レベル 0 は、標準パーティションでのパフォーマンスを向上させます。複数のディスクを 1 つの大きな仮想デバイスにまとめることができます。RAID レベル 0 には冗長性がなく、アレイ内の 1 ディスクに障害が発生するとアレイ全体のデータが壊れる点に注意してください。RAID 0 には少なくとも 2 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID1 - 冗長化 (ミラーリング)
- 1 つのディスク上の全データを別のディスク (複数可) にミラーリングします。アレイ内のディスクを増やすことで冗長レベルを強化します。RAID 1 には少なくとも 2 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID4 - エラーチェック (パリティー)
- データを複数のディスクに分散させますが、アレイ内の 1 ディスクにパリティー情報を格納します。これにより、アレイ内のいずれかのディスクに障害が発生した場合にアレイを保護します。すべてのパリティー情報は 1 ディスクに格納されるため、このディスクへのアクセスによりアレイのパフォーマンスにボトルネックが発生します。RAID 4 には少なくとも 3 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID5 - 分散エラーチェック
- データおよびパリティー情報を複数のディスクに分散させます。そのため、RAID レベル 5 は複数ディスクにデータを分散させパフォーマンスが向上する一方、パリティー情報もアレイ全体で分散されるため、RAID レベル 4 のようにパフォーマンスにボトルネックが発生しません。RAID 5 には少なくとも 3 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID6 - 冗長エラーチェック
- RAID レベル 6 は RAID レベル 5 と似ていますが、パリティーデータが 1 セットではなく 2 セット格納されます。RAID 6 には少なくとも 4 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID10 - パフォーマンス (ストライプ)、 冗長化 (ミラーリング)
- RAID レベル 10 はネスト化した RAID または ハイブリッド RAID になります。ミラーリングしているディスクセットに対してデータを分散させることで構築します。たとえば、4 つの RAID パーティションで構築した RAID レベル 10 のアレイは、ストライプ化されたパーティションをミラーリングする 2 組のペアで構成されます。RAID 10 には少なくとも 4 つの RAID パーティションが必要です。
- をクリックして変更を保存し、別のパーティションの設定に移動するか、 をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。
13.15.4.3. LVM 論理ボリュームの作成
重要
lvm コマンドを実行します。テキストモードのインストールに戻るには Ctrl+Alt+F1 を押します。

図13.27 論理ボリュームの設定
- 「ファイルシステムの追加とパーティションの設定」 の説明にしたがい LVM ボリュームにマウントポイントを作成します。
- デバイスタイプ ドロップダウンメニューをクリックして LVM を選択します。ボリュームグループ ドロップダウンメニューが表示され、新たに作成されたボリュームグループ名が表示されます。
- また、必要に応じて、メニューをクリックし 新規 volume group を作成中... を選択するか、 をクリックして新規に作成したボリュームグループを設定します。新規 volume group を作成中... オプション、 ボタンのいずれを使用しても Configure Volume Group ダイアログが表示されることになります。このダイアログで論理ボリュームグループの名前を変更したり、含めるディスクを選択することができます。
注記
設定ダイアログではボリュームグループの物理エクステントのサイズは指定できません。このサイズは、常にデフォルト値の 4 MiB に設定されます。別の物理エクステントのボリュームグループを作成したい場合は、対話シェルに切り替え、vgcreateコマンドで手動で作成するか、キックスタートファイルでvolgroup --pesize=sizeコマンドを使用して作成します。
図13.28 LVM ボリュームグループのカスタマイズ
選択できる RAID レベルは実際の RAID デバイスと同じです。詳細は、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。またボリュームグループの暗号化に印を付けて、サイズポリシーを設定することもできます。設定できるポリシーオプションを以下に示します。- 自動 - ボリュームグループのサイズは自動で設定されるので、設定した論理ボリュームを格納する適切なサイズになります。ボリュームグループ内に空の領域が必要ない場合に最適です。
- できるだけ大きく - 設定した論理ボリュームのサイズに関係なく、最大サイズのボリュームグループが作成されます。ほとんどのデータを LVM に保存する予定のため、後日、既存の論理ボリュームサイズを拡大する可能性がある場合、もしくはこのグループ内に別の論理ボリュームを追加作成する必要がある場合などに最適です。
- 固定 - このオプションではボリュームグループのサイズを正確に設定することができます。設定している論理ボリュームが格納できるサイズにする必要があります。ボリュームグループに設定したい容量が正確に分かっている場合に便利です。
グループ設定が終わったら、 をクリックします。 - をクリックして変更を保存し、別のパーティションの設定に移動するか、 をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。
警告
/boot パーティションの配置には対応していません。
13.15.4.4. 推奨されるパーティション設定スキーム
- PReP 起動パーティション - 4 MiB から 8 MiB のサイズを推奨しています
- PReP 起動パーティションはハードドライブの先頭パーティションに含ませてください。このパーティションに GRUB2 ブートローダーが格納され、他の IBM Power Systems サーバーで Red Hat Enterprise Linux を起動できるようになります。
/bootパーティション - 最小限 1 GiB のサイズを推奨しています/bootにマウントするパーティションにはオペレーティングシステムのカーネルが収納されます。これにより、起動プロセス中に使用されるファイルと共に Red Hat Enterprise Linux が起動されます。ほとんどのファームウェアに制限があるため、これらを格納する小さいパーティションを作成することを推奨しています。ほとんどの場合、1 GiB のサイズの boot パーティションで十分です。他のマウントポイントとは異なり、LVM ボリュームを/bootに使用することはできません。/bootは別個のディスクパーティションにある必要があります。注記
RAID カードを実装している場合は、RAID カードからの起動に対応していない BIOS タイプがある点に注意してください。これに該当する場合は、/bootパーティションを別のハードドライブなどの RAID アレイ以外のパーティションに作成する必要があります。警告
RAID カードを実装している場合、Red Hat Enterprise Linux では IPR カード上でのハードウェア RAID のセットアップには対応していない点に注意してください。インストールの前にスタンドアロン診断 CD を起動して RAID アレイを作成してから、その RAID アレイにインストールを実行します。root- 10 GiB のサイズを推奨しています- 「
/(root)」ディレクトリーを置く場所です。root ディレクトリーはディレクトリー構造のトップレベルです。デフォルトでは、書き込み先のパスに別のファイルシステムがマウントされていない限り (/bootや/homeなど)、すべてのファイルがこのファイルシステムに書き込まれます。root ファイルシステムが 5 GiB の場合は最小限のインストールが可能ですが、少なくとも 10 GiB を割り当ててパッケージグループをいくつでもインストールできるようにしておくことが推奨されます。重要
/ディレクトリーと/rootディレクトリーを混同しないよう注意してください。/rootディレクトリーは root ユーザーのホームディレクトリーになります。/ディレクトリーと区別するため、/rootディレクトリーはスラッシュルートと呼ばれることがあります。 /home- 最小限 1 GiB のサイズを推奨しています- システムデータとユーザーデータを別々に格納する場合には、ボリュームグループ内に
/homeディレクトリー用の専用ファイルシステムを作成します。ファイルシステムのサイズはローカルで保存するデータ量やユーザー数などを基に決定してください。こうすることで、ユーザーデータのファイルを消去せずに Red Hat Enterprise Linux をアップグレードしたり、再インストールできるようになります。自動パーティション設定を選択する場合は、インストールに少なくとも 55GiB のディスク領域を確保して/homeファイルシステムが作成されるようにすることが推奨されます。 swapパーティション - 最小限 1 GB のサイズを推奨しています- 仮想メモリーは Swap ファイルシステムによってサポートされています。つまり、システムが処理しているデータを格納する RAM が不足すると、そのデータは swap ファイルシステムに書き込まれます。Swap サイズはシステムメモリーの作業負荷に依存するため、システムメモリーの合計ではありません。したがって、システムメモリーサイズの合計とは等しくなりません。システムメモリーの作業負荷を判断するためには、システムで実行するアプリケーションの種類および、そのアプリケーションにより生じる負荷を分析することが重要になります。アプリケーションにより生じる負荷に関するガイダンスはアプリケーション提供元または開発側より提供されているはずです。システムで swap 領域が不足すると、システムの RAM メモリーがすべて使用されるため、カーネルはプロセスを終了します。swap 領域が大き過ぎても、割り当てられているストレージデバイスがアイドル状態となり、リソース運用面では効率が悪いということになります。また swap 領域が大き過ぎるとメモリーリークに気付きにくくなる可能性があります。swap パーティションの最大サイズおよび詳細については
mkswap(8)の man ページをご覧ください。システムの RAM の容量別に推奨される swap サイズを以下の表に示します。インストールプログラムでシステムのパーティション設定を自動的に実行する場合、swap パーティションのサイズはこのガイドラインに沿って決められます。自動パーティション設定では、swap パーティションの上限がハードドライブの合計サイズの最大 10% に制限されることを想定しており、128GB 以上のサイズの swap パーティションは作成されません。システムのストレージ領域の 10% 以上を swap パーティションに設定したい場合、または 128GB 以上のサイズにしたい場合は、パーティション設定のレイアウトを手動で編集する必要があります。表13.3 システムの推奨 swap 領域
システム内の RAM の容量 推奨される swap 領域 ハイバネートを許可する場合の推奨 swap 領域 2 GB 未満 RAM 容量の 2 倍 RAM 容量の 3 倍 2 GB - 8 GB RAM 容量と同じ RAM 容量の 2 倍 8 GB - 64 GB 4GB から RAM 容量の半分まで RAM 容量の 1.5 倍 64 GB を超える場合 ワークロードによる (最小 4GB) ハイバネートは推奨されません 上記の境界線上 (システムの RAM が 2 GB、8 GB、または 64 GB などの場合) になる場合は、swap 領域については任意に決定することができます。システムリソースに余裕がある場合は、swap 領域を大きくするとパフォーマンスが向上することがあります。swap 領域を複数のディスクに分散させても swap のパフォーマンスが向上します (高速ドライブやコントローラー、インターフェースなどを備えたシステムで特に効果的)。
警告
/var/cache/yum/ にダウンロードされます。/var 用に別途パーティションやボリュームを作成する場合は、ダウンロードしたパッケージ更新を収納できるよう少なくとも 3GB のサイズにしてください。
13.16. ストレージデバイス

図13.29 ストレージ領域の概要
13.16.1. ストレージデバイス選択の画面
- マルチパスデバイス
- 複数のパスでアクセスできるストレージデバイス、同じシステム上にある複数のファイバーチャネルポートや SCSI コントローラーなどからアクセスが可能です。インストールプログラムで検出できるのは、16 文字または 32 文字の長さのシリアル番号を持つマルチパスストレージデバイスのみです。
- 他の SAN デバイス
- SAN (Storage Area Network) 上にあるデバイスです。
- ファームウェア RAID
- ファームウェア RAID コントローラーに接続されているストレージデバイスです。

図13.30 タブを使ってグループ分けされている特殊ストレージデバイスの概要
- - iSCSI デバイスをアタッチする場合は、このボタンを押します。「iSCSI パラメーターの設定」 に進んでください。
- - Fibre Channel Over Internet ストレージデバイスを設定する場合は、このボタンを押します。「FCoE パラメーターの設定」 に進んでください。

図13.31 ストレージデバイスの検索タブ
/etc/fstab ファイルを変更すればシステムに追加することができます。
重要
13.16.1.1. 高度なストレージオプション

図13.32 高度なストレージオプション
13.16.1.1.1. iSCSI パラメーターの設定

図13.33 iSCSI 検出詳細のダイアログ
注記
手順13.1 iSCSI の検出と iSCSI セッションの開始
- ターゲット IP アドレス フィールドに iSCSI ターゲットの IP アドレスを入力します。
- iSCSI イニシエーター名 フィールドに iSCSI 修飾名 (IQN) の形式で iSCSI イニシエーターの名前を入力します。IQN エントリーには次を含めてください。
- 「
iqn.」の文字列 (ピリオドが必要) - 日付コード (企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名が登録された年と月、記述の順序は年を表す4 桁の数字、 ダッシュ記号、 月を表す 2 桁の数字、 ピリオドの順で構成。 例、 2010 年 9 月の場合は「
2010-09.」) - 企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名 (トップレベルのドメインを先頭にして逆順で表す。 例、
storage.example.comのサブドメインは、com.example.storageと表す。) - コロン (「:」) とドメインまたはサブドメイン内でその iSCSI イニシエータを固有に識別する文字列 (例、
:diskarrays-sn-a8675309)
以上から、完全な IQN はiqn.2010-09.storage.example.com:diskarrays-sn-a8675309のようになります。 anaconda では、 IQN を構成しやすいようこの形式による任意の名前がすでに iSCSI イニシエータ名フィールドに自動入力されています。IQN の詳細については、 http://tools.ietf.org/html/rfc3720#section-3.2.6 にある 『RFC 3720 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI)』 の 『3.2.6. iSCSI Names』 のセクションや、 http://tools.ietf.org/html/rfc3721#section-1 にある 『RFC 3721 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI) Naming and Discovery』 の 『1. iSCSI Names and Addresses』 のセクションを参照してください。 - 認証のタイプの探索 ドロップダウンメニューを使って iSCSI 検出に使用する認証タイプを指定します。以下のタイプが使用できます。
- 証明書なし
- CHAP 秘密鍵
- CHAP 秘密鍵と逆順鍵
- 認証タイプに を選択した場合は CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
- 認証タイプに を選択した場合は、CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI ターゲットのユーザー名とパスワードを入力します。また、逆順 CHAP ユーザー名 と 逆順 CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI イニシエーターのユーザー名とパスワードを入力します。
- オプションで ターゲットをネットワークインターフェースへバインドする というラベルが付いたボックスにチェックを付けることができます。
- ボタンをクリックします。入力情報を使って Anaconda による iSCSI ターゲットの検索が試行されます。検出に成功すると、ダイアログにターゲット上で検出された全 iSCSI ノードの一覧が表示されます。
- 各ノードにはチェックボックスが付いています。インストールに使用するノードのチェックボックスをクリックします。

図13.34 検出された iSCSI ノードを表示しているダイアログ
- ノードのログイン認証のタイプ には、ステップ 3 で説明した 認証のタイプの探索 メニューと同じオプションが表示されます。ただし、認証タイプの検索に認証情報を必要とした場合、検出したノードへのログインにも同じ認証情報を使用するのが一般的です。これを行うため、メニューから オプションを使用します。適切な認証情報が提供されると、 ボタンがクリックできるようになります。
- をクリックして iSCSI セッションを開始します。
13.16.1.1.2. FCoE パラメーターの設定

図13.35 FCoE パラメーターの設定
- DCB を使用する
- Data Center Bridging (DCB) とは、ストレージネットワークやクラスターでイーサネット接続の効率性を向上させる目的で設計されたイーサネットプロトコルに対する拡張セットです。このダイアログのチェックボックスを使って、インストールプログラムによる DCB 認識を有効または無効にします。このオプションは、ネットワークインターフェースでホストベースの DCBX クライアントを必要とする場合にのみ有効にします。ハードウェアの DCBX クライアントを実装するインターフェース上での設定の場合には、このチェックボックスは空のままにしておいてください。
- 自動 vlan を使用する
- 自動 VLAN では、 VLAN 検出を行うかどうかを指定します。このボックスにチェックを入れると、リンク設定が検証された後、FIP (FCoE Initiation Protocol) VLAN 検出プロトコルがイーサネットインタフェースで実行されます。まだ設定が行なわれていない場合には、検出された FCoE VLAN 全てに対してネットワークインターフェースが自動的に作成され、FCoE のインスタンスが VLAN インターフェース上に作成されます。このオプションはデフォルトで有効になります。
13.17. Kdump

図13.36 Kdump の有効化と設定
13.18. インストールの開始

図13.37 インストールの準備完了
警告
13.20. インストールの完了
login: プロンプト)。
第14章 IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
/tmp ディレクトリー内のファイルにログ記録しています。以下の表に各種のログファイルを示します。
表14.1 インストール中に生成されるログファイル
| ログファイル | 内容 |
|---|---|
/tmp/anaconda.log | Anaconda の全般メッセージ |
/tmp/program.log | インストール中に実行されたすべての外部プログラム |
/tmp/storage.log | ストレージモジュールの詳細情報 |
/tmp/packaging.log | yum および rpm パッケージのインストールメッセージ |
/tmp/syslog | ハードウェア関連のシステムメッセージ |
/tmp/anaconda-tb-identifier に集約されます。identifier はランダムな文字列です。
/var/log/anaconda/ ディレクトリーにコピーされます。ただし、インストールに失敗した場合、またはインストールシステムの起動時に inst.nosave=all または inst.nosave=logs オプションを使用した場合は、これらのログはインストールプログラムの RAM ディスクにしか存在しないことになります。つまり、ファイルは永久的には保存されず、システムの電源を切ると失われることになります。ファイルを永続的に保存するには、インストールプログラムを実行しているシステムで scp を使ってネットワーク上の別のシステムにファイルをコピーするか、マウントしたストレージデバイスにコピーします (USB フラッシュドライブなど)。ネットワーク経由でログファイルを転送する方法を以下に示します。
注記
ssh プロトコルでファイルを受け取ることができる必要があります。。
手順14.1 ネットワークを介してログファイルを転送する
- インストールしているシステムで Ctrl+Alt+F2 を押してシェルプロンプトにアクセスします。インストールプログラムの一時ファイルシステムへのアクセス権を持つ root アカウントでログインします。
- ログファイルが格納されている
/tmpディレクトリーに移動します。#cd /tmp scpコマンドを使ってネットワーク経由でログファイルを別のシステムにコピーします。#scp *log user@address:pathuser には転送先システムで有効なユーザー名を入力します。address には転送先システムのアドレスまたはホスト名を入力します。path にはログファイルを保存するディレクトリーへのパスを入力します。たとえば、johnというユーザー名で、192.168.0.122という IP アドレスのシステムにある、/home/john/logs/というディレクトリーにログファイルを転送する場合のコマンドは次のようになります。#scp *log john@192.168.0.122:/home/john/logs/転送先のシステムに初めて接続する際には、SSH クライアントは、リモートシステムのフィンガープリントが正しいか、また続行するかを尋ねます。The authenticity of host '192.168.0.122 (192.168.0.122)' can't be established.ECDSA key fingerprint is a4:60:76:eb:b2:d0:aa:23:af:3d:59:5c:de:bb:c4:42.Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?yesと入力して Enter を押し、作業を続行します。プロンプトにしたがいパスワードを入力します。転送先システムの指定ディレクトリーへのファイル転送が開始されます。
14.1. インストール開始時の問題
14.1.1. グラフィカルインストールの起動に関連する問題
- ベーシックのグラフィックモードを使用する
- ベーシックのグラフィックドライバーを使ったインストールを試行することができます。これを行う場合は、
boot:プロンプトでインストールプログラムのオプションを編集してコマンドラインの末尾にinst.xdriver=vesaを追加します。 - ディスプレイの解像度を手動で設定する
- インストールプログラムによる画面の解像度の検出が失敗する場合は、自動検出を無効にして手動で解像度を設定します。ブートメニューで
inst.resolution=xオプションを追加します。x にはディスプレイの解像度を入力します (1024x768など)。
14.2. インストール中の問題
14.2.1. ディスクが検出されない
14.2.2. トレースバックメッセージを報告する

図14.1 クラッシュレポートのダイアログボックス
tty1 に移動するので、そこでバグ報告を補強するより正確な情報を入手することができます。tty1 からグラフィカルインターフェースに戻るときは continue コマンドを使用します。

図14.2 クラッシュレポートのダイアログを展開した例
手順14.2 Red Hat カスタマーポータルにエラーを報告する
- 表示されるメニューで Report a bug to Red Hat Customer Portal (Red Hat カスタマーポータルに報告する) を選択します。
- Red Hat にバグを報告するには、まずカスタマーポータルの認証情報を入力する必要があります。 をクリックします。

図14.3 カスタマーポータル認証情報
- 新しいウィンドウが開き、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードの入力が求められます。Red Hat カスタマーポータル認証情報を入力してください。

図14.4 Red Hat カスタマーサポートの設定
HTTPまたはHTTPSプロキシを必要とするネットワーク設定の場合は、高度 (Advanced) メニューを展開すると、プロキシサーバーのアドレスを入力することができます。必要な認証情報をすべて入力したら OK をクリックして先に進みます。 - テキストフィールドがある新しいウィンドウが表示されます。ここに関連情報やコメントを入力します。クラッシュレポートのダイアログが表示されるまでに行った動作を一つずつ入力し、どのようにしたらエラーが再現できるかを説明してください。できるだけ具体的に、デバッグを行った場合はそのとき得られた情報も入力してください。ここに入力された情報はカスタマーポータルで公開される可能性があるので注意してください。エラーの原因がわからない場合は、ダイアログの下部にある この問題の原因がわかりません。(I don't know what caused this problem) というラベルが付いたボックスに印を付けます。をクリックします。

図14.5 問題の詳細を入力する
- 次に、カスタマーポータルに送信する情報を再確認します。入力した状況詳細は comment (コメント) タブにあります。他のタブには、システムのホスト名やインストール環境に関する詳細などが含まれています。Red Hat に送信したくない情報は削除することができます。ただし、報告していただく内容が限られると、問題の調査に影響するため注意してください。送信情報の再確認が終わったら をクリックします。

図14.6 送信データの再確認
- 添付ファイルとしてバグ報告に含ませて送信するファイルの一覧を確認します。このファイルには調査に役立つシステム関連情報が含まれています。特定のファイルを送信したくない場合は、そのファイルの横にあるボックスのチェックマークを外します。問題の発見に役立つ可能性のあるファイルを追加で送信する場合は をクリックします。送信ファイルを再確認したら、データを見直しました、送信に同意します(I have reviewed the data and agree with submitting it) というラベルが付いたボックスに印を付けます。 をクリックして、レポートと添付ファイルをカスタマーポータルに送信します。

図14.7 送信ファイルの再確認
- ダイアログに処理完了の通知が表示されたら、ログの表示 (Show log) をクリックして報告プロセスの詳細を表示することができます。Close (閉じる) をクリックすると、最初のクラッシュリポートのダイアログボックスに戻ります。そのダイアログボックスで 終了 (Quit) をクリックするとインストールが終了します。
14.2.3. プレインストールログファイルの作成
inst.debug オプションを設定して環境からログファイルを作成することができます。これらのログファイルには、たとえば、現行のストレージ設定などが含まれます。
- エントリーを選択します。
- Tab キーを押して、ブートオプションを編集します。
- オプションに
inst.debugを追記します。例を示します。> vmlinuz ...
inst.debug詳細情報は、22章起動オプション を参照してください。 - Enter を押してセットアップを開始します。
/tmp/pre-anaconda-logs/ ディレクトリーに保存します。このログファイルにアクセスするには、以下を実行します。
- コンソールに切り替えます。「コンソールへのアクセス」 を参照してください。
/tmp/pre-anaconda-logs/ディレクトリーに移動します。# cd /tmp/pre-anaconda-logs/
14.2.4. IBM Power Systems ユーザー向けのパーティション作成に関するその他の問題
/(root) パーティションPReP Bootパーティション/bootパーティション (root パーティションが LVM 論理ボリュームまたは Btrfs サブボリュームの場合のみ)
14.3. インストール後の問題
14.3.1. グラフィカルな起動シーケンスに関する問題
手順14.3 グラフィカルな起動を一時的に無効にする
- コンピューターを起動してブートローダーメニューが表示されるまで待ちます。ブートローダーのタイムアウト期限を 0 に設定している場合は、Esc キーを押すとアクセスできます。
- ブートローダーメニューが表示されたら、カーソル移動キー (矢印キー) を使って起動するエントリーを強調表示し、e キーを押してそのエントリーのオプションを編集します。
- オプション一覧内でカーネル行を探します。カーネル行は
linuxで始まります。この行でrhgbオプションを探して削除します。オプションが隠れて見えないこともあります。カーソル移動キーを使って画面をスクロールしてみてください。 - F10 キーまたは Ctrl+X の組み合わせを押して、編集を行ったオプションでシステムを起動します。
手順14.4 グラフィカルな起動を永続的に無効にする
su -コマンドでrootアカウントにログインします。$su -- grubby ツールを使って、デフォルトの GRUB2 カーネルを見つけます。
#grubby --default-kernel/boot/vmlinuz-3.10.0-229.4.2.el7.ppc64 - grubby ツールを使って、上記のステップで特定されたデフォルトのカーネルから GRUB2 設定で
rhgbブートオプションを削除します。例を示します。#grubby --remove-args="rhgb" --update-kernel /boot/vmlinuz-3.10.0-229.4.2.el7.ppc64
--remove-args="rhgb" パラメーターを --args="rhgb" で置き換えます。これで rhgb ブートオプションが GRUB2 設定のデフォルトカーネルに戻されます。
14.3.2. グラフィカル環境で起動する
startx コマンドで手動による起動ができます。ただし、手動による起動はその場限りで、次回からのログインプロセスを変更するわけではないことに注意してください。
graphical.target に変更する必要があります。設定を終えたらコンピューターを再起動します。システムが再起動すると、グラフィカルなログインプロンプトが表示されるようになります。
手順14.5 グラフィカルなログインをデフォルトとして設定する
- シェルプロンプトを開きます。ユーザーアカウントでログインしている場合は
su -コマンドで root になります。 - デフォルトのターゲットを
graphical.targetに変更します。次のコマンドを実行します。#systemctl set-default graphical.target
root で実行します。
#systemctl set-default multi-user.target
14.3.3. グラフィカルユーザーインターフェースが表示されない
14.3.4. ユーザーがログインすると X サーバーがクラッシュする
$df -h
/home パーミッションに問題があります。df コマンドの出力例を示します。
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/vg_rhel-root 20G 6.0G 13G 32% / devtmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /dev tmpfs 1.8G 2.7M 1.8G 1% /dev/shm tmpfs 1.8G 1012K 1.8G 1% /run tmpfs 1.8G 0 1.8G 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 1.8G 2.6M 1.8G 1% /tmp /dev/sda1 976M 150M 760M 17% /boot /dev/dm-4 90G 90G 0 100% /home
/home パーティションが満杯状態であることがわかります。これがクラッシュの原因になっています。このパーティション上の不要なファイルを削除し適当な領域を解放します。適当な空き領域を確保したら、startx コマンドで X を開始します。
df の使い方および使用できるオプション (上記の例で使用されている -h など) の詳細については df(1) の man ページを参照してください。
14.3.5. Signal 11 エラーが表示される
rd.live.check 起動オプションを追加します。詳細は、「起動用メディアを検証する」 を参照してください。
パート III. IBM System z アーキテクチャー - インストールと起動
第15章 IBM System z へのインストールプラン
15.1. プレインストール
- オペレーティングシステムを LPAR 上で稼働させるのか、z/VM ゲストの OS として稼働させるのか選択します。
- swap 領域が必要かどうか、また必要な場合はその大きさを決定します。z/VM が必要なスワッピングを行なえるように z/VM のゲスト仮想マシンに十分なメモリーを割り当てることは可能でかつ推奨されますが、必要な RAM の大きさが予測困難な場合もあります。このような場合にはケースバイケースで検討してください。詳細は、「推奨されるパーティション設定スキーム」 を参照してください。
- ネットワーク設定について決定します。IBM System z 向けの Red Hat Enterprise Linux 7 は、以下のネットワークデバイスに対応しています。
- 物理的および仮想の OSA (オープンシステムアダプター)
- 物理的および仮想の HiperSockets
- 物理的な OSA 対応の LCS (LAN チャネルステーション)
- ディスク領域。必要なディスク領域を算出して、DASD[2] または SCSI[3] ディスクに十分なディスク領域を割り当てます。 サーバーのインストールには 10 GB 以上、パッケージすべてをインストールするには 20 GB が必要です。また、アプリケーションデータ用にもディスク領域が必要になります。インストール後は、DASD と SCSI ディスクパーティションを必要に応じて追加、削除することができます。新規インストールの Red Hat Enterprise Linux システム (Linux インスタンス) で使用するディスク領域と、使用中のシステムにインストールしてある他の OS で使用されるディスク領域は、別にしておく必要があります。ディスクおよびパーティションの設定についての詳細は 「推奨されるパーティション設定スキーム」 を参照してください。
- RAM が必要です。Linux インスタンス用に 1 GB (推奨) を確保してください。一定の調整を行うと、最小限 512 MB の RAM でもインスタンスを稼働させることができる場合があります。
注記
FBAPART オプションを使用する必要があります。
15.2. System z インストール手順の概要
インストールの起動
メインフレームに接続し、その後にインストールプログラムを含むメディアから IPL (initial program load)、つまり起動を実行します。詳細は、16章IBM System z でのインストールの起動 を参照してください。Anaconda
インストールプログラムである Anaconda を使ってネットワークの設定、言語サポートやインストールソースの指定、インストールするソフトウェアの指定、残りのインストールを実行します。詳細は、17章Anaconda を使用したインストール を参照してください。
15.2.1. インストールの起動
generic.prm 内にパラメーターがある初期 RAM ディスク (initrd.img) とカーネル (kernel.img) で構成されおり、いずれの方法でも起動できます。また、generic.ins ファイルも読み込まれ、これは initrd、kernel および generic.prm のファイル名とメモリーアドレスを決定します。
- z/VM リーダー - 詳細は 「z/VM リーダーを使用する」 を参照してください。
- リモート FTP サーバー経由の SE または HMC - 詳細は 「FTP サーバーを使用する」 を参照してください。
- SE または HMC DVD - 詳細は 「FCP 接続の SCSI DVD ドライブを使用する」 を参照してください。
- DASD - z/VM で使用する場合は 「設定済み DASD を使用する」 を参照してください。LPAR で使用する場合は 「設定済み DASD を使用する」 を参照してください。
- FCP チャネルを使って接続している SCSI デバイス - z/VM で使用する場合は 「設定済み FCP 接続の SCSI ディスクを使用する」 を参照してください。LPAR で使用する場合は 「設定済み FCP 接続の SCSI ディスクを使用する」 を参照してください。
- FCP 接続の SCSI DVD - z/VM で使用する場合は 「FCP 接続の SCSI DVD ドライブを使用する」 を参照してください。LPAR で使用する場合は 「FCP 接続の SCSI DVD ドライブを使用する」 を参照してください。
zipl ブートローダーが必要になります。
15.2.2. Anaconda を使用したインストール
- グラフィカルモード
- グラフィカルなインストールは VNC クライアントを使います。マウスやキーボードを使って画面を移動したり、ボタンをクリックしたり、テキストフィールドへの入力を行ったりすることができます。VNC を使ったグラフィカルなインストールを行う方法については、24章VNC を使用したインストール を参照してください。
- テキストベースモード
- GUI のインターフェース要素は一切提供されないため、すべての設定には対応していません。VNC クライアントを使用できない場合に対話式のインストールを行うにはこのモードを使用します。テキストベースのインストールについては 「テキストモードでのインストール」 を参照してください。
- コマンドラインモード
- System z に自動で非対話形式のインストールを行うためのモードになります。インストールプログラムに与える必要があるキックスタートコマンドがない、または無効なコマンドを使用すると、システムが再起動されることに注意してください。自動インストールについての詳細は 26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
第16章 IBM System z でのインストールの起動
16.1. ブートパラメーターのカスタマイズ
generic.prm ファイルで起動する前にこれらのパラメーターを設定する必要があります。LPAR でインストールする場合は、rd.cmdline パラメーターはデフォルトで ask に設定されており、これらのブートパラメーターを入力できるプロンプトが表示されます。いずれの場合でも、必要となるパラメーターは同じものです。
注記
- インストールソース
- インストールソースは常に設定する必要があります。
inst.repo=オプションでインストールのパッケージソースを指定します。詳細および構文については、インストールソースの指定 を参照してください。 - ネットワークデバイス
- インストール中にネットワークアクセスが必要となる場合は、ネットワーク設定を提供する必要があります。ハードドライブなどのローカルメディアのみを使用して無人 (キックスタートベース) インストールを行う場合は、ネットワーク設定は省略することができます。基本的なネットワーク設定には
ip=オプションを使用します。他のオプションは ネットワーク起動オプション に記載されています。また、rd.znet=カーネルオプションを使用することもできます。このオプションは、ネットワークプロトコルタイプおよびコンマ区切りのサブチャネル一覧を取ります。また、コンマ区切りのsysfsパラメーターと値の組み合わせを追加で与えることもできます。このパラメーターは、複数のネットワークデバイスをアクティベートさせるために、複数回指定することができます。以下に例を示します。rd.znet=qeth,0.0.0600,0.0.0601,0.0.0602,layer2=1,portname=foo rd.znet=ctc,0.0.0600,0.0.0601,protocol=bar
- ストレージデバイス
- 少なくとも 1 つのストレージデバイスが常に設定される必要があります
rd.dasd=オプションは、DASD アダプターデバイスバス識別子を受け取ってデバイスを作動させます。また、コンマ区切りのsysfsパラメーターと値の組み合わせを追加で与えることもできます。複数の DASD をアクティベートするために、このパラメーターを複数回指定することができます。例を示します。rd.dasd=0.0.0200,readonly=0 rd.dasd=0.0.0202,readonly=0
rd.zfcp=オプションは、SCSI over FCP (zFCP) アダプターデバイスバス識別子、WWPN (world wide port name)、FCP LUN を受け取ってデバイスを作動させます。複数の zFCP デバイスを作動させるために、このパラメーターを複数回指定することができます。以下に例を示します。rd.zfcp=0.0.4000,0x5005076300C213e9,0x5022000000000000
- キックスタートのオプション
- キックスタートファイルを使用して自動インストールを行う場合は、
inst.ks=オプションでキックスタートファイルの場合を指定する必要があります。無人の完全自動キックスタートインストールでは、inst.cmdlineオプションも便利です。詳細情報は、「キックスタートを使ったインストールのパラメーター」 を参照してください。
generic.prm ファイルの例を以下に示します。
例16.1 カスタマイズ generic.prm ファイル
ro ramdisk_size=40000 cio_ignore=all,!condev inst.repo=http://example.com/path/to/repository rd.znet=qeth,0.0.0600,0.0.0601,0.0.0602,layer2=1,portno=0,portname=foo ip=192.168.17.115::192.168.17.254:24:foobar.systemz.example.com:enccw0.0.0600:none nameserver=192.168.17.1 rd.dasd=0.0.0200 rd.dasd=0.0.0202 rd.zfcp=0.0.4000,0x5005076300C213e9,0x5022000000000000 inst.ks=http://example.com/path/to/kickstart
generic.ins と呼ばれ、初期 RAM ディスク、カーネルイメージ、パラメーターファイル (generic.prm) のファイル名と各ファイルのメモリーの場所が格納されています。generic.ins ファイルのサンプルは以下のようになります。
例16.2 generic.ins サンプルファイル
images/kernel.img 0x00000000 images/initrd.img 0x02000000 images/genericdvd.prm 0x00010480 images/initrd.addrsize 0x00010408
generic.ins ファイルはインストーラーの起動に必要の他のファイルとともに Red Hat から提供されます。このファイルは、デフォルトとは別のカーネルバージョンを読み込みたい場合などを除いて修正しないでください。
16.2. ハードドライブを使った IBM System z へのインストールに関する注意点
#zipl -V -t /mnt/ -i /mnt/images/kernel.img -r /mnt/images/initrd.img -p /mnt/images/generic.prm
generic.prm 設定ファイルの起動パラメーターをカスタマイズする方法については 「ブートパラメーターのカスタマイズ」 を参照してください。
16.3. z/VM 環境にインストールする
- z/VM 仮想リーダー
- DASD または FCP 接続の SCSI デバイス (zipl ブートローダーの準備が完了しているもの )
- FCP 接続の SCSI DVD ドライブ
注記
logon user herecp ipl cmsquery disk- 利用できるメインメモリーをクエリーします。System z の用語では storage と呼ばれています。ゲストには少なくとも 1 GB のメインメモリーがあるはずです。
cp query virtual storage - 利用できるネットワークデバイスを以下のタイプ別にクエリーします。
osa- OSA - CHPID タイプ OSD、物理的または仮想 (VSWITCH または GuestLAN)、いずれも QDIO モード
hsi- HiperSockets - CHPID タイプ IQD、物理的または仮想 (GuestLAN タイプ Hipers)
lcs- LCS - CHPID タイプ OSE
たとえば、上記すべてのネットワークデバイスタイプを問い合わせる場合は次を実行します。cp query virtual osa - 利用できる DASD をクエリーします。インストールターゲットとして使用できるのは、
RWのフラグが付いた読み取り専用モードの DASD のみです。cp query virtual dasd - 利用できる FCP チャネルをクエリーします。
cp query virtual fcp
16.3.1. z/VM リーダーを使用する
- 必要であれば、z/VM の TCP/IP ツールを含んでいるデバイスを CMS ディスク一覧に追加します。例を示します。
cp link tcpmaint 592 592 acc 592 fm
fm にはFILEMODE文字を入れます。 - コマンドを実行します。
ftp hosthost には起動用イメージ (kernel.imgとinitrd.img) をホストする FTP サーバーのホスト名または IP アドレスを入れます。 - ログインして以下のコマンドを実行します。既存の
kernel.img、initrd.img、generic.prm、redhat.execファイルを上書きする場合は、(replオプションを使用します。cd /location/of/install-tree/images/asciiget generic.prm (replget redhat.exec (repllocsite fix 80binaryget kernel.img (replget initrd.img (replquit - オプションとして、CMS コマンド
filelistを使用して受信したファイルとその形式を表示することにより、ファイルが正しく転送されたかどうかをチェックします。Format コラムでkernel.imgとinitrd.imgのレコードの長さが固定形式を示すFになっていること、Lreclコラムでそのレコードの長さが 80 になっていることが重要になります。以下に例を示します。VMUSER FILELIST A0 V 169 Trunc=169 Size=6 Line=1 Col=1 Alt=0 Cmd Filename Filetype Fm Format Lrecl Records Blocks Date Time REDHAT EXEC B1 V 22 1 1 4/15/10 9:30:40 GENERIC PRM B1 V 44 1 1 4/15/10 9:30:32 INITRD IMG B1 F 80 118545 2316 4/15/10 9:30:25 KERNEL IMG B1 F 80 74541 912 4/15/10 9:30:17
PF3 を押してfilelistを終了し、CMS プロンプトに戻ります。 - 必要に応じて、
generic.prm内の起動パラメーターをカスタマイズします。詳細は 「ブートパラメーターのカスタマイズ」 を参照してください。ストレージとネットワークデバイスを設定する別の方法として CMS 設定ファイルを使用する方法があります。この場合、CMSDASD=とCMSCONFFILE=のパラメーターをgeneric.prmに追加します。詳細は 「z/VM 設定ファイル」 を参照してください。 - 最後に、REXX スクリプト
redhat.execを実行してインストールプログラムを起動します。redhat
16.3.2. 設定済み DASD を使用する
cp ipl DASD_device_number loadparm boot_entry_numbercp ipl eb1c loadparm 016.3.3. 設定済み FCP 接続の SCSI ディスクを使用する
- FCP ストレージエリアネットワーク内に準備した SCSI ディスクにアクセスできるよう z/VM の SCSI ブートローダーを設定します。Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムを参照している設定済み zipl ブートメニューのエントリーを選択します。以下の形式のコマンドを使用します。
cp set loaddev portname WWPN lun LUN bootprog boot_entry_numberWWPN にはストレージシステムの WWPN (World Wide Port Name) を入れます。LUN にはディスクの論理ユニット番号 (LUN) を入れます。16 進数は 8 桁ずつ 2 組のペアに分割する必要があります。以下に例を示します。cp set loaddev portname 50050763 050b073d lun 40204011 00000000 bootprog 0 - 次のコマンドを使うとオプションで設定の確認ができます。
query loaddev - 以下のコマンドを使用して、ディスクが含まれたストレージシステムに接続している FCP デバイスを起動します。
cp ipl FCP_device以下に例を示します。cp ipl fc00
16.3.4. FCP 接続の SCSI DVD ドライブを使用する
- System z 用の Red Hat Enterprise Linux DVD を DVD ドライブに挿入します。
- FCP ストレージエリアネットワーク内にある DVD ドライブにアクセスできるよう z/VM の SCSI ブートローダーを設定し、System z 向けの Red Hat Enterprise Linux DVD の起動エントリー
1を指定します。以下の形式のコマンドを使用します。cp set loaddev portname WWPN lun FCP_LUN bootprog 1WWPN は FCP-to-SCSI ブリッジの WWPN になります。FCP_LUN は DVD ドライブの LUN を入れます。16 進数は 8 桁ずつ 2 組のペアに分割する必要があります。以下に例を示します。cp set loaddev portname 20010060 eb1c0103 lun 00010000 00000000 bootprog 1 - 次のコマンドを使うとオプションで設定の確認ができます。
cp query loaddev - FCP-to-SCSI ブリッジに接続されている FCP デバイス上で起動 (IPL) します。
cp ipl FCP_device以下に例を示します。cp ipl fc00
16.4. LPAR にインストールする
- FTP サーバー
- DASD または FCP 接続の SCSI ドライブ (zipl ブートローダーを設定済み )
- FCP 接続の SCSI DVD ドライブ
- LPAR に新しいオペレーティングシステムをインストールするために十分な権限を持つユーザーとして、IBM System z の HMC (ハードウェア管理コンソール) または SE (サポートエレメント) にログインします。
SYSPROGユーザーが推奨ユーザーになります。 - イメージ を選択し、インストール先となる LPAR を選択します。右側にあるフレーム内の矢印を使って メニューに進みます。
- Operating System Messages (オペレーティングシステムのメッセージ) をダブルクリックして、Linux の起動メッセージが表示されるテキストコンソールを表示します。
注記
16.4.1. FTP サーバーを使用する
- Load from CD-ROM, DVD, or Server (CD-ROM、DVD、またはサーバーからロード) をダブルクリックします。
- 次に表示されるダイアログボックスで、FTP Source (FTP ソース) を選択し、以下の情報を入力します。
- Host Computer (ホストコンピューター) - インストール元となる FTP サーバーのホスト名または IP アドレスです (例:
ftp.redhat.com)。 - User ID (ユーザー ID) - FTP サーバー上のユーザー名、または
anonymous (匿名)を指定します。 - Password (パスワード) - 上記ユーザーのパスワードです。
anonymous (匿名)でログインしている場合は電子メールアドレスを使用します。 - Account (optional) (アカウント (オプション)) - このフィールドは空のままにしておきます。
- File location (optional) (ファイルの場所 (オプション)) - System z 向けの Red Hat Enterprise Linux が置かれている FTP サーバーのディレクトリーです (例:
/rhel/s390x/)。
- Continue (続行) をクリックします。
- 次に表示されるダイアログボックスでは、
generic.insのデフォルト選択はそのままにして、Continue (続行) をクリックします。
16.4.2. 設定済み DASD を使用する
- Load (ロード) をダブルクリックします。
- 次に表示されるダイアログボックスの Load type (ロードタイプ) で
Normal (通常)を選択します。 - Load address (ロードアドレス) には DASD のデバイス番号を入力します。
- Load parameter (ロードパラメーター) には、Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムを起動するために準備した zipl ブートメニューのエントリーに対応する数字を入力します。
- ボタンをクリックします。
16.4.3. 設定済み FCP 接続の SCSI ディスクを使用する
- Load (ロード) をダブルクリックします。
- 次に表示されるダイアログボックスの Load type (ロードタイプ) で
SCSIを選択します。 - Load address (ロードアドレス) には、SCSI ディスクに接続している FCP チャネルのデバイス番号を入力します。
- World wide port name には、ディスクを含むストレージシステムの WWPN の 16 進数を入力します。
- Logical unit number (論理ユニット番号) には、ディスクの LUN の 16 進数を入力します。
- Boot program selector (ブートプログラムセレクター) には、Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムを起動するために準備した zipl ブートメニューのエントリーに対応する数字を入力します。
- Boot record logical block address (ブートレコードの論理ブロックアドレス) は
0のままにしておきます。また、Operating system specific load parameters (オペレーティングシステム固有のロードパラメーター) は空のままにしておきます。 - ボタンをクリックします。
16.4.4. FCP 接続の SCSI DVD ドライブを使用する
- System z 用の Red Hat Enterprise Linux DVD を DVD ドライブに挿入します。
- Load (ロード) をダブルクリックします。
- 次に表示されるダイアログボックスの Load type (ロードタイプ) で
SCSIを選択します。 - Load address (ロードアドレス)には、FCP-to-SCSI ブリッジに接続している FCP チャネルのデバイス番号を入力します。
- World wide port name には、FCP-to-SCSI ブリッジの WWPN の 16 進数を入力します。
- Logical unit number (論理ユニット番号) には、DVD ドライブの LUN の 16 進数を入力します。
- Boot program selector (ブートプログラムセレクター) には、数字
1を入力し、System z 向けの Red Hat Enterprise Linux DVD 上のブートエントリーを選択します。 - Boot record logical block address (ブートレコードの論理ブロックアドレス) は
0のままにしておきます。また、Operating system specific load parameters (オペレーティングシステム固有のロードパラメーター) は空のままにしておきます。 - ボタンをクリックします。
第17章 Anaconda を使用したインストール
17.1. Anaconda の概要
17.2. インストール中のコンソールとロギング
17.2.1. コンソールへのアクセス
root 権限のある対話式シェルプロンプトを提供するもので、これはブートオプションまたはキックスタートコマンドを使用して明示的に無効となっていなければ使用可能となります。
注記
注記
表17.1 利用可能な tmux ウィンドウ
| ショートカット | コンテンツ |
|---|---|
| Ctrl+b 1 | メインのインストールプログラムウィンドウ。テキストベースのプロンプト (テキストモードのインストール中もしくは VNC ダイレクトモードを使用の場合) とデバッグ情報があります。 |
| Ctrl+b 2 | root 権限のある対話式シェルプロンプト。 |
| Ctrl+b 3 | インストールログ ; /tmp/anaconda.log に保存されているメッセージを表示します。 |
| Ctrl+b 4 | ストレージログ ; /tmp/storage.log に保存されているカーネルおよびシステムサービスからのストレージデバイス関連のメッセージを表示します。 |
| Ctrl+b 5 | プログラムログ ; /tmp/program.log に保存されている他のシステムユーティリティーからのメッセージを表示します。 |
17.2.2. スクリーンショットの保存
/tmp/anaconda-screenshots/ に保存されます。
autostep --autoscreenshot コマンドを使用すると、インストールの各ステップを自動的にキャプチャーし、保存することができます。詳細は、「キックスタートのコマンドとオプション」 を参照してください。
17.3. 非対話形式のラインモードでのインストール
inst.cmdline オプションがパラメーターファイル (「キックスタートを使ったインストールのパラメーター」 を参照) で起動オプションとして指定されている、もしくは cmdline オプションがキックスタートファイル (26章キックスタートを使ったインストール を参照) で指定されている場合、Anaconda は非対話形式のテキストラインモードで開始します。このモードでは、キックスタートファイル内で必要な情報すべてが提供されている必要があります。インストールプログラムはユーザー介入を許可せず、必要なコマンドが欠如している場合は停止します。
17.4. テキストモードでのインストール

図17.1 テキストモードでのインストール
[x] マークが表示され、インストールの開始前にユーザーの作業が必要な画面には [!] マークが表示されます。利用可能なコマンドは、利用可能なオプション一覧の下に表示されます。
注記
Processing... のラベルが表示されることがあります。テキストメニューアイテムの状態を更新するには、テキストモードのプロンプトで r オプションを使用します。
- インストーラーは常に言語に英語を使用し、キーボードも US English のキーボードレイアウトになります。言語とキーボードレイアウトは設定可能ですが、これはインストールされるシステムに適用されるもので、インストール自体には適用されません。
- 高度なストレージメソッド (LVM、software RAID、FCoE、zFCP、および iSCSI) の設定はできません。
- カスタムのパーティション設定はできません。自動パーティション設定のいずれかを使用する必要があります。また、ブートローダーのインストール場所を設定することもできません。
- インストールするパッケージアドオンを選択することはできません。それらはインストール完了後に Yum パッケージマネージャーを使用して追加する必要があります。
generic.prm) で inst.text ブートオプションを使用してインストールを起動します。パラメーターファイルについては、20章 IBM System z でのパラメーターと設定ファイル を参照してください。
17.5. グラフィカルユーザーインターフェースでのインストール

図17.2 インストールの概要 画面
表17.2 グラフィカルインストーラーでのキーボードショートカット
| ショートカットキー | 使用方法 |
|---|---|
| Tab または Shift+Tab | 表示画面上でのアクティブな要素(ボタン、チェックボックスなど) を移動します。 |
| Up または Down | リストをスクロールします。 |
| Left または Right | ツールバーとテーブルエントリーを左右にスクロールします。 |
| Space または Enter | 選択肢からハイライト表示したアイテムを選択または削除し、ドロップダウンメニューを展開、折りたたみます。 |
17.6. 「ようこそ」の画面と言語設定
注記
GeoIP モジュールを使った位置自動検出情報に基づき事前選択の言語が確定されます。

図17.3 言語設定
17.7. インストールの概要画面

図17.4 インストールの概要
注記
17.8. 日付と時刻
- マウスを使って対話式マップをクリックし特定の都市を選択します。選択した都市を示す赤いピンが表示されます。
- また、画面上部の 地域 と 都市 のドロップダウンメニューをスクロールしてタイムゾーンを選ぶこともできます。
- 地域 ドロップダウンメニューの一番下にある Etc を選ぶと、都市のメニューが GMT/UTC になり、たとえば
GMT+1を選択できるようになります。
注記

図17.5 タイムゾーン設定画面
注記
17.9. 言語サポート
Español などのように言語を選択します。次に右側のパネルで Español (Costa Rica) などのように地域固有のロケールを選択します。言語とロケールはどちらも複数選択が可能です。選択された言語は左側のパネルで太字で強調表示されます。

図17.6 言語サポートの設定
注記
17.10. キーボードの設定

図17.7 キーボードの設定
重要
注記
17.11. セキュリティーポリシー
重要
/root/openscap_data ディレクトリーに保存されます。

図17.8 セキュリティーポリシー選択画面
注記
HTTP、HTTPS または FTP サーバーから読み込むことができます。(http:// といった) プロトコルを含む、コンテンツの完全なアドレスを使用してください。カスタムプロファイルを読み込む前に、ネットワーク接続がアクティブになっている必要があります (「ネットワークとホスト名」 で有効にする)。コンテンツタイプはインストーラーが自動的に検出します。
17.12. インストールソース

図17.9 インストールソースの画面
- ISO ファイル
- パーティションが設定されマウント可能なファイルシステムを持っているハードドライブがインストールプログラムによって検出されるとこのオプションが表示されます。このオプションを選択してから、 ボタンをクリックし、システム上にあるインストール ISO ファイルの場所を選択します。 ボタンをクリックして、ファイルがインストールに適していることを確認します。
- ネットワーク上
- ネットワークの場所を指定するには、このオプションを選択して、ドロップダウンメニューから以下のオプションのいずれかを選びます。
- http://
- https://
- ftp://
- nfs
上記の選択肢をネットワークの場所の URL の開始部分として使用し、残りのアドレスをアドレスボックスに入力します。NFS を選択した場合は、NFS マウントオプションを指定する別のボックスが表示されます。重要
NFS ベースのインストールソースを選択する際には、ホスト名をコロン (":") でパスから区切ったアドレスを指定する必要があります。例を示します。server.example.com:/path/to/directoryHTTP または HTTPS ソース用のプロキシを設定するために ボタンをクリックします。HTTP プロキシを有効にする にチェックを入れ、URL を プロキシ URL ボックスに入力します。プロキシで認証が必要な場合は、認証を使用する にチェックを入れ、ユーザー名とパスワードを入力します。 をクリックします。使用する HTTP もしくは HTTPS の URL がリポジトリーのミラーの一覧を参照する場合は、入力するフィールドの下のチェックボックスにチェックを入れます。
17.13. ネットワークとホスト名
注記
em1 や wl3sp0 といった一貫性のある名前をネットワークデバイスの特定に使用するネットワークデバイス命名標準にはいくつかのタイプがあります。これらの標準については、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。

図17.10 ネットワークとホスト名の設定画面
localhost.localdomain の値は、ターゲットシステムの静的ホスト名が指定されておらず、インストールされるシステムの実際のホスト名はネットワーク設定時 (たとえば、DHCP または DNS を使用した NetworkManager) に設定されることを示しています。
重要
17.13.1. ネットワーク接続の編集
enccw0.0.0a00 のように enccwdevice_id の形式をとります。System z 上では、新規の接続を追加できないことに注意してください。これは、ネットワークサブチャネルを事前にグループ化し、オンラインで設定しておく必要があるためで、この作業は現在、起動段階でのみ実行されるためです。詳細は、16章IBM System z でのインストールの起動 を参照してください。
- システム起動時に常にこの接続を使用する場合は、この接続が利用可能になったときは自動的に接続する のチェックボックスにマークを入れます。自動的に接続するネットワークは、複数の接続を使用することができます。この設定は、インストールされるシステムに引き継がれます。

図17.11 ネットワーク自動接続機能
- デフォルトでは、IPv4 パラメーターが DHCP サービスにより自動的に設定されます。同時に、IPv6 設定は
自動方式に設定されます。ほとんどの場合、この組み合わせが最適で通常は変更する必要はありません。
図17.12 IP プロトコル設定
17.13.2. 高度なネットワークインターフェース
Bond- NIC (ネットワークインターフェースコントローラー) のボンドです。複数のネットワークインターフェースを一つのチャネルに結合する方式です。Bridge- NIC ブリッジングです。複数の別個のネットワークを 1 つの集積ネットワークに接続します。チーム- NIC のチームです。複数のリンクを集約する新しい実装になります。小型のカーネルドライバーを提供することでパケットフローを高速で処理し、各種アプリケーションがすべてのタスクをユーザー領域で行うよう設計されています。VLAN- それぞれ孤立している異なる複数のブロードキャストドメインを作成する方法です。

図17.13 高度なネットワークインターフェースのダイアログ
注記
17.14. ソフトウェアの選択
- 横線の 上 に表示されるアドオンは、選択した環境に固有のものです。いずれかのアドオンを選択してから環境の選択を変更すると、アドオンの選択は失われます。
- 横線の 下 に表示されるアドオンは、すべての環境で同じものです。別の環境を選択し直しても、ここでの選択は失われません。

図17.14 サーバーインストールでのソフトウェア選択の例
server の場合はサーバー向けの環境が提供され、workstation の場合は開発者向けワークステーションとしての導入を対象とした選択肢が提供されます。
repodata/*-comps-variant.architecture.xml ファイルをご覧ください。このファイルには、利用可能な環境 (<environment> タグ) およびアドオン (<group> タグ) を記述した構造が含まれています。
重要
%packages のセクションでは、環境、グループ、各パッケージなどを指定することができます。キックスタートファイルでインストールするパッケージを選択する方法については 「パッケージの選択」 を参照してください。キックスタートを使ってインストールを自動化する方法については 26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
17.14.1. コアとなるネットワークサービス
rsyslogサービスを利用した集中ログ記録機能- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) による電子メール
- NFS (Network File System) によるネットワークファイル共有
- SSH (Secure SHell) によるリモートアクセス
- mDNS (multicast DNS) によるリソースのアドバタイズ
17.15. インストール先
警告
重要

図17.15 ストレージ領域の概要
警告
/etc/dasd.conf 設定ファイルに手動で追加します。手順については、「DASD をオンラインで永続的に設定する」 を参照してください。
- パーティション構成 のセクションでは、ストレージデバイスのパーティション設定方法とボリュームの作成方法を選択することができます。パーティションを手動で設定する、またはインストールプログラムによる自動設定を選択することができます。今まで使用したことがないストレージにクリーンインストールを実行する場合、またはストレージに保存されているデータは一切必要ない場合には、自動パーティション設定が推奨されます。自動パーティション設定を行う場合は、デフォルトで選択されている 自動構成のパーティション構成 のラジオボタンにチェックを入れたままにすると、インストールプログラムが必要なパーティションとボリュームをストレージに自動作成します。自動でのパーティション設定の場合、追加の空き領域を利用できるようにしたい のチェックボックスを選択すると、他のファイルシステムの領域をこのインストールに再配分する方法を選択できます。 をクリックすると、ダイアログが表示されます。自動パーティション設定を選択しているものの、推奨パーティション設定を使用したインストールの完了にはストレージ領域が足りない場合、以下のダイアログが表示されます。

図17.16 インストールオプションのダイアログ内の「領域を確保する」オプション
Red Hat Enterprise Linux software selection のリンクをクリックすると、Software selection セクションに移動します。ここではインストールするソフトウェアを変更して、ストレージ領域をある程度解放することができます。別の方法では、 をクリックして、インストール先 画面に戻ります。ここでは、ストレージデバイスの追加、もしくは手動でのパーティション設定が可能です。既存のファイルシステムからストレージ領域の一部を解放する場合は をクリックします。詳細は 「ディスク領域の獲得」 を参照してください。十分な領域を確保できないと、別のダイアログが表示されます。この場合は、当初のストレージ画面でディスクを追加するか、インストールを中止することになります。手動による設定を行うため、パーティション構成を行いたい のラジオボタンを選択した場合は、 をクリックすると 手動パーティション設定 の画面に移動します。詳細は 「手動パーティション設定」 を参照してください。 - 暗号化 セクションで データを暗号化する のチェックボックスを選択すると、
/bootパーティション以外、すべてのパーティションを暗号化することができます。暗号化についての詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド を参照してください。
重要
17.15.1. パーティションの暗号化

図17.17 暗号化したパーティションのパスフレーズ入力
警告
17.15.2. ディスク領域の獲得
警告

図17.18 既存ファイルシステムからのディスク領域の確保
- - ファイルシステムの現状を維持します。データは消去されません。これがデフォルト動作です。
- - ファイルシステムを完全に消去します。ファイルシステムが占めていた領域をすべてインストールで使用できるようにします。
- - ファイルシステムから空の領域を回収し、このインストールで使用できるようにします。スライダーを使って選択したパーティションの新たなサイズを設定します。LVM または RAID が使用されていない、サイズ変更可能なパーティションでしか使用できません。
- - 右側にある「すべて削除」のボタンをクリックすると、デフォルトで全ファイルシステムに削除のマークが付けられ、同時にボタンのラベルが「すべて保存」に変わります。「すべて保存」ボタンを再度クリックすると、全ファイルシステムに再び保存のマークが付けられます。
17.15.3. 手動パーティション設定
警告

図17.19 手動パーティション設定の画面
注記
/boot に関連付けられているか注意してください。カーネルファイルとブートローダーセクターは、このデバイスに関連付けられます。最初の DASD または SCSI LUN が使用され、そのデバイス番号がインストール後のシステムを再度 IPL ブートする時に使用されます。
17.15.3.1. ファイルシステムの追加とパーティションの設定
/、/home、/boot および swap)。必要に応じて、他のパーティションやボリュームを作成することもできます。詳細は 「推奨されるパーティション設定スキーム」 を参照してください。
注記
/boot パーティション、/ (root) ボリューム、swap ボリュームがストレージのサイズに合わせて生成されます。これらのファイルシステムが一般的なインストールで推奨されるファイルシステムになります。ただし、必要に応じてファイルシステムとマウントポイントを追加することもできます。
/ 、boot パーティションに /boot など)。次にファイルシステムのサイズを 割り当てる容量 のテキストフィールドに入力します (たとえば、2GiBと入力する)。フィールドを空白のままにしたり、利用可能な領域よりも大きいサイズを指定すると、残りの空領域がすべて使用されることになります。詳細を入力したら、 ボタンをクリックしてパーティションを作成します。
注記
/boot のような既知の固定サイズの小型パーティションを作成し、それから残りのパーティションを作成することで、インストールプログラムが残りの領域をそれらのパーティションに割り当てられるようにします。
標準パーティション、BTRFS、LVM、LVM シンプロビジョニング のオプションが選択できます。/boot パーティションは、このメニューで選択した値に関わらず、常に標準パーティションに配置されるので注意してください。

図17.20 マウントポイントの設定

図17.21 ディスクの再スキャン

図17.22 パーティションのカスタマイズ
- マウントポイント - ファイルシステムのマウントポイントを入力します。たとえば、このファイルシステムを root ファイルシステムにする場合は、
/と入力します。/bootファイルシステムにする場合は、/bootと入力します。swap ファイルシステムにはマウントポイントは設定しません。ファイルシステムタイプをswapにセットするだけで十分です。 - 割り当てる容量 - ファイルシステムに割り当てる容量を入力します。単位には KiB や GiB が使用できます。単位を指定しない場合は、MiB がデフォルトになります。
- デバイスタイプ - 標準パーティション、BTRFS、LVM、LVM シンプロビジョニング、RAIDのいずれかを選択します。パーティションやボリュームを暗号化するには、横にある 暗号化 ボックスにチェックを入れます。パスワードを設定するようプロンプトが後で表示されます。パーティション設定に複数のディスクが選択されている場合にのみ、RAID が使用可能になります。このタイプを選択すると、RAID レベル の設定も可能になります。同様に、LVM を選択すると、ボリュームグループ を指定できるようになります。
- ファイルシステム - ドロップダウンメニューでこのパーティションまたはボリュームに適切なファイルシステムタイプを選択します。既存のパーティションをフォーマットする場合は、横の 再フォーマット ボックスにチェックを入れます。データをそのまま維持する場合は空白にしておきます。新規作成されたパーティションやボリュームは再フォーマットが必要で、この場合はチェックボックスのチェックを外すことはできません。
- ラベル - パーティションにラベルを割り当てます。ラベルを使うと、個別のパーティションの認識とアドレス指定が容易になります。
- 名前 - LVM または Btrfs ボリュームに名前を割り当てます。標準パーティションの場合は作成時に自動的に名前が付けられるため名前の変更はできません。たとえば、
/homeにはsda1という名前が付けられます。
重要
/usr または /var のパーティションを root ボリュームとは別の場所に設定すると、これらのディレクトリーには起動に欠かせないコンポーネントが含まれているため起動プロセスが非常に複雑になります。iSCSI ドライブや FCoE などの場所に配置しまった場合には、電源オフや再起動の際に Device is busy のエラーでハングしたりシステムが起動できなくなったりする可能性があります。
/usr と /var のみに適用されるもので、これらの下のディレクトリーには該当しません。たとえば、/var/www 向けの個別パーティションは問題なく機能します。
17.15.3.1.1. ファイルシステムタイプ
デバイスタイプ
- 標準のパーティション - 標準のパーティションにはファイルシステムや swap 領域を含めることができます。また、ソフトウェア RAID や LVM の物理ボリューム用コンテナーになる場合もあります。
- 論理ボリューム (LVM) - LVM パーティションを作成すると、自動的に LVM 論理ボリュームが生成されます。LVM は、物理ディスクを使用する場合にパフォーマンスを向上させることができます。論理ボリュームの作成方法については、「LVM 論理ボリュームの作成」 を参照してください。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理 を参照してください。
- LVM シンプロビジョニング - シンプロビジョニングを使用すると、空き領域のストレージプール (シンプールと呼ばれる) を管理できるようになります。アプリケーションのニーズに応じてこの空き領域を任意の数のデバイスに割り当てることができます。シンプールは必要に応じて動的に拡張することができるため、ストレージ領域の費用対効果が高い割り当てを行うことができます。LVM に関する詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理 を参照してください。
注記
インストーラーは、LVM シンプール論理ボリューム用にリクエストした領域の 20% を、これを格納しているボリュームグループ内で自動的に保留します。これは、シンプロビジョニングした論理ボリュームのデータボリュームやメタデータボリュームを拡張する場合に備えた安全対策です。 - ソフトウェア RAID - 複数のソフトウェア RAID パーティションを作成して 1 台の RAID デバイスとして構成します。システム上の各ディスクに対して RAID パーティションを 1 つずつ割り当てます。RAID デバイスの作成方法については、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。RAID の詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド を参照してください。
ファイルシステム
- xfs - XFS はスケーラビリティーに優れた高いパフォーマンス性を有するファイルシステムです。最大 16 EiBのファイルシステム (約 160 億 GiB)、最大 8 EiB のファイル (約 80 億 GiB) および数千万のエントリーを格納するディレクトリー構造に対応します。クラッシュからの回復が早いメタデータジャーナル機能に対応します。また、マウント中でアクティブな場合でも、最適化やサイズ変更を行うことができます。強く推奨されるファイルシステムであり、デフォルトではこのファイルシステムが選択されます。これまで ext4 ファイルシステムで使用していた一般的なコマンドを XFS で使用する場合の対処方法については 付録E ext4 と XFS コマンドの参照表 を参照してください。Red Hat Enterprise Linux の XFS ファイルシステムで現在対応可能な最大サイズは 500 TiB になります。
- ext4 - ext4 ファイルシステムは ext3 ファイルシステムをベースとし、いくつか改善が加えられています。より大きなファイルシステム、より大きなファイルに対応するようになり、またディスク領域の割り当てに要する時間が短縮され効率化されています。1 ディレクトリー内でのサブディレクトリー数に制限がなく、ファイルシステムのチェックが高速化、またジャーナリング機能もさらに堅牢になっています。Red Hat Enterprise Linux の ext4 ファイルシステムで対応できる最大サイズは現在 50 TiB になります。
- ext3 - ext3 ファイルシステムは ext2 ファイルシステムをベースとし、ジャーナリング機能という大きな利点を備えています。ジャーナリング機能を使用すると、クラッシュが発生するたびに
fsckユーティリティーを実行してメタデータの整合性をチェックする必要がないため、クラッシュ後のファイルシステムの復元に要する時間を短縮することができます。 - ext2 - ext2 ファイルシステムは標準の Unix ファイルタイプに対応しています (通常のファイル、ディレクトリー、シンボリックリンクなど)。最大 255 文字までの長いファイル名を割り当てることができます。
- vfat - VFAT ファイルシステムは Linux ファイルシステムです。FAT ファイルシステム上の Microsoft Windows の長いファイル名との互換性があります。
- swap - Swap パーティションは仮想メモリーに対応するため使用されます。つまり、システムが処理しているデータを格納する RAM が不足すると、そのデータが swap パーティションに書き込まれます。
17.15.3.2. ソフトウェア RAID の作成
注記

図17.23 ソフトウェア RAID パーティションの作成 - デバイスタイプ メニューを展開した例
- 「ファイルシステムの追加とパーティションの設定」 の説明にしたがいマウントポイントを作成します。このマウントポイントを設定することで、RAID デバイスを設定していることになります。
- 左側のペインでパーティションを選択した状態で、ペイン下部にある設定ボタンを選択し マウントポイントの設定 ダイアログを開きます。RAID デバイスに含めるディスクを選択してから をクリックします。
- デバイスタイプ のドロップダウンメニューをクリックして RAID を選択します。
- ファイルシステム のドロップダウンメニューをクリックして目的のファイルシステムタイプを選択します (「ファイルシステムタイプ」 を参照)。
- RAID レベル のドロップダウンメニューをクリックして目的の RAID レベルを選択します。利用できる RAID レベルは以下の通りです。
- RAID0 - パフォーマンス (ストライプ)
- データを複数のディスクに分散させます。RAID レベル 0 は、標準パーティションでのパフォーマンスを向上させます。複数のディスクを 1 つの大きな仮想デバイスにまとめることができます。RAID レベル 0 には冗長性がなく、アレイ内の 1 ディスクに障害が発生するとアレイ全体のデータが壊れる点に注意してください。RAID 0 には少なくとも 2 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID1 - 冗長化 (ミラーリング)
- 1 つのディスク上の全データを別のディスク (複数可) にミラーリングします。アレイ内のディスクを増やすことで冗長レベルを強化します。RAID 1 には少なくとも 2 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID4 - エラーチェック (パリティー)
- データを複数のディスクに分散させますが、アレイ内の 1 ディスクにパリティー情報を格納します。これにより、アレイ内のいずれかのディスクに障害が発生した場合にアレイを保護します。すべてのパリティー情報は 1 ディスクに格納されるため、このディスクへのアクセスによりアレイのパフォーマンスにボトルネックが発生します。RAID 4 には少なくとも 3 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID5 - 分散エラーチェック
- データおよびパリティー情報を複数のディスクに分散させます。そのため、RAID レベル 5 は複数ディスクにデータを分散させパフォーマンスが向上する一方、パリティー情報もアレイ全体で分散されるため、RAID レベル 4 のようにパフォーマンスにボトルネックが発生しません。RAID 5 には少なくとも 3 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID6 - 冗長エラーチェック
- RAID レベル 6 は RAID レベル 5 と似ていますが、パリティーデータが 1 セットではなく 2 セット格納されます。RAID 6 には少なくとも 4 つの RAID パーティションが必要です。
- RAID10 - パフォーマンス (ストライプ)、 冗長化 (ミラーリング)
- RAID レベル 10 はネスト化した RAID または ハイブリッド RAID になります。ミラーリングしているディスクセットに対してデータを分散させることで構築します。たとえば、4 つの RAID パーティションで構築した RAID レベル 10 のアレイは、ストライプ化されたパーティションをミラーリングする 2 組のペアで構成されます。RAID 10 には少なくとも 4 つの RAID パーティションが必要です。
- をクリックして変更を保存し、別のパーティションの設定に移動するか、 をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。
17.15.3.3. LVM 論理ボリュームの作成
重要
lvm コマンドを実行します。テキストモードのインストールに戻るには Ctrl+Alt+F1 を押します。

図17.24 論理ボリュームの設定
- 「ファイルシステムの追加とパーティションの設定」 の説明にしたがい LVM ボリュームにマウントポイントを作成します。
- デバイスタイプ ドロップダウンメニューをクリックして LVM を選択します。ボリュームグループ ドロップダウンメニューが表示され、新たに作成されたボリュームグループ名が表示されます。
- また、必要に応じて、メニューをクリックし 新規 volume group を作成中... を選択するか、 をクリックして新規に作成したボリュームグループを設定します。新規 volume group を作成中... オプション、 ボタンのいずれを使用しても Configure Volume Group ダイアログが表示されることになります。このダイアログで論理ボリュームグループの名前を変更したり、含めるディスクを選択することができます。
注記
設定ダイアログではボリュームグループの物理エクステントのサイズは指定できません。このサイズは、常にデフォルト値の 4 MiB に設定されます。別の物理エクステントのボリュームグループを作成したい場合は、対話シェルに切り替え、vgcreateコマンドで手動で作成するか、キックスタートファイルでvolgroup --pesize=sizeコマンドを使用して作成します。
図17.25 LVM ボリュームグループのカスタマイズ
選択できる RAID レベルは実際の RAID デバイスと同じです。詳細は、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。またボリュームグループの暗号化に印を付けて、サイズポリシーを設定することもできます。設定できるポリシーオプションを以下に示します。- 自動 - ボリュームグループのサイズは自動で設定されるので、設定した論理ボリュームを格納する適切なサイズになります。ボリュームグループ内に空の領域が必要ない場合に最適です。
- できるだけ大きく - 設定した論理ボリュームのサイズに関係なく、最大サイズのボリュームグループが作成されます。ほとんどのデータを LVM に保存する予定のため、後日、既存の論理ボリュームサイズを拡大する可能性がある場合、もしくはこのグループ内に別の論理ボリュームを追加作成する必要がある場合などに最適です。
- 固定 - このオプションではボリュームグループのサイズを正確に設定することができます。設定している論理ボリュームが格納できるサイズにする必要があります。ボリュームグループに設定したい容量が正確に分かっている場合に便利です。
グループ設定が終わったら、 をクリックします。 - をクリックして変更を保存し、別のパーティションの設定に移動するか、 をクリックして インストールの概要 画面に戻ります。
警告
/boot パーティションの配置には対応していません。
17.15.3.4. 推奨されるパーティション設定スキーム
- 『Linux on IBM System z: Performance Measurement and Tuning』 の Chapter 7. Linux Swapping、IBM Redbooks で公開 [IBM Form Number SG24-6926-01] [ISBN 0738485586] (http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/sg246926.html)
- 『Linux Performance when running under VM』 (http://www.vm.ibm.com/perf/tips/linuxper.html)
17.16. ストレージデバイス
警告
/etc/dasd.conf 設定ファイルに手動で追加します。手順については、「DASD をオンラインで永続的に設定する」 を参照してください。

図17.26 ストレージ領域の概要
17.16.1. ストレージデバイス選択の画面
- マルチパスデバイス
- 複数のパスでアクセスできるストレージデバイス、同じシステム上にある複数のファイバーチャネルポートや SCSI コントローラーなどからアクセスが可能です。
重要
インストールプログラムで検出できるのは、16 文字または 32 文字の長さのシリアル番号を持つマルチパスストレージデバイスのみです。 - 他の SAN デバイス
- 単独パスで接続の FCP LUN など、SAN (Storage Area Network) で利用できる他のデバイスです。
- ファームウェア RAID
- ファームウェア RAID コントローラーに接続されたストレージデバイスです。このタブは、System z では該当しません。
- System z デバイス
- このタブには、zSeries Linux FCP (ファイバーチャネルプロトコル) ドライバーで接続された ストレージデバイスもしくは LUN (論理ユニット) が含まれています。

図17.27 タブを使ってグループ分けされている特殊ストレージデバイスの概要
- - zFCP ストレージデバイスを追加する場合は、このボタンを押します。「FCP デバイス」 に進んでください。
- - 新たな DASD デバイスを追加する場合は、このボタンを押します。「DASD ストレージデバイス」 に進んでください。
- - iSCSI デバイスをアタッチする場合は、このボタンを押します。「iSCSI パラメーターの設定」 に進んでください。
- - Fibre Channel Over Internet ストレージデバイスを設定する場合は、このボタンを押します。「FCoE パラメーターの設定」 に進んでください。

図17.28 ストレージデバイスの検索タブ
/etc/fstab ファイルを変更すればシステムに追加することができます。
17.16.1.1. DASD の低レベルフォーマット

図17.29 DASD デバイスフォーマットのダイアログ
zerombr を指定します。詳細は、zerombr (オプション) を参照してください。
msdos パーティションテーブルをターゲットの DASD に作成します。このテーブルでは、1 つの DASD デバイスに 3 つのパーティションしか許可されません。パーティションは手動で作成するか、autopart --nohome のキックスタートオプションを使用します。このオプションを使用すると、別の /home/ パーティションが作成されないようにします。home ディレクトリーがないことで、パーティションの数が 3 つに保たれます。
17.16.1.2. 高度なストレージオプション

図17.30 高度なストレージオプション
17.16.1.2.1. iSCSI パラメーターの設定

図17.31 iSCSI 検出詳細のダイアログ
注記
手順17.1 iSCSI の検出と iSCSI セッションの開始
- ターゲット IP アドレス フィールドに iSCSI ターゲットの IP アドレスを入力します。
- iSCSI イニシエーター名 フィールドに iSCSI 修飾名 (IQN) の形式で iSCSI イニシエーターの名前を入力します。IQN エントリーには次を含めてください。
- 「
iqn.」の文字列 (ピリオドが必要) - 日付コード (企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名が登録された年と月、記述の順序は年を表す4 桁の数字、 ダッシュ記号、 月を表す 2 桁の数字、 ピリオドの順で構成。 例、 2010 年 9 月の場合は「
2010-09.」) - 企業や組織のインターネットドメイン名またはサブドメイン名 (トップレベルのドメインを先頭にして逆順で表す。 例、
storage.example.comのサブドメインは、com.example.storageと表す。) - コロン (「:」) とドメインまたはサブドメイン内でその iSCSI イニシエータを固有に識別する文字列 (例、
:diskarrays-sn-a8675309)
以上から、完全な IQN はiqn.2010-09.storage.example.com:diskarrays-sn-a8675309のようになります。 anaconda では、 IQN を構成しやすいようこの形式による任意の名前がすでに iSCSI イニシエータ名フィールドに自動入力されています。IQN の詳細については、 http://tools.ietf.org/html/rfc3720#section-3.2.6 にある 『RFC 3720 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI)』 の 『3.2.6. iSCSI Names』 のセクションや、 http://tools.ietf.org/html/rfc3721#section-1 にある 『RFC 3721 - Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI) Naming and Discovery』 の 『1. iSCSI Names and Addresses』 のセクションを参照してください。 - 認証のタイプの探索 ドロップダウンメニューを使って iSCSI 検出に使用する認証タイプを指定します。以下のタイプが使用できます。
- 証明書なし
- CHAP 秘密鍵
- CHAP 秘密鍵と逆順鍵
- 認証タイプに を選択した場合は CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
- 認証タイプに を選択した場合は、CHAP ユーザー名 と CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI ターゲットのユーザー名とパスワードを入力します。また、逆順 CHAP ユーザー名 と 逆順 CHAP パスワード の各フィールドに iSCSI イニシエーターのユーザー名とパスワードを入力します。
- オプションで ターゲットをネットワークインターフェースへバインドする というラベルが付いたボックスにチェックを付けることができます。
- ボタンをクリックします。入力情報を使って Anaconda による iSCSI ターゲットの検索が試行されます。検出に成功すると、ダイアログにターゲット上で検出された全 iSCSI ノードの一覧が表示されます。
- 各ノードにはチェックボックスが付いています。インストールに使用するノードのチェックボックスをクリックします。

図17.32 検出された iSCSI ノードを表示しているダイアログ
- ノードのログイン認証のタイプ には、ステップ 3 で説明した 認証のタイプの探索 メニューと同じオプションが表示されます。ただし、認証タイプの検索に認証情報を必要とした場合、検出したノードへのログインにも同じ認証情報を使用するのが一般的です。これを行うため、メニューから オプションを使用します。適切な認証情報が提供されると、 ボタンがクリックできるようになります。
- をクリックして iSCSI セッションを開始します。
17.16.1.2.2. DASD ストレージデバイス

図17.33 DASD ストレージターゲットの追加
0.0.0204 といったデバイス番号を指定するよう求められます。アタッチする DASD のデバイス番号を入力し、 ボタンをクリックします。
17.16.1.2.3. FCP デバイス
注記
- FCP デバイスの対話形式による作成は、グラフィカルモードでのみ可能であるため、テキストモードのインストールでは対話形式での FCP デバイス設定はできません。
- 十六進法で小文字のみ使用してください。間違った値を入力して ボタンを押すと、インストールプログラムが警告を表示して、設定情報の編集と探索の再試行ができます。
- これらの値については、ハードウェアに添付のドキュメントを参照し、このシステムのネットワークを設定したシステム管理者に確認してください。

図17.34 FCP デバイスの追加
重要
DASD= をパラメーターもしくは CMS 設定ファイルから削除してください。
17.16.1.2.4. FCoE パラメーターの設定

図17.35 FCoE パラメーターの設定
- DCB を使用する
- Data Center Bridging (DCB) とは、ストレージネットワークやクラスターでイーサネット接続の効率性を向上させる目的で設計されたイーサネットプロトコルに対する拡張セットです。このダイアログのチェックボックスを使って、インストールプログラムによる DCB 認識を有効または無効にします。このオプションは、ネットワークインターフェースでホストベースの DCBX クライアントを必要とする場合にのみ有効にします。ハードウェアの DCBX クライアントを実装するインターフェース上での設定の場合には、このチェックボックスは空のままにしておいてください。
- 自動 vlan を使用する
- 自動 VLAN では、 VLAN 検出を行うかどうかを指定します。このボックスにチェックを入れると、リンク設定が検証された後、FIP (FCoE Initiation Protocol) VLAN 検出プロトコルがイーサネットインタフェースで実行されます。まだ設定が行なわれていない場合には、検出された FCoE VLAN 全てに対してネットワークインターフェースが自動的に作成され、FCoE のインスタンスが VLAN インターフェース上に作成されます。このオプションはデフォルトで有効になります。
17.17. Kdump

図17.36 Kdump の有効化と設定
17.18. インストールの開始

図17.37 インストールの準備完了
警告
17.20. インストールの完了
/boot パーティションがインストールされている DASD または SCSI LUN から起動 (IPL) します。
17.20.1. z/VM 環境での起動 (IPL)
#cp i 200/boot パーティションが配置されます。
/boot を使用する場合は、起動 (IPL) する FCP 接続のデバイスの WWPN と LUN を与える必要があります。
- FCP 接続のデバイスに FCP ルーティング情報を与えます。例えば、 WWPN が
0x50050763050B073D、FCP LUN が0x4020400100000000がとします。#cp set loaddev portname 50050763 050B073D lun 40204001 00000000 FC00など、FCP アダプターを起動 (IPL) します。#cp ipl FC00
注記
#cp logoff ではなく #cp disconnect を使用します。通常のログイン手順で仮想マシンを再接続すると、CP コンソール関数モード (CP READ) にセットされる場合があります。この場合、仮想マシン上で実行を再開するには BEGIN コマンドを入力します。
17.20.2. LPAR 上での起動 (IPL)
/boot パーティションが 配置されている FCP LUN および WWPN、FCP アダプターまたは特定の DASD を指定します。
17.20.3. 再起動後のプロセス
/etc/securetty に記載されている端末デバイスに限られることに注意してください。
第18章 IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
/tmp ディレクトリー内のファイルにログ記録しています。以下の表に各種のログファイルを示します。
表18.1 インストール中に生成されるログファイル
| ログファイル | 内容 |
|---|---|
/tmp/anaconda.log | Anaconda の全般メッセージ |
/tmp/program.log | インストール中に実行されたすべての外部プログラム |
/tmp/storage.log | ストレージモジュールの詳細情報 |
/tmp/packaging.log | yum および rpm パッケージのインストールメッセージ |
/tmp/syslog | ハードウェア関連のシステムメッセージ |
/tmp/anaconda-tb-identifier に集約されます。identifier はランダムな文字列です。
/var/log/anaconda/ ディレクトリーにコピーされます。ただし、インストールに失敗した場合、またはインストールシステムの起動時に inst.nosave=all または inst.nosave=logs オプションを使用した場合は、これらのログはインストールプログラムの RAM ディスクにしか存在しないことになります。つまり、ファイルは永久的には保存されず、システムの電源を切ると失われることになります。ファイルを永続的に保存するには、インストールプログラムを実行しているシステムで scp を使ってネットワーク上の別のシステムにファイルをコピーするか、マウントしたストレージデバイスにコピーします (USB フラッシュドライブなど)。ネットワーク経由でログファイルを転送する方法を以下に示します。
注記
ssh プロトコルでファイルを受け取ることができる必要があります。。
手順18.1 ネットワークを介してログファイルを転送する
- インストールしているシステムでシェルプロンプトにアクセスします。次の手順で行います。
- 実行中の
tmuxセッションで root シェルの端末を探します。Ctrl+b p と Ctrl+b n を使って前後の端末への切り替えを行います。 sshでインストールしているシステムに接続します。
いずれの場合も、インストールしているシステムのシェルをrootとして使用することができます。 - ログファイルが格納されている
/tmpディレクトリーに移動します。#cd /tmp scpコマンドを使ってネットワーク経由でログファイルを別のシステムにコピーします。#scp *log user@address:pathuser には転送先システムで有効なユーザー名を入力します。address には転送先システムのアドレスまたはホスト名を入力します。path にはログファイルを保存するディレクトリーへのパスを入力します。たとえば、johnというユーザー名で、192.168.0.122という IP アドレスのシステムにある、/home/john/logs/というディレクトリーにログファイルを転送する場合のコマンドは次のようになります。#scp *log john@192.168.0.122:/home/john/logs/転送先のシステムに初めて接続する際には、SSH クライアントは、リモートシステムのフィンガープリントが正しいか、また続行するかを尋ねます。The authenticity of host '192.168.0.122 (192.168.0.122)' can't be established.ECDSA key fingerprint is a4:60:76:eb:b2:d0:aa:23:af:3d:59:5c:de:bb:c4:42.Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?yesと入力して Enter を押し、作業を続行します。プロンプトにしたがいパスワードを入力します。転送先システムの指定ディレクトリーへのファイル転送が開始されます。
18.1. インストール中の問題
18.1.1. ディスクが検出されない
DASD=<disks> パラメーターを追加します (disks は、インストール用に確保しておく DASD の範囲)。その後、インストールを再開します。
dasdfmt コマンドを使用して DASD をフォーマットするようにします。Anaconda は、未フォーマットの DASD デバイスを自動的に検出し、このデバイスをフォーマットするかを尋ねます。
18.1.2. トレースバックメッセージを報告する

図18.1 クラッシュレポートのダイアログボックス
tty1 に移動するので、そこでバグ報告を補強するより正確な情報を入手することができます。tty1 からグラフィカルインターフェースに戻るときは continue コマンドを使用します。

図18.2 クラッシュレポートのダイアログを展開した例
手順18.2 Red Hat カスタマーポータルにエラーを報告する
- 表示されるメニューで Report a bug to Red Hat Customer Portal (Red Hat カスタマーポータルに報告する) を選択します。
- Red Hat にバグを報告するには、まずカスタマーポータルの認証情報を入力する必要があります。 をクリックします。

図18.3 カスタマーポータル認証情報
- 新しいウィンドウが開き、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードの入力が求められます。Red Hat カスタマーポータル認証情報を入力してください。

図18.4 Red Hat カスタマーサポートの設定
HTTPまたはHTTPSプロキシを必要とするネットワーク設定の場合は、高度 (Advanced) メニューを展開すると、プロキシサーバーのアドレスを入力することができます。必要な認証情報をすべて入力したら OK をクリックして先に進みます。 - テキストフィールドがある新しいウィンドウが表示されます。ここに関連情報やコメントを入力します。クラッシュレポートのダイアログが表示されるまでに行った動作を一つずつ入力し、どのようにしたらエラーが再現できるかを説明してください。できるだけ具体的に、デバッグを行った場合はそのとき得られた情報も入力してください。ここに入力された情報はカスタマーポータルで公開される可能性があるので注意してください。エラーの原因がわからない場合は、ダイアログの下部にある この問題の原因がわかりません。(I don't know what caused this problem) というラベルが付いたボックスに印を付けます。をクリックします。

図18.5 問題の詳細を入力する
- 次に、カスタマーポータルに送信する情報を再確認します。入力した状況詳細は comment (コメント) タブにあります。他のタブには、システムのホスト名やインストール環境に関する詳細などが含まれています。Red Hat に送信したくない情報は削除することができます。ただし、報告していただく内容が限られると、問題の調査に影響するため注意してください。送信情報の再確認が終わったら をクリックします。

図18.6 送信データの再確認
- 添付ファイルとしてバグ報告に含ませて送信するファイルの一覧を確認します。このファイルには調査に役立つシステム関連情報が含まれています。特定のファイルを送信したくない場合は、そのファイルの横にあるボックスのチェックマークを外します。問題の発見に役立つ可能性のあるファイルを追加で送信する場合は をクリックします。送信ファイルを再確認したら、データを見直しました、送信に同意します(I have reviewed the data and agree with submitting it) というラベルが付いたボックスに印を付けます。 をクリックして、レポートと添付ファイルをカスタマーポータルに送信します。

図18.7 送信ファイルの再確認
- ダイアログに処理完了の通知が表示されたら、ログの表示 (Show log) をクリックして報告プロセスの詳細を表示することができます。Close (閉じる) をクリックすると、最初のクラッシュリポートのダイアログボックスに戻ります。そのダイアログボックスで 終了 (Quit) をクリックするとインストールが終了します。
18.1.3. プレインストールログファイルの作成
inst.debug オプションを設定して環境からログファイルを作成することができます。これらのログファイルには、たとえば、現行のストレージ設定などが含まれます。
- エントリーを選択します。
- Tab キーを押して、ブートオプションを編集します。
- オプションに
inst.debugを追記します。例を示します。> vmlinuz ...
inst.debug詳細情報は、22章起動オプション を参照してください。 - Enter を押してセットアップを開始します。
/tmp/pre-anaconda-logs/ ディレクトリーに保存します。このログファイルにアクセスするには、以下を実行します。
- コンソールに切り替えます。「コンソールへのアクセス」 を参照してください。
/tmp/pre-anaconda-logs/ディレクトリーに移動します。# cd /tmp/pre-anaconda-logs/
18.2. インストール後の問題
18.2.1. リモートグラフィカルデスクトップと XDMCP
手順18.3 IBM System z 上で XDMCP を有効にする
- vi や nano などのプレーンテキストエディターで
/etc/gdm/custom.conf設定ファイルを開きます。 custom.confファイルで、[xdmcp]で始まるセクションを見つけます。このセクションに、以下の行を追加します。Enable=true- ファイルを保存して、テキストエディターを終了します。
- X Window System を再起動します。これは、システム全体を再起動するか、
rootとして以下のコマンドを使って GNOME Display Manager を再起動することで行います。#systemctl restart gdm.service再度ログインプロンプトが表示されるのを待ち、通常のユーザー名とパスワードを使ってログインします。
X コマンドを使って X セッションを開始すると、このクライアントワークステーションからサーバーに接続することができます。
$X :1 -query address
:1 にリモートのグラフィカルログイン画面を表示します (通常、Ctrl-Alt-F8 を押してアクセス可能)。
Xnest を使うと、ユーザーはローカルの X11 セッション内にネストされたリモートデスクトップを開くことができます。たとえば、address をリモート X11 サーバーのホスト名に置き換えて、以下のコマンドで Xnest を実行します。
$Xnest :1 -query address
18.2.2. Signal 11 エラーが表示される
rd.live.check 起動オプションを追加します。詳細は、「起動用メディアを検証する」 を参照してください。
第19章 IBM System z インスタンスでのインストール済み Linux の設定
19.1. DASD の追加
注記
CP ATTACH EB1C TO *CP LINK RHEL7X 4B2E 4B2E MRDASD 4B2E LINKED R/W
19.1.1. DASD の動的なオンライン設定
cio_ignoreユーティリティーを使用して DASD を無視されるデバイスの一覧から削除して、それを Linux から見えるようにします。# cio_ignore -r device_numberdevice_number は DASD のデバイス番号で置き換えます。例を示します。# cio_ignore -r 4b2e- デバイスをオンラインで設定します。コマンドを以下の形式で使用します。
# chccwdev -e device_numberdevice_number は DASD のデバイス番号で置き換えます。例を示します。# chccwdev -e 4b2e別の方法では、sysfs 属性を使用してデバイスのオンライン設定が可能です。cdコマンドでそのボリュームを示す /sys/ ディレクトリーに移動します。#cd /sys/bus/ccw/drivers/dasd-eckd/0.0.4b2e/#ls -ltotal 0 -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 availability -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 cmb_enable -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 cutype -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 detach_state -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 devtype -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 discipline -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 online -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 readonly -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 use_diag- デバイスがすでにオンラインになっているか確認します。
#cat online0 - オンラインでない場合、次のコマンドを実行してオンラインにします。
#echo 1 > online#cat online1
- アクセスされているブロック devnode がどれか確認します。
#ls -ltotal 0 -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 availability lrwxrwxrwx 1 root root 0 Aug 25 17:07 block -> ../../../../block/dasdb -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 cmb_enable -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 cutype -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 detach_state -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 devtype -r--r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 discipline -rw-r--r-- 1 root root 0 Aug 25 17:04 online -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 readonly -rw-r--r-- 1 root root 4096 Aug 25 17:04 use_diagこの例で示されているように、デバイス 4B2E は /dev/dasdb としてアクセスされています。
/dev/disk/by-path/ で永続性のあるデバイスのシンボリックリンクを使用します。ストレージデバイスを連続的に参照する別の方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』 の永続的命名についての章を参照してください。
19.1.2. ローレベルフォーマットによる新規 DASD の準備
/root ディレクトリーに戻り、このデバイスにローレベルフォーマットを施します。DASD の有効期間中に必要なローレベルフォーマットは、この 1 回のみです。
#cd /root#dasdfmt -b 4096 -d cdl -p /dev/disk/by-path/ccw-0.0.4b2eDrive Geometry: 10017 Cylinders * 15 Heads = 150255 Tracks I am going to format the device /dev/disk/by-path/ccw-0.0.4b2e in the following way: Device number of device : 0x4b2e Labelling device : yes Disk label : VOL1 Disk identifier : 0X4B2E Extent start (trk no) : 0 Extent end (trk no) : 150254 Compatible Disk Layout : yes Blocksize : 4096 --->> ATTENTION! <<--- All data of that device will be lost. Type "yes" to continue, no will leave the disk untouched: yes cyl 97 of 3338 |#----------------------------------------------| 2%
Rereading the partition table... Exiting...
#fdasd -a /dev/disk/by-path/ccw-0.0.4b2eauto-creating one partition for the whole disk... writing volume label... writing VTOC... checking ! wrote NATIVE! rereading partition table...
/dev/disk/by-path/ccw-0.0.4b2e-part1 )。dasdfmt コマンドおよび fdasd コマンド以外では、絶対に DASD デバイス全体 (dev/dasdb) を使用しないでください。DASD 全体を使用する場合は、上述の fdasd の例で示すようにドライブ全体にまたがるパーティションを 1 つ作成します。
/etc/fstab の既存のディスクエントリーの構成を壊さずに新しいディスクを後で追加するには、/dev/disk/by-path/ 配下で永続的なデバイスシンボリックリンクを使用します。
19.1.3. DASD をオンラインで永続的に設定する
initramfs でアクティベートして、root ファイルシステムをマウントできるようにする必要があります。
cio_ignore コマンドは永続的なデバイス設定に応じて透過的に処理されるので、無視する一覧からデバイスを手動で解放する必要はありません。
19.1.3.1. root ファイルシステムの一部である DASD
/etc/zipl.conf です。修正後に zipl ブートローダーツールを実行します。initramfs を再作成する必要はありません。
rd.dasd= があります。このオプションには、コンマ区切りの一覧を入力します。この一覧には、デバイスバス ID と、DASD sysfs 属性に相当するキー値ペアから構成されるオプションの追加パラメーターが含まれます。
zipl.conf の例を示します。これは、LVM ボリュームグループ vg_devel1 向けの 2 つの DASD のパーティション上にある物理ボリュームを使用するシステム用で、この LVM ボリュームグループには root ファイルシステム用の lv_root が含まれています。
[defaultboot] default=linux target=/boot/ [linux] image=/boot/vmlinuz-2.6.32-19.el7.s390x ramdisk=/boot/initramfs-2.6.32-19.el7.s390x.img parameters="root=/dev/mapper/vg_devel1-lv_root rd.dasd=0.0.0200,use_diag=0,readonly=0,erplog=0,failfast=0 rd.dasd=0.0.0207,use_diag=0,readonly=0,erplog=0,failfast=0 rd_LVM_LV=vg_devel1/lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us cio_ignore=all,!condev"
0.0.202b を持つ 3 つ目の DASD のパーティション上に、もう 1 つの物理ボリュームを追加するとします。これを実行するには、rd_dasd=0.0.202b を zipl.conf 内のブートカーネルのパラメーターに追加します。
[defaultboot] default=linux target=/boot/ [linux] image=/boot/vmlinuz-2.6.32-19.el7.s390x ramdisk=/boot/initramfs-2.6.32-19.el7.s390x.img parameters="root=/dev/mapper/vg_devel1-lv_root rd.dasd=0.0.0200,use_diag=0,readonly=0,erplog=0,failfast=0 rd.dasd=0.0.0207,use_diag=0,readonly=0,erplog=0,failfast=0 rd.dasd=0.0.202b rd_LVM_LV=vg_devel1/lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us cio_ignore=all,!condev"
警告
/etc/zipl.conf 内のカーネルコマンドラインの長さが 896 バイトを超えないようにしてください。これを超えてしまうとブートローダーの保存ができず、インストールに失敗します。
zipl を実行して次回の IPL 用に /etc/zipl.conf の変更を適用します。
#zipl -VUsing config file '/etc/zipl.conf' Target device information Device..........................: 5e:00 Partition.......................: 5e:01 Device name.....................: dasda DASD device number..............: 0201 Type............................: disk partition Disk layout.....................: ECKD/compatible disk layout Geometry - heads................: 15 Geometry - sectors..............: 12 Geometry - cylinders............: 3308 Geometry - start................: 24 File system block size..........: 4096 Physical block size.............: 4096 Device size in physical blocks..: 595416 Building bootmap in '/boot/' Building menu 'rh-automatic-menu' Adding #1: IPL section 'linux' (default) kernel image......: /boot/vmlinuz-2.6.32-19.el7.s390x kernel parmline...: 'root=/dev/mapper/vg_devel1-lv_root rd.dasd=0.0.0200,use_diag=0,readonly=0,erplog=0,failfast=0 rd.dasd=0.0.0207,use_diag=0,readonly=0,erplog=0,failfast=0 rd.dasd=0.0.202b rd_LVM_LV=vg_devel1/lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us cio_ignore=all,!condev' initial ramdisk...: /boot/initramfs-2.6.32-19.el7.s390x.img component address: kernel image....: 0x00010000-0x00a70fff parmline........: 0x00001000-0x00001fff initial ramdisk.: 0x02000000-0x022d2fff internal loader.: 0x0000a000-0x0000afff Preparing boot device: dasda (0201). Preparing boot menu Interactive prompt......: enabled Menu timeout............: 15 seconds Default configuration...: 'linux' Syncing disks... Done.
19.1.3.2. root ファイルシステムの一部ではない DASD
/etc/dasd.conf 内で永続的に設定されています。このファイルでは各行に 1 つの DASD が含まれています。各行は DASD のデバイスバス ID で始まります。オプションとして各行は、空白またはタブ文字区切りでオプションを続けられます。オプションは、キーと値がイコール記号 (=) で分けられたキー値ペアで構成されています。
sysfs 属性に対応しています。値はキーの sysfs 属性に書き込まれます。/etc/dasd.conf 内のエントリーは、DASD がシステムに追加された際にアクティベートされ設定されます。ブート時にはシステムから見えるすべての DASD が追加されて udev を開始します。
/etc/dasd.conf のコンテンツの例
0.0.0207 0.0.0200 use_diag=1 readonly=1
/etc/dasd.conf の変更は、システムの再起動後か、システムの I/O 設定を変更して新規の DASD を動的に追加 (つまり、DASD を z/VM 下で接続) した後でのみ反映されます。別の方法では、以下のコマンドを実行することで、アクティブではなかった DASD 用に /etc/dasd.conf 内の新規のエントリーをアクティベートできます。
cio_ignoreユーティリティーを使用して DASD を無視されるデバイスの一覧から削除して、それを Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r device_number例を示します。#cio_ignore -r 021a- デバイスの
uevent属性を書き込むことでアクティベートします。#echo add > /sys/bus/ccw/devices/device-bus-ID/uevent例を示します。#echo add > /sys/bus/ccw/devices/0.0.021a/uevent
19.2. FCP 接続の LUN (論理 ユニット) を追加する
注記
CP ATTACH FC00 TO *CP ATTACH FCD0 TO *
19.2.1. FCP LUN を動的にアクティベートする
cio_ignoreユーティリティーを使用して FCP アダプターを無視されるデバイスの一覧から削除し、それを Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r device_numberdevice_number には FCP アダプターのデバイス番号を入れます。- 以下のコマンドを使って FCP をオンラインにします。
#chccwdev -e fc00 - zfcp デバイスドライバーの自動ポートスキャンで必要な WWPN が検出されたか確認します。
#ls -l /sys/bus/ccw/drivers/zfcp/0.0.fc00/drwxr-xr-x. 3 root root 0 Apr 28 18:19 0x500507630040710b drwxr-xr-x. 3 root root 0 Apr 28 18:19 0x50050763050b073d drwxr-xr-x. 3 root root 0 Apr 28 18:19 0x500507630e060521 drwxr-xr-x. 3 root root 0 Apr 28 18:19 0x500507630e860521 -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 availability -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 card_version -rw-r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 cmb_enable -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 cutype -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 devtype lrwxrwxrwx. 1 root root 0 Apr 28 18:17 driver -> ../../../../bus/ccw/drivers/zfcp -rw-r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 failed -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 hardware_version drwxr-xr-x. 35 root root 0 Apr 28 18:17 host0 -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 in_recovery -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 lic_version -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 modalias -rw-r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 online -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 peer_d_id -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 peer_wwnn -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 peer_wwpn --w-------. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 port_remove --w-------. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 port_rescan drwxr-xr-x. 2 root root 0 Apr 28 18:19 power -r--r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:19 status lrwxrwxrwx. 1 root root 0 Apr 28 18:17 subsystem -> ../../../../bus/ccw -rw-r--r--. 1 root root 4096 Apr 28 18:17 uevent - LUN へのアクセスに使用するポート (WWPN) に FCP LUN を追加して FCP LUN をアクティベートします。
#echo 0x4020400100000000 > /sys/bus/ccw/drivers/zfcp/0.0.fc00/0x50050763050b073d/unit_add - 割り当て済みの SCSI デバイス名を見つけます。
#lszfcp -DV/sys/devices/css0/0.0.0015/0.0.fc00/0x50050763050b073d/0x4020400100000000 /sys/bus/ccw/drivers/zfcp/0.0.fc00/host0/rport-0:0-21/target0:0:21/0:0:21:1089355792
19.2.2. FCP LUN を永続的にアクティベートする
initramfs によってアクティベートされる必要があります。cio_ignore コマンドは、永続的なデバイス設定に応じて透過的に処理されるので、無視する一覧からデバイスを手動で解放する必要はありません。
19.2.2.1. root ファイルシステムの一部である FCP LUN
/etc/zipl.conf ファイルの変更のみが必要です。その後に zipl ブートローダツールを実行します。initramfs を再作成する必要はありません。
rd.zfcp= を提供します。この値は、コンマで区切ったデバイスバス ID と 0x で始まる 16 進法の 16 桁の数字の WWPN と 0x で始まる 16 進法の 16 桁の数字の右側にゼロの列記を持つ FCP LUN とから構成されます。
vg_devel1 用の 2 つの FCP LUN パーティション上にある 物理ボリュームを使用するシステム用の zipl.conf です。この LVM ボリュームグループには root ファイルシステム用の論理ボリューム lv_root が含まれています。単純にするため、この例ではマルチパスなしの設定となっています。
[defaultboot] default=linux target=/boot/ [linux] image=/boot/vmlinuz-2.6.32-19.el7.s390x ramdisk=/boot/initramfs-2.6.32-19.el7.s390x.img parameters="root=/dev/mapper/vg_devel1-lv_root rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a000000000 rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a100000000 rd_LVM_LV=vg_devel1/lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us cio_ignore=all,!condev"
rd_zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a300000000 を zipl.conf ファイル内のブートカーネルのパラメーター行に追加します。例を示します。
[defaultboot]
default=linux
target=/boot/
[linux]
image=/boot/vmlinuz-2.6.32-19.el7.s390x
ramdisk=/boot/initramfs-2.6.32-19.el7.s390x.img
parameters="root=/dev/mapper/vg_devel1-lv_root
rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a000000000
rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a100000000
rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a300000000
rd_LVM_LV=vg_devel1/lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8
SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us cio_ignore=all,!condev"警告
/etc/zipl.conf 内のカーネルコマンドラインの長さが 896 バイトを超えないようにしてください。これを超えてしまうとブートローダーの保存ができず、インストールに失敗します。
/etc/zipl.conf の変更を適用します。
#zipl -VUsing config file '/etc/zipl.conf' Target device information Device..........................: 08:00 Partition.......................: 08:01 Device name.....................: sda Device driver name..............: sd Type............................: disk partition Disk layout.....................: SCSI disk layout Geometry - start................: 2048 File system block size..........: 4096 Physical block size.............: 512 Device size in physical blocks..: 10074112 Building bootmap in '/boot/' Building menu 'rh-automatic-menu' Adding #1: IPL section 'linux' (default) kernel image......: /boot/vmlinuz-2.6.32-19.el7.s390x kernel parmline...: 'root=/dev/mapper/vg_devel1-lv_root rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a000000000 rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a100000000 rd.zfcp=0.0.fc00,0x5105074308c212e9,0x401040a300000000 rd_LVM_LV=vg_devel1/lv_root rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us cio_ignore=all,!condev' initial ramdisk...: /boot/initramfs-2.6.32-19.el7.s390x.img component address: kernel image....: 0x00010000-0x007a21ff parmline........: 0x00001000-0x000011ff initial ramdisk.: 0x02000000-0x028f63ff internal loader.: 0x0000a000-0x0000a3ff Preparing boot device: sda. Detected SCSI PCBIOS disk layout. Writing SCSI master boot record. Syncing disks... Done.
19.2.2.2. root ファイルシステムの一部を構成しない FCP LUN
/etc/zfcp.conf ファイル内で永続的に設定します。1 行に 1 つの FCP LUN を設定します。各行には FCP アダプターのデバイスバス ID、0x で始まる 16 桁の数字の WWPN、0x で始まり右側にゼロの列記を持つ 16 桁の数字の FCP LUN をそれぞれ空白かタブで区切って含めます。FCP アダプターがシステムに追加されると /etc/zfcp.conf 内のエントリーが udev によってアクティベートされ設定されます。起動時には、システム側で見える FCP アダプターがすべて追加され、udev が起動されます。
/etc/zfcp.conf のコンテンツの例:
0.0.fc00 0x5105074308c212e9 0x401040a000000000 0.0.fc00 0x5105074308c212e9 0x401040a100000000 0.0.fc00 0x5105074308c212e9 0x401040a300000000 0.0.fcd0 0x5105074308c2aee9 0x401040a000000000 0.0.fcd0 0x5105074308c2aee9 0x401040a100000000 0.0.fcd0 0x5105074308c2aee9 0x401040a300000000
/etc/zfcp.conf での変更は、システムを再起動するか、システムの I/O 設定を変更して新規の FCP チャネルを動的に追加 (つまり、チャネルを z/VM 下で接続) した後でしか有効になりません。別の方法として、今までアクティブではなかった FCP アダプター用に編集した /etc/zfcp.conf 内の新規エントリーをアクティベートする場合は以下のコマンドを順番に実行します。
cio_ignoreユーティリティーを使用して FCP アダプターを無視されるデバイスの一覧から削除し、それを Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r device_numberdevice_number には FCP アダプターのデバイス番号を入れます。#cio_ignore -r fcfc- 次に変更をアクティベートする uevent を開始します。
#echo add > /sys/bus/ccw/devices/device-bus-ID/uevent例を示します。#echo add > /sys/bus/ccw/devices/0.0.fcfc/uevent
19.3. ネットワークデバイスの追加
- 動的に追加する方法
- デバイスドライバーを読み込みます。
- 無視するデバイスの一覧からネットワークデバイスを削除します。
- グループデバイスを作成します。
- デバイスを設定します。
- デバイスをオンラインに設定します。
- 永続的に追加する方法
- 設定スクリプトを作成します。
- インターフェースをアクティベートします。
19.3.1. qeth デバイスの追加
qeth ネットワークデバイスドライバーは、System z の OSA-Express 機能を QDIO モード、HiperSockets、z/VM ゲスト LAN および z/VM VSWITCH でサポートします
qeth デバイスドライバーは、イーサネットと Hipersockets デバイスに、enccwbus_ID という同じインターフェース名を割り当てます。バス ID は、チャネルのサブシステム ID、サブチャネルセット ID、およびデバイス番号から構成されます。たとえば、enccw0.0.0a00 のようになります。
19.3.1.1. qeth デバイスの動的な追加
qeth デバイスを動的に追加するには、以下の手順にしたがいます。
qethデバイスドライバーモジュールが読み込まれているかどうかを判定します。以下の例は、読み込み済みのqethモジュールを示しています。#lsmod | grep qethqeth_l3 127056 9 qeth_l2 73008 3 ipv6 492872 155ip6t_REJECT,nf_conntrack_ipv6,qeth_l3 qeth 115808 2 qeth_l3,qeth_l2 qdio 68240 1 qeth ccwgroup 12112 2 qethqethモジュールが読み込まれていないことをlsmodコマンドの出力が表示している場合、modprobeコマンドを実行してそれらを読み込みます。#modprobe qethcio_ignoreユーティリティーを使用して無視されるデバイスのリストからネットワークチャネルを削除し、それが Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r read_device_bus_id,write_device_bus_id,data_device_bus_idread_device_bus_id と write_device_bus_id、data_device_bus_id は、ネットワークデバイスを表す 3 つのデバイスバス ID で置き換えます。例を示します。read_device_bus_id が0.0.f500の場合、write_device_bus_id は0.0.f501に、data_device_bus_id は0.0.f502になります。#cio_ignore -r 0.0.f500,0.0.f501,0.0.f502- znetconf ユーティリティーを使用して、ネットワークデバイス用の候補設定を感知して一覧表示します。
#znetconf -uScanning for network devices... Device IDs Type Card Type CHPID Drv. ------------------------------------------------------------ 0.0.f500,0.0.f501,0.0.f502 1731/01 OSA (QDIO) 00 qeth 0.0.f503,0.0.f504,0.0.f505 1731/01 OSA (QDIO) 01 qeth 0.0.0400,0.0.0401,0.0.0402 1731/05 HiperSockets 02 qeth - 使用する設定を選択し、znetconf を使用してその設定を適用し、設定したグループデバイスをネットワークデバイスとしてオンラインに設定します。
#znetconf -a f500Scanning for network devices... Successfully configured device 0.0.f500 (enccw0.0.f500) - オプションとして、オンラインに設定する前にグループデバイス上で設定された引数を渡すこともできます。
#znetconf -a f500 -o portname=mynameScanning for network devices... Successfully configured device 0.0.f500 (enccw0.0.f500)これで、enccw0.0.f500ネットワークインターフェースの設定を継続できます。
sysfs 属性を使用して以下のようにデバイスをオンラインに設定することもできます。
qethグループデバイスを作成します。#echo read_device_bus_id,write_device_bus_id,data_device_bus_id > /sys/bus/ccwgroup/drivers/qeth/group例を示します。#echo 0.0.f500,0.0.f501,0.0.f502 > /sys/bus/ccwgroup/drivers/qeth/group- 次に、読み込みチャネルを見つけることにより、
qethグループデバイスが正しく作成されていることを確認します。#ls /sys/bus/ccwgroup/drivers/qeth/0.0.f500必要なシステムや機能を設定する方法により、オプションで追加のパラメーターや機能を設定することができます。例を示します。portnolayer2portname
- オンライン
sysfs属性に「1」と書き込んでデバイスをオンラインにします。#echo 1 > /sys/bus/ccwgroup/drivers/qeth/0.0.f500/online - 次に、デバイスの状態を確認します。
#cat /sys/bus/ccwgroup/drivers/qeth/0.0.f500/online1戻り値が「1」の場合はデバイスがオンラインであることを示し、戻り値が「0」の場合はデバイスがオフラインであることを示します。 - デバイスに割り当てられたインターフェース名を探します。
#cat /sys/bus/ccwgroup/drivers/qeth/0.0.f500/if_nameenccw0.0.f500これで、enccw0.0.f500ネットワークインターフェースの設定を継続できます。s390utils パッケージからの以下のコマンドは、qethデバイスの最も重要な設定を表示します。#lsqeth enccw0.0.f500Device name : enccw0.0.f500 ------------------------------------------------- card_type : OSD_1000 cdev0 : 0.0.f500 cdev1 : 0.0.f501 cdev2 : 0.0.f502 chpid : 76 online : 1 portname : OSAPORT portno : 0 state : UP (LAN ONLINE) priority_queueing : always queue 0 buffer_count : 16 layer2 : 1 isolation : none
19.3.1.2. qeth デバイスの動的な削除
qeth デバイスを削除するには、znetconf ユーティリティーを使用します。例を示します。
znetconfユーティリティーを使用して、設定されたすべてのネットワークデバイスを表示します。#znetconf -cDevice IDs Type Card Type CHPID Drv. Name State -------------------------------------------------------------------------------------- 0.0.8036,0.0.8037,0.0.8038 1731/05 HiperSockets FB qeth hsi1 online 0.0.f5f0,0.0.f5f1,0.0.f5f2 1731/01 OSD_1000 76 qeth enccw0.0.09a0 online 0.0.f500,0.0.f501,0.0.f502 1731/01 GuestLAN QDIO 00 qeth enccw0.0.f500 online- 削除するネットワークを選択し、
znetconfを実行してデバイスをオフラインに設定し、ccwグループデバイスをグループ解除します。#znetconf -r f500Remove network device 0.0.f500 (0.0.f500,0.0.f501,0.0.f502)? Warning: this may affect network connectivity! Do you want to continue (y/n)?y Successfully removed device 0.0.f500 (enccw0.0.f500) - 削除の完了を確認します。
#znetconf -cDevice IDs Type Card Type CHPID Drv. Name State -------------------------------------------------------------------------------------- 0.0.8036,0.0.8037,0.0.8038 1731/05 HiperSockets FB qeth hsi1 online 0.0.f5f0,0.0.f5f1,0.0.f5f2 1731/01 OSD_1000 76 qeth enccw0.0.09a0 online
19.3.1.3. qeth デバイスの永続的な追加
qeth デバイスを永続化するには、新規のインターフェース用に設定ファイルを作成する必要があります。ネットワークインターフェースの設定ファイルは /etc/sysconfig/network-scripts/ ディレクトリーにあります。
ifcfg-device を使用します。ここでの device は、先に作成した qeth グループデバイス内の if_name ファイルにある値です。たとえば、enccw0.0.09a0 などです。cio_ignore は永続的なデバイス設定に対して透過的に処理されるので、無視する一覧からデバイスを手動で解放する必要はありません。
#cd /etc/sysconfig/network-scripts#cp ifcfg-enccw0.0.09a0 ifcfg-enccw0.0.0600
#lsqeth -pdevices CHPID interface cardtype port chksum prio-q'ing rtr4 rtr6 lay'2 cnt -------------------------- ----- ---------------- -------------- ---- ------ ---------- ---- ---- ----- ----- 0.0.09a0/0.0.09a1/0.0.09a2 x00 enccw0.0.09a0 Virt.NIC QDIO 0 sw always_q_2 n/a n/a 1 64 0.0.0600/0.0.0601/0.0.0602 x00 enccw0.0.0600 Virt.NIC QDIO 0 sw always_q_2 n/a n/a 1 64
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-0.0.09a0 の例を使用してください。
# IBM QETH DEVICE=enccw0.0.09a0 BOOTPROTO=static IPADDR=10.12.20.136 NETMASK=255.255.255.0 ONBOOT=yes NETTYPE=qeth SUBCHANNELS=0.0.09a0,0.0.09a1,0.0.09a2 PORTNAME=OSAPORT OPTIONS='layer2=1 portno=0' MACADDR=02:00:00:23:65:1a TYPE=Ethernet
ifcfg-0.0.0600 ファイルを以下のように編集します。
DEVICEステートメントを、ccwグループからのif_nameファイルの内容を反映するように変更します。IPADDRの記述を修正して、新しいインターフェースの IP アドレスを反映させます。- 必要に応じて
NETMASKの記述を修正します。 - 新しいインターフェースを起動時にアクティブにするには、
ONBOOTがyesに設定されていることを確認します。 SUBCHANNELSの記述が qeth デバイスのハードウェアアドレスと合致していることを確認します。PORTNAMEの表記を修正するか、使用環境に不要であれば除外します。- 有効な
sysfs属性とその値をOPTIONSパラメーターに追加することができます。現在、Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムでは、これを使用してレイヤーモード (layer2) とqethデバイスの関連ポート番号 (portno) を設定します。OSA デバイス用のqethデバイスドライバーのデフォルトは、現在のところレイヤー 2 モードです。以前のデフォルトであるレイヤー 3 モードに依存する旧式のifcfg定義を継続して使用するには、layer2=0をOPTIONSパラメーターに追加します。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-0.0.0600
# IBM QETH DEVICE=enccw0.0.0600 BOOTPROTO=static IPADDR=192.168.70.87 NETMASK=255.255.255.0 ONBOOT=yes NETTYPE=qeth SUBCHANNELS=0.0.0600,0.0.0601,0.0.0602 PORTNAME=OSAPORT OPTIONS='layer2=1 portno=0' MACADDR=02:00:00:b3:84:ef TYPE=Ethernet
ifcfg ファイルの変更は、システムの再起動後かシステムの I/O 設定の変更による新規のネットワークデバイスの動的な追加 (たとえば、z/VM 下で接続) の後でのみ反映されます。別の方法では、以下のコマンドを実行することで、以前にアクティブでなかったネットワークチャネル用に ifcfg ファイルのアクティベーションを開始することができます。
cio_ignoreユーティリティーを使用して無視されるデバイスのリストからネットワークチャネルを削除し、それが Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r read_device_bus_id,write_device_bus_id,data_device_bus_idread_device_bus_id と write_device_bus_id、data_device_bus_id は、ネットワークデバイスを表す 3 つのデバイスバス ID で置き換えます。例を示します。read_device_bus_id が0.0.0600ならば、write_device_bus_id は0.0.0601、data_device_bus_id は0.0.0602となります。#cio_ignore -r 0.0.0600,0.0.0601,0.0.0602- 次に変更をアクティベートする uevent を開始します。
#echo add > /sys/bus/ccw/devices/read-channel/uevent例を示します。#echo add > /sys/bus/ccw/devices/0.0.0600/uevent - ネットワークデバイスのステータスを確認します。
#lsqeth - ここで新しいインターフェースを開始します。
#ifup enccw0.0.0600 - インターフェースのステータスを確認します。
#ip addr show enccw0.0.06003: enccw0.0.0600: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000 link/ether 3c:97:0e:51:38:17 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 10.85.1.245/24 brd 10.34.3.255 scope global dynamic enccw0.0.0600 valid_lft 81487sec preferred_lft 81487sec inet6 1574:12:5:1185:3e97:eff:fe51:3817/64 scope global noprefixroute dynamic valid_lft 2591994sec preferred_lft 604794sec inet6 fe45::a455:eff:d078:3847/64 scope link valid_lft forever preferred_lft forever - 新しいインターフェースのルーティングを確認します。
#ip routedefault via 10.85.1.245 dev enccw0.0.0600 proto static metric 1024 12.34.4.95/24 dev enp0s25 proto kernel scope link src 12.34.4.201 12.38.4.128 via 12.38.19.254 dev enp0s25 proto dhcp metric 1 192.168.122.0/24 dev virbr0 proto kernel scope link src 192.168.122.1 pingユーティリティーを使い、ゲートウェイまたは新規デバイスのサブネット上にある別のホストを ping することによって変更を確認します。#ping -c 1 192.168.70.8PING 192.168.70.8 (192.168.70.8) 56(84) bytes of data. 64 bytes from 192.168.70.8: icmp_seq=0 ttl=63 time=8.07 ms- デフォルトのルート情報が変更している場合、それに応じて
/etc/sysconfig/networkも更新する必要があります。
19.3.2. LCS デバイスの追加
LCS デバイスドライバーは、OSA-Express Fast イーサネットと Gigabit イーサネットデバイス用に、enccwbus_ID というインターフェース名を割り当てます。バス ID は、チャネルサブシステム ID、サブチャネルセット ID、およびデバイス番号から構成されます。たとえば、enccw0.0.0a00 のようになります。
19.3.2.1. LCS デバイスの動的な追加
- デバイスドライバーを読み込みます。
#modprobe lcs cio_ignoreユーティリティーを使用して無視されるデバイスのリストからネットワークチャネルを削除し、それが Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r read_device_bus_id,write_device_bus_idread_device_bus_id と write_device_bus_id は、ネットワークデバイスを表す 2 つのデバイス ID で置き換えます。例を示します。#cio_ignore -r 0.0.09a0,0.0.09a1- グループデバイスを作成します。
#echo read_device_bus_id,write_device_bus_id > /sys/bus/ccwgroup/drivers/lcs/group - デバイスを設定します。OSA カードは、CHPID 1 つにつき最大 16 ポートまで提供することができます。デフォルトでは、LCS グループデバイスはポート
0を使用します。別のポートを使うには、次のようなコマンドを実行します。#echo portno > /sys/bus/ccwgroup/drivers/lcs/device_bus_id/portnoportno には使用するポート番号を入力します。 - デバイスをオンラインにセットします。
#echo 1 > /sys/bus/ccwgroup/drivers/lcs/read_device_bus_id/online - 割り当て済みのネットワークデバイス名を見つけるには、以下のコマンドを入力します。
#ls -l /sys/bus/ccwgroup/drivers/lcs/read_device_bus_ID/net/drwxr-xr-x 4 root root 0 2010-04-22 16:54 enccw0.0.0600
19.3.2.2. LCS デバイスの永続的な追加
cio_ignore コマンドは永続的なデバイス設定に応じて透過的に処理されるので、無視する一覧からデバイスを手動で解放する必要はありません。
- 設定スクリプトを
/etc/sysconfig/network-scripts/内のファイルとして、ifcfg-deviceのような名前を付けて作成します。ここでの device は、先に作成したqethグループデバイス内のif_nameファイルにある値です (例:enccw0.0.09a0)。このファイルは以下のようになります。# IBM LCS DEVICE=enccw0.0.09a0 BOOTPROTO=static IPADDR=10.12.20.136 NETMASK=255.255.255.0 ONBOOT=yes NETTYPE=lcs SUBCHANNELS=0.0.09a0,0.0.09a1 PORTNAME=0 OPTIONS='' TYPE=Ethernet
PORTNAMEの値を修正して、使用する LCS ポート番号 (portno) を反映します。有効な lcs sysfs 属性とその値をオプションのOPTIONSパラメーターに追加できます。構文については、「qeth デバイスの永続的な追加」 を参照してください。DEVICEパラメーターを以下のように設定します。DEVICE=enccwbus_ID
ifupコマンドを実行してデバイスをアクティベートします。#ifup enccwbus_ID
ifcfg ファイルへの変更はシステムの再起動後にのみ反映されます。以下のコマンドを実行することで、ネットワークチャネル用の ifcfg ファイルのアクティベーションを開始することができます。
cio_ignoreユーティリティーを使用して無視するデバイスのリストから LCS デバイスアダプターを削除し、それを Linux から見えるようにします。#cio_ignore -r read_device_bus_id,write_device_bus_idread_device_bus_id と write_device_bus_id は、LCS デバイスのデバイス ID で置き換えます。例を示します。#cio_ignore -r 0.0.09a0,0.0.09a1- 次に変更をアクティベートする uevent を開始します。
#echo add > /sys/bus/ccw/devices/read-channel/uevent例を示します。#echo add > /sys/bus/ccw/devices/0.0.09a0/uevent
19.3.3. ネットワーク root ファイルシステム用の System z ネットワークデバイスの設定
zipl.conf の一部である可能性があります。initramfs を再作成する必要はありません。
rd.znet= 、を提供します。
NETTYPE (qeth, lcs, ctc) と、2 つ (lcs, ctc) または 3 つ (qeth) のデバイスバス ID とネットワークデバイス sysfs 属性に相当するキー値ペアから構成されるオプションの追加パラメーターのコンマで区切った一覧を取ります。このパラメーターは、System z のネットワークハードウェアを設定、アクティベートします。IP アドレスと他のネットワーク仕様の設定は、他のプラットフォームと同様に機能します。詳細については、dracut のドキュメントを参照してください。
root=10.16.105.196:/nfs/nfs_root cio_ignore=all,!condev rd.znet=qeth,0.0.0a00,0.0.0a01,0.0.0a02,layer2=1,portno=0,portname=OSAPORT ip=10.16.105.197:10.16.105.196:10.16.111.254:255.255.248.0:nfs‑server.subdomain.domain:enccw0.0.09a0:none rd_NO_LUKS rd_NO_LVM rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=en_US.UTF-8 SYSFONT=latarcyrheb-sun16 KEYTABLE=us
第20章 IBM System z でのパラメーターと設定ファイル
- キックスタートによる無人インストール
- レスキューモードなど、インストールプログラムの対話式ユーザーインターフェースからはアクセスできないデフォルト以外のインストール設定の選択。
ro のような カーネルパラメーターと、vncpassword=test や vnc などのインストールプロセス用のパラメーターが含まれます。
20.1. 必須パラメーター
images/ ディレクトリー内にある generic.prm ファイルでも提供されています。
ro- RAM ディスクであり、読み取り専用である root ファイルシステムをマウントします。
ramdisk_size=size- RAM ディスク用に予約されているメモリーサイズを Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムが格納できるサイズに修正します。例、
ramdisk_size=40000
generic.prm ファイルには、追加のパラメーター cio_ignore=all,!condev も含まれます。この設定は、多くのデバイスを持つシステム上での起動とデバイス検出を高速化します。インストールプログラムは、無視されるデバイスのアクティベーションを透過的に処理します。
重要
cio_ignore サポートが実装されていないことに起因するインストールの問題を回避するには、cio_ignore= のパラメーター値を使用システムに適応させるか、インストールプログラムのブート (IPL) に使用したパラメーターファイルからこのパラメーターを完全に削除します。
20.2. z/VM 設定ファイル
variable=value のようなシェルスタイルの構文になります。
CMSDASD および CMSCONFFILE のパラメーターも追加する必要があります。これらのパラメーターはインストールプログラムに設定ファイルの場所を指示します。
CMSDASD=cmsdasd_address- cmsdasd_address には設定ファイルを格納している CMS フォーマット済みディスクのデバイス番号を入れます。一般的には CMSユーザーの
Aディスクになります。例、CMSDASD=191 CMSCONFFILE=configuration_file- configuration_file は設定ファイル名になります。この値は小文字で指定してください。
CMS_file_name.CMS_file_typeなど Linux ファイル名の形式で指定します。CMS ファイルのREDHAT CONFはredhat.confと入力します。CMS ファイル名およびファイルタイプはそれぞれ CMS 規則にしたがって 1 から 8 文字の長さにします。例:CMSCONFFILE=redhat.conf
20.3. インストール用ネットワークパラメーター
NETTYPE="type"- type は
qeth、lcs、ctcのいずれかにしてください。デフォルトはqethです。以下を使用する場合はlcsを選択します。- OSA-2 イーサネット/トークンリング
- 非 QDIO モードの OSA-Express Fast イーサネット
- 非 QDIO モードの OSA-Express High Speed トークンリング
- 非 QDIO モードの Gigabit イーサネット
以下を使用する場合はqethを選択します。- OSA-Express Fast イーサネット
- Gigabit イーサネット (1000Base-T を含む)
- High Speed トークンリング
- HiperSockets
- ATM (イーサネット LAN エミュレーションを実行)
SUBCHANNELS="device_bus_IDs"- ここで、device_bus_IDs は 2 つまたは 3 つのデバイスバス ID のコンマ区切りの一覧です。ID は小文字で指定する必要があります。各種ネットワークインターフェースにそれぞれ必要なデバイスバス ID を入力します。
qeth: SUBCHANNELS="read_device_bus_id,write_device_bus_id,data_device_bus_id" lcs or ctc: SUBCHANNELS="read_device_bus_id,write_device_bus_id"
例を示します (qeth SUBCHANNEL ステートメントの例)。SUBCHANNELS="0.0.f5f0,0.0.f5f1,0.0.f5f2"
PORTNAME="osa_portname",PORTNAME="lcs_portnumber"- この変数は qdio モードまたは non-qdio モードで動作する OSA デバイスに対応します。qdio モード (
NETTYPE="qeth")を使用する場合、qeth モードで動作している OSA デバイス上で指定するポート名は osa_portname です。non-qdio モード (NETTYPE="lcs") を使用する場合は lcs_portnumber を使って 0 から 15 の整数で適切なポート番号を渡します。 PORTNO="portnumber"- CMS 設定ファイルに
PORTNO="0"(ポート 0 を使用) またはPORTNO="1"(CHPID ごとポートが 2 つある OSA 機能のポート 1 を使用) のいずれかを追加すると、モード入力が要求されなくなります。 LAYER2="value"- value は
0または1になります。レイヤー 3 モードで OSA または HiperSocket を動作させる場合はLAYER2="0"を使用します。レイヤー 2 モードの場合はLAYER2="1"を使用します。z/VM 環境の仮想ネットワークデバイスの場合、この設定はデバイスを接続させる GuestLAN または VSWITCH の定義と同じにしてください。DHCP などレイヤー 2 (Data Link Layer またはその MAC サブレイヤー) で動作するネットワークサービスを使用する場合はレイヤー 2 モードを選択するとよいでしょう。OSA デバイス用の qeth デバイスドライバーのデフォルトがレイヤー 2 モードになります。以前デフォルトだったレイヤー 3 モードを引き続き使用する場合はLAYER2="0"を明示的に設定してください。 VSWITCH="value"- value は
0または1になります。z/VM VSWITCH または GuestLAN に接続する場合はVSWITCH="1"を指定します。実際の OSA または実際の HiperSocket を直接接続して使用する場合はVSWITCH="0"を指定します (または何も指定しない)。 MACADDR="MAC_address"LAYER2="1"とVSWITCH="0"を指定している場合はこのパラメーターを使って MAC アドレスを指定することもできます。Linux では小文字と 16 進数の組み合わせをコロンで区切った 6 つのオクテット形式が必要とされます (MACADDR=62:a3:18:e7:bc:5fなど)。z/VM で使用される表記とは異なります。LAYER2="1"とVSWITCH="1"を指定する場合はMACADDRは指定しないでください。レイヤー 2 モードの場合、z/VM により固有の MAC アドレスが仮想ネットワークデバイスに割り当てられます。CTCPROT="value"- value は
0、1、3のいずれかになります。NETTYPE="ctc"の CTC プロトコルを指定します。デフォルトは0です。 HOSTNAME="string"- string は新たにインストールした Linux インスタンスのホスト名で置き換えます。
IPADDR="IP"- IP は新しい Linux インスタンスの IP アドレスを入力します。
NETMASK="netmask"- netmask はネットマスクです。IPv4 CIDR (クラスレス相互ドメインルーティング) で規定されているようにネットマスクではプレフィックスの整数 (1 から 32) の構文に対応しています。例えば、
255.255.255.0の代わりに24を指定したり、255.255.240.0の代わりに20を指定することができます。 GATEWAY="gw"- gw はこのネットワークデバイスのゲートウェイ IP アドレスを入力します。
MTU="mtu"- mtu はこのネットワークデバイスの Maximum Transmission Unit (MTU) を入力します。
DNS="server1:server2:additional_server_terms:serverN"- "server1:server2:additional_server_terms:serverN" はコロンで区切った DNS サーバーの一覧です。例を示します。
DNS="10.1.2.3:10.3.2.1"
SEARCHDNS="domain1:domain2:additional_dns_terms:domainN"- "domain1:domain2:additional_dns_terms:domainN" はコロンで区切った検索ドメインの一覧です。例を示します。
SEARCHDNS="subdomain.domain:domain"
SEARCHDNS=の指定が必要となるのはDNS=パラメーターを使用する場合のみです。 DASD=- DASD または DASD の範囲を定義してインストールを設定します。インストールプログラムは、コンマ区切りのデバイスバス ID の一覧、またはオプション属性である
ro、diag、erplog、およびfailfastを持つデバイスバス ID の範囲についての一覧をサポートします。オプションとして、先行するゼロを除くことでデバイスバス ID を短縮することができます。いずれのオプション属性も、コロンで区切り、括弧で囲む必要があります。オプションの属性はデバイスバス ID かデバイスバス ID の範囲の後に続きます。サポートされている唯一のグローバルオプションはautodetectです。これは、存在しない DASD の仕様をサポートして後で追加する DASD 用にカーネルデバイス名を確保するということをしません。永続性のある DASD デバイス名 (例:/dev/disk/by-path/...) を使用して、ディスクの後での透過的な追加を有効にしてください。probeonly、nopav、またはnofcxなどの他のグローバルオプションはインストールプログラムではサポートしていません。システムには、実際にインストールする必要のある DASD のみを指定します。ここで指定してある未フォーマットの DASD はすべて、後でインストールプログラム内で確認後にフォーマットする必要があります (「DASD の低レベルフォーマット」を参照)。root ファイルシステムまたは/bootパーティションに必要のないデータ DASD は、「root ファイルシステムの一部ではない DASD」 の説明にあるように、インストールの後で追加します。例を示します。DASD="eb1c,0.0.a000-0.0.a003,eb10-eb14(diag),0.0.ab1c(ro:diag)"
FCP のみの環境では、DASD が存在しないことを示すために、CMS 設定ファイルからDASD=オプションを削除します。 FCP_n="device_bus_ID WWPN FCP_LUN"- 通常、n は整数値になりますが (
FCP_1、FCP_2など)、アルファベット、数字、下線などを使った文字列でも構いません。 - device_bus_ID には HBA (ホストバスアダプター) (デバイス fc00 なら
0.0.fc00など) を表す FCP デバイスのデバイスバス ID を指定します。 - WWPN はルーティングに使用される世界共通のポート名です (マルチパスと併用されることが多い)。16 桁の 16 進数の値になります (
0x50050763050b073dなど)。 - FCP_LUN はストレージの論理ユニット識別子を指し、16 桁の 16 進数の右側にゼロを加えた値で指定します (
0x4020400100000000など)。
これらの変数は FCP デバイスと共にシステム上で使用して、SCSI ディスクなどの FCP LUN をアクティベートできます。新たな FCP LUN はインストール中に対話式に、またはキックスタートファイルを介してアクティベートできます。サンプル値は以下のようになります。FCP_1="0.0.fc00 0x50050763050b073d 0x4020400100000000"
重要
FCP パラメーターで使用する各値は (FCP_1、FCP_2など) サイト固有となるため通常は FCP ストレージ管理者から提供されます。
20.4. キックスタートを使ったインストールのパラメーター
inst.ks=URL- 通常は System z 上の Linux インストール用のネットワーク上にあるキックスタートファイルを参照します。URL をキックスタートファイルのファイル名を含む完全なパスに置き換えます。このパラメーターは、キックスタートによる自動インストールをアクティブにします。詳細は、キックスタート起動オプションおよび「キックスタートを使ったインストールを開始する」を参照してください。
RUNKS=value重要
このパラメーターは非推奨となっています。キックスタートファイル内でこれを使用すると、無視されます。IBM System z 上でキックスタートインストールを開始するために必要となるのは、inst.ks=パラメーターのみです。ここでは、SSH を使用したネットワーク上でログインを必要とせずに Linux コンソール上で自動的にローダーを実行する場合、value を 1 と定義します。RUNKS=1を使用するには、コンソールが全画面表示をサポートしているか、以下にあるcmdlineオプションを使用する必要があります。後者は、z/VM 環境下の 3270 ターミナルまたは LPAR 用のオペレーティングシステムメッセージコンソールに適用されるものです。キックスタートによる完全自動インストールにはRUNKS=1が推奨されます。RUNKS=1が設定されると、インストールプログラムはパラメーターのエラーが生じた場合でも自動的に継続されるため、ユーザーの回答を要求して無人インストールが中断されることはありません。これ以外は変更せずそのままにしておくかRUNKS=0を指定します。inst.cmdline- このオプションが指定されている場合は、ラインモードターミナル (z/VM 環境下の 3270 や LPAR 用のオペレーティングシステムメッセージなど) の出力が読み取り可能になります。これは、インストールプログラムが UNIX スタイルのコンソールにのみ適用されるエスケープターミナルシーケンスを無効にするためです。インストールプログラムは cmdline モード内での対話式のユーザー入力をサポートしないため、すべての質問に回答するキックスタートファイルによるインストールが必要になります。
inst.cmdline オプションを使用してください。必要なコマンドがない場合は、インストールが失敗します。詳細は、26章キックスタートを使ったインストールを参照してください。
20.5. その他のパラメーター
rd.live.check- ISO ベースのインストールソースのテストを起動します。たとえば、FCP 接続の DVD から起動した場合やローカルハードディスク上の、または NFS でマウントした ISO で
inst.repo=を使用する場合などにテストします。 nompath- マルチパスデバイスのサポートを無効にします。
proxy=[protocol://][username[:password]@]host[:port]- HTTP、HTTPS、または FTP を介したインストールで使用するプロキシを指定します。
inst.rescue- RAM ディスクからレスキューシステムを起動して、インストールされたシステムの修正や復元ができます。
inst.stage2=URL- インストールソースではなく、
install.imgファイルへのパスを指定します。それ以外は、inst.repo=の構文にしたがいます。inst.stage2が指定されている場合、それがinstall.imgを検索する他の方法よりも優先されます。 ただし、Anaconda がローカルメディア上でinstall.imgを検出すると、inst.stage2の URL は無視されます。stage2が指定されておらず、install.imgがローカルで見つからない場合、Anaconda はinst.repo=またはmethod=で指定された場所を検索します。inst.repo=やmethod=なしにstage2=だけが指定されている場合は、Anaconda は、インストール用にデフォルトで有効にされているインストールシステムのリポジトリーを使用します。複数の HTTP、HTTPS、または FTP ソースを指定する場合は、オプションを複数回使用します。複数の HTTP、HTTPS、または FTP のパスが指定されると、いずれかが成功するまで順番に試行されます。inst.stage2=host1/install.img inst.stage2=host2/install.img inst.stage3=host3/install.img
inst.syslog=IP/hostname[:port]- ログメッセージをリモートの syslog サーバーに送信します。
20.6. パラメーターファイルと CMS 設定ファイルの例
generic.prm ファイルの拡張から始めてください。
generic.prm ファイルの例:
ro ramdisk_size=40000 cio_ignore=all,!condev CMSDASD="191" CMSCONFFILE="redhat.conf" vnc inst.repo=http://example.com/path/to/repository
redhat.conf ファイルの例 (generic.prm 内の CMSCONFFILE によりポイントされている)
NETTYPE="qeth" SUBCHANNELS="0.0.0600,0.0.0601,0.0.0602" PORTNAME="FOOBAR" PORTNO="0" LAYER2="1" MACADDR="02:00:be:3a:01:f3" HOSTNAME="foobar.systemz.example.com" IPADDR="192.168.17.115" NETMASK="255.255.255.0" GATEWAY="192.168.17.254" DNS="192.168.17.1" SEARCHDNS="systemz.example.com:example.com" DASD="200-203"
第21章 IBM System z に関する参考文献
21.1. IBM System z に関する出版物
Linux on System z - How to use FC-attached SCSI devices with Linux on System z9 and zSeries (Linux on System z9 および zSeries で FC 接続した SCSI デバイスの使い方). 2008. SC33-8413.
Linux on System z - How to Improve Performance with PAV (PAV でパフォーマンスを向上させる方法). 2008. SC33-8414.
z/VM - Getting Started with Linux on System z (Linux on System z スタートガイド). 2009. SC24-6194.
21.2. System z に関する IBM Redbooks の出版物
入門用の出版物
Introduction to the New Mainframe: z/VM Basics (新メインフレーム入門編: z/VM Basics). 2007. SG24-7316.
Practical Migration to Linux on System z (Linux on System z への実践的マイグレーション). 2009. SG24-7727.
パフォーマンスおよび高可用性
Linux on IBM System z: Performance Measurement and Tuning (パフォーマンスの測定とチューニング). 2011. SG24-6926.
Achieving High Availability on Linux for System z with Linux-HA Release 2 (Linux for System z で Linux-HA Release 2 を使用して高可用性を実現する方法). 2009. SG24-7711.
セキュリティ
Security for Linux on System z (Linux on System z 向けセキュリティ). 2013. SG24-7728.
ネットワーク構築
IBM System z Connectivity Handbook (IBM System z の接続性ハンドブック). 2013. SG24-5444.
OSA Express Implementation Guide (OSA Express 実装ガイド). 2009. SG24-5948.
HiperSockets Implementation Guide (HiperSockets 実装ガイド). 2007. SG24-6816.
Fibre Channel Protocol for Linux and z/VM on IBM System z (IBM System z の Linux および z/VM 向けファイバーチャネルプロトコル). 2007. SG24-7266.
21.3. オンラインリソース
z/VM に関する出版物については http://www.vm.ibm.com/library/ を参照してください。 .
System z の I/O 接続性に関する詳細については、http://www.ibm.com/systems/z/hardware/connectivity/index.html を参照してください。 .
System z の暗号コンプレッサーに関する詳細については、http://www.ibm.com/security/cryptocards/ を参照してください。 .
System z DASD ストレージに関する情報については、http://www-01.ibm.com/support/knowledgecenter/linuxonibm/com.ibm.linux.z.lgdd/lgdd_t_dasd_wrk.html を参照してください。 .
パート IV. 高度なインストールオプション
- 起動オプションを指定してインストールプログラムの動作をカスタマイズする
- ネットワーク経由でインストールプログラムを起動できるよう PXE サーバーを設ける
- VNC を使ってリモートアクセスでインストールする
- キックスタートファイルを使ってインストールプロセスを自動化する
- 物理ドライブではなくディスクイメージからインストールする
- Red Hat Enterprise Linux の旧バージョンを現在のバージョンにアップグレードする
第22章 起動オプション
- 最後に「等号」(
=) が付くオプションでは値を指定する必要があり、値なしで使用することはできません。たとえば、inst.vncpassword=オプションは値が必要になります (この場合の値はパスワードです)。したがって、inst.vncpassword=passwordが正しい入力形式になります。パスワードを指定しないでオプションだけを使用した場合、このオプションは無効になります。 - 「等号」(
=) のないオプションは、値やパラメーターを取りません。たとえば、rd.live.checkオプションではインストール開始前に Anaconda によるインストールメディアの検証が強制されます。このオプションを使用すると検証が行われ、オプションを使用しない場合には検証は省略されます。
22.1. ブートメニューでインストールシステムを設定する
注記
- AMD64 および Intel 64 システムについては、「ブートメニュー」
- IBM Power Systems サーバーについては、「ブートメニュー」
- IBM System z については、20章 IBM System z でのパラメーターと設定ファイル
boot:プロンプトは、ブートメニューで Esc キーを押すとアクセスできます。このプロンプトでは、まず先頭のオプションで読み込むべきインストールプログラムのイメージを指定する必要があります。ほとんどの場合、linuxが使用されています。この文字列のあとに追加オプションを指定します。このプロンプトで Tab キーを押すと、そこで使える便利なコマンドがヘルプとして表示されます。Enter キーを押すと、選択したオプションでインストールを開始します。boot:プロンプトからブートメニューに戻る場合は、コンピューターを再起動してインストールメディアから起動し直します。>プロンプト (BIOS ベースの AMD64 および Intel 64 システム) は、ブートメニュー内のエントリーを強調表示して Tab キーを押すとアクセスできます。boot:プロンプトとは異なり、事前に定義されている起動オプションセットを編集することができます。たとえば、 のラベルが付いたエントリーを強調表示すると、このメニューエントリーで使用される全オプションがプロンプトに表示され、独自のオプションを追加できるようになります。Enter を押すと、指定したオプションでインストールが開始します。オプションの編集を取り消してブートメニューに戻る場合は Esc キーを押します。- GRUB2 メニュー (UEFI ベースの AMD64 および Intel 64 のシステム) は、システムで UEFI を使用している場合にはエントリーを強調表示してから e キーを押すと起動オプションを編集することができます。編集が終わったら F10 または Ctrl+X を押して指定したオプションでインストールを開始します。
dracut.cmdline(7) の man ページを参照してください。
注記
inst. で始まります。この inst. というプレフィックスは現時点ではオプションとなるため、inst.resolution=1024x768 と指定しても resolution=1024x768 と指定しても全く同じことになります。ただし、今後のリリースでは inst. は必須のプレフィックスとなる予定です。
インストールソースの指定
inst.repo=- インストールソースを指定します。インストールソースとは、インストールプログラムが必要なイメージやパッケージを見つけることができる場所です。例を示します。
inst.repo=cdrom値は次のいずれかになります。- インストール可能なツリー (インストールプログラムのイメージ、パッケージ群、リポジトリーデータおよび有効な
.treeinfoファイルを含むディレクトリー構成) - DVD (システムの DVD ドライブにある物理的なディスク)
- Red Hat Enterprise Linux の完全インストール用 DVD の ISO イメージ (ハードドライブまたはインストールシステムでアクセスできるネットワーク上の場所)
このオプションでは、異なる形式を使用することでさまざまなインストール方法を設定することができます。以下の表に構文を示します。表22.1 インストールソース
インストールソース オプションの形式 CD/DVD ドライブ、指定なし inst.repo=cdromCD/DVD ドライブ、指定あり inst.repo=cdrom:deviceハードドライブ inst.repo=hd:device:/pathHTTP サーバー inst.repo=http://host/pathHTTPS サーバー inst.repo=https://host/pathFTP サーバー inst.repo=ftp://username:password@host/pathNFS サーバー inst.repo=nfs:[options:]server:/path[a][a] デフォルトでは NFS プロトコルバージョン 3 が使用されます。別バージョンを使用する場合は options に+nfsvers=Xを追加します。注記
Red Hat Enterprise Linux の以前のリリースでは、 NFS でアクセスできるインストール可能なツリー用のオプション (nfsオプション) と NFS ソースに配置した ISO イメージ用のオプション (nfsisoオプション) がそれぞれ別々に用意されていました。Red Hat Enterprise Linux7 では、ソースがインストール可能なツリーなのか ISO イメージを含むディレクトリーなのかをインストールプログラムが自動的に検出するため、nfsisoオプションは廃止予定になります。ディスクデバイス名は次の形式で指定します。- カーネルデバイス名の場合、
/dev/sda1またはsdb2など - ファイルシステムラベルの場合、
LABEL=FlashまたはLABEL=RHEL7など - ファイルシステムの UUID の場合、
UUID=8176c7bf-04ff-403a-a832-9557f94e61dbなど
英数字以外は\xNNで表す必要があります。NN は文字の 16 進数表示になります。たとえば、\x20なら空白になります ("")。 inst.stage2=- 読み込み対象のインストールプログラムのランタイムイメージの場所を指定します。構文は インストールソースの指定 にあるものと同じです。このオプションは、有効な
.treeinfoファイルを格納しているディレクトリーへのパスを想定しています。このファイルが見つかる場合は、ランタイムイメージの場所がこのファイルから読み込まれます。.treeinfoファイルが見つからない場合は、Anaconda はLiveOS/squashfs.imgからイメージの読み込みを試行します。複数の HTTP、HTTPS、または FTP ソースを指定する場合は、オプションを複数回使用します。inst.stage2=host1/install.img inst.stage2=host2/install.img inst.stage2=host3/install.img
注記
デフォルトでは、inst.stage2=ブートオプションがインストールメデイアで使用され、特定のラベル (たとえばinst.stage2=hd:LABEL=RHEL7\x20Server.x86_64) に設定されます。ランタイムイメージを含むファイルシステムのデフォルトラベルを修正するか、インストールシステムの起動にカスタマイズした手順を使用する場合は、このオプションを正しい値に設定する必要があります。 inst.dd=- インストール時にドライバーを更新する必要がある場合は、
inst.dd=オプションを使用します。このオプションは複数回使用することができます。ドライバーの RPM パッケージの場所は、インストールソースの指定で詳述されている形式を使って指定できます。inst.dd=cdromオプションを除き、デバイス名は常に指定する必要があります。例を示します。inst.dd=/dev/sdb1このオプションにパラメーターを付けずに使用すると (inst.ddのみ)、対話形式のメニューでドライバー更新ディスクの選択が求められます。ドライバーディスクは、ネットワーク経由やinitrdから読み込むのではなく、ハードディスクドライブまたは同様のデバイスから読み込むことができます。以下の手順に従います。- ハードディスクドライブ、USB または同様のデバイスのドライバーディスクを読み込みます。
- このデバイスに対して DD などのラベルを設定します。
- 以下でインストールを開始します。
インストールの開始
インストールを開始します。
DD を具体的なラベルに、dd.rpm は具体的な名前に置き換えます。LABEL には、inst.repoコマンドでサポートされている内容を使用してハードディスクドライブを指定します。インストール時のドライバー更新についての詳細は、6章AMD64 および Intel 64 のシステムへのインストール中にドライバーを更新する (AMD64 および Intel 64 システム用)、および11章IBM Power Systems へのインストール中にドライバーを更新する (IBM Power Systems サーバー) を参照してください。
キックスタート起動オプション
inst.ks=- インストールの自動化に使用するキックスタートファイルの場所を入力します。
inst.repoで有効な形式を使用して場所を指定することができます。詳細は、インストールソースの指定 を参照してください。複数の HTTP、HTTPS、または FTP ソースを指定する場合は、オプションを複数回使用します。複数の HTTP、HTTPS、または FTP の場所が指定されると、それらの場所はいずれかが成功するまで順番に試行されます。inst.ks=host1/directory/ks.cfg inst.ks=host2/directory/ks.cfg inst.ks=host3/directory/ks.cfg
デバイスだけを指定しパスは指定しなかった場合、インストールプログラムは指定されたデバイス上にある/ks.cfg内でキックスタートファイルを検索します。デバイスを指定せずにこのオプションを使用すると、インストールプログラムは次を使用します。inst.ks=nfs:next-server:/filename上記の例の next-server は、DHCP のnext-serverオプションか DHCP サーバー自体の IP アドレスになります。filename は DHCP のfilenameオプションまたは/kickstart/です。指定したファイル名の末尾が/になっている場合、ip-kickstartが追加されます。例を示します。表22.2 デフォルトのキックスタートファイルの場所
DHCP サーバーのアドレス クライアントのアドレス キックスタートファイルの場所 192.168.122.1192.168.122.100192.168.122.1:/kickstart/192.168.122.100-kickstartまた、Red Hat Enterprise Linux 7.2 の起動では、インストーラーはOEMDRVのラベルが付いたボリュームにks.cfgというキックスタートファイルがある場合は、これを読み込みます。ご自分のキックスタートファイルがこの場所にある場合は、inst.ks=ブートオプションを使用する必要はありません。 inst.ks.sendmac- 全ネットワークインターフェースの MAC アドレスを持つ
HTTP発信要求にヘッダーを追加します。例を示します。X-RHN-Provisioning-MAC-0: eth0 01:23:45:67:89:abシステムのプロビジョニングにinst.ks=httpを使用する場合に便利です。 inst.ks.sendsnHTTP発信要求にヘッダーを追加します。このヘッダーには/sys/class/dmi/id/product_serialから読み込まれるシステムのシリアル番号が含まれます。ヘッダーは次のような構文になります。X-System-Serial-Number: R8VA23D
コンソール、環境、ディスプレイの各オプション
console=- このカーネルオプションでは、プライマリーコンソールとして使用するデバイスを指定します。たとえば、一番目のシリアルポートでコンソールを使用する場合は
console=ttyS0を使用します。inst.textオプションと併用してください。このオプションは何回使用しても構いません。この場合、起動メッセージが指定したコンソールすべてで表示されますが、これ以降インストールプログラムが使用するのは最後のコンソールのみです。たとえば、console=ttyS0 console=ttyS1と指定した場合、インストールプログラムではttyS1が使用されます。 noshell- インストール中の root シェルへのアクセスを無効にします。自動インストール (キックスタート) の場合に便利です。このオプションを使用すると、ユーザーはインストールの進捗状況は確認できますが、Ctrl+Alt+F2 を押して root シェルにアクセスしてインストールプロセスに干渉することはできません。
inst.lang=- インストール時に使用する言語を設定します。言語コードは、「キックスタートのコマンドとオプション」で説明されている
langキックスタートコマンド内で使用するものと同じです。system-config-language パッケージがインストールされているシステム上では、/usr/share/system-config-language/locale-listでも有効な値の一覧を確認することができます。 inst.geoloc=- インストールプログラムで地理位置情報の使用を設定します。地理位置情報は言語およびタイムゾーンの事前設定に使用されます。
inst.geoloc=valueの形式で指定します。value パラメーターは次のいずれかにします。表22.3 inst.geoloc オプションに使用できる値
地理位置情報を無効にする inst.geoloc=0Fedora GeoIP API を使用する inst.geoloc=provider_fedora_geoipHostip.info GeoIP API を使用する inst.geoloc=provider_hostipこのオプションが指定されていない場合、Anaconda はprovider_fedora_geoipを使用します。 inst.keymap=- インストールプログラムで使用するキーボードのレイアウトを指定します。レイアウトコードは、「キックスタートのコマンドとオプション」で説明されている
keyboardキックスタートコマンド内で使用しているものと同じになります。 inst.text- インストールプログラムをグラフィカルモードではなくテキストモードで強制実行します。テキストユーザーインターフェースの場合、パーティションレイアウトの変更ができなかったり、LVM を設定できないなどの制限があります。グラフィック機能に制限のあるマシンにシステムをインストールする場合は、リモートアクセスを有効にする で説明されている VNC の使用をお勧めします。
inst.cmdline- インストールプログラムをコマンドラインモードで強制実行します。このモードでは一切のやりとりができないため、オプションはすべてキックスタートファイル内またはコマンドライン上で指定する必要があります。
inst.graphical- インストールプログラムをグラフィカルモードで強制実行します。このモードがデフォルトになります。
inst.resolution=- グラフィカルモードでの画面解像度を指定します。NxM の形式をとります。N は横、M は縦になります (ピクセル単位)。対応している最小解像度は
800x600になります。 inst.headless- インストールしているマシンにディスプレイ用ハードウェアがないことを指定します。つまり、このオプションを設定するとインストールプログラムによる画面の検出が試行されなくなります。
inst.xdriver=- インストール中およびインストール後のシステムで使用する
Xドライバー名を指定します。 inst.usefbx- ハードウェア固有のドライバーではなく、フレームバッファー
Xドライバーを使用するようインストールプログラムに指示します。このオプションはinst.xdriver=fbdevと同じです。 modprobe.blacklist=- ドライバーをブラックリストに登録します (完全無効)。このオプションで無効にしたドライバー (mods) はインストール開始時の読み込みから除外され、インストール終了後、インストールが完了したシステムでもこの設定が維持されます。ブラックリストに登録されたドライバーは
/etc/modprobe.d/ディレクトリーで確認することができます。複数のドライバーを無効にする場合はコンマで区切ります。例を以下に示します。modprobe.blacklist=ahci,firewire_ohci inst.sshd=0- デフォルトでは、
sshdは IBM System z 上でのみ自動的に起動します。その他のアーキテクチャーでは、sshdはinst.sshdオプションを使用した場合にのみ、起動します。このオプションは IBM System z 上でsshdが自動的に起動しないようにします。 inst.sshd- インストール時に
sshdサービスを開始します。これにより、SSHを使ってシステムに接続し、その進捗をモニターできます。SSH についての詳細は、ssh(1)の man ページおよび 『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 の該当する章を参照してください。デフォルトでは、sshdは IBM System z 上でのみ自動的に起動します。その他のアーキテクチャーでは、sshdはinst.sshdオプションを使用した場合にのみ、起動します。注記
インストール時に、デフォルトではrootアカウントにパスワードは設定されません。「キックスタートのコマンドとオプション」に説明されているようにsshpwキックスタートコマンドを使用して、インストール時に使用される root のパスワードを設定することができます。 inst.kdump_addon=- インストーラーで Kdump 設定画面 (アドオン) を有効、無効にします。デフォルトでは、この画面は有効になっています。無効にする場合は、
inst.kdump_addon=offとしてください。このアドオンを無効にすると、%addon com_redhat_kdumpキックスタートコマンドの他にも、グラフィカルとテキストベースの両方のインターフェースで Kdump 画面が無効になることに注意してください。
ネットワーク起動オプション
dracut.cmdline(7) の man ページをご覧ください。『Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド』 にもネットワーク設定に関する詳細が記載されています。
ip=- ネットワークインターフェースを設定します。複数のインターフェースを設定する場合は、
ipオプションを複数回、インターフェースごとに使用します。複数のインターフェースを設定した場合は、rd.neednet=1オプションを使用し、以下に示すbootdevオプションを使ってプライマリーの起動インターフェースを指定する必要もあります。別の方法では、ipオプションを 1 度使用して、その後にキックスタートを使用して追加のインターフェースを設定することもできます。このオプションは複数の異なる形式を受け入れます。最も一般的な形式については、表22.4「ネットワークインタフェースの設定形式」で説明されています。表22.4 ネットワークインタフェースの設定形式
設定方法 オプションの形式 全インターフェースの自動設定 ip=method特定インターフェースの自動設定 ip=interface:method静的設定 ip=ip::gateway:netmask:hostname:interface:none特定インターフェースの自動設定と無効化[a] ip=ip::gateway:netmask:hostname:interface:method:mtu[a]dhcpなど指定した自動設定の方法で特定のインターフェースを設定します。一方、自動取得した IP アドレス、ゲートウェイ、ネットマスク、ホスト名、他のパラメーターなどで指定したものを無効化します。パラメーターはすべてオプションです。無効にするパラメーターだけを指定します。それ以外のパラメーターには自動取得した値が使用されます。methodパラメーターには以下のいずれかを使用します。表22.5 自動インターフェース設定方法
自動設定の方法 値 DHCP dhcpIPv6 DHCP dhcp6IPv6 自動設定 auto6iBFT (iSCSI Boot Firmware Table) ibft注記
inst.ks=http://host:/pathなど、ネットワークへのアクセスを必要とする起動オプションを使用する一方、ipオプションには指定がない場合、インストールプログラムはip=dhcpを使用します。重要
iSCSI ターゲットに自動接続するには、ターゲットにアクセスするネットワークデバイスがアクティベートされている必要があります。アクティベートするにはip=ibftブートオプションの使用が推奨されます。上記の表では ip パラメーターはクライアントの IP アドレスを指定しています。IPv6アドレスは角カッコで囲むと指定できます ([2001:DB8::1]など)。gateway パラメーターはデフォルトのゲートウェイになります。IPv6 アドレスはここでも使用できます。netmask パラメーターは使用するネットマスクです。完全ネットマスク (255.255.255.0など) またはプレフィックス (64など) のどちらでも構いません。hostname パラメーターはクライアントシステムのホスト名です。このパラメーターはオプションになります。 nameserver=- ネームサーバーのアドレスを指定します。このオプションは複数回使用できます。
rd.neednet=- 複数の
ipオプションを使用する場合は、rd.neednet=1オプションも使用する必要があります。別の方法では、ipを 1 回使用してその後にキックスタートを使用して追加のインターフェースを設定すると、複数のネットワークインターフェースを設定できます。 bootdev=- 起動インターフェースを指定します。
ipオプションを複数回使用する場合、このオプションは必須になります。 ifname=- 特定の MAC アドレスを持たせた指定インターフェース名をネットワークデバイスに割り当てます。複数回の使用が可能です。構文は
ifname=interface:MACです。例を示します。ifname=eth0:01:23:45:67:89:ab注記
ifname=オプションの使用は、インストール中にカスタムネットワークインターフェース名を設定する唯一のサポート方法となります。 inst.dhcpclass=- DHCP のベンダークラス識別子を指定します。
dhcpdサービスではこの値をvendor-class-identifierとして認識します。デフォルト値はanaconda-$(uname -srm)です。 inst.waitfornet=- inst.waitfornet=SECONDS 起動オプションを使用すると、インストールシステムはインストール前にネットワーク接続を待機します。SECONDS で指定する秒数は、タイムアウトして、ネットワーク接続がない場合でもインストールプロセスを継続するまでの最大秒数になります。
vlan=- 仮想 LAN (VLAN) デバイスに特定の名前を付けて、指定インターフェース上にセットアップします。構文は
vlan=name:interfaceです。例を示します。vlan=vlan5:em1上記により、vlan5という名前が付けられた VLAN デバイスがem1インターフェース上にセットアップされます。name は以下のような形式をとります。表22.6 VLAN デバイスの命名規則
命名スキーム 例 VLAN_PLUS_VID vlan0005VLAN_PLUS_VID_NO_PAD vlan5DEV_PLUS_VID em1.0005.DEV_PLUS_VID_NO_PAD em1.5. bond=bond=name[:slaves][:options]という構文で結合デバイスをセットアップします。name には結合デバイス名を入れます。slaves には物理 (イーサネット) インターフェースをコンマで区切って一覧形式で入力します。options には結合オプションをコンマで区切って一覧形式で入力します。例を示します。bond=bond0:em1,em2:mode=active-backup,tx_queues=32,downdelay=5000利用できるオプション一覧を表示するには、modinfo bondingコマンドを実行します。パラメーターを付けずにこのオプションを使用すると、bond=bond0:eth0,eth1:mode=balance-rrという構文になるとみなされます。team=team=master:slavesという構文でチームデバイスをセットアップします。master にはマスターチームのデバイス名を入れます。slaves にはチームデバイス内でスレーブとして使用する物理 (イーサネット) デバイスをコンマで区切って一覧形式で入力します。例を示します。team=team0:em1,em2
高度なインストールオプション
inst.kexec- このオプションを指定すると、インストーラーはインストールの最後に再起動の実行ではなく、kexec システムコールを使用します。これにより新システムが即座に読み込まれ、BIOS またはファームウェアが通常実行するハードウェアの初期化が省略されます。
重要
kexec を使用したシステムブートでは、その複雑性のために明示的にテストすることができず、すべての状況で機能することが保証されるものではありません。kexec の使用時には、(完全なシステム再起動では通常クリアされる) デバイスレジスタにデータが残り、これがデバイスドライバーによっては問題となる可能性もあります。 inst.gpt- インストールプログラムがパーティション情報を Master Boot Record (MBR) ではなく GUID Partition Table (GPT) にインストールするように強制します。UEFI ベースのシステムでは、BIOS 互換モードになっていなければ、このオプションは意味がありません。通常、BIOS 互換モードの BIOS ベースのシステムおよび UEFI ベースのシステムでは、ディスクのサイズが 232 セクター以上でない限り、パーティション情報の格納には MBR スキーマを使用しようとします。通常はディスクの 1 セクターは 512 バイトで、これは 2 TiB にあたります。このオプションを使用することでこの動作が変更され、このサイズより小さいディスクにも GPT の書き込みが可能になります。GPT および MBR についての詳細情報は、「MBR と GPT に関する注意点」 を参照してください。GPT、MBR およびディスクのパーミッション設定全般については、「GUID パーティションテーブル (GPT)」 を参照してください。
inst.multilib- multilib パッケージ用にシステムを設定し (つまり、64 ビットの AMD64 もしくは Intel 64 システムに 32 ビットのパッケージをインストールできるようにする)、このセクションで説明しているようにパッケージをインストールします。通常、 AMD64 や Intel 64 システムでは、このアーキテクチャー専用となるパッケージ (
x86_64の印が付いている) と全アーキテクチャー用のパッケージ (noarchの印が付いている) がインストールされます。このオプションを使用すると、32 ビットの AMD または Intel システム用のパッケージ (i686の印が付いている) がある場合、それらも合わせて自動的にインストールします。これは%packagesセクションで直接指定されているパッケージにのみ適用されます。依存パッケージとしてインストールされる場合は、依存パッケージに該当するものしかインストールされません。たとえば、bash パッケージをインストールするときにこのパッケージが glibc パッケージに依存している場合、bash パッケージは複数のバリアントにインストールされますが、glibc パッケージは依存パッケージとして必要とされるバリアントにしかインストールされません。 selinux=0- デフォルトでは、SELinux はインストーラーでは
permissiveモードで動作し、インストールされたシステムではenforcingモードで動作します。このオプションは、インストールおよびインストールされたシステム全体での SELinux の使用を無効にします。注記
selinux=0とinst.selinux=0のオプションは異なるものです。selinux=0オプションは、インストーラーとインストールされたシステムにおいて SELinux の使用を無効にします。一方、inst.selinux=0はインストーラーのみで SELinux を無効にします。デフォルトでは、SELinux はインストーラーでpermissiveモードでの作動になるので、無効にしても影響はほとんどありません。 inst.nosave=- Red Hat Enterprise Linux 7.3 から導入されたこのオプションは、インストールするシステムに保存するキックスタートファイルとインストールログを指定します。OEM のオペレーティングシステムのインストールを実行している場合や、内部リポジトリー URL などの機密ソースを使用してイメージを生成する場合などにこれらのデータ保存を無効にする際に特に便利なものです。無効にしないと、これらのリソースはキックスタートファイルもしくはイメージ上のログ、またはそれら両方に記述されることになるためです。使用可能な値は以下の通りです。
input_ks- 入力キックスタートファイルの保存を無効にします (ある場合)。output_ks- Anaconda が生成する出力キックスタートファイルの保存を無効にします。all_ks- 入出力キックスタートファイルの両方の保存を無効にします。logs- 全インストールログの保存を無効にします。all- 全キックスタートと全インストールログの保存を無効にします。複数の値は以下のようにコンマ区切りにします。input_ks,logs inst.zram- このオプションは、インストール中の zRAM swap の使用量を制御します。これはシステムの RAM の内部に圧縮ブロックデバイスを作成し、これをハードドライブではなく swap 領域向けに使用します。これにより、インストーラーが利用可能なメモリー量が実質上増えることになり、メモリーが少ないシステムでのインストールが迅速にできるようになります。デフォルトでは、zRAM 上の swap は 2 GiB 以下の RAM のシステムで有効にされ、2 GiB を超えるメモリーのシステムでは無効になります。このオプションを使用することで、この動作を変更できます。2 GiB を超える RAM のシステムで
inst.zram=1を使用すると有効になり、2 GiB 以下のメモリーのシステムでinst.zram=0を使用すると無効になります。
リモートアクセスを有効にする
inst.vnc- インストールプログラムのグラフィカルインターフェースが
VNCセッション内で実行されるよう指定します。このオプションを指定する場合、インストールプログラムと通信することができる VNC クライアントアプリケーションを使ってシステムを接続しておく必要があります。VNC 共有を有効にすることで、複数のクライアントを同時にシステムに接続できるようになります。注記
VNC でインストールしたシステムは、デフォルトではテキストモードで起動します。 inst.vncpassword=- インストールプログラムが使用する VNC サーバーでパスワードを設定します。これにより、このシステムに接続を試行する VNC クライアントはすべて、正しいパスワードを入力しないとアクセスできなくなります。たとえば、
inst.vncpassword=testpwdでパスワードをtestpwdに設定します。VNC パスワードは 6 文字から 8 文字の長さにしてください。注記
無効なパスワードを指定すると (長すぎるまたは短すぎるパスワード)、インストールプログラムにより別のパスワードの指定を求めるメッセージが出力されます。VNC password must be six to eight characters long. Please enter a new one, or leave blank for no password. Password:
inst.vncconnect=- インストールの開始後、指定ホストのポートで待機している VNC クライアントに接続します。
inst.vncconnect=host:portが正しい構文になります。host は VNC クライアントのホストへのアドレスになります。port には使用するポートを入れます。port パラメーターはオプションになります。指定しないと5900が使用されます。
デバッグとトラブルシューティング
inst.updates=- インストールプログラムのランタイムに適用する
updates.imgファイルの場所を指定します。構文はinst.repoオプションの場合と同じです。詳細は、表22.1「インストールソース」を参照してください。ファイル名を指定せずディレクトリーだけを指定すると、いずれの形式を使用した場合も、インストールプログラムはupdates.imgという名前のファイルを検索します。 inst.loglevel=- ターミナルでログ表示されるメッセージの最低レベルを指定します。このオプションで設定するのはターミナル表示のみです。ログファイルには常に全レベルのメッセージが記録されます。オプションに設定できるレベルは
debug、info、warning、error、criticalです。デフォルト値はinfoです。つまり、デフォルトではinfoからcriticalまでの範囲のメッセージがログターミナルに表示されます。 inst.syslog=- インストールが開始されると、このオプションはログメッセージを、指定されたホスト上の syslog プロセスに送ります。リモート syslog プロセスは、着信接続を受け入れるように設定する必要があります。syslog サービスが着信接続を受け入れるように設定する方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』を参照してください。
inst.virtiolog=- ログの転送に
virtioポート (/dev/virtio-ports/nameにあるキャラクターデバイス) を使用するよう指定します。デフォルト値はorg.fedoraproject.anaconda.log.0です。このポートが存在していれば使用されます。 rd.live.ram- このオプションを指定すると、ステージ 2 イメージが RAM にコピーされます。インストールは NFS リポジトリー上のステージ 2 イメージ上に構築された環境内のネットワーク再構成に影響される場合があるので、NFS 上のステージ 2 イメージが使用されると、このオプションによりインストールがスムーズに進む場合があります。NFS サーバー上にステージ 2 イメージがある場合にこのオプションを使用すると、イメージで必要となる最小メモリーがおよそ 500 MiB 増えることに注意してください。
inst.nokill- 致命的なエラーが発生した場合、またはインストールプロセスの終了時に、anaconda がリブートしないようにするデバッグオプションです。これを使用すると、リブートすると失われてしまうインストールのログが取得できます。
22.1.1. 廃止予定および削除された起動オプション
廃止予定の起動オプション
注記
inst. のプレフィックスが使用されるようになります。たとえば、vnc= オプションは非推奨とみなされ、inst.vnc= オプションによって置き換えられます。これらの変更は、ここでは一覧表示されていません。
method=- インストール方法の設定に使用されていました。代わりに
inst.repo=を使用してください。 repo=nfsiso:server:/path- NFS インストールでターゲットがインストール可能なツリーではなく、 NFS サーバーにある ISO イメージであることを指定するために使用されていました。この違いは自動的に検出されるようになったため、このオプションは
inst.repo=nfs:server:/pathと同じになります。 dns=- ドメインネームサーバー (DNS) の設定に使用していました。代わりに
nameserver=オプションを使用してください。 netmask=、gateway=、hostname=、ip=、ipv6=- これらのオプションは
ip=オプションに統合されています。 ksdevice=- インストールの初期段階で使用するネットワークデバイスを選択します。値、オプションともに変更があります。以下の表を参照してください。
表22.7 自動インターフェース設定方法
値 現在の動作 指定しない ip=オプションまたはBOOTIFオプションで希望するデバイスと構成が指定されている場合を除き、dhcpを使用してすべてのデバイスのアクティベーションが試行されます。ksdevice=link上記と同様ですが、(必要の有無にかかわらず) ネットワークが initramfs で常にアクティブにされる点が異なります。同じ結果を出すには、サポートされている dracut オプションの rd.neednetを使用する必要があります。ksdevice=bootif無視されます (指定すると BOOTID= オプションがデフォルトで使用されます)。 ksdevice=ibftdracut オプションの ip=ibftに切り替わります。ksdevice=MACBOOTIF=MACに切り替わります。ksdevice=devicedracut オプションの ip=を使ってデバイス名を指定する方法に切り替わります。重要
キックスタートを使ったインストールを行う際、ローカルのメディアから起動して、キックスタートファイルもローカルのメディアに配置していると、ネットワークは初期化されません。つまり、ネットワーク上の場所にアクセスする pre-installation スクリプトや post-installation スクリプトなど、ネットワークアクセスを必要とする他のキックスタートオプションが原因でインストールが失敗することになります。これは既知の問題になります。詳細は BZ#1085310 をご覧ください。この問題を回避するには、ksdevice=link起動オプションを使用するか、キックスタートファイルでnetworkコマンドに--device=linkオプションを追加します。 blacklist=- 指定したドライバーの無効化に使用していました。この動作は
modprobe.blacklist=オプションで処理するようになります。 nofirewire=- FireWire インターフェースのサポートの無効化に使用していました。代わりに
modprobe.blacklist=オプションを使うと FireWire ドライバー (firewire_ohci) を無効にできます。modprobe.blacklist=firewire_ohci nicdelay=- ネットワークアクティブであると認識されるまでの遅延の表示に使用されていました。ゲートウェイへの ping が正常に行えるまで、またはこのパラメーターで指定した秒数が経過するまでシステムはインストールの継続を待機します。RHEL 7 では、ネットワークデバイスは、インストールの初期ステージに dracut モジュールによって設定、アクティブ化されます。こうすることで、次に進む前にゲートウェイにアクセス可能になります。dracut についての詳細は、
dracut.cmdline(7)man ページを参照してください。 linksleep=- デバイス上のリンクをアクティベートするまでの anaconda の待機時間を設定していました。この機能は dracut モジュールで可能になっており、特定の
rd.net.timeout.*オプションを設定することで、ネットワークデバイスの初期化が遅いことで発生する問題を処理します。dracut についての詳細は、dracut.cmdline(7)man ページを参照してください。
削除済みの起動オプション
askmethod,asknetwork- インストールプログラムの
initramfsは完全に非対話形式になります。つまり、これらのオプションは使用できなくなります。代わりに、インストール方法の指定にはinst.repo=を、ネットワーク設定にはip=を使用してください。 serial- 出力に
/dev/ttyS0コンソールを使用するよう Anaconda に強制するために使用されていました。代わりにconsole=/dev/ttyS0を使用してください。 updates=- インストールプログラムの更新の場所を指定するときに使用していました。代わりに
inst.updates=を使用してください。 essid=、wepkey=、wpakey=- ワイヤレスのネットワークアクセスを設定する際に使用していました。ネットワーク設定は
dracutで処理されるようになります。しかし、dracutはワイヤレスネットワークの設定には対応しないため、これらのオプションは不要になります。 ethtool=- 低レベルのネットワーク設定に使用していました。ネットワーク設定はすべて
ip=オプションで処理されるようになります。 gdb- ローダーのデバッグを許可する場合に使用していました。代わりに
rd.debugを使用してください。 mediacheck- インストール開始前のインストールメディアの検証に使用していました。
rd.live.checkオプションに切り替わります。 ks=floppy- 3.5 インチのディスクをキックスタートファイルのソースとして指定していました。このドライブはサポートされていません。
display=- リモートディスプレイの設定に使用していました。
inst.vncオプションに切り替わります。 utf8- テキストモードでのインストールの際、UTF8 サポートの追加に使用していました。UTF8 サポートは自動的に動作するようになります。
noipv6- インストールプログラムで IPv6 サポートを無効化するために使用していました。IPv6 はカーネルに組み込まれるようになったため、ドライバーはブラックリストに登録できなくなります。ただし、dracut オプションの
ipv6.disableを使用すれば IPv6 を無効にすることができます。 upgradeany- Red Hat Enterprise Linux でのアップグレードは別の方法で行なわれるようになります。システムをアップグレードする方法については、28章現在のシステムのアップグレードを参照してください。
vlanid=- 仮想 LAN (802.1q tag) デバイスの設定に使用していました。代わりに
vlan=dracut オプションを使用してください。
22.2. メンテナンス起動モードの使い方
22.2.1. メモリー (RAM) テストモードを読み込む
注記

図22.1 Memtest86+ を使ったメモリーチェック
- 左上には、メモリーおよびプロセッサーキャッシュ専用に割り当てられたサイズ、そのスループットとプロセッサー、チップセット情報など、システムのメモリー構成に関する情報が表示されます。この情報は Memtest86+ が起動したときに検出される情報になります。
- 右上には、現在のパスの進捗状況、そのパスで現在実行中のテスト、テスト詳細など、テストに関する情報が表示されます。
- 画面の中央には、合計時間、完了したパス数、検出されたエラー数、選択しているテストなど、ツールが起動した時点からの全テストに関する情報が表示されます。一部のシステムでは、インストールしているメモリー (搭載モジュール数、製造元、周波数、遅延時間など) に関する詳細情報についても表示されます。完了したパスの後ろには簡単な概要が表示されます。例を示します。
** Pass complete, no errors, press Esc to exit **Memtest86+ でエラーが検出されると、このエリアに赤色で強調表示されます。メッセージには問題を検出したテスト、障害が発生しているメモリーの場所、その他、詳細な情報が含まれます。
注記
README ファイルは memtest86+ パッケージをインストールしている Red Hat Enterprise Linux システムの /usr/share/doc/memtest86+-version/ でご覧頂けます。
22.2.2. 起動用メディアを検証する
rd.live.check をブートローダーのコマンドラインに追加します。このオプションはブートメニューからデフォルトのインストールオプション () を選択すると自動的に使用されます。
22.2.3. レスキューモードでコンピューターを起動する
inst.rescue 起動オプションを使用します。
/mnt/sysimage/ ディレクトリー配下に配置されます。
第23章 ネットワークからのインストールの準備
注記
- サーバー - DHCP サーバー、起動ファイルを提供する TFTP サーバー、およびインストールイメージを格納している HTTP、FTP もしくは NFS サーバーを稼働するシステム。理論的には、これら各サーバーは別個のシステム上で稼働することが可能です。本セクションの手順では便宜上、単一のシステムがこれらすべてのサーバーを稼働していることとします。
- クライアント - Red Hat Enterprise Linux のインストール先となるシステム。インストールが開始されると、クライアントは DHCP サーバーにクエリを行い、TFTP サーバーから起動ファイルを取得し、HTTP、FTP または NFS サーバーからインストールイメージをダウンロードします。
- インストールツリーまたはインストール ISO イメージをエクスポートするためのネットワークサーバー (
NFS、HTTPS、HTTP、またはFTP) を設定します。設定の手順については、「インストールソース - ネットワーク」 を参照してください。 - tftp サーバー上のファイルでネットワーク起動に必要な設定を行い、
DHCPを設定してから PXE サーバー上でtftpサービスを開始します。詳細は、「ネットワークブートサービスの設定」 を参照してください。重要
GRUB2 ブートローダーは、tftp サーバーからのネットワークブートとは別に、HTTPもサポートしています。ただし、このプロトコルによる起動ファイル (カーネルおよびインストーラー用初期 RAM ディスク) の取得は時間がかかり、タイムアウトになるリスクがあります。起動ファイルの取得には tftp サーバーを使用することが推奨されます。この注意点が適用されるのは、カーネルと初期 RAM ディスク (vmlinuzおよびinitrd) のみです。インストールソース をHTTPサーバーから取得する際には、このリスクはありません。 - クライアント (Red Hat Enterprise Linux をインストールするシステム) を起動し、インストールを開始します。
注記
23.1. ネットワークブートサービスの設定
DHCP サーバーの設定も必要になります。また、必要なサービスをすべて有効化して開始する必要があります。
注記
23.1.1. BIOS ベースの AMD64 と Intel 64 クライアント向けに TFTP サーバーを設定する
手順23.1 BIOS ベースのシステム向けに TFTP ブートサーバーを設定する
- tftp-server パッケージをインストールします。
rootで以下のコマンドを実行します。#yum install tftp-server tftpサービスへの全受信をファイアウォールで許可します。#firewall-cmd --add-service=tftp注記
上記のコマンドが有効にするのは、次回のサーバー再起動までのアクセスのみです。永続的にアクセスを許可するには、--permanentオプションを追加します。ファイアウォール設定についての詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド を参照してください。- SYSLINUX に同梱されている起動イメージを使用するように
DHCPサーバーを設定します。DHCP サーバーがインストールされていない場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。/etc/dhcp/dhcpd.confファイルの設定例を以下に示します。option space pxelinux; option pxelinux.magic code 208 = string; option pxelinux.configfile code 209 = text; option pxelinux.pathprefix code 210 = text; option pxelinux.reboottime code 211 = unsigned integer 32; option architecture-type code 93 = unsigned integer 16; subnet 10.0.0.0 netmask 255.255.255.0 { option routers 10.0.0.254; range 10.0.0.2 10.0.0.253; class "pxeclients" { match if substring (option vendor-class-identifier, 0, 9) = "PXEClient"; next-server 10.0.0.1; if option architecture-type = 00:07 { filename "uefi/shim.efi"; } else { filename "pxelinux/pxelinux.0"; } } } - 次に、完全インストール DVD の ISO イメージファイル内にある SYSLINUX パッケージの
pxelinux.0ファイルが必要になります。このファイルにアクセスするには、次のコマンドを root で実行します。#mount -t iso9660 /path_to_image/name_of_image.iso /mount_point -o loop,ro#cp -pr /mount_point/Packages/syslinux-version-architecture.rpm /publicly_available_directory#umount /mount_pointパッケージを抽出します。#rpm2cpio syslinux-version-architecture.rpm | cpio -dimv tftpboot/内にpxelinux/ディレクトリーを作成し、pxelinux.0ファイルをそこにコピーします。#mkdir /var/lib/tftpboot/pxelinux#cp publicly_available_directory/usr/share/syslinux/pxelinux.0 /var/lib/tftpboot/pxelinuxpxelinux/ディレクトリー内にpxelinux.cfg/ディレクトリーを作成します。#mkdir /var/lib/tftpboot/pxelinux/pxelinux.cfgpxelinux.cfg/ディレクトリーにdefaultという名前の設定ファイルを追加します。/var/lib/tftpboot/pxelinux/pxelinux.cfg/defaultにあるサンプルの設定ファイルは以下のようになります。default vesamenu.c32 prompt 1 timeout 600 display boot.msg label linux menu label ^Install system menu default kernel images/RHEL-7.1/vmlinuz append initrd=images/RHEL-7.1/initrd.img ip=dhcp inst.repo=http://10.32.5.1/mnt/archive/RHEL-7/7.x/Server/x86_64/os/ label vesa menu label Install system with ^basic video driver kernel images/RHEL-7.1/vmlinuz append initrd=images/RHEL-7.1/initrd.img ip=dhcp inst.xdriver=vesa nomodeset inst.repo=http://10.32.5.1/mnt/archive/RHEL-7/7.x/Server/x86_64/os/ label rescue menu label ^Rescue installed system kernel images/RHEL-7.1/vmlinuz append initrd=images/RHEL-7.1/initrd.img rescue label local menu label Boot from ^local drive localboot 0xffff
重要
上記の例で示されているinst.repo=Anaconda オプションでは、常にインストールソースに加えてインストールプログラムのイメージを指定する必要があります。このオプションを使用しないと、インストールプログラムは起動できなくなります。Anaconda の起動オプションに関する詳細は、「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。- ブートイメージファイルを格納するサブディレクトリーを
/var/lib/tftpboot/ディレクトリーに作成し、ブートイメージファイルをそのディレクトリーにコピーします。この例では、/var/lib/tftpboot/images/RHEL-7.1/ディレクトリーを使用します。#mkdir -p /var/lib/tftpboot/images/RHEL-7.1/#cp /path_to_x86_64_images/pxeboot/{vmlinuz,initrd.img} /var/lib/tftpboot/images/RHEL-7.1/ - 最後に、サービスを開始して有効にします。
dhcpdについては、以下を実行します。# systemctl start dhcpd # systemctl enable dhcpd
- tftpd サービスを管理する
xinetdサービスについては、以下を実行します。# systemctl start xinetd # systemctl enable xinetd
23.1.2. UEFI ベースの AMD64 と Intel 64 クライアント向けに TFTP サーバーを設定する
手順23.2 UEFI ベースのシステム向けに TFTP での起動を設定する
- tftp-server パッケージをインストールします。
rootで以下のコマンドを実行します。#yum install tftp-server tftpサービスへの全受信をファイアウォールで許可します。#firewall-cmd --add-service=tftp注記
上記のコマンドが有効にするのは、次回のサーバー再起動までのアクセスのみです。永続的にアクセスを許可するには、--permanentオプションを追加します。ファイアウォール設定についての詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド を参照してください。- shim に同梱されている EFI 起動イメージを使用するように
DHCPサーバーを設定します。DHCP サーバーがインストールされていない場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。/etc/dhcp/dhcpd.confファイルの設定例を以下に示します。option space pxelinux; option pxelinux.magic code 208 = string; option pxelinux.configfile code 209 = text; option pxelinux.pathprefix code 210 = text; option pxelinux.reboottime code 211 = unsigned integer 32; option architecture-type code 93 = unsigned integer 16; subnet 10.0.0.0 netmask 255.255.255.0 { option routers 10.0.0.254; range 10.0.0.2 10.0.0.253; class "pxeclients" { match if substring (option vendor-class-identifier, 0, 9) = "PXEClient"; next-server 10.0.0.1; if option architecture-type = 00:07 { filename "shim.efi"; } else { filename "pxelinux/pxelinux.0"; } } } - 次に、ISO イメージファイル内にある shim パッケージの
shim.efiファイルと grub2-efi パッケージのgrubx64.efiファイルが必要になります。これらのファイルにアクセスするには次のコマンドを root で実行します。#mount -t iso9660 /path_to_image/name_of_image.iso /mount_point -o loop,ro#cp -pr /mount_point/Packages/shim-version-architecture.rpm /publicly_available_directory#cp -pr /mount_point/Packages/grub2-efi-version-architecture.rpm /publicly_available_directory#umount /mount_pointパッケージを抽出します。#rpm2cpio shim-version-architecture.rpm | cpio -dimv#rpm2cpio grub2-efi-version-architecture.rpm | cpio -dimv - ブートディレクトリーから EFI ブートイメージをコピーします。
#cp publicly_available_directory/boot/efi/EFI/redhat/shim.efi /var/lib/tftpboot/#cp publicly_available_directory/boot/efi/EFI/redhat/grubx64.efi /var/lib/tftpboot/ grub.cfgという名前の設定ファイルをtftpboot/ディレクトリーに追加します。/var/lib/tftpboot/grub.cfgの設定ファイルの例を以下に示します。set timeout=60 menuentry 'RHEL 7' { linuxefi images/RHEL-7.1/vmlinuz ip=dhcp inst.repo=http://10.32.5.1/mnt/archive/RHEL-7/7.1/Server/x86_64/os/ initrdefi images/RHEL-7.1/initrd.img }重要
上記の例で示されているinst.repo=Anaconda オプションでは、常にインストールソースに加えてインストールプログラムのイメージを指定する必要があります。このオプションを使用しないと、インストールプログラムは起動できなくなります。Anaconda の起動オプションに関する詳細は、「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。- ブートイメージファイルを格納するサブディレクトリーを
/var/lib/tftpboot/ディレクトリーに作成し、ブートイメージファイルをそのディレクトリーにコピーします。この例では、/var/lib/tftpboot/images/RHEL-7.1/ディレクトリーを使用します。#mkdir -p /var/lib/tftpboot/images/RHEL-7.1/#cp /path_to_x86_64_images/pxeboot/{vmlinuz,initrd.img} /var/lib/tftpboot/images/RHEL-7.1/ - 最後に、サービスを開始して有効にします。
dhcpdについては、以下を実行します。# systemctl start dhcpd # systemctl enable dhcpd
- tftpd サービスを管理する
xinetdサービスについては、以下を実行します。# systemctl start xinetd # systemctl enable xinetd
23.1.3. GRUB2 を使って IBM Power Systems 向けにネットワーク起動を設定する
手順23.3 GRUB2 を使って IBM Power Systems 向けにネットワーク起動サーバーを設定する
- tftp-server パッケージをインストールします。
rootで以下のコマンドを実行します。#yum install tftp-server tftpサービスへの全受信をファイアウォールで許可します。#firewall-cmd --add-service=tftp注記
上記のコマンドが有効にするのは、次回のサーバー再起動までのアクセスのみです。永続的にアクセスを許可するには、--permanentオプションを追加します。ファイアウォール設定についての詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド を参照してください。- tftp root 内に GRUB2 ネットワーク起動ディレクトリーを作成します。
#grub2-mknetdir --net-directory=/var/lib/tftpbootNetboot directory for powerpc-ieee1275 created. Configure your DHCP server to point to /boot/grub2/powerpc-ieee1275/core.elfこのコマンドの出力では、DHCP設定内でfilenameとして設定する必要のあるファイルが指示されます。これはこの手順の後で重要なものです。 - GRUB2 設定ファイルである
/var/lib/tftpboot/boot/grub2/grub.cfgを作成します。grub.cfgの構文については、Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。以下は設定ファイルの例になります。set default=0 set timeout=5 echo -e "\nWelcome to the Red Hat Enterprise Linux 7.4 installer!\n\n" menuentry 'Red Hat Enterprise Linux 7.4' { linux grub2-ppc64/vmlinuz ro ip=dhcp inst.repo=http://10.32.5.1/mnt/archive/RHEL-7/7.4/Server/ppc64/os/ initrd grub2-ppc64/initrd.img }重要
上記の例で示されているinst.repo=Anaconda オプションでは、常にインストールソースに加えてインストールプログラムのイメージを指定する必要があります。このオプションを使用しないと、インストールプログラムは起動できなくなります。Anaconda の起動オプションに関する詳細は、「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。 - GRUB2 に同梱されている起動イメージを使用するように
DHCPサーバーを設定します。DHCP サーバーがインストールされていない場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。/etc/dhcp/dhcpd.confファイルの設定例を以下に示します。subnet 192.168.0.1 netmask 255.255.255.0 { allow bootp; option routers 192.168.0.5; group { #BOOTP POWER clients filename "boot/grub2/powerpc-ieee1275/core.elf"; host client1 { hardware ethernet 01:23:45:67:89:ab; fixed-address 192.168.0.112; } } }サンプルのパラメーター (subnet,netmask,routers,fixed-addressおよびhardware ethernet) を使用中のネットワーク設定のものに置き換えます。また、filenameのパラメーターは、上記の手順のgrub2-mknetdirコマンドの出力にあるファイル名になります。 - 最後に、サービスを開始して有効にします。
dhcpdについては、以下を実行します。# systemctl start dhcpd # systemctl enable dhcpd
- tftpd サービスを管理する
xinetdサービスについては、以下を実行します。# systemctl start xinetd # systemctl enable xinetd
第24章 VNC を使用したインストール
24.1. VNC ビューアーのインストール
- TigerVNC - デスクトップ環境に依存しない基本的なビューアーです。tigervnc パッケージをインストールします。
- Vinagre - GNOME デスクトップ環境のビューアーです。vinagre パッケージをインストールします。
- KRDC - KDE デスクトップ環境に統合されているビューアーです。kdenetwork-krdc パッケージをインストールします。
root で以下のコマンドを実行します。
#yum install package
注記
24.2. VNC インストールの実行
- Direct モード
- このモードでは、Anaconda でインストールを開始したら VNC ビューアーからの通信を待機するよう設定されます。インストールするシステムで IP アドレスとポートが表示されます。この情報を使って、別のコンピューターからインストールするシステムへの接続を確立します。このため、インストールするシステムで視覚的に対話が可能なアクセスを必要とします。
- Connect モード
- このモードでは、まずリモートシステム上の VNC ビューアーを リスニングモード で開始し、VNC ビューアーに指定ポートでの着信接続を待機させます。次に、Anaconda を開始し、起動オプションまたはキックスタートコマンドを使ってリモートシステムのホスト名とポート番号を与えます。インストールが開始されると、インストールプログラムは、与えられたホスト名とポート番号を使って待機している VNC ビューアーとの接続を確立します。このため、リモートシステムでネットーワーク上での着信接続を受け取ることができる必要があります。
VNC インストールモードを選択する際の注意点
- システムで視覚的に対話可能なアクセス
- インストールするシステムで視覚的に対話が可能なアクセスがない場合は、Connect モードを使用する必要があります。
- ネットワーク接続のルールとファイアウォール
- インストールするシステムでファイアウォールにより着信接続が許可されていない場合は、Connect モードを使用するかファイアウォールを無効にする必要があります。ファイアウォールを無効にする場合、セキュリティー上の問題が発生する可能性があります。
- VNC ビューアーを実行しているリモートのシステムでファイアウォールにより着信接続が許可されていない場合は、Direct モードを使用するかファイアウォールを無効にする必要があります。ファイアウォール設定については、『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』 を参照してください。
注記
- AMD64 および Intel 64 システムの場合は 「ブートメニュー」 を参照してください。
- IBM Power Systems サーバーの場合は 「ブートメニュー」 を参照してください。
- IBM System z の場合は 20章 IBM System z でのパラメーターと設定ファイル を参照してください。
24.2.1. VNC Direct モードでのインストール
手順24.1 Direct モードで VNC を開始する
- インストールされているシステムへの接続に使用するワークステーション上で VNC ビューアーを実行します。たとえば、 TigerVNC を使用している場合は、以下のようになります。

図24.1 TigerVNC の接続詳細
- インストールシステムを起動し、ブートメニューが表示されるまで待ちます。メニュー内で Tab キーを押して起動オプションを編集します。コマンドラインの末尾に
inst.vncオプションを追加します。インストールシステムへの VNC アクセスを制限したい場合は、inst.vncpassword=PASSWORD起動オプションを追加することもできます。 PASSWORD をインストールで使用するパスワードに置き換えます。VNC パスワードは、6 文字から 8 文字までの長さにしてください。重要
inst.vncpassword=オプションには一時的なパスワードを使用してください。他のシステムで使用する実際のパスワードや root パスワードは使用しないでください。
図24.2 AMD64 および Intel 64 システムでの VNC 起動オプションの追加
- Enter を押してインストールを開始します。システムがインストールプログラムを初期化し、必要なサービスを開始します。システムの準備ができると、以下のようなメッセージが画面上に表示されます。
13:14:47 Please manually connect your VNC viewer to 192.168.100.131:1 to begin the install.IP アドレスとポート番号を書き留めます (上記の例では192.168.100.131:1)。 - VNC ビューアーを稼働しているクライアントシステムで、先の手順で取得した IP アドレスとポート番号を Anaconda で画面表示された形式と同じ形式で Connection Details (接続詳細) ダイアログに入力します。次に、Connect (接続) をクリックします。VNC ビューアーによりインストールシステムに接続されます。VNC パスワードを設定している場合は、プロンプトに応じてこれを入力し、OK をクリックします。VNC クライアントを使用する詳細な方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 の該当セクションを参照してください。
- AMD64 および Intel 64 システムの場合は、8章Anaconda を使用したインストール
- IBM Power Systems サーバーの場合は13章Anaconda を使用したインストール
- IBM System z の場合は 17章Anaconda を使用したインストール
24.2.2. VNC Connect モードでのインストール
手順24.2 Connect モードで VNC を開始する
- クライアント側のシステムで VNC ビューアーをリスニングモードで開始します。たとえば、Red Hat Enterprise Linux で TigerVNC を使用する場合は以下のコマンドを実行します。
$vncviewer -listen PORTPORT には接続に使用するポート番号を入れてください。端末に以下のようなメッセージが表示されます。例24.1 TigerVNC ビューアーの待機
TigerVNC Viewer 64-bit v1.3.0 (20130924) Built on Sep 24 2013 at 16:32:56 Copyright (C) 1999-2011 TigerVNC Team and many others (see README.txt) See http://www.tigervnc.org for information on TigerVNC. Thu Feb 20 15:23:54 2014 main: Listening on port 5901
これで VNC ビューアーの準備が整い、インストールシステムからの着信接続を待機している状態になります。 - インストールするシステムを起動し、ブートメニューの表示を待ちます。メニュー内で Tab キーを押して起動オプションを編集します。コマンドラインに以下のオプションを追加します。
inst.vnc inst.vncconnect=HOST:PORTHOST には VNC ビューアーを待機させているシステムの IP アドレス、PORT には VNC ビューアーがリッスンしているポート番号を入力します。 - Enter を押してインストールを開始します。インストールプログラムが初期化され、必要なサービスが開始されます。初期化が完了すると、Anaconda により上記の手順で入力した IP アドレスとポートへの接続が試行されます。接続が正常に確立されると、VNC ビューアーを実行するシステム上で新規のウィンドウが開き、インストールメニューが表示されます。システム上で直接インストールする場合と同じように、このウィンドウ内で、Anaconda のグラフィカルインターフェースを使用できるようになります。
- AMD64 および Intel 64 システムの場合は、8章Anaconda を使用したインストール
- IBM Power Systems サーバーの場合は13章Anaconda を使用したインストール
- IBM System z の場合は 17章Anaconda を使用したインストール
24.3. キックスタートに関する注意点
vnc コマンドのみを使用すると Direct モードでのインストールになります。Connect モードでのインストールでは、追加オプションが利用可能になります。キックスタートファイルで使用できる vnc コマンドとオプションについては、「キックスタートのコマンドとオプション」を参照してください。
第25章 ヘッドレスシステム
- インストールを開始するためのネットワーク起動サーバーをセットアップします。ネットワーク起動サーバーのインストールおよび基本的な設定方法についての詳細情報は、23章ネットワークからのインストールの準備を参照してください。
- Connect モードの VNC インストール用起動オプションを使用するようサーバーを設定します。起動オプションについては 「VNC Connect モードでのインストール」を参照してください。
- 手順24.2「Connect モードで VNC を開始する」 に記載された手順にしたがって、Connect モードでの VNC インストールを実行します。ただし、システムを起動するよう指示されたら、ローカルメディアからではなく、ネットワークサーバーから起動します。
第26章 キックスタートを使ったインストール
26.1. キックスタートを使ったインストールとは
/tmp ディレクトリーに保存されます。
注記
26.2. キックスタートを使ったインストールの実行方法
- キックスタートファイルを作成する
- リムーバブルメディア、ハードドライブ、ネットワークの場所のいずれかの場所でキックスタートファイルを利用可能にする
- インストール開始に使用する起動用メディアを作成する
- インストールソースを準備する
- キックスタートを使ったインストールを開始する
26.2.1. キックスタートファイルを作成する
anaconda-ks.cfg という名前のファイルに保存されます。このファイルはインストールが完了したシステムの /root/ ディレクトリーに置かれます。このファイルをコピーして、必要に応じて変更を加えると、この後のインストールでこの設定ファイルを使用することができます。
重要
- 各セクションは決められた順序で指定してください。セクション内の項目については、特に指定がない限り順序は関係ありません。セクションの順序は次のようになります。
- コマンドセクション - キックスタートオプションの一覧については、「キックスタートのコマンドとオプション」を参照してください。必須のオプションを使用する必要があります。インストーラーの機能を拡張する Anaconda 向けのアドオンは、
%addon addon_nameコマンドを使用することで、コマンドセクションでも使用できます。詳細は、「キックスタートのアドオン」 を参照してください。 %packagesセクション - 詳細については、「パッケージの選択」を参照してください。%preおよび%post、および%onerrorセクション - これらのセクションの順番は任意に指定できます。また、これらのセクションは必須ではありません。詳細については、「インストール前のスクリプト」、「インストール後のスクリプト」 および 「キックスタートでのエラー処理」 を参照してください。
重要
%addon、%packages、%onerror、%pre、%postのセクションは末尾に%endを付ける必要があります。これがないとインストールプログラムはキックスタートファイルを拒否することになります。 - 必須項目以外は省略しても構いません。
- 必須項目が省略されている場合は、通常のインストールと同様、その関連項目についての回答が求められます。回答を入力すると、インストールが自動的に続行されます (他にも省略されている部分があればその部分まで)。
- 記号「
#」で始まる行は、コメントとして処理されるため無視されます。
26.2.2. キックスタートファイルの維持
26.2.2.1. キックスタートファイルの確認
root で実行します。
#yum install pykickstart
$ksvalidator /path/to/kickstart.ks
ksvalidator(1) man ページを参照してください。
重要
%pre、%post および %packages セクションは検証されません。
26.2.2.2. キックスタート構文の違い
ksverdiff コマンドを使用すると、2 バージョン間の違いを表示することができます。これは、既存のキックスタートファイルを新しいリリースで使用するための更新をする際に便利なコマンドです。Red Hat Enterprise Linux 6 と 7 の間での構文の違いを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。
$ksverdiff -f RHEL6 -t RHEL7
-f オプションで比較を開始するリリースを指定し、-t オプションで比較を終了するリリースを指定します。詳細は ksverdiff(1) man ページを参照してください。
26.2.3. キックスタートファイルを準備する
- DVD や USB フラッシュドライブなどの リムーバブルメディア
- インストールするシステムに接続している ハードドライブ
- インストールするシステムからアクセスできる ネットワーク共有
26.2.4. インストールソースを準備する
26.2.5. キックスタートを使ったインストールを開始する
注記
inst.ks= ブートオプションを指定せずにキックスタートファイルを自動的に読み込むには、ファイルを ks.cfg という名前にして、OEMDRV のラベルが付いたストレージボリュームに配置します。
inst.ks=location) を使用します。 location は、キックスタートファイルの場所で置き換えます。起動オプションの具体的な指定方法は、システムアーキテクチャーによって異なります。詳細は、22章起動オプションを参照してください。
26.2.5.1. キックスタートを使ったインストールを手動で開始する
boot: プロンプトで起動オプションを追加するなど) ユーザーとの対話形式が必要となります。
手順26.1 起動オプションを使ってキックスタートを使ったインストールを開始する
- ローカルメディア (CD、DVD、USB フラッシュドライブなど) のいずれかを使ってシステムを起動します。アーキテクチャー固有の詳細については以下をご覧ください。
- AMD64 および Intel 64 システムについては、7章AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動
- IBM Power Systems サーバーについては、12章IBM Power Systems でのインストールの起動
- IBM System z については、16章IBM System z でのインストールの起動
- ブートプロンプトで
inst.ks=起動オプションとキックスタートファイルの場所を指定します。キックスタートファイルをネットワーク上の場所に置いている場合は、ip=オプションを使ってネットワークも設定する必要があります。インストールが必要なパッケージを置いてあるソフトウェアソースにアクセスするため、inst.repo=オプションが必要な場合もあります。起動オプションおよび有効な構文についての詳細は、22章起動オプション を参照してください。 - 追加した起動オプションを確認してインストールを開始します。
26.2.5.2. キックスタートを使ったインストールを自動で開始する
注記
手順26.2 ブートローダー設定を編集してキックスタートを使ったインストールを開始する
- PXE サーバー上でブートローダー設定ファイルを開き、
inst.ks=起動オプションを適切な行に追加します。ファイル名と構文は、システムのアーキテクチャーおよびハードウェアにより異なります。- AMD64 および Intel 64 システムで BIOS を使用している場合、ファイル名は
defaultまたはシステムの IP アドレスをベースにしたもののいずれかになります。このケースでは、インストールエントリーにあるappend行にinst.ks=オプションを追加します。設定ファイルのappend行の例を以下に示します。append initrd=initrd.img inst.ks=http://10.32.5.1/mnt/archive/RHEL-7/7.x/Server/x86_64/kickstarts/ks.cfg
- GRUB2 ブートローダーを使用しているシステム (AMD64 および Intel 64 システムで UEFI ファームウェアを使用している場合、および IBM Power Systems サーバー) では、ファイル名は
grubx64.cfgになります。このファイル内のインストールエントリーにあるkernel行にinst.ks=オプションを追加します。設定ファイルのkernel行の例を以下に示します。kernel vmlinuz inst.ks=http://10.32.5.1/mnt/archive/RHEL-7/7.x/Server/x86_64/kickstarts/ks.cfg
- ネットワークサーバーからインストールを起動します。アーキテクチャー固有の手順については、以下を参照してください。
- AMD64 および Intel 64 システムについては、「AMD64 および Intel 64 のシステムで PXE を使ってネットワークからインストールプログラムを起動する」
- IBM Power Systems サーバーについては、「インストールサーバーを使ったネットワークからの起動」
26.3. キックスタート構文の参考資料
26.3.1. キックスタートのコマンドとオプション
注記
=)が続く場合は、その後に値を指定する必要があります。本セクションで示す例のコマンドで、角カッコ ([ ]) で囲まれたオプションは、そのコマンドにオプションとして使える引数になります。
authまたはauthconfig(オプション)authconfigコマンドを 使ってシステムの認証オプションを設定します。インストール完了後もコマンドラインで実行できます。詳細は、authconfig(8)の man ページおよびauthconfig --helpコマンドを参照してください。パスワードはデフォルトでシャドー化されます。警告
安全対策上、SSLプロトコルで OpenLDAP を使用する場合はサーバー設定内のSSLv2およびSSLv3のプロトコルを必ず無効にしてください。POODLE SSL (CVE-2014-3566) 脆弱性の影響を受けないようにするためです。詳細は https://access.redhat.com/solutions/1234843 を参照してください。--enablenis- NIS サポートを有効にします。デフォルトでは、--enablenisはネットワーク上で見つけた任意のドメインを使用します。ドメインはほぼ必ず、手動で--nisdomain=オプションを使って指定されるはずです。--nisdomain=- NIS サービスに使用する NIS ドメイン名です。--nisserver=- NIS サービスに使用するサーバーです (デフォルトではブロードキャスト)。--useshadowまたは--enableshadow- シャドーパスワードを使用します。--enableldap-/etc/nsswitch.conf内の LDAP サポートを有効にし、システムによる LDAP ディレクトリーからのユーザー情報 (UID、ホームディレクトリー、シェルなど) の取得を許可します。このオプションを使用する場合は nss-pam-ldapd パッケージをインストールする必要があります。また、--ldapserver=と--ldapbasedn=を使ってサーバーとベース DN (識別名) も指定する必要があります。--enableldapauth- 認証方法に LDAP を使用します。LDAP ディレクトリーを使った認証やパスワード変更ができるようpam_ldapモジュールを有効にします。このオプションを使用する場合は nss-pam-ldapd パッケージをインストールしておく必要があります。 また、--ldapserver=と--ldapbasedn=を使ってサーバーとベース DN (識別名) も指定する必要があります。TLS (トランスポート層のセキュリティ) を使用しない環境の場合は、編集後の設定ファイルが正しく動作するよう--disableldaptlsスイッチを使用します。--ldapserver=---enableldapまたは--enableldapauthを指定した場合には、このオプションを使って使用する LDAP サーバー名を指定します。このオプションは/etc/ldap.confファイルに設定されます。--ldapbasedn=---enableldapまたは--enableldapauthを指定した場合、このオプションを使ってユーザー情報が格納されている LDAP ディレクトリーツリー内の DN を指定します。このオプションは/etc/ldap.confファイルに設定されます。--enableldaptls- TLS (Transport Layer Security) ルックアップを使用します。認証の前に、LDAP から LDAP サーバーに暗号化したユーザー名とパスワードを送信することができます。--disableldaptls- 認証に LDAP を使用する環境では TLS ルックアップを使用できないようにします。--enablekrb5- ユーザー認証に Kerberos 5 を使用します。Kerberos 自体はホームディレクトリー、UID、シェルなどを認識しません。Kerberos を有効にする場合は、LDAP、NIS、Hesiod などを有効にする、または/usr/sbin/useraddコマンドを使用して、このワークステーションにユーザーのアカウントを認識させる必要があります。このオプションを使用する場合は、pam_krb5 パッケージをインストールしておく必要があります。--krb5realm=- ワークステーションが属する kerberos 5 の領域です。--krb5kdc=- 領域の要求に対応する KDC (複数可) です。領域内に複数の KDC を持たせる場合は、空白を入れずにコンマで区切って指定します。--krb5adminserver=- 領域内の KDC で kadmind も実行させる KDC です。このサーバーでパスワードの変更やその他の管理要求を処理します。複数の KDC を設置する場合、このサーバーはマスターの KDC で実行する必要があります。--enablehesiod- ユーザーのホームディレクトリー、UID、シェルなどを検索できるよう Hesiod サポートを有効にします。ネットワーク上に Hesiod を設定して使用する方法については、glibc パッケージに含まれている/usr/share/doc/glibc-2.x.x/README.hesiodを参照してください。Hesiod は DNS の拡張機能になります。DNS レコードを使ってユーザー、グループ、その他の情報を格納します。--hesiodlhsおよび--hesiodrhs-/etc/hesiod.confに設定されるHesiodの LHS (左側) の値と RHS (右側) の値です。Hesiodライブラリーはこうした値を使用して、DNS で名前を検索します。LDAPがベース DN を使用する方法と同じです。ユーザー名jimのユーザー情報を検索する場合、Hesiod ライブラリーはjim.passwdLHSRHSを検索します。これがpasswdファイルにあるそのユーザーのエントリーと同一の文字列、jim:*:1001:1001:Jungle Jim:/home/jim:/bin/bashを含む TXT レコードに転換されます。グループを検索する場合は、jim.groupLHSRHSを検索することになります。数字でユーザーやグループを検索する場合は、jim.passwdの CNAME を1001.uidに、jim.groupの CNAME を1001.gidにします。検索の実行時、ライブラリーはピリオド (.) を LHS 値および RHS 値の前に配置しません。このため、LHS 値と RHS 値の前にピリオドが必要な場合は、--hesiodlhsと--hesiodrhsに値を設定する際にピリオドを含める必要があります。--enablesmbauth- SMB サーバー (一般的に Samba または Windows サーバー) に対するユーザー認証を有効にします。SMB 認証サポートでは、ホームディレクトリー、UID、シェルなどは認識しません。SMB を有効にする場合は、LDAP、NIS、Hesiod のいずれかを有効にする、または/usr/sbin/useraddコマンドを使用することでワークステーションにユーザーアカウントを認識させる必要があります。--smbservers=- SMB 認証に使用するサーバー名です。複数のサーバーを指定する場合は、サーバー名をコンマ (,) で区切ります。--smbworkgroup=- SMB サーバーのワークグループ名です。--enablecache-nscdサービスを有効にします。nscdサービスによりユーザーやグループ、その他各種の情報がキャッシュされます。NIS、LDAP、Hesiodなどを使ってネットワーク全体でユーザーやグループの情報を配信することにした場合などは、このキャッシュ機能が非常に役立ちます。--passalgo=- SHA-256 ハッシュアルゴリズムを設定する場合はsha256を、SHA-512 ハッシュアルゴリズムを設定する場合はsha512を指定します。
autopart(オプション)- root (
/) パーティション (1 GB 以上)、swapパーティション、アーキテクチャーに応じた/bootパーティションを自動的に作成します。十分な容量を持つドライブの場合 (50 GB 以上)、/homeパーティションも作成されます。重要
autopartオプションは、同じキックスタートファイル内ではpart/partition、raid、logvol、volgroupなどのオプションとは併用できません。--type=- 事前定義済み自動パーティション設定スキームの中から使用するスキームを選択します。次の値を取ります。lvm: LVM パーティション設定スキームbtrfs: Btrfs パーティション設定スキームplain: LVM や Btrfs パーティションなどがない普通のパーティションthinp: LVM シンプロビジョニングのパーティション設定スキーム
使用可能なパーティションスキームについての説明は、「ファイルシステムタイプ」を参照してください。--fstype=- 利用可能なファイルシステムのタイプを選択します。利用可能な値はext2、ext3、ext4、xfs、およびvfatです。デフォルトのファイルシステムは、xfsです。これらのファイルシステムに関する詳細は、「ファイルシステムタイプ」 を参照してください。--nohome-/homeパーティションの自動作成を無効にします。--nolvm- 自動パーティション設定に LVM や Btrfs を使用しません。このオプションは--type=plainと同じです。--encrypted- すべてのパーティションを暗号化します。手動によるグラフィカルインストールを行った際の初期パーティション設定画面で表示される Encrypt partitions (パーティションの暗号化) のチェックボックスと同じです。注記
1 つ以上のパーティションを暗号化する際には、Anaconda は安全な暗号化を行うため 256 ビットのエントロピー (ランダムなデータ) を収集しようとします。エントロピーの収集には時間がかかる場合があります。十分なエントロピーが収集されたかどうかにかかわらず、このプロセスは 10 分後に終了します。このプロセスは、インストールシステムと対話することで (キーボードで入力またはマウスを動かす) 速めることができます。仮想マシンにインストールしている場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 Virtualization Deployment and Administration Guide にあるように、 virtio-rng デバイス (仮想のランダム番号ジェネレーター) をゲストにアタッチすることもできます。--passphrase=- 暗号化した全デバイスのシステムワイドなデフォルトのパスフレーズを指定します。--escrowcert=URL_of_X.509_certificate- 暗号化した全ボリュームのデータ暗号化キーを/root配下にファイルとして格納します。URL_of_X.509_certificate で指定した URL の X.509 証明書を使用して暗号化します。キーは暗号化したボリュームごとに別のファイルとして格納されます。--encryptedと併用しないと意味がありません。--backuppassphrase- 暗号化されたボリュームにそれぞれランダムに生成されたパスフレーズを与えます。パスフレーズは/root配下に別々のファイルで格納されます。--escrowcertで指定した X.509 証明書を使用して暗号化されます。--escrowcertと併用しないと意味がありません。--cipher=- Anaconda のデフォルトのaes-xts-plain64では不十分な場合に使用する暗号化の種類を指定します。このオプションは、--encryptedオプションと併用する必要があります。このオプションだけを使用しても暗号化されません。使用できる暗号化の種類については、『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』に記載されていますが、Red Hat では、aes-xts-plain64またはaes-cbc-essiv:sha256のいずれかの使用を推奨しています。注記
CMS タイプの単一 FBA DASD 上にインストールする場合は、autopart --nohomeのキックスタートオプションを使用することが推奨されます。これを使用すると、インストーラーが別の/homeパーティションを作成せず、インストールが問題なく進みます。
autostep(オプション)- 通常、キックスタートを使ったインストールでは、不要な画面は省略されます。このオプションを使用すると、すべての画面を省略せずに短時間の表示をするようになります。システム導入の際は、パッケージのインストールが中断される場合があるため、このオプションは使用しないでください。
--autoscreenshot— インストール中のすべてのステップでスクリーンショットを撮り、インストール中はこれを/tmp/anaconda-screenshots/に保存します。インストール完了後は、スクリーンショットは/root/anaconda-screenshotsに保存されます。各スクリーンは、インストーラーが次のスクリーンに切り替える直前のショットを撮ります。すべての必須のキックスタートオプションを使用せず、インストールが自動的に開始されない場合、自動的に設定されている画面に移動して、希望する設定を実行できるので、これは重要になります。完了 をクリックして続行すると、指定した設定を含む画面がキャプチャーされます。
bootloader(必須)- ブートローダーのインストール方法を指定します。
重要
Red Hat では全マシンにブートローダーのパスワードを設定することを強く推奨しています。ブートローダーが保護されていないと、攻撃者によりシステムの起動オプションが修正され、システムへの不正アクセスが許可されてしまう可能性があります。重要
sdX(または/dev/sdX) フォーマットでのデバイス名は再起動後に維持される保証がなく、これはキックスタートコマンドの一部の使用を複雑にします。コマンドがデバイスノード名を呼び出す際には、代わりに/dev/diskからのアイテムを使用することができます。以下に例を示します。part / --fstype=xfs --onpart=sda1上記のコマンドの代わりに、以下のいずれかを使用します。part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-path/pci-0000:00:05.0-scsi-0:0:0:0-part1part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-id/ata-ST3160815AS_6RA0C882-part1これらの手順により、コマンドは常に同じストレージデバイスをターゲットとします。これは特に大型のストレージ環境で便利なものです。ストレージデバイスを連続的に参照する別の方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』 の永続的命名についての章を参照してください。注記
AMD64 および Intel 64 システムにブートローダーをインストールする際に、特殊なパーティションが必要な場合があります。このパーティションの種類およびサイズについては、ブートローダーをインストールするディスクが Master Boot Record (MBR) スキーマを使用するのか、それとも GUID Partition Table (GPT) スキーマを使用するのかによって異なります。詳細については、「ブートローダーのインストール」を参照してください。--append=- 追加のカーネルパラメーターを指定します。複数のパラメーターを指定する場合は空白で区切ります。例を示します。bootloader --location=mbr --append="hdd=ide-scsi ide=nodma"rhgbとquietのパラメーターは、ここで特に指定していなくても、また--append=コマンド自体をまったく使用していない場合であっても、必ず使用されます。--boot-drive=- ブートローダーの書き込み先のドライブを指定します。つまり、コンピューターが起動するドライブです。ブートドライブにマルチパスデバイスを使用する場合は、デバイスのメンバー 1 人のみを指定します。重要
現在、zipl ブートローダーを使用する IBM System z システム上の Red Hat Enterprise Linux インストールでは--boot-drive=オプションは無視されます。zipl をインストールすると、それ自体に起動ドライブがあると判断されます。--leavebootorder- インストーラーが Red Hat Enterprise Linux 7 をブートローダー内のインストール済みシステム一覧の最上位に追加し、その順番と既存の全エントリーを保持します。--driveorder=- BIOS の起動順序で最初のドライブを指定します。例を示します。bootloader --driveorder=sda,hda--location=- ブートレコードの書き込み先を指定します。使用できる値は以下の通りです。mbr- デフォルトのオプションです。ドライブが Master Boot Record (MBR) スキームを使用しているか GUID Partition Table (GPT) スキームを使用しているかによって動作が異なります。- GPT フォーマット済みディスクの場合は、ブートローダーのステージ 1.5 が BIOS 起動パーティションにインストールされます。
- MBR フォーマット済みディスクの場合は、MBR と 1 番目のパーティションの間にある空白領域にステージ 1.5 がインストールされます。
partition- ブートローダーをカーネルを収納するパーティションの 1 番目のセクターにインストールします。none- ブートローダーをインストールしません。
ほとんどの場合、このオプションは指定する必要がありません。--password=- GRUB2 を使用した場合、このオプションで指定したパスワードをブートローダーのパスワードとして設定します。任意のカーネルオプションが渡される可能性のある GRUB2 シェルへのアクセスを限定する場合に使用してください。パスワードを指定すると、GRUB2 ではユーザー名の入力も求められます。ユーザー名は常にrootです。--iscrypted---password=オプションを使ってブートローダーのパスワードを指定すると、通常、キックスタートファイルにプレーンテキスト形式で保存されます。このパスワードを暗合化する場合にこのオプションを使用して暗号化パスワードを生成します。暗合化したパスワードを生成するには、grub2-mkpasswd-pbkdf2コマンドを使い、使用するパスワードを入力し、コマンドからの出力 (grub.pbkdf2で始まるハッシュ) をキックスタートファイルにコピーします。暗号化したパスワードがあるbootloaderのエントリー例を以下に示します。bootloader --iscrypted --password=grub.pbkdf2.sha512.10000.5520C6C9832F3AC3D149AC0B24BE69E2D4FB0DBEEDBD29CA1D30A044DE2645C4C7A291E585D4DC43F8A4D82479F8B95CA4BA4381F8550510B75E8E0BB2938990.C688B6F0EF935701FF9BD1A8EC7FE5BD2333799C98F28420C5CC8F1A2A233DE22C83705BB614EA17F3FDFDF4AC2161CEA3384E56EB38A2E39102F5334C47405E--timeout=- ブートローダーがデフォルトオプションで起動するまでの待ち時間を指定します (秒単位)。--default=- ブートローダー設定内のデフォルトのブートイメージを設定します。--extlinux- GRUB2 ではなく extlinux ブートローダーを使用します。このオプションが正しく動作するのは extlinux でサポートしているシステムのみです。--disabled- これは--location=noneのより強力なバージョンになります。--location=noneは単にブートローダーのインストールを無効にしますが、--disabledだとブートローダーのインストールを無効にするほか、ブートローダーを含むパッケージのインストールを無効にするので、スペースが節約できます。
btrfs(オプション)- Btrfs ボリュームまたはサブボリュームを作成します。ボリュームを作成する場合の構文を示します。
btrfs mntpoint --data=level --metadata=level --label=label partitionspartitions には、1 つ以上のパーティションを指定できます。複数のパーティションを指定する場合、エントリーは単一スペースで区切ります。その例については、例26.1「Btrfs のボリュームとサブボリュームの作成」を参照してください。サブボリュームを作成する場合の構文を示します。btrfs mntpoint --subvol --name=path parentparent はサブボリュームの親ボリュームとなる識別子です。 mntpoint はファイルシステムをマウントする場所です。--data=- ファイルシステムのデータに使用する RAID レベルです (0、1、10 など)。このパラメーターは任意のもので、サブボリュームには影響ありません。複数の物理ディスクが必要になります。--metadata=- ファイルシステムやボリュームのメタデータに使用する RAID レベルです (0、1、10など)。オプションになります。このオプションは、サブボリュームには影響ありません。複数の物理ディスクが必要になります。--label=- Btrfs ファイルシステムのラベルを指定します。与えたラベルが別のファイルシステムで既に使用されている場合には、新しいラベルが作成されます。このオプションは、サブボリュームには影響ありません。--noformatまたは--useexisting- 既存の Btrfs ボリューム (またはサブボリューム) を使用し、ファイルシステムの再フォーマットは行いません。--mkfsoptions=- このパーティション上でファイルシステムを作成するプログラムに渡す追加のパラメーターを指定します。引数のリストでは処理が行われないので、mkfs プログラムに直接渡すことが可能な形式で提供する必要があります。つまり、ファイルシステムによって、複数のオプションはコンマ区切りにするか、二重引用符で囲む必要があります。
3 つのディスク上のメンバーパーティションからひとつの Btrfs ボリュームを作成し、さらに/と/homeのサブボリュームを作成してみます。ここではメインのボリュームはマウントされません。また、直接は使用されません。例26.1 Btrfs のボリュームとサブボリュームの作成
part btrfs.01 --size=6000 --ondisk=sdapart btrfs.02 --size=6000 --ondisk=sdbpart btrfs.03 --size=6000 --ondisk=sdcbtrfs none --data=0 --metadata=1 --label=rhel7 btrfs.01 btrfs.02 btrfs.03btrfs / --subvol --name=root LABEL=rhel7btrfs /home --subvol --name=home rhel7 clearpart(オプション)- 新しいパーティションを作成する前に、システムからパーティションを削除します。デフォルトでは、パーティションは削除しません。
重要
sdX(または/dev/sdX) フォーマットでのデバイス名は再起動後に維持される保証がなく、これはキックスタートコマンドの一部の使用を複雑にします。コマンドがデバイスノード名を呼び出す際には、代わりに/dev/diskからのアイテムを使用することができます。以下に例を示します。part / --fstype=xfs --onpart=sda1上記のコマンドの代わりに、以下のいずれかを使用します。part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-path/pci-0000:00:05.0-scsi-0:0:0:0-part1part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-id/ata-ST3160815AS_6RA0C882-part1これらの手順により、コマンドは常に同じストレージデバイスをターゲットとします。これは特に大型のストレージ環境で便利なものです。ストレージデバイスを連続的に参照する別の方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』 の永続的命名についての章を参照してください。注記
clearpartコマンドを使用する場合は、論理パーティションにはpart --onpartコマンドは使用できません。clearpartコマンドを含むパーティション設定の詳細な例については、「高度なパーティションの例」を参照してください。--all- システムにあるすべてのパーティションを消去します。警告
このオプションを使用すると接続しているネットワークストレージなどインストーラーでアクセスできるディスクはすべて消去されます。使用する場合は注意してください。clearpartに--drives=オプションを使って消去したいドライブのみを指定する、ネットワークストレージは後で接続する (キックスタートファイルの%postセクションを利用するなど)、ネットワークストレージのアクセスに使用されるカーネルモジュールをブラックリストに記載するなどの手段を取ると保持したいストレージの消去を防ぐことができます。--drives=- ドライブを指定してパーティションを消去します。次の例ではプライマリー IDE コントローラーにある 1 番目と 2 番目のドライブにあるパーティションをすべて消去することになります。clearpart --drives=hda,hdb --allマルチパスのデバイスを消去する場合は、disk/by-id/scsi-WWIDの形式を使用します。WWID はデバイスの world-wide identifier になります。WWID が58095BEC5510947BE8C0360F604351918のディスクを消去する場合は次のようにします。clearpart --drives=disk/by-id/scsi-58095BEC5510947BE8C0360F604351918マルチパスのデバイスを消去する場合はこの形式が適しています。ただし、エラーが発生する場合、そのマルチパスデバイスが 論理ボリューム管理 (LVM) を使用していないなら、disk/by-id/dm-uuid-mpath-WWIDの形式を使って消去することもできます。WWID はデバイスの world-wide identifier です。WWID が2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017のディスクを消去する場合は次のようにします。clearpart --drives=disk/by-id/dm-uuid-mpath-2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017警告
マルチパスのデバイス消去に、mpathaなどのデバイス名は絶対に使用しないでください。このようなデバイス名は特定ディスクに固有な名前ではありません。インストール中の/dev/mpathaという名前のディスクは必ずしも期待したディスクを指すとは限りません。したがって、clearpartコマンドを使用する際、間違ったディスクが対象となる可能性があります。--list=- 消去するパーティションを指定します。このオプションを使用すると--allおよび--linuxのオプションは無効になります。異なるドライブをまたいで使用することができます。例を示します。clearpart --list=sda2,sda3,sdb1--linux- すべての Linux パーティションを消去します。--none(デフォルト) - パーティションを消去しません。
注記
clearpart --allコマンドをキックスタートファイル内で使用してインストール中に既存する全パーティションを削除しようとすると、場合によっては Anaconda によりインストールが一時中断され削除の確認が求められることがあります。まったく介入せずに自動的にインストールを行う必要がある場合はzerombrコマンドをキックスタートファイルに追加します。 cmdline(オプション)- 完全に非対話式のコマンドラインモードでインストールを実行します。対話のプロンプトがあるとインストールは停止します。このモードは、x3270 ターミナルと共に IBM System z システムで使用する場合に便利です。「キックスタートを使ったインストールのパラメーター」を参照してください。
重要
完全に自動のインストールでは、キックスタートファイルにある利用可能なモードのいずれかを指定するか (graphical、text、またはcmdline)、コンソール、環境、ディスプレイの各オプション の説明にあるconsole=起動オプションを使用する必要があります。モードが指定されない場合は、システムがいずれかを選択するよう尋ねます。 device(オプション)- ほとんどの PCI システムでは、イーサネットカードや SCSI カードは自動検出されますが、旧式のシステムや一部の PCI では、適切なデバイスを検出できるようキックスタートにヒントをあたえる必要があります。追加モジュールのインストールをインストールプログラムに指示する
deviceコマンドは、以下のような形式になります。device moduleName --opts=options- moduleName - インストールが必要なカーネルモジュール名で置き換えます。
--opts=- カーネルモジュールに渡すオプションです。例を示します。device --opts="aic152x=0x340 io=11"
driverdisk(オプション)- キックスタートを使ったインストール中に、デフォルトでは含まれていないドライバーを追加する場合に使用します。ドライバーディスクのコンテンツをシステムのハードドライブ上にあるパーティションの root ディレクトリーにコピーしてから、
driverdiskコマンドを使って検索すべきドライバーディスクとその場所を指定します。driverdisk [partition|--source=url|--biospart=biospart]ドライバーディスクにはネットワーク上の場所を指定することもできます。driverdisk --source=ftp://path/to/dd.imgdriverdisk --source=http://path/to/dd.imgdriverdisk --source=nfs:host:/path/to/img- partition - ドライバーディスクを含むパーティションです。パーティションを指定する場合はパーティション名 (
sdb1など) だけではなく、完全パス (/dev/sdb1など) を使用してください。 --source=- ドライバーディスクの URL です。NFS の場所を入力する場合はnfs:host:/path/to/imgの形式になります。--biospart=- ドライバーディスクを含む BIOS パーティションです (82p2など)。
ドライバーディスクは、ネットワーク経由やinitrdから読み込むのではなく、ハードディスクドライブまたは同様のデバイスから読み込むことができます。以下の手順に従います。- ハードディスクドライブ、USB または同様のデバイスのドライバーディスクを読み込みます。
- このデバイスに対して DD などのラベルを設定します。
- キックスタートファイルに以下の行を追加します。
driverdisk LABEL=DD:/e1000.rpm
DD を具体的なラベルに、dd.rpm は具体的な名前に置き換えます。LABEL には、inst.repoコマンドでサポートされている内容を使用してハードディスクドライブを指定します。 eula(オプション)- ユーザーの介入を必要とせず、自動的に End User License Agreement (EULA) に同意する場合にこのオプションを使用します。このオプションを使用すると、Initial Setup によるインストール後のライセンス同意および初回の再起動を求めるプロンプトが表示されなくなります。詳細は、29章初期設定 (Initial Setup)を参照してください。
--agreed(必須) - EULA を受諾します。このオプションは必ず使用する必要があります。使用しないとeulaコマンド自体を使用する意味がなくなります。
fcoe(オプション)- Enhanced Disk Drive Services (EDD) で検出されたデバイス以外で、自動的にアクティベートする FCoE デバイスを指定します。
fcoe --nic=name [options]--nic=(必須) - アクティベートするデバイス名です。--dcb=- データセンターブリッジ (DCB) の設定を確立します。--autovlan- VLAN を自動的に検出します。
firewall(オプション)- インストールされるシステムのファイアウォールの設定を指定します。
firewall --enabled|--disabled device [options]--enabledまたは--enable- DNS 応答や DHCP 要求など、発信要求に対する応答ではない着信接続を拒否します。このマシンで実行中のサービスへのアクセスが必要な場合は、特定サービスに対してファイアウォールの通過許可を選択することができます。--disabledまたは--disable- iptable ルールを一切設定しません。--trust=- em1 などのデバイスを指定することで、ファイアウォールを通過するこのデバイスへの着信トラフィックおよびこのデバイスからの発信トラフィックすべてを許可します。複数のデバイスを指定する場合は、--trust em1 --trust em2を使用します。--trust em1, em2などのようなコンマ区切りは使用しないでください。- incoming - 指定したサービスがファイアウォールを通過できるよう以下のいずれかで置き換えます。複数指定が可能です。
--ssh--smtp--http--ftp
--port=- port:protocol 形式で指定ポートのファイアウォール通過を許可することができます。たとえば、IMAP アクセスがファイアウォールを通過できるようにする場合は、imap:tcpと指定します。ポート番号を明示的に指定することもできます。ポート 1234 の UDP パケットを許可する場合は1234:udpと指定します。複数のポートを指定する場合はコンマで区切って指定します。--service=- このオプションは、高レベルでサービスのファイアウォール通過を許可する方法です。サービスの中には複数のポートを開く必要があったり (cups、avahiなど)、サービスが正常に動作するよう特殊な設定を必要とするものがあります。このような場合、--portオプションでポート単位での指定を行ったり、--service=を使って必要なポートをすべて一度に開くことが可能です。firewalld パッケージ内の firewall-offline-cmd プログラムで認識できるオプションは、すべて使用することができます。firewalldを実行している場合は、firewall-cmd --get-servicesを実行すると、認識できるサービス名の一覧が表示されます。
firstboot(オプション)- 初めてシステムを起動した時に、Initial Setup アプリケーションを開始するかどうかを指定します。有効にする場合は、 initial-setup パッケージをインストールする必要があります。何も指定しないとデフォルトで無効になるオプションです。
--enableまたは--enabled- システムの初回起動時に Initial Setup を開始します。--disableまたは--disabled-システムの初回起動時に Initial Setup が開始されません。--reconfig- 起動時に Initial Setup が再設定モードで開始されます。このモードでは、初期設定に加え、言語、マウス、キーボード、root パスワード、セキュリティレベル、タイムゾーン、ネットワーク設定オプションなどを設定することができます。
group(オプション)- システムに新しいユーザーグループを作成します。そのグループ名または GID がすでに存在している場合、このコマンドは失敗します。また、新たに作成したユーザーに新しいグループを作成する場合は
userコマンドが使用できます。group --name=name [--gid=gid]--name=- グループ名を与えます。--gid=- グループの GID です。指定しないとシステム GID 以外で次に使用可能な GID がデフォルト設定されます。
graphical(オプション)- グラフィカルモードでインストールを実行します。これがデフォルトです。
重要
完全に自動のインストールでは、キックスタートファイルにある利用可能なモードのいずれかを指定するか (graphical、text、またはcmdline)、コンソール、環境、ディスプレイの各オプション の説明にあるconsole=起動オプションを使用する必要があります。モードが指定されない場合は、システムがいずれかを選択するよう尋ねます。 halt(オプション)- インストールが正常に完了するとシステムを一時停止します。手動インストールと同じく、Anaconda のメッセージが表示され、ユーザーがキーを押すのを待ってから再起動が行われます。キックスタートを使ったインストールでは、完了方法の指定がない場合、このオプションがデフォルトとして使用されます。
haltコマンドはshutdown -hコマンドと同じです。他の完了方法については、poweroff、reboot、shutdownなどのコマンドをご覧ください。 ignoredisk(オプション)- インストールプログラムが指定ディスクを無視するようにします。自動パーティション設定を使用して、特定のディスクを無視したい場合に便利なオプションです。たとえば、
ignorediskを使用せずに SAN クラスターに導入しようとすると、インストールプログラムが SAN へのパッシブパスを検出し、パーティションテーブルがないことを示すエラーが返されるため、キックスタートが失敗します。ignoredisk --drives=drive1,drive2,...driveN には、sda、sdb、hdaなどのいずれかを入力します。重要
sdX(または/dev/sdX) フォーマットでのデバイス名は再起動後に維持される保証がなく、これはキックスタートコマンドの一部の使用を複雑にします。コマンドがデバイスノード名を呼び出す際には、代わりに/dev/diskからのアイテムを使用することができます。以下に例を示します。part / --fstype=xfs --onpart=sda1上記のコマンドの代わりに、以下のいずれかを使用します。part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-path/pci-0000:00:05.0-scsi-0:0:0:0-part1part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-id/ata-ST3160815AS_6RA0C882-part1これらの手順により、コマンドは常に同じストレージデバイスをターゲットとします。これは特に大型のストレージ環境で便利なものです。ストレージデバイスを連続的に参照する別の方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』 の永続的命名についての章を参照してください。論理ボリューム管理 (LVM) を使用しないマルチパスのデバイスを無視する場合は、disk/by-id/dm-uuid-mpath-WWIDの形式を使用します。WWID にはデバイスの world-wide identifier を入力します。たとえば、WWID が2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017のディスクを無視するには、以下のコマンドを使用します。ignoredisk --drives=disk/by-id/dm-uuid-mpath-2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017Anaconda がキックスタートファイルを解析するまで、LVM を使用するマルチパスのデバイスは構成されません。したがって、これらのデバイスはdm-uuid-mpathの形式では指定できません。LVM を使用するマルチパスのデバイスを無視する場合は、代わりにdisk/by-id/scsi-WWIDの形式を使用します。WWID はデバイスの world-wide identifier です。たとえば、WWID が58095BEC5510947BE8C0360F604351918のディスクを無視するには、以下のコマンドを使用します。ignoredisk --drives=disk/by-id/scsi-58095BEC5510947BE8C0360F604351918警告
マルチパスのデバイス消去に、mpathaなどのデバイス名は絶対に使用しないでください。このようなデバイス名は特定ディスクに固有な名前ではありません。インストール中の/dev/mpathaという名前のディスクは必ずしも期待したディスクを指すとは限りません。したがって、clearpartコマンドを使用する際、間違ったディスクが対象となる可能性があります。--only-use- インストールプログラムで使用するディスクの一覧を指定します。これ以外のディスクはすべて無視されます。たとえば、インストール中にsdaディスクを使用し、他はすべて無視する場合は以下のコマンドを使用します。ignoredisk --only-use=sdaLVM を使用しないマルチパスのデバイスを指定する場合は、以下のコマンドを実行します。ignoredisk --only-use=disk/by-id/dm-uuid-mpath-2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017LVM を使用するマルチパスのデバイスを指定する場合は、以下のコマンドを実行します。ignoredisk --only-use=disk/by-id/scsi-58095BEC5510947BE8C0360F604351918--interactive- 高度なストレージ画面を手動で操作したい場合に使用します。
install(オプション)- デフォルトのインストールモードです。インストールタイプを
cdrom、harddrive、nfs、liveimg、url(FTP、HTTP または HTTPS のインストールの場合) から選択する必要があります。installコマンド自体とインストール方法を指定するコマンドは別々の行で指定してください。例を示します。installliveimg --url=file:///images/install/squashfs.img --noverifysslcdrom- システムの 1 番目の光学ドライブからインストールします。harddrive- ローカルドライブにある完全インストール用の ISO イメージまたは Red Hat インストールツリーからインストールします。ドライブには、インストールプログラムでマウント可能な以下のファイルシステムが含まれている必要があります。ext2、ext3、ext4、vfat、もしくはxfs。--biospart=- BIOS パーティションを指定する場合に使用します (82など)。--partition=- パーティションを指定する場合に使用します (sdb2など)。--dir=- 完全インストール用 DVD の ISO イメージやインストールツリーのvariantディレクトリーを格納しているディレクトリーを指定する場合に使用します。
以下に例を示します。harddrive --partition=hdb2 --dir=/tmp/install-treeliveimg- パッケージではなくひとつのディスクイメージからインストールを実行します。イメージは、ライブ ISO イメージのsquashfs.imgファイル、圧縮 tar ファイル (.tar、.tbz、.tgz、.txz、.tar.bz2、.tar.gz、または.tar.xz)、もしくはインストールメディアでマウントできるファイルシステムであればどれでも構いません。ext2、ext3、ext4、vfat、xfsなどが対応ファイルシステムになります。注記
ドライバーディスクでliveimgインストールモードを使用している場合は、ディスク上のドライバーはインストールされるシステムに自動的に含まれることはありません。これらのドライバーが必要な場合は、手動でインストールするか、キックスタートスクリプトの%postセクションでインストールします。--url=- インストール元の場所を指定します。HTTP、HTTPS、FTP、fileなどが対応プロトコルになります。--proxy=-HTTP、HTTPS、FTPなどインストール実行中に使用するプロキシを指定します。--checksum=- 検証に使用するイメージファイルのチェックサムSHA256を付けるオプションの引数です。--noverifyssl-HTTPSサーバーに接続の際に、SSL 確認を無効にします。
以下に例を示します。liveimg --url=file:///images/install/squashfs.img --checksum=03825f567f17705100de3308a20354b4d81ac9d8bed4bb4692b2381045e56197 --noverifysslnfs- 指定した NFS サーバーからインストールします。--server=- インストール元となるサーバーを指定します (ホスト名または IP)。--dir=- インストールツリーのvariantディレクトリーを格納しているディレクトリーを指定します。--opts=- NFS エクスポートのマウントに使用するマウントポイントを指定します (オプション)。
以下に例を示します。nfs --server=nfsserver.example.com --dir=/tmp/install-treeurl- FTP、HTTP、HTTPS のいずれかを使用して、リモートのサーバーにあるインストールツリーからインストールを実行します。--url=- インストール元となる場所です。HTTP、HTTPS、FTP、fileが対応プロトコルになります。--mirrorlist=- インストール元となるミラー URL です。--proxy=-HTTP、HTTPS、FTPなどインストール実行中に使用するプロキシを指定します。--noverifyssl-HTTPSサーバーに接続の際に、SSL 確認を無効にします。
以下に例を示します。url --url http://server/pathまたはurl --url ftp://username:password@server/path
iscsi(オプション)iscsi --ipaddr=address [options]インストール中に追加で接続する iSCSI ストレージを指定します。また、iscsiコマンドを使用する場合は、iscsinameコマンドで iSCSI ノードに名前を割り当てる必要があります。iscsinameコマンドはiscsiコマンドより先に指定してください。iSCSI ストレージの設定は、できる限りiscsiコマンドではなくシステムの BIOS またはファームウェア (Intel システムの場合は iBFT) 内で行うことを推奨しています。BIOS またはファームウェア内で設定されたディスクは Anaconda で自動的に検出、使用されるため、キックスタートファイルで特に設定する必要がありません。iscsiコマンドを使用する必要がある場合は、インストールの開始時にネットワークがアクティブであること、clearpartやignorediskなどのコマンドによる参照より先にまずiscsiコマンドがキックスタート内で指定されていることを確認してください。--ipaddr=(必須) - 接続先ターゲットの IP アドレスを指定します。--port=(必須) - ポート番号を指定します (通常は--port=3260) 。--target=- ターゲットの IQN (iSCSI 修飾名) を指定します。--iface=- ネットワーク層で確定されるデフォルトのネットワークインターフェースではなく、指定ネットワークインターフェースに接続を結合します。これを一度使用したら、キックスタート内のiscsiコマンドのインスタンスではすべて指定する必要があります。--user=- ターゲットでの認証に必要なユーザー名を指定します。--password=- ターゲットに指定したユーザー名のパスワードを指定します。--reverse-user=- 逆 CHAP 認証を使用するターゲットのイニシエーターでの認証に必要なユーザー名を指定します。--reverse-password=- イニシエーターに指定したユーザー名のパスワードを指定します。
iscsiname(オプション)- iscsi パラメーターで指定された iSCSI ノードに名前を割り当てます。キックスタートファイルで
iscsiパラメーターを使用している場合はiscsinameを先に指定しておく必要があります。iscsinameiqn %addon com_redhat_kdump(オプション)- このコマンドは、kdump カーネルクラッシュダンピングメカニズムを設定します。
注記
このコマンドは、ビルトインのキックスタートコマンドではなくアドオンであることから、構文は通常のものとは異なります。アドオンについての詳細は、「キックスタートのアドオン」 を参照してください。Kdump とは、システムのメモリー内容を保存して後で分析できるようカーネルのクラッシュをダンプするメカニズムを指します。kexec に依存します。これは、別のカーネルのコンテキストからシステムを再起動することなく Linux カーネルを起動し、通常は失われてしまう 1 番目のカーネルメモリーの内容を維持することができます。システムクラッシュが発生すると kexec は 2 番目のカーネルで起動します (キャプチャーカーネル)。このキャプチャーカーネルは、1 番目のカーネルからはアクセスできないシステムメモリーの予約部分に収納されています。このため、Kdumpは、クラッシュしたカーネルメモリーの内容 (クラッシュダンプ) をキャプチャーして、指定された場所に保存します。この場所は、このキックスタートコマンドを使用して設定することはできません。インストール後に/etc/kdump.conf設定ファイルを編集して設定する必要があります。Kdump についての詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 カーネルクラッシュダンプガイド を参照してください。利用可能なオプションは以下の通りです。--enable- インストール済みのシステムで kdump を有効にします。--disable- インストール済みのシステムで kdump を無効にします。--reserve-mb=- kdump 用に予約するメモリーの量 (MiB 単位)。例を示します。%addon com_redhat_kdump --enable --reserve-mb=128%end数値の代わりにautoと使用することもできます。その場合は、インストーラーが Red Hat Enterprise Linux 7 カーネルクラッシュダングガイド に記載の基準に基づいて自動でメモリー量を決定します。kdump を有効にして--reserve-mb=オプションを指定しないと、autoの値が使用されます。--enablefadump- 対応するシステム (特に IBM Power Systems サーバー) へのファームウェア補助によるダンピングを有効にします。
keyboard(必須)- システムで使用可能な 1 種類または複数のキーボードレイアウトを設定します。
--vckeymap=- 使用するVConsoleキーマップを指定します。/usr/lib/kbd/keymaps/ディレクトリー内の各ファイル名から.map.gz拡張子を外したものが有効なキーマップ名になります。--xlayouts=- 使用する X のレイアウトを空白なしのコンマで区切った一覧で指定します。setxkbmap(1)と同じ形式、layout形式 (czなど) またはlayout (variant)形式 (cz (qwerty)など) のいずれかの形式による値を取ります。使用できるレイアウトは、Layoutsのxkeyboard-config(7)man ページをご覧ください。--switch=- レイアウト切り替えのオプション一覧を指定します (複数のキーボードレイアウト切り替え用のショートカット)。複数のオプションは空白なしのコンマで区切ってください。setxkbmap(1)と同じ形式の値を受け取ります。使用できる切り替えオプションはOptionsのxkeyboard-config(7)man ページをご覧ください。
以下の例では、--xlayouts=オプションを使って 2 種類のキーボードレイアウト (English (US)とCzech (qwerty)) を設定し、切り替えオプションは Alt+Shift を使用するよう指定しています。keyboard --xlayouts=us,'cz (qwerty)' --switch=grp:alt_shift_toggle重要
--vckeymap=または--xlayouts=のいずれかを使用する必要があります。 lang(必須)- インストール中に使用する言語およびインストール後のシステムで使用するデフォルトの言語を設定します。たとえば、言語を英語に設定する場合は、次の行をキックスタートファイルに含めます。
lang en_US/usr/share/system-config-language/locale-listは system-config-language パッケージの一部になります。使用できる言語コードはこのファイルの各行 1 番目のコラムを参照してください。テキストモードのインストールでは、特定の言語には対応していません (中国語、日本語、韓国語、インド系言語など)。langコマンドでこれらの言語を指定しても、インストールプロセスは英語で続行されます。ただし、インストール後のシステムでは選択した言語がデフォルトの言語として使用されます。--addsupport=- 追加言語のサポートを指定します。空白を入れずコンマで区切った形式を受け取ります。例を示します。lang en_US --addsupport=cs_CZ,de_DE,en_UK
logging(オプション)- インストール中に Anaconda で記録されるエラーのログを制御します。インストール後のシステムには影響しません。
logging [--host=host] [--port=port] [--level=debug|info|error|critical]--host=- 指定リモートホストにログ情報を送信します。ログを受けとるには、リモートホストで syslogd プロセスの実行を設定しておく必要があります。--port=- リモートの syslogd プロセスがデフォルト以外のポートを使用する場合は、このオプションを使って設定します。--level=- tty3 に表示されるメッセージの最低レベルを指定します。ただし、このレベルに関係なくログファイルには全メッセージが送信されます。設定できるレベルはdebug、info、warning、error、criticalになります。
logvol(オプション)- 次の構文を使用して、論理ボリューム管理 (LVM) の論理ボリュームを作成します。LVM に関する詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理』を参照してください。
logvol mntpoint --vgname=name --name=name [options]注記
キックスタートを使って Red Hat Enterprise Linux をインストールする場合は、論理ボリューム名およびボリュームグループ名にはダッシュ (「-」) 文字を使用しないでください。この文字を使用すると、インストール自体は正常に完了しますが、/dev/mapper/ディレクトリー内の論理ボリューム名とボリュームグループ名にダッシュが二重に付いてしまうことになります。たとえば、logvol-01という名前の論理ボリュームを格納するvolgrp-01という名前のボリュームグループなら、/dev/mapper/volgrp--01-logvol--01というような表記になってしまいます。この制約が適用されるのは、新規作成の論理ボリュームおよびボリュームグループ名のみです。既存の論理ボリュームまたはボリュームグループを--noformatオプションを使って再利用する場合には、名前は変更されません。logvolの実行例の詳細については、「高度なパーティションの例」を参照してください。- mntpoint はパーティションをマウントする場所になります。次のいずれかの形式にしてください。
/path/または/homeなどswapswap 領域として使用されます。自動的に swap パーティションのサイズを確定させる場合は、--recommendedオプションを使用します。swap --recommended自動的に swap パーティションサイズを確定しながら、ハイバネート用に追加領域も配分するには、--hibernationオプションを使用します。swap --hibernation--recommendedで割り当てられる swap 領域に加え、システムの RAM 容量が加算されたサイズが割り当てられるようになります。これらのコマンドで割り当てられる swap サイズについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」 (AMD64 および Intel 64 システム用)、「推奨されるパーティション設定スキーム」(IBM Power Systems サーバー用)、および「推奨されるパーティション設定スキーム」(IBM System z 向け) を参照してください。
オプションは次の通りです。--noformat- 既存の論理ボリュームを使用し、そのボリュームのフォーマットは行いません。--useexisting- 既存の論理ボリュームを使用し、そのボリュームを再フォーマットします。--fstype=- 論理ボリュームのファイルシステムのタイプを設定します。xfs、ext2、ext3、ext4、swap、vfatが使用できる値になります。--fsoptions=- ファイルシステムをマウントする場合に使用するオプション文字列を自由形式で指定します。この文字列はインストール後の/etc/fstabファイルにコピーされるため、引用符で囲んでください。--mkfsoptions=- このパーティション上でファイルシステムを作成するプログラムに渡す追加のパラメーターを指定します。引数のリストでは処理が行われないので、mkfs プログラムに直接渡すことが可能な形式で提供する必要があります。つまり、ファイルシステムによって、複数のオプションはコンマ区切りにするか、二重引用符で囲む必要があります。--label=- 論理ボリュームのラベルを設定します。--grow- 指定された場合は、最大利用可能サイズまでパーティションを拡張する、または指定限度サイズまで拡張するように指示します。--percent=または--size=のいずれかのオプションを使用して最小サイズを指定する必要があります。--size=- 論理ボリュームの最小サイズを MiB 単位で指定します。このオプションは--percent=オプションと併用することはできません。--percent=- 静的にサイズ指定した論理ボリュームを考慮に入れた後のボリュームグループにある空き領域を表すパーセンテージとして、論理ボリュームのサイズを指定します。このオプションは--size=オプションと併用することはできません。重要
新規の論理ボリューム作成時には、--size=オプションで静的なサイズを指定するか、--percent=オプションで残りの空きスペースをパーセンテージとして指定する必要があります。同一の論理ボリュームでこれら両方のオプションを使用することはできません。これは Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降にのみ適用されることに留意してください。Red Hat Enterprise Linux 7.0 ではこれらのオプションは異なる動作をします。--maxsize=- grow が設定された場合の最大サイズを MiB 単位で指定します。500など整数値を入力してください (単位は不要)。--recommended-swap論理ボリュームを作成して、使用中のシステムのハードウェアに基づいてそのボリュームのサイズを自動的に確定するためにこのオプションを使用します。推奨スキームについての詳細は、「推奨されるパーティション設定スキーム」 (AMD64 および Intel 64 システム用)、「推奨されるパーティション設定スキーム」(IBM Power Systems 用)、および「推奨されるパーティション設定スキーム」 (IBM System z 向け) を参照してください。--resize- 論理ボリュームのサイズを変更します。このオプションを使用する場合は、--useexistingと--sizeも指定する必要があります。--encrypted- この論理ボリュームを--passphrase=オプションで入力したパスフレーズを使って暗号化します。このパスフレーズを指定しない場合、インストールプログラムはautopart --passphraseコマンドで設定されるデフォルトのシステムワイドパスフレーズを使用します。このデフォルトのパスフレーズも設定されていない場合は、インストールプロセスが中断されてパスフレーズの入力が求められます。注記
1 つ以上のパーティションを暗号化する際には、Anaconda は安全な暗号化を行うため 256 ビットのエントロピー (ランダムなデータ) を収集しようとします。エントロピーの収集には時間がかかる場合があります。十分なエントロピーが収集されたかどうかにかかわらず、このプロセスは 10 分後に終了します。このプロセスは、インストールシステムと対話することで (キーボードで入力またはマウスを動かす) 速めることができます。仮想マシンにインストールしている場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 Virtualization Deployment and Administration Guide にあるように、 virtio-rng デバイス (仮想のランダム番号ジェネレーター) をゲストにアタッチすることもできます。--passphrase=- この論理ボリュームを暗号化する時に使用するパスフレーズを指定します。--encryptedオプションと併用してください。単独では意味がありません。--cipher=- Anaconda のデフォルトとなる aes-xts-plain64 では不十分な場合に使用する暗号化の種類を指定します。このオプションは--encryptedオプションと併用してください。単独で使用しても暗号化されません。使用できる暗号化の種類については『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』に記載されていますが、Red Hat では aes-xts-plain64 または aes-cbc-essiv:sha256 のいずれかの使用を推奨しています。--escrowcert=URL_of_X.509_certificate- 暗号化した全ボリュームのデータ暗号化キーを/root配下にファイルとして保存します。URL_of_X.509_certificate で指定した URL の X.509 証明書を使用して暗号化します。キーは暗号化したボリュームごとに別のファイルとして格納されます。--encryptedと併用しないと意味がありません。--backuppassphrase- 暗号化されたボリュームにそれぞれランダムに生成されたパスフレーズを与えます。パスフレーズは/root配下に別々のファイルで格納されます。--escrowcertで指定した X.509 証明書を使用して暗号化されます。--escrowcertと併用しないと意味がありません。--thinpool- シンプール論理ボリュームを作成します (noneのマウントポイントを使用)。--metadatasize=size- 新しいシンプールデバイスのメタデータ領域サイズを指定します (MiB 単位)。--chunksize=size- 新しいシンプールデバイスのチャンクサイズを指定します (KiB 単位)。--thin- シン論理ボリュームを作成します (--poolnameと併用する必要があります)。--poolname=name- シン論理ボリュームを作成するシンプール名を指定します。--thinオプションが必要です。--profile=name- シン論理ボリュームで使用する設定ファイル名を指定します。これを使用する場合は、この名前は当該論理ボリュームのメタデータにも含まれることになります。デフォルトで使用できるプロファイルはdefaultとthin-performanceです。/etc/lvm/profile/ディレクトリー内で定義します。詳細についてはlvm(8)の man ページを参照してください。--cachepvs=- 該当ボリュームのキャッシュとして使用する物理ボリュームをコンマ区切りで記入します。--cachemode=- 当該論理ボリュームのキャッシュに使用するモードを指定します。writebackまたはwritethroughになります。注記
キャッシュ済み論理ボリュームおよびそれらのモードについての詳細は、lvmcache(7)man ページを参照してください。--cachesize=- 論理ボリュームにアタッチするキャッシュのサイズを MiB 単位で指定します。このオプションは--cachepvs=オプションと併用する必要があります。
まず最初にパーティションを作成します。次に論理ボリュームグループを作成してから、論理ボリュームを作成します。例を示します。part pv.01 --size 3000volgroup myvg pv.01logvol / --vgname=myvg --size=2000 --name=rootvolまず最初にパーティションを作成します。次に論理ボリュームグループを作成してから、ボリュームグループに残っている領域の 90 % を占める論理ボリュームを作成します。例を示します。part pv.01 --size 1 --growvolgroup myvg pv.01logvol / --vgname=myvg --name=rootvol --percent=90 mediacheck(オプション)- このコマンドを使用すると、インストール開始前にメディアチェックの実行が強制されます (
rd.live.check)。インストール時の介入が必要とされるため、デフォルトでは無効になっています。 network(オプション)- ターゲットとなるシステムのネットワーク情報を設定し、インストール環境でネットワークデバイスを作動させます。1 番目の
networkコマンドで指定しているデバイスが自動的にアクティベートされます。また、デバイスの作動は--activateオプションでの明示的な指定が必要な場合もあります。注記
em1やwl3sp0といった一貫性のある名前をネットワークデバイスの特定に使用するネットワークデバイス命名標準にはいくつかのタイプがあります。これらの標準については、Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。--activate- インストール環境でこのデバイスを作動させます。既に作動しているデバイスに対して--activateオプションを使用すると (たとえば、キックスタートファイルを取得できるよう起動オプションで設定したインターフェースなど)、キックスタートファイルで指定している詳細を使用するようデバイスが再起動されます。デバイスにデフォルトのルートを使用させないようにする場合は--nodefrouteオプションを使用します。--bootproto=-dhcp、bootp、ibft、staticのいずれかを指定します。dhcpがデフォルトのオプションになります。dhcpとbootpは同じように処理されます。デバイスのipv4設定を無効にするには、--noipv4オプションを使用します。注記
このオプションは、デバイスの ipv4 設定を行います。ipv6 の設定には、--ipv6 および --ipv6gateway のオプションを使用します。DHCP メソッドでは DHCP サーバーシステムを使ってネットワーク構成を取得します。BOOTP メソッドも同様で、BOOTP サーバーがネットワーク構成を提供する必要があります。システムに DHCP を使用させる場合は以下のように指定します。network --bootproto=dhcpBOOTP を使ってネットワーク構成を取得させる場合は、キックスタートファイルで次の行を使用します。network --bootproto=bootpiBFT で指定されている設定を使用する場合は、以下のようにします。network --bootproto=ibftstaticメソッドの場合、キックスタートファイルで IP アドレスとネットマスクをキックスタートファイルで指定する必要があります。これらの情報は静的となるため、インストール中およびインストール後にも使用されます。静的なネットワーク構成情報はすべて一行で指定する必要があります。コマンドライン上のようにバックスラッシュ (\) を使って行を折り返すことはできません。network --bootproto=static --ip=10.0.2.15 --netmask=255.255.255.0 --gateway=10.0.2.254 --nameserver=10.0.2.1ネームサーバーは同時に複数設定することもできます。以下のように--nameserver=オプションを 1 度使用し、ネームサーバーの IP アドレスをコンマ区切りで指定します。network --bootproto=static --ip=10.0.2.15 --netmask=255.255.255.0 --gateway=10.0.2.254 --nameserver=192.168.2.1,192.168.3.1--device=-networkコマンドで設定する (また最終的に Anaconda でアクティベートさせる) デバイスを指定します。1 番目 に使用されるnetworkコマンドに--device=オプションがない場合、ksdevice=Anaconda の起動オプションを指定していればその値が使用されます。ただし、この動作は廃止が予定されているため注意してください。ほとんどの場合において、すべてのnetworkコマンドには必ず--device=オプションを指定してください。同じキックスタートファイル内に記載される 2 番目以降のnetworkコマンドの動作は、--device=オプションを指定しないと詳細不明になってしまいます。2 番目およびそれ以降のnetworkコマンドには、必ずこのオプションを指定してください。作動させるデバイスは以下のいずれかの方法で指定します。- インターフェースのデバイス名を使って指定する (
em1など) - インターフェースの MAC アドレスを使って指定する (
01:23:45:67:89:abなど) linkキーワードを使って指定する (リンクがup状態になっている 1 番目のインターフェース)bootifキーワードを使って指定する、(pxelinux によりBOOTIF変数内に設定される MAC アドレスになります。pxelinux.cfgファイルでIPAPPEND 2を設定し、 pxelinux によりBOOTIF変数が設定されるようにします。)
以下に例を示します。network --bootproto=dhcp --device=em1--ip=- デバイスの IP アドレスを指定します。--ipv6=- デバイスの IPv6 アドレスを address[/prefix length] の形式で指定します (3ffe:ffff:0:1::1/128など)。 prefix を省略すると64が使用されます。autoを使用すると自動設定に、dhcpを使用すると DHCPv6 限定の設定になります (ルーター広告なし)。--gateway=- 単一 IPv4 アドレスのデフォルトゲートウェイを指定します。--ipv6gateway=- 単一 IPv6 アドレスのデフォルトゲートウェイを指定します。--nodefroute- インターフェースがデフォルトのルートとして設定されないようにします。iSCSI ターゲット用に用意した別のサブネット上にある NIC など、--activate=オプションで追加デバイスを作動させる場合はこのオプションを使用してください。--nameserver=- IP アドレスとしての DNS ネームサーバーを指定します。複数のサーバーを指定する場合は、このオプション を 1 回使い、IP アドレスをコンマ区切りで記入します。--nodns- DNS サーバーを設定しません。--netmask=- インストール後のシステムのネットワークマスクを指定します。--hostname=- インストールシステムのホスト名。ホスト名は、host_name.domainnameの形式の 完全修飾ドメイン名 (FQDN) またはドメインなしの短縮ホスト名のいずれかにします。多くのネットワークには、接続システムにドメイン名を自動的に供給する DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) サービスが備わっています。DHCP によるドメイン名の割り当てを許可する場合は、短縮ホスト名のみを指定してください。重要
ネットワークが DHCP サービスを提供しない場合は、システムのホスト名に FQDN を必ず使用してください。--ethtool=- ethtool プログラムに渡されるネットワークデバイスの低レベルの追加設定を指定します。--essid=- ワイヤレスネットワークのネットワーク ID を指定します。--wepkey=- ワイヤレスネットワークの WEP 暗号化キーを指定します。--wpakey=- ワイヤレスネットワークの WPA 暗号化キーを指定します。--onboot=- 起動時にデバイスを有効にするかどうかを指定します。--dhcpclass=- DHCP クラスを指定します。--mtu=- デバイスの MTU を指定します。--noipv4- このデバイス上で IPv4 を無効にします。--noipv6- このデバイス上で IPv6 を無効にします。--bondslaves=- このオプションを使用する場合、--bondslaves=オプションで定義されたスレーブを使って--device=オプションで指定したネットワークデバイスが作成されます。例を示します。network --device=mynetwork --bondslaves=em1,em2上記のコマンドは、em1およびem2インターフェースをスレーブとして使用し、mynetworkという名前のボンドデバイスを作成します。--bondopts=---bondslaves=と--device=のオプションを使って指定される結合インターフェース用のオプションパラメーターの一覧です。この一覧内のオプションは必ずコンマ (",") またはセミコロン (";") で区切ってください。オプション自体にコンマが含まれている場合はセミコロンを使用してください。例を示します。network --bondopts=mode=active-backup,balance-rr;primary=eth1使用できるオプションのパラメーターについては、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』の「カーネルモジュールでの作業」の章に一覧があります。重要
--bondopts=mode=パラメーターはbalance-rrやbroadcastなどのフルモード名にしか対応しません。0や3などの数値による表記には対応していません。--vlanid=---device=で指定したデバイスを親として作成される仮想デバイスの仮想 LAN (VLAN) の ID 番号 (802.1q タグ) を指定します。たとえば、network --device=em1 --vlanid=171を使用すると仮想 LAN デバイスのem1.171が作成されます。--interfacename=- 仮想 LAN デバイスのカスタムのインターフェース名を指定します。--vlanid=オプションで生成されるデフォルト名が望ましくない場合に使用してください。--vlanid=と併用する必要があります。例を示します。network --device=em1 --vlanid=171 --interfacename=vlan171上記のコマンドにより、em1デバイス上に171という ID を持つvlan171という名前の仮想 LAN インターフェースが作成されます。インターフェース名は任意の名前を付けることができますが (my-vlanなど)、場合によって次の規則にしたがう必要があります。- 名前にドット (
.) を含める場合は、NAME.IDの形式にする必要があります。NAME は任意の名前で構いませんが ID は VLAN ID にする必要があります。たとえば、em1.171、my-vlan.171などにします。 vlanで開始する名前を付ける場合は、vlanIDの形式にする必要があります。たとえば、vlan171などにします。
--teamslaves=- このオプションで指定したスレーブを使って、--device=オプションで指定したチームデバイスを作成します。スレーブとスレーブの間はコンマで区切ってください。各スレーブの後ろにその設定を指定することができます。二重引用符と\記号でエスケープした JSON 文字列を一重引用符で囲っている部分が設定になります。例を示します。network --teamslaves="p3p1'{\"prio\": -10, \"sticky\": true}',p3p2'{\"prio\": 100}'"--teamconfig=オプションも参照してください。--teamconfig=- チームデバイスの設定を二重引用符で囲って指定します。二重引用符と\記号でエスケープした JSON 文字列を一重引用符で囲っている部分が実際の設定になります。デバイス名は--device=オプションで、使用するスレーブとその設定は--teamslaves=オプションでそれぞれ指定します。例を示します。network --device team0 --activate --bootproto static --ip=10.34.102.222 --netmask=255.255.255.0 --gateway=10.34.102.254 --nameserver=10.34.39.2 --teamslaves="p3p1'{\"prio\": -10, \"sticky\": true}',p3p2'{\"prio\": 100}'" --teamconfig="{\"runner\": {\"name\": \"activebackup\"}}"--bridgeslaves=- このオプションを使用すると、--device=オプションで指定したデバイス名でネットワークブリッジが作成され、このネットワークブリッジに--bridgeslaves=オプションで指定したデバイスが追加されます。例を示します。network --device=bridge0 --bridgeslaves=em1--bridgeopts=- オプションでブリッジしたインターフェース用パラメーターの一覧をコンマで区切って指定します。使用できる値はstp、priority、forward-delay、hello-time、max-age、ageing-timeなどです。パラメーターの詳細についてはnm-settings(5)man ページの 『bridge setting』 テーブル、または https://developer.gnome.org/NetworkManager/0.9/ref-settings.html を参照してください。ネットワークブリッジについての全般的な情報については、『 Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド』を参照してください。
%addon org_fedora_oscap(オプション)- OpenSCAP インストーラーアドオンは、インストールシステム上で SCAP (Security Content Automation Protocol) のコンテンツ、セキュリティーポリシーを適用するために使用されます。Red Hat Enterprise Linux 7.2 以降、このアドオンはデフォルトで有効になっています。有効時には、この機能の提供に必要なパッケージが自動的にインストールされます。ただし、デフォルトではポリシーが強制されることがなく、明確に設定されている場合を除いて、インストール中およびインストール後にチェックは実行されません。
重要
セキュリティーポリシーの適用は必ずしもすべてのシステムで必要なわけではありません。この画面は、所定のポリシーの適用が業務規定や法令で義務付けられている場合にのみ使用してください。多くのコマンドとは異なり、このアドオンは通常のオプションは受け付けず、%addon定義の本文で鍵と値のペアを使用します。値は一重引用符 (') または二重引用符 (") で囲みます。アドオンは以下の鍵を認識します。content-type- セキュリティーコンテンツのタイプ。値は、datastream、archive、rpm、またはscap-security-guideになります。content-typeをscap-security-guideにすると、アドオンは scap-security-guide パッケージが提供するコンテンツを使用します。このパッケージは起動メディアにあります。つまり、profileを除く他のすべての鍵の影響がなくなります。content-url- セキュリティーコンテンツの場所。コンテンツは、HTTP、HTTPS、FTP のいずれかを使用してアクセスできる必要があります。ローカルストレージは現在、サポートされていません。リモートの場所にあるコンテンツ定義に達するネットワーク接続が必要になります。datastream-id-content-urlの値で言及されるデータストリームの ID 。content-typeがdatastreamの場合にのみ、使用します。xccdf-id- 使用するベンチマークの ID 。xccdf-path- 使用する XCCDF ファイルへのパスをアーカイブ内の相対パスで指定します。profile- 適用するプロファイルの ID。デフォルトのプロファイルを使用する場合はdefaultを使用してください。fingerprint-content-urlで言及されるコンテンツの MD5、SHA1 または SHA2 チェックサム。tailoring-path- 使用するテーラリングファイルへのパスをアーカイブ内の相対パスで指定します。
インストールメディア上の scap-security-guide からのコンテンツを使用する%addon org_fedora_oscapセクションの例は、以下のようになります。例26.2 SCAP Security Guide を使用した OpenSCAP アドオン定義の例
%addon org_fedora_oscapcontent-type = scap-security-guide profile = pci-dss%endWeb サーバーからカスタムプロファイルを読み込むより複雑な例は、以下のようになります。例26.3 データストリームを使用した OpenSCAP アドオン定義の例
%addon org_fedora_oscapcontent-type = datastream content-url = http://www.example.com/scap/testing_ds.xml datastream-id = scap_example.com_datastream_testing xccdf-id = scap_example.com_cref_xccdf.xml profile = xccdf_example.com_profile_my_profile fingerprint = 240f2f18222faa98856c3b4fc50c4195%endOpenSCAP インストーラーアドオンについての追加情報は、https://www.open-scap.org/tools/oscap-anaconda-addon/ で確認できます。SCAP セキュリティーガイドで利用可能なプロファイルとその機能については、OpenSCAP Portal を参照してください。 partまたはpartition(必須)- システムにパーティションを作成します。
警告
--noformatおよび--onpartを使用しないと、作成されたパーティションはすべてインストールプロセスの一部としてフォーマット化されます。重要
sdX(または/dev/sdX) フォーマットでのデバイス名は再起動後に維持される保証がなく、これはキックスタートコマンドの一部の使用を複雑にします。コマンドがデバイスノード名を呼び出す際には、代わりに/dev/diskからのアイテムを使用することができます。以下に例を示します。part / --fstype=xfs --onpart=sda1上記のコマンドの代わりに、以下のいずれかを使用します。part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-path/pci-0000:00:05.0-scsi-0:0:0:0-part1part / --fstype=xfs --onpart=/dev/disk/by-id/ata-ST3160815AS_6RA0C882-part1これらの手順により、コマンドは常に同じストレージデバイスをターゲットとします。これは特に大型のストレージ環境で便利なものです。ストレージデバイスを連続的に参照する別の方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』 の永続的命名についての章を参照してください。partの実行例の詳細については、「高度なパーティションの例」を参照してください。part|partition mntpoint --name=name --device=device --rule=rule [options]- mntpoint - パーティションをマウントする場所です。次のいずれかの形式になります。
/path/、/usr、/homeなどswapswap 領域として使用されます。自動的に swap パーティションのサイズを確定させる場合は、--recommendedオプションを使用します。swap --recommended有効なサイズが割り当てられますが、システムに対して正確に調整されたサイズではありません。自動的に swap パーティションサイズを確定しながら、ハイバネート用に余剰領域も割り当てる場合には、--hibernationオプションを使用します。swap --hibernation--recommendedで割り当てられる swap 領域に加え、システムの RAM 容量が加算されたサイズが割り当てられるようになります。これらのコマンドで割り当てられる swap サイズについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」 (AMD64 および Intel 64 システム用)、「推奨されるパーティション設定スキーム」(IBM Power Systems サーバー用)、および「推奨されるパーティション設定スキーム」(IBM System z 向け) を参照してください。raid.idこのパーティションはソフトウェア RAID に使用されます (raidを参照)。pv.idこのパーティションは LVM に使用されます (logvolを参照)。biosbootこのパーティションは BIOS 起動パーティションに使用されます。GPT (GUID Partition Table) を使用する BIOS ベースの AMD64 および Intel 64 システムには 1 MiB の BIOS 起動パーティションが必要になります。ブートローダーはこのパーティション上にインストールされます。UEFI システムには必要ありません。詳細はbootloaderコマンドをご覧ください。/boot/efiEFI システムパーティションです。UEFI ベースの AMD64 および Intel 64 システムには 50 MiB の EFI パーティションが必要になります。推奨サイズは 200 MiB です。BIOS システムには必要ありません。詳細はbootloaderコマンドをご覧ください。
--size=- パーティションの最小サイズを MiB 単位で指定します。500など整数値を使用してください (単位は不要)。重要
--sizeの値が小さすぎる場合は、インストールは失敗します。--size値は、必要となる領域の最小値として設定します。推奨サイズについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」 をご覧ください。--grow- これを指定すると、最大利用可能サイズまでパーティションを拡張する、または指定限度サイズまで拡張するように指示します。注記
swap パーティションに--maxsize=を設定せずに--grow=を使用すると、swap パーティションの最大サイズは Anaconda によって制限されます。物理メモリーが 2 GB 未満のシステムの場合、物理メモリー量の 2 倍に制限されます。物理メモリーが 2 GB 以上のシステムの場合は、物理メモリー量に 2GB を足した量に制限されます。--maxsize=- grow が設定されている場合の最大サイズを MiB 単位で指定します。500などの整数値を使用してください (単位は不要)。--noformat- パーティションをフォーマットしない場合に指定します。--onpartコマンドと併用してください。--onpart=または--usepart=- パーティションを配置するデバイスを指定します。例を示します。partition /home --onpart=hda1上記では、/homeパーティションが/dev/hda1に配置されます。このオプションを使ってパーティションを論理ボリュームに追加することもできます。例を示します。partition pv.1 --onpart=hda2この場合、デバイスがシステム上に存在している必要があります。--onpartオプションでデバイスを作成しているわけではありません。パーティションではなく、ドライブ全体を指定することも可能です。その場合、Anaconda はパーティションテーブルを作成せずに、ドライブをフォーマットして使用します。ただし、この方法でフォーマットされたデバイスでは GRUB2 のインストールはサポートされないので、パーティションテーブルのあるドライブに置かれる必要があります。--ondisk=または--ondrive=- 特定のディスク上にパーティションの作成を強制します。たとえば、--ondisk=sdbを使用すると、パーティションは 2 番目の SCSI ディスクに作成されます。論理ボリューム管理 (LVM) を使用しないマルチパスのデバイスを指定する場合は、disk/by-id/dm-uuid-mpath-WWIDの形式を使用します。WWID はデバイスの world-wide identifier です。WWID が2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017のディスクを指定する場合は、以下のコマンドを使用します。part / --fstype=xfs --grow --asprimary --size=8192 --ondisk=disk/by-id/dm-uuid-mpath-2416CD96995134CA5D787F00A5AA11017LVM を使用するマルチパスのデバイスは、anaconda がキックスタートファイルの解析を完了するまで構成されません。したがって、このようなデバイスはdm-uuid-mpathの形式では指定できないため、代わりにdisk/by-id/scsi-WWIDの形式を使用します。WWID はデバイスの world-wide identifier です。WWID が58095BEC5510947BE8C0360F604351918のディスクを指定する場合は、以下のコマンドを使用します。part / --fstype=xfs --grow --asprimary --size=8192 --ondisk=disk/by-id/scsi-58095BEC5510947BE8C0360F604351918警告
マルチパスのデバイス消去に、mpathaなどのデバイス名は絶対に使用しないでください。このようなデバイス名は特定ディスクに固有な名前ではありません。インストール中の/dev/mpathaという名前のディスクは必ずしも期待したディスクを指すとは限りません。したがって、clearpartコマンドを使用する際、間違ったディスクが対象となる可能性があります。- パーティションが プライマリー パーティションとして割り当てられるように強制実行します。(通常、すでに割り当てられているプライマリーパーティションが多すぎるという理由で) パーティションをプライマリーとして割り当てられない場合は、パーティション設定のプロセスが失敗します。このオプションは、Master Boot Record (MBR) をディスクが使用する場合にのみ意味があり、GUID Partition Table (GPT) ラベルが付いたディスクでは意味がありません。プライマリー (および拡張) パーティションについての情報は、「パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする」を参照してください。
--fsprofile=- このパーティション上でファイルシステムを作成するプログラムに渡す 使用タイプ を指定します。ファイルシステムの作成時に使用される様々なチューニングパラメーターは、この使用タイプによって定義されます。ファイルシステム側で使用タイプという概念に対応し、有効なタイプを指定する設定ファイルがないと、このオプションは正しく機能しません。ext2、ext3、ext4の場合、この設定ファイルは/etc/mke2fs.confになります。--mkfsoptions=- このパーティション上でファイルシステムを作成するプログラムに渡す追加のパラメーターを指定します。これは--fsprofileと似ていますがすべてのファイルシステムで機能するものです。ただし、プロファイルの概念には対応していません。引数のリストでは処理が行われないので、mkfs プログラムに直接渡すことが可能な形式で提供する必要があります。つまり、ファイルシステムによって、複数のオプションはコンマ区切りにするか、二重引用符で囲む必要があります。--fstype=- パーティションのファイルシステムの種類を設定します。使用できる値は、xfs、ext2、ext3、ext4、swap、vfat、efi、biosbootになります。--fsoptions- ファイルシステムをマウントする場合に使用するオプション文字列を自由形式で指定します。この文字列はインストール後の/etc/fstabファイルにコピーされるため、引用符で囲んでください。--label=- 個別パーティションにラベルを割り当てます。--recommended- パーティションのサイズを自動的に確定します。推奨スキームについての詳細は、「推奨されるパーティション設定スキーム」 (AMD64 および Intel 64 システム用)、「推奨されるパーティション設定スキーム」(IBM Power Systems 用)、および「推奨されるパーティション設定スキーム」 (IBM System z 向け) を参照してください。重要
このオプションは、/bootパーティションやswapスペースといったファイルシステムになるパーティションにのみ使用することができます。LVM 物理ボリュームや RAID メンバーの作成には使用できません。--onbiosdisk- BIOS で検出された特定のディスク上に強制的にパーティションを作成します。--encrypted- このパーティションを--passphraseオプションで入力したパスフレーズを使って暗号化します。このパスフレーズを指定していない場合、Anaconda はautopart --passphraseコマンドで設定されるデフォルトのシステムワイドパスフレーズを使用します。このデフォルトのパスフレーズも設定されていない場合は、インストールプロセスが中断され、パスフレーズの入力が求められます。注記
1 つ以上のパーティションを暗号化する際には、Anaconda は安全な暗号化を行うため 256 ビットのエントロピー (ランダムなデータ) を収集しようとします。エントロピーの収集には時間がかかる場合があります。十分なエントロピーが収集されたかどうかにかかわらず、このプロセスは 10 分後に終了します。このプロセスは、インストールシステムと対話することで (キーボードで入力またはマウスを動かす) 速めることができます。仮想マシンにインストールしている場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 Virtualization Deployment and Administration Guide にあるように、 virtio-rng デバイス (仮想のランダム番号ジェネレーター) をゲストにアタッチすることもできます。--passphrase=- このパーティションの暗号化を行う際に使用するパスフレーズを入力します。--encryptedオプションと併用してください。単独では機能しません。--cipher=- Anaconda のデフォルトのaes-xts-plain64では不十分な場合に使用する暗号化の種類を指定します。このオプションは、--encryptedオプションと併用する必要があります。このオプションだけを使用しても暗号化されません。使用できる暗号化の種類については、『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』に記載されていますが、Red Hat では、aes-xts-plain64またはaes-cbc-essiv:sha256のいずれかの使用を推奨しています。--escrowcert=URL_of_X.509_certificate- 暗号化した全パーティションのデータ暗号化キーを/root配下にファイルとして格納します。URL_of_X.509_certificate で指定した URL の X.509 証明書を使用して暗号化します。キーは暗号化したパーティションごと別々のファイルとして格納されます。--encryptedと併用しないと意味がありません。--backuppassphrase- 暗号化されたパーティションにそれぞれランダムに生成されたパスフレーズを与えます。パスフレーズは/root配下に別々のファイルで格納されます。--escrowcertで指定した X.509 証明書を使用して暗号化されます。--escrowcertと併用しないと意味がありません。--resize=- 既存パーティションのサイズを変更します。このオプションを使用する際は、--size=オプションで目的のサイズ (MiB 単位) と--onpart=オプションで目的のパーティションを指定します。
注記
何らかの理由でパーティションの設定ができなかった場合には、診断メッセージが仮想コンソール 3 に表示されます。 pwpolicy(オプション)- このコマンドは、カスタムのパスワードポリシーを強制します。このポリシーは、パスワードの長さや強度などの要素に基づいて、インストール中に作成されるパスワードの要件を指定するものです。
pwpolicy name [--minlen=length] [--minquality=quality] [--strict|--nostrict] [--emptyok|--noempty] [--changesok|--nochanges]name をroot、userまたはluksで置き換え、それぞれrootパスワード、ユーザーパスワード、もしくは LUKS パスフレーズのポリシーを強制します。libpwqualityライブラリーは、パスワードの最低要件 (長さおよび質) の確認に使用されます。libpwquality パッケージが提供するpwscoreとpwmakeのコマンドを使用してパスワードの質のスコアを確認するか、特定スコアのパスワードをランダムに作成することができます。これらのコマンドの詳細については、pwscore(1)およびpwmake(1)の man ページを参照してください。重要
このコマンドは、%anacondaセクション内でのみ使用可能になります。--minlen=- パスワードの最低文字数を設定します。デフォルト値は6です。--minquality=-libpwqualityライブラリーで定義されるパスワードの最低限の質を設定します。デフォルト値は1です。--strict- 厳密なパスワード強制を有効にします。--minquality=と--minlen=で指定された要件を満たさないパスワードは拒否されます。このオプションはデフォルトで無効になっています。--notstrict- 完了 を 2 回クリックすると、--minquality=と-minlen=で指定された要件を 満たさないパスワードが許可されます。--emptyok- 空のパスワードの使用を許可します。デフォルトでユーザーパスワードに有効となっています。--notempty- 空のパスワードの使用を許可しません。root パスワードと LUKS パスフレーズについて、デフォルトで有効になっています。--changesok- キックスタートファイルでパスワードが設定されていても、ユーザーインターフェースでのパスワード変更を許可します。デフォルトでは無効です。--nochanges- キックスタートファイルで設定されているパスワードの変更を許可しません。デフォルトでは有効です。
poweroff(オプション)- インストールが正常に完了したら、システムをシャットダウンして電源を切ります。通常、手動のインストールでは Anaconda によりメッセージが表示され、ユーザーがキーを押すのを待ってから再起動が行われます。キックスタートを使ったインストールでは、完了の方法が指定されていないと、デフォルトで
haltオプションが使用されます。poweroffオプションはshutdown -pコマンドと同じです。注記
poweroffオプションは、使用中のハードウェアに大きく依存します。特に、BIOS、APM (advanced power management)、ACPI (advanced configuration and power interface) など特定のハードウェアコンポーネントはシステムカーネルと交信できる必要があります。使用システムの APM/ACPI 能力に関しては、製造元発行のドキュメントをご覧ください。他の完了方法については、halt、reboot、shutdownなどのキックスタートコマンドをご覧ください。 raid(オプション)- ソフトウェア RAID デバイスを構成します。このコマンドの形式は次の通りです。
raid mntpoint --level=level --device=device-name partitions*- mntpoint - RAID ファイルシステムをマウントする場所です。
/にマウントする場合、boot パーティション (/boot) がなければ RAID レベルは 1 にする必要があります。boot パーティションがある場合は、/bootパーティションをレベル 1 にしてください。root (/) パーティションのタイプはどれでも構いません。partitions* (複数パーティションの指定が可能) には RAID アレイに追加する RAID 識別子を指定します。重要
IBM Power Systems で RAID デバイスの準備は行ったものの、インストール中には再フォーマットを行っていない場合で、この RAID デバイスに/bootパーティションとPRePパーティションの配置を予定している場合は、RAID メタデータのバージョンが0.90になっているか確認してください。デフォルトの Red Hat Enterprise Linux 7 mdadm メタデータバージョンは、ブートデバイスではサポートされていません。raidの実行例の詳細については、「高度なパーティションの例」を参照してください。 --level=- 使用する RAID レベルを指定します (0、1、4、5、6、10 のいずれか)。利用可能な RAID レベルについての詳細は、「ソフトウェア RAID の作成」 を参照してください。--device=- 使用する RAID デバイス名を指定します。例:--device=root。重要
mdraid名をmd0の形式で使用しないでください。このような名前は永続性が保証されていません。代わりに、rootやswapなど意味のある名前にしてください。意味のある名前を使用すると、/dev/md/nameからアレイに割り当てられている/dev/mdXノードへのシンボリックリンクが作成されます。名前を割り当てることができない旧アレイ (v0.90 メタデータ) を所有している場合には、ファイルシステムのラベルまたは UUID でアレイを指定することができます (--device=rhel7-root --label=rhel7-rootなど)。--chunksize=- RAID ストレージのチャンクサイズを KiB 単位で設定します。場合によっては、デフォルトサイズ (512 Kib) ではないチャンクサイズを使用すると、RAID のパフォーマンスが向上することもあります。--spares=- RAID アレイに割り当てられるスペアのドライブ数を指定します。スペアドライブは、ドライブに障害が発生した場合にアレイの再構成に使用されます。--fsprofile=- このパーティション上でファイルシステムを作成するプログラムに渡す 使用タイプ を指定します。ファイルシステムの作成時に使用される様々なチューニングパラメーターはこの使用タイプによって定義されます。ファイルシステム側で使用タイプという概念に対応し、有効なタイプを指定する設定ファイルがないと、このオプションは正しく機能しません。ext2、ext3、ext4 の場合、この設定ファイルは/etc/mke2fs.confにあります。--fstype=- RAID アレイのファイルシステムタイプを設定します。使用できる値は、xfs、ext2、ext3、ext4、swap、vfatになります。--fsoptions=- ファイルシステムをマウントする場合に使用するオプション文字列を自由形式で指定します。この文字列はインストール後の/etc/fstabファイルにコピーされるため、引用符で囲んでください。--mkfsoptions=- このパーティション上でファイルシステムを作成するプログラムに渡す追加のパラメーターを指定します。引数のリストでは処理が行われないので、mkfs プログラムに直接渡すことが可能な形式で提供する必要があります。つまり、ファイルシステムによって、複数のオプションはコンマ区切りにするか、二重引用符で囲む必要があります。--label=- 作成するファイルシステムのラベルを指定します。指定ラベルが別のファイルシステムで既に使用されている場合は、新しいラベルが作成されます。--noformat- 既存の RAID デバイスを使用し RAID アレイのフォーマット化はしません。--useexisting- 既存の RAID デバイスを使用し、再フォーマット化を行います。--encrypted- この RAID デバイスを--passphraseオプションで入力したパスフレーズを使って暗号化します。このパスフレーズを指定していない場合、Anaconda はautopart --passphraseコマンドで設定されるデフォルトのシステムワイドパスフレーズを使用します。このデフォルトのパスフレーズも設定されていない場合は、インストールプロセスが中断され、パスフレーズの入力が求められます。注記
1 つ以上のパーティションを暗号化する際には、Anaconda は安全な暗号化を行うため 256 ビットのエントロピー (ランダムなデータ) を収集しようとします。エントロピーの収集には時間がかかる場合があります。十分なエントロピーが収集されたかどうかにかかわらず、このプロセスは 10 分後に終了します。このプロセスは、インストールシステムと対話することで (キーボードで入力またはマウスを動かす) 速めることができます。仮想マシンにインストールしている場合は、Red Hat Enterprise Linux 7 Virtualization Deployment and Administration Guide にあるように、 virtio-rng デバイス (仮想のランダム番号ジェネレーター) をゲストにアタッチすることもできます。--cipher=- Anaconda のデフォルトとなる aes-xts-plain64 では不十分な場合に使用する暗号化の種類を指定します。このオプションは--encryptedオプションと併用してください。単独で使用しても暗号化されません。使用できる暗号化の種類については『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』に記載されていますが、Red Hat では aes-xts-plain64 または aes-cbc-essiv:sha256 のいずれかの使用を推奨しています。--passphrase=- この RAID デバイスの暗号化を行う際に使用するパスフレーズを入力します。--encryptedオプションと併用してください。単独では機能しません。--escrowcert=URL_of_X.509_certificate- このデバイス用のデータ暗号化キーを/root配下にファイルとして格納します。URL_of_X.509_certificate で指定した URL の X.509 証明書を使用して暗号化します。--encryptedと併用しないと意味がありません。--backuppassphrase- このデバイスにランダムに生成されたパスフレーズを与えます。パスフレーズは/root配下にファイルとして格納されます。--escrowcertで指定した X.509 証明書を使用して暗号化されます。--escrowcertと併用しないと意味がありません。
以下の例では、/には RAID レベル 1 のパーティション、/homeには RAID レベル 5 のパーティションを作成しています。システムには SCSI ディスクが 3 つあると仮定しています。また、各ドライブに 1 つずつ、3 つの swap パーティションを作成しています。例26.4 raid キックスタートコマンドの使用例
part raid.01 --size=6000 --ondisk=sdapart raid.02 --size=6000 --ondisk=sdbpart raid.03 --size=6000 --ondisk=sdcpart swap --size=512 --ondisk=sdapart swap --size=512 --ondisk=sdbpart swap --size=512 --ondisk=sdcpart raid.11 --size=1 --grow --ondisk=sdapart raid.12 --size=1 --grow --ondisk=sdbpart raid.13 --size=1 --grow --ondisk=sdcraid / --level=1 --device=rhel7-root --label=rhel7-root raid.01 raid.02 raid.03raid /home --level=5 --device=rhel7-home --label=rhel7-home raid.11 raid.12 raid.13 realm(オプション)- Active Directory や IPA ドメインをジョインさせます。このコマンドについては
realm(8)man ページのjoinのセクションを参照してください。realm join [options] domain--computer-ou=OU=- コンピューターアカウントを作成するため、組織単位の識別名を指定します。識別名の形式はクライアントソフトウェアおよびメンバーシップのソフトウェアにより異なります。通常、識別名の root DSE の部分は省略しても構いません。--no-password- パスワードの入力なしで自動的にジョインします。--one-time-password=- ワンタイムパスワードを使ってジョインします。すべてのレルムで使用できるとは限りません。--client-software=- ここで指定したクライアントソフトウェアを実行できるレルムにしかジョインしません。使用できる値はsssdやwinbindなどになります。すべてのレルムがすべての値に対応しているとは限りません。デフォルトでは、クライアントソフトウェアは自動的に選択されます。--server-software=- ここで指定したサーバーソフトウェアを実行できるレルムにしかジョインしません。使用できる値はactive-directoryやfreeipaなどになります。--membership-software=- レルムにジョインする際に、ここに指定したソフトウェアを使用します。使用できる値はsambaやadcliなどになります。すべてのレルムがすべての値に対応しているとは限りません。デフォルトでは、メンバーシップソフトウェアは自動的に選択されます。
reboot(オプション)- インストールが正常に完了したら再起動します (引数なし)。通常、キックスタートではメッセージが表示され、ユーザーがキーを押すのを待ってから再起動が行われます。
rebootオプションはshutdown -rコマンドと同じです。System z でコマンドラインによるインストールを行う際は、rebootを指定してインストールを完全自動化します。これ以外の完了方法については、halt、poweroff、shutdownなどのキックスタートオプションをご覧ください。キックスタートファイルにどの完了方法も明示的には指定されていない場合、haltオプションがデフォルトの完了方法になります。注記
インストールメディアやインストール方法によっては、rebootオプションを使用するとインストールプロセスがループして完了しなくなる場合があります。--eject- 再起動の前にインストール用 DVD の取り出しを試行します (DVD からインストールしている場合)。--kexec- 完全な再起動を実行する代わりに kexec システムコールを使用します。BIOS やファームウェアが通常実行するハードウェアの初期化をせずに、インストールされたシステムを即座にメモリーに読み込みます。重要
kexec を使用したシステムブートでは、その複雑性のために明示的にテストすることができず、すべての状況で機能することが保証されるものではありません。kexec の使用時には、(完全なシステム再起動では通常クリアされる) デバイスレジスタにデータが残り、これがデバイスドライバーによっては問題となる可能性もあります。
repo(オプション)- パッケージインストール用のソースとして使用可能な追加の yum リポジトリーを設定します。複数の
repo行を追加することが可能です。repo --name=repoid [--baseurl=<url>|--mirrorlist=url] [options]--name=- リポジトリー ID を入力します。このオプションは必須になります。以前に追加したリポジトリーと名前が競合する場合は無視されます。インストールプログラムでは事前設定したリポジトリーの一覧が使用されるため、この一覧にあるリポジトリーと同じ名前のものは追加できません。--baseurl=- リポジトリーの URL を入力します。yum のリポジトリー設定ファイル内で使用可能な変数には対応していません。同一リポジトリーの定義内では、このオプションは--mirrorlistオプションと一緒に使用することはできません。--mirrorlist=- リポジトリーのミラーの一覧を指す URL を入力します。yum のリポジトリー設定ファイル内で使用可能な変数はサポートされません。このオプションと--baseurlオプションを同一リポジトリー定義内で使用することはできません。--install- 指定したリポジトリーの設定をインストールしたシステムの/etc/yum.repos.d/ディレクトリーに保存します。このオプションを使用しない場合は、キックスタートファイルで設定したリポジトリーの使用はインストール中に限られ、インストール後のシステムでは使用できません。--cost=- このリポジトリーに割り当てるコストを整数で入力します。複数のリポジトリーで同じパッケージを提供している場合、リポジトリーの使用優先順位がこの数値で決まります。小さい数値の方が優先順位が高くなります。--excludepkgs=- このリポジトリーからは読み出しをしてはならないパッケージ名の一覧をコンマ区切りで指定します。複数のリポジトリーで同じパッケージが提供されていて、特定のリポジトリーから読み出したい場合に便利なオプションです。(publicanといった) 完全なパッケージ名と (gnome-*といった) グロブの両方が使えます。--includepkgs=- このリポジトリーからプルする必要のあるパッケージ名およびグロブの一覧をコンマ区切りで指定します。複数のリポジトリーで同じパッケージが提供されていて、このリポジトリーからプルしたい場合に便利なオプションです。--proxy=[protocol://][username[:password]@]host[:port]- このリポジトリーにだけ使用する HTTP/HTTPS/FTP プロキシを指定します。この設定は他のリポジトリーには影響しません。また HTTP インストールでのinstall.imgの読み込みについても影響はありません。--ignoregroups=true- インストールツリーの構成時に使用されるオプションです。インストールプロセス自体には影響しません。不要な大量のデータをミラーリングしないよう、ツリーのミラーリングを行う際にパッケージグループの情報を検索しないよう構成用ツールに指示します。--noverifyssl-HTTPSサーバーに接続の際に、SSL 確認を無効にします。
重要
インストールに使用するリポジトリーは安定した状態を維持してください。インストールが終了する前にリポジトリーに変更が加えられると、インストールが失敗する可能があります。 rescue(オプション)- 自動的にインストールプログラムのレスキューモードに入ります。問題が発生している場合、システムを修復することができるようになります。
rescue [--nomount|--romount]--nomountまたは--romount- インストールを完了したシステムをレスキュー環境でマウントする方法を制御します。デフォルトでは、インストールプログラムによりシステムの検出が行われてから、読み取りと書き込みのモードでシステムのマウントが行われ、マウントされた場所が通知されます。オプションでマウントを行わない (--nomountオプション)、または読み取り専用モードでマウントする (--romountオプション) のいずれかを選択することができます。指定できるのはどちらか一方です。
reqpart(オプション)- 使用中のハードウェアプラットホームで必要となるパーティションを自動的に作成します。UEFI ファームウェアのシステム向けに
/boot/efiパーティション、BIOS ファームウェアおよび GPT のシステム向けにbiosbootパーティション、IBM Power Systems 向けにPRePBootパーティションが作成されます。reqpart [--add-boot]--add-boot- ベースコマンドが作成するプラットホーム固有のパーティションとは別に、/bootパーティションを作成します。
注記
このコマンドはautopartと併用することはできません。autopartはreqpartコマンドの実行内容に加えて他のパーティションや/およびswapといった論理ボリュームも作成するためです。autopartとは異なり、このコマンドは、プラットホーム固有のパーティションを作成するだけで、ドライブの残りは空のままにするので、カスタムレイアウトの作成が可能になります。 rootpw(必須)- システムの root パスワードを password 引数に設定します。
rootpw [--iscrypted|--plaintext] [--lock] password--iscrypted- このオプションを含めると、パスワード引数は既に暗号化済みと仮定されます。--plaintextと相互排他的になります。暗号化したパスワードを作成する場合は python を使用します。$python -c 'import crypt,getpass;pw=getpass.getpass();print(crypt.crypt(pw) if (pw==getpass.getpass("Confirm: ")) else exit())'上記の例では、ランダムの salt を使用して、パスワードの sha512 暗号と互換性があるハッシュが生成されます。--plaintext- このオプションを含めると、パスワード引数はプレーンテキストであると仮定されます。--iscryptedと相互排他的になります。--lock- このオプションを含めると、root アカウントはデフォルトでロックされます。つまり、root ユーザーはコンソールからログインできなくなります。また、グラフィカルとテキストベースの両方の手動インストールにおいて、Root Password 画面が無効になります。
selinux(オプション)- インストールを完了したシステムに SELinux の状態を設定します。デフォルトで設定されるポリシーは
enforcingになります。selinux [--disabled|--enforcing|--permissive]--enforcing- SELinux をデフォルトの targeted ポリシーであるenforcingで有効にします。--permissive- SELinux のポリシーに基づく警告を発します。ただし、実際にはポリシーは実施されません。--disabled- SELinux を完全に無効にします。
SELinux について詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux User's and Administrator's Guide』を参照してください。 services(オプション)- デフォルトの systemd ターゲット下で実行するデフォルトのサービスセットを変更します。無効 (disabled) サービスの一覧が処理されてから、有効 (enabled) サービスの一覧が処理されます。したがって、両方の一覧に記載されているサービスは有効になります。
services [--disabled=list] [--enabled=list]--disabled=- 無効にするサービスをコンマ区切りで指定します。--enabled=- 有効にするサービスをコンマで区切りで指定します。
重要
サービスを指定時には空白を入れないでください。空白があると、キックスタートは最初の空白の直前のサービスまでしか有効または無効にしません。例を示します。services --disabled=auditd, cups,smartd, nfslock上記の例の場合、auditdサービスしか無効になりません。4 つのサービスすべてを無効にするためエントリーから空白を取り除きます。services --disabled=auditd,cups,smartd,nfslock shutdown(オプション)- インストールが正常に完了したらシステムをシャットダウンします。キックスタートを使ったインストールでは、完了方法が指定されていない場合、
haltコマンドが使用されます。shutdownキックスタートオプションはshutdownコマンドと同じです。これ以外の完了方法については、halt、poweroff、rebootなどのキックスタートオプションをご覧ください。 skipx(オプション)- このオプションを指定すると、インストールを完了したシステムに X が設定されなくなります。
重要
パッケージ選択のオプションでディスプレイマネージャーをインストールすると、このパッケージにより X の設定が作成されるため、インストールが完了したシステムはgraphical.targetにデフォルト設定されることになります。このため、skipxオプションは無効になります。 snapshot(オプション)snapshotコマンドを使用すると、インストール中にシン論理ボリュームのスナップショットを作成できます。これにより、インストール前後の論理ボリュームのバックアップ作成が可能になります。複数のスナップショットを作成するには、snaphostキックスタートコマンドを複数回追加します。snapshots vg_name/lv_name --name=snapshot_name --when=pre-install|post-install
vg_name/lv_name- スナップショットの作成元となるボリュームグループや論理グループの名前を設定します。--name=snapshot_name- スナップショットの名前を設定します。この名前は、ボリュームグループ内で一意のものである必要があります。--when=pre-install|post-install- インストール前もしくは後にスナップショットを作成することを指定します。
sshpw(オプション)- インストール中に、
SSH接続によりインストールプログラムと対話操作を行い、その進捗状況を監視することができます。sshpwコマンドを使用して、ログオンするための一時的なアカウントを作成します。コマンドの各インスタンスにより、インストール環境でしか存在しない個別アカウントが作成されます。ここで作成されたアカウントはインストールが完了したシステムへは転送されません。sshpw --username=name password [--iscrypted|--plaintext] [--lock]--username- ユーザー名を入力します。このオプションは必須です。--iscrypted- このオプションを含めると、パスワード引数は既に暗号化済みと仮定されます。--plaintextと相互排他的になります。暗号化したパスワードを作成する場合は python を使用します。$python -c 'import crypt,getpass;pw=getpass.getpass();print(crypt.crypt(pw) if (pw==getpass.getpass("Confirm: ")) else exit())'上記の例では、ランダムの salt を使用して、パスワードの sha512 暗号と互換性があるハッシュが生成されます。--plaintext- このオプションを含めると、パスワード引数はプレーンテキストであると仮定されます。--iscryptedと相互排他的になります。--lock- このオプションを含めると、このアカウントはデフォルトでロックされます。つまり、ユーザーはコンソールからログインできなくなります。
重要
デフォルトでは、インストール時にsshサーバーは起動されません。インストール時にsshを使用できるようにするには、カーネル起動オプションinst.sshdを使ってシステムを起動させます。詳細は、コンソール、環境、ディスプレイの各オプションを参照してください。注記
インストール中、別のユーザーのsshアクセスを許可する一方で、root のsshアクセスを無効にする場合は、以下のコマンドを実行します。sshpw --username=example_username example_password --plaintextsshpw --username=root example_password --lock単に root のsshアクセスを無効にするには、以下のコマンドを使用します。sshpw --username=root --lock text(オプション)- キックスタートを使ったインストールをテキストモードで実行します。デフォルトではグラフィカルモードで実行されます。
重要
完全に自動のインストールでは、キックスタートファイルにある利用可能なモードのいずれかを指定するか (graphical、text、またはcmdline)、コンソール、環境、ディスプレイの各オプション の説明にあるconsole=起動オプションを使用する必要があります。モードが指定されない場合は、システムがいずれかを選択するよう尋ねます。 timezone(必須)- システムのタイムゾーンを timezone に設定します。利用可能なタイムゾーン一覧を表示するには、
timedatectl list-timezonesコマンドを使います。timezone timezone [options]--utc- これを指定すると、ハードウェアクロックが UTC (グリニッジ標準) 時間に設定されているとシステムはみなします。--nontp- NTP サービスの自動スタートを無効にします。--ntpservers=- 使用する NTP サーバーを空白を入れないコンマ区切りのリストで指定します。
unsupported_hardware(オプション)- インストールプログラムに Unsupported Hardware Detected (サポート外のハードウェアを検出) 警告を表示しないように指示します。このコマンドが含まれず、サポート外のハードウェアが検出された場合は、インストールはこの警告で停止します。
user(オプション)- システム上で新規ユーザーを作成します。
user --name=username [options]--name=- ユーザー名を入力します。このオプションは必須です。--gecos=- ユーザーの GECOS 情報を提供します。これは、コンマ区切りの様々なシステム固有フィールドの文字列です。ユーザーのフルネームやオフィス番号などを指定するためによく使われます。詳細は、passwd(5)man ページを参照してください。--groups=- デフォルトグループの他にもユーザーが所属すべきグループ名のコンマ区切りのリストです。このグループはユーザーアカウントの作成前に存在する必要があります。詳細は、groupコマンドを参照してください。--homedir=- ユーザーのホームディレクトリーです。これが設定されない場合は、/home/usernameがデフォルトになります。--lock- このオプションを含めると、このアカウントはデフォルトでロックされます。つまり、ユーザーはコンソールからログインできなくなります。また、グラフィカルとテキストベースの両方の手動インストールにおいて、Create User 画面が無効になります。--password=- 新規のユーザーパスワードです。提供されない場合、そのアカウントはデフォルトでロックされます。--iscrypted- このオプションを含めると、パスワード引数は既に暗号化済みと仮定されます。--plaintextと相互排他的になります。暗号化したパスワードを作成する場合は python を使用します。$python -c 'import crypt,getpass;pw=getpass.getpass();print(crypt.crypt(pw) if (pw==getpass.getpass("Confirm: ")) else exit())'上記の例では、ランダムの salt を使用して、パスワードの sha512 暗号と互換性があるハッシュが生成されます。--plaintext- このオプションを含めると、パスワード引数はプレーンテキストであると仮定されます。--iscryptedと相互排他的になります。--shell=- ユーザーのログインシェルです。提供されない場合、システムデフォルトが使用されます。--uid=- ユーザーの UID (User ID) です。提供されない場合、次に利用可能なシステム以外の UID をデフォルトにします。--gid=- ユーザーのグループで使用される GID (Group ID) です。提供されない場合、次に利用可能なシステム以外のグループ ID をデフォルトにします。注記
--uidと--gidのオプションを使用して、通常のユーザーとそのデフォルトグループに1000ではなく5000から始まる範囲の ID を設定することを検討してください。これは、システムユーザーおよびグループに予約してある0-999の範囲は将来広がって、通常のユーザーの ID と重複する可能性があるためです。選択した UID と GID の範囲がユーザー作成時に自動的に適用されるようにするには、インストール後に UID と GID の下限を変更します。これについての詳細は、『システム管理のガイド』の「ユーザーとグループの概要」の章 を参照してください。
注記
ファイルおよびディレクトリーは様々なパーミッションと作成され、パーミッションはファイルまたはディレクトリーを作成するアプリケーションによる影響を受けます。たとえば、mkdirコマンドは、すべてのパーミッションを有効にしてディレクトリーを作成します。ただし、アプリケーションは新規作成ファイルへ特定パーミッションを付与しないよう、user file-creation mask設定で指定されます。user file-creation maskは、umaskコマンドで管理できます。新規ユーザー向けのuser file-creation maskのデフォルト設定は、インストールシステム上の/etc/login.defs設定ファイルのUMASK変数で定義されます。これが設定されない場合は、022のデフォルト値を使用します。このデフォルト値の場合、アプリケーションがファイルを作成すると、ファイル所有者以外のユーザーに書き込みパーミッションは付与されません。ただし、これは他の設定やスクリプトで無効にすることが可能です。詳細情報は、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理のガイド』を参照してください。 vnc(オプション)- VNC 経由のリモートでグラフィカルインストールを表示できるようにします。テキストインストールではサイズと言語の一部が制限されるため、この方法が通常はテキストモードよりも好まれます。追加のオプション指定がない場合は、このコマンドはパスワードなしでインストールシステム上で VNC サーバーを開始し、接続に必要な詳細を表示します。
vnc [--host=host_name] [--port=port] [--password=password]--host=- Connect to the VNC viewer process listening on the given host name.--port=- リモート VNC ビューアープロセスがリッスンしているポートを提供します。提供されない場合、Anaconda は VNC のデフォルトポートである 5900 を使用します。--password=- VNC セッションへの接続に提供が必要なパスワードを設定します。これはオプションですが、推奨されます。
インストールシステムへの接続方法を含む VNC インストールについて詳細は、24章VNC を使用したインストールを参照してください。 volgroup(オプション)- LVM (論理ボリューム管理) グループを作成します。
volgroup name partition [options]重要
キックスタートを使って Red Hat Enterprise Linux をインストールする場合は、論理ボリューム名およびボリュームグループ名にはダッシュ (「-」) 文字を使用しないでください。この文字を使用すると、インストール自体は正常に完了しますが、/dev/mapper/ディレクトリー内の論理ボリューム名とボリュームグループ名にダッシュが二重に付いてしまうことになります。たとえば、logvol-01という名前の論理ボリュームを格納するvolgrp-01という名前のボリュームグループなら、/dev/mapper/volgrp--01-logvol--01というような表記になってしまいます。この制約が適用されるのは、新規作成の論理ボリュームおよびボリュームグループ名のみです。既存の論理ボリュームまたはボリュームグループを--noformatオプションを使って再利用する場合には、名前は変更されません。volgroupを含む詳細なパーティション設定例については、「高度なパーティションの例」を参照してください。オプションは次の通りです。--noformat- 既存のボリュームグループを使用し、フォーマットは行いません。--useexisting- 既存のボリュームグループを使用しそのボリュームグループを再フォーマットします。このオプションを使用する場合は partition は指定しないでください。例を示します。volgroup rhel00 --useexisting --noformat--pesize=- ボリュームグループの物理エクステントのサイズをキビバイト (KiB) 単位で設定します。デフォルト値は 4096 (4 MiB)、最小値は 1024 (1 MiB) になります。--reserved-space=- ボリュームグループに未使用で残す領域を MiB 単位で指定します。新規作成のボリュームグループにのみ適用されます。--reserved-percent=- 未使用で残すボリュームグループ全体の割合を指定します。新規作成のボリュームグループにのみ適用されます。
最初にパーティションを作成します。次に論理ボリュームグループを作成してから、論理ボリュームを作成します。例を示します。part pv.01 --size 10000volgroup volgrp pv.01logvol / --vgname=volgrp --size=2000 --name=root xconfig(オプション)- X Window System を設定します。
xconfigコマンドを含まないキックスタートファイルで X Window System をインストールする場合は、インストール時に手動で X を設定する必要があります。X Window System をインストールしないキックスタートファイルでは、このコマンドを使用しないでください。--defaultdesktop=-GNOMEまたはKDEを指定してデフォルトのデスクトップを設定します (GNOME Desktop Environment または KDE Desktop Environment のいずれかの選択された環境が%packagesセクションにインストールされていることが前提)。重要
現時点では、このオプションを使用して KDE をデフォルトのデスクトップ環境に指定することはできません。これは既知の問題です。回避策については、https://access.redhat.com/solutions/1125833 を参照してください。この回避策は、「インストール後のスクリプト」 にあるキックスタートのインストール後のスクリプトに使用できます。--startxonboot- インストールされたシステムでグラフィカルログインを使用します。
zerombr(オプション)zerombrが指定されると、ディスク上で検出された無効なパーティションテーブルが初期化されます。これにより無効なパーティションテーブルのあるディスクのコンテンツすべてが破棄されます。このコマンドは、既に初期化されたディスクのシステム上で無人インストールを実行する際に必要となります。警告
IBM System z ではzerombrが指定された場合、インストールプログラムに見えている Direct Access Storage Device (DASD) でまだ低レベルフォーマット処理がなされていないものは、自動的に dasdfmt で低レベルフォーマット処理がなされます。このコマンドは、対話型インストール中のユーザー選択も阻止します。zerombrが指定されておらず、少なくとも 1 つの未フォーマットの DASD がインストールプログラムに見えている場合、非対話形式のキックスタートを使ったインストールは失敗に終わります。zerombrが指定されておらず、少なくとも 1 つの未フォーマットの DASD がインストールプログラムに見えている場合、ユーザーがすべての見えている未フォーマットの DASD のフォーマットに同意しなければ、対話形式のインストールは終了します。この状況を避けるには、インストール中に使用する DASD のみをアクティベートします。DASD は、インストール完了後にいつでも追加できます。zfcp(オプション)- ファイバーチャネルデバイスを定義します。このオプションは、IBM System z にのみ適用されます。下記のオプションすべてを指定する必要があります。
zfcp --devnum=devnum --wwpn=wwpn --fcplun=lun--devnum- デバイス番号 (zFCP アダプターデバイスバス ID) になります。--wwpn- デバイスのワールドワイドポートネーム (WWPN)。0xで始まる 16 桁の番号になります。--fcplun- デバイスの論理ユニット番号 (LUN)。0xで始まる 16 桁の番号になります。
以下に例を示します。zfcp --devnum=0.0.4000 --wwpn=0x5005076300C213e9 --fcplun=0x5022000000000000 %include(オプション)%include /path/to/fileコマンドを使用して、キックスタートファイル内の別のファイルのコンテンツが、まるでキックスタートファイルの%includeコマンドの場所にあるかのように含めます。
26.3.2. パッケージの選択
%packages コマンドを使用して、インストールするソフトウェアパッケージを記述するキックスタートファイルのセクションを開始します。
repodata/*-comps-variant.architecture.xml ファイルを参照してください。
*-comps-variant.architecture.xml ファイルには、利用可能な環境 (<environment> タグでマーク) およびグループ (<group> タグ) を記述した構造が含まれています。各エントリーには、ID、ユーザー可視性の値、名前、説明、パッケージ一覧があります。グループがインストールに選択されていると、パッケージ一覧で mandatory とマークされたパッケージが常にインストールされ、default とマークされたパッケージは他で個別に除外されていない場合にインストールされます。また、optional とマークされたパッケージは、グループが選択されている場合でも、他で明確に含める必要があります。
<id> タグ) もしくは名前 (<name> タグ) を使って指定することができます。
重要
重要
--multilib オプションもキックスタートファイルで指定する必要があります。利用可能なオプションについては、下記を参照してください。
重要
root 以外のユーザーは作成されません。追加のシステムをインストールする前にキックスタートファイル内の user オプションでユーザーを作成する (詳細は「キックスタートのコマンドとオプション」を参照) か root として仮想コンソールでインストール済みのシステムにログインして useradd コマンドでユーザーを追加します。
%packages セクションは %end コマンドで終了する必要があります。
- 環境の指定
- グループのほかに、インストールする環境全体を指定することができます。
%packages@^Infrastructure Server%endこのコマンドは、Infrastracture Server 環境の一部となっているすべてのパッケージをインストールします。利用可能な環境は、Red Hat Enterprise Linux 7 Installation DVD のrepodata/*-comps-variant.architecture.xmlファイルに記載されています。キックスタートファイルでは、単一の環境のみが指定可能です。 - グループの指定
- 1 行に 1 エントリーずつグループを指定します。
*-comps-variant.architecture.xmlファイルで指定されたとおり@記号で始め、完全なグループ名またはグループ ID を続けます。例を示します。%packages@X Window System @Desktop @Sound and Video%endCoreグループは常に選択されるので、%packagesセクションで指定する必要はありません。*-comps-variant.architecture.xmlファイルは、Red Hat Enterprise Linux 用にConflicts (variant)も定義します。このグループにはファイル競合を引き起こす既知のパッケージすべてが含まれ、除外されることを意図しています。 - 個別パッケージの指定
- 1 行に 1 エントリーで、名前で個別のパッケージを指定します。アスタリスク記号 (
*) をパッケージ名の ワイルドカードとして使用することができます。例を示します。%packagessqlite curl aspell docbook*%enddocbook*エントリーとしては、docbook-dtds、docbook-simple、docbook-slides パッケージの他に、ワイルドカードを使ったパターンに適合するものが含まれます。 - 環境、グループ、パッケージの除外
- ダッシュ (
-) を先頭に付け、インストールから除外するパッケージやグループを指定します。例えば以下のようになります。%packages-@Graphical Internet -autofs -ipa*fonts%end
重要
@Conflicts (variant) グループを除外した場合でも、キックスタートファイルで * のみを使用してすべての利用可能なパッケージをインストールする方法は、サポートされていません。
%packages セクションのデフォルト動作は、オプションを使って変更する方法がいくつかあります。オプションの中にはパッケージ選択全体で機能するものと、特定のグループのみで機能するものがあります。
一般的なパッケージ選択のオプション
%packages では、以下のオプションが使用可能です。オプションを使用するには、パッケージ選択セクションの最初に追加します。例を示します。
%packages --multilib --ignoremissing--default- パッケージのデフォルトセットをインストールします。これは、対話式インストールの Package Selection 画面で選択がなされない場合にインストールされるパッケージセットに対応するものです。
--excludedocs- パッケージに含まれているドキュメンテーションをインストールしません。ほとんどの場合、通常
/usr/share/docディレクトリーにインストールされるファイルを除外しますが、個別に除外されるファイルは個別のパッケージによります。 --ignoremissing- インストールを停止してインストールの中止または続行を確認する代わりに、インストールソースにないパッケージ、グループおよび環境を無視します。
--instLangs=- インストールする言語リストを指定します。これはパッケージグループレベルの選択とは異なることに注意してください。このオプションでは、インストールするパッケージグループを記述するのではなく、RPM マクロを設定することで個別パッケージからインストールする翻訳ファイルを制御します。
--multilib- multilib パッケージ用にインストールされたシステムを設定し (つまり、64 ビットのシステムに 32 ビットのパッケージをインストールできるようにする)、このセクションで説明しているようにパッケージをインストールします。通常、AMD64 および Intel 64 システムでは、このアーキテクチャー専用となるパッケージ (
x86_64の印が付いている) と全アーキテクチャー用のパッケージ (noarchの印が付いている) がインストールされます。このオプションを使用すると、32 ビットの AMD および Intel システム用のパッケージ (i686の印が付いている) がある場合、それらも合わせて自動的にインストールします。これは%packagesセクションで明示的に指定されているパッケージにのみ適用されます。キックスタートファイルで指定されずに依存関係としてのみインストールされるパッケージは、他のアーキテクチャーで利用可能な場合でも、必要とされるアーキテクチャーのバージョンにのみインストールされます。 --nocore@Coreパッケージグループのインストールを無効にします。これを使用しない場合は、デフォルトでインストールされます。@Coreパッケージグループの無効化は、軽量コンテナの作成にのみ使用してください。--nocoreを使ってデスクトップやサーバーシステムをインストールすると、使用できないシステムになってしまいます。注記
@Coreパッケージグループ内のパッケージを-@Coreを使って除外することはできません。@Coreパッケージグループを除外する唯一の方法は、--nocoreオプションの使用になります。
特定パッケージグループ用のオプション
%packages コマンドで使用する代わりに、グループ名に追加します。例を示します。
%packages@Graphical Internet --optional%end
--nodefaults- デフォルト選択ではなく、グループの必須パッケージのみをインストールします。
--optional- デフォルトの選択に加えて、
*-comps-variant.architecture.xmlファイルのグループ定義でオプションの印が付けられているパッケージをインストールします。Scientific Supportのようなパッケージグループは、必須もしくはデフォルトのパッケージが指定されておらず、オプションのパッケージのみであることに注意してください。この場合、--optionalオプションを常に使用する必要があり、これを使用しないとこのグループからパッケージをインストールすることができません。
26.3.3. インストール前のスクリプト
%pre スクリプトは、キックスタートファイルの解析直後、ただしインストールの開始前に、システムで実行されます。このセクションは、「キックスタートのコマンドとオプション」で説明されているとおり、キックスタートコマンドの後に、キックスタートファイルの末尾に配置する必要があります。また、%pre で開始し、%end で終了する必要があります。キックスタートファイルに %post セクションも含まれる場合は、%pre および %post セクションが含まれる順番は重要ではありません。
%pre スクリプトは、ネットワークおよびストレージデバイスのアクティベートと設定に使用できます。また、インストール環境で利用可能なインタープリターを使用して、スクリプトを実行することもできます。インストールを進める前に特定の設定を必要とするネットワークやストレージがある場合や、追加のログパラメーターや環境変数などを設定するスクリプトがある場合には、%pre スクリプトが便利になります。%pre スクリプトでの問題のでバッグは難しくなる可能性があるので、%pre スクリプトは必要な場合にのみ使用することが推奨されます。
%pre スクリプトでは、ネットワーク、ストレージ、ファイルシステムに関連するコマンドが利用でき、また、インストール環境の /sbin および /bin ディレクトリーにあるほとんどのユーティリティーも使用できます。
%pre セクションのネットワークにアクセスすることは可能ですが、この時点では ネームサービス は設定されていないため、機能するのは IP アドレスのみで、URL は機能しません。
注記
chroot 環境では実行されません。
%pre 行にオプションを追加してください。例を示します。
%pre --interpreter=/usr/bin/python--- Python script omitted --%end
--interpreter=- Python などの異なるスクリプト言語を指定できます。システムで利用可能なスクリプト言語は、どれでも使用できます。ほとんどの場合、
/usr/bin/sh、/usr/bin/bash、および/usr/bin/pythonになります。 --erroronfail- スクリプトが失敗した場合にエラーを表示し、インストールを停止します。エラーメッセージは、失敗の原因がログ記録されている場所を示します。
--log=- スクリプトの出力を指定されたログファイルにログします。例を示します。
%pre --log=/mnt/sysimage/root/ks-pre.log
%pre セクションの例です。
例26.5 %pre スクリプトの例
%pre#!/bin/sh hds="" mymedia="" for file in /proc/ide/h* do mymedia=`cat $file/media` if [ $mymedia == "disk" ] ; then hds="$hds `basename $file`" fi done set $hds numhd=`echo $#` drive1=`echo $hds | cut -d' ' -f1` drive2=`echo $hds | cut -d' ' -f2` #Write out partition scheme based on whether there are 1 or 2 hard drives if [ $numhd == "2" ] ; then #2 drives echo "#partitioning scheme generated in %pre for 2 drives" > /tmp/part-include echo "clearpart --all" >> /tmp/part-include echo "part /boot --fstype xfs --size 75 --ondisk hda" >> /tmp/part-include echo "part / --fstype xfs --size 1 --grow --ondisk hda" >> /tmp/part-include echo "part swap --recommended --ondisk $drive1" >> /tmp/part-include echo "part /home --fstype xfs --size 1 --grow --ondisk hdb" >> /tmp/part-include else #1 drive echo "#partitioning scheme generated in %pre for 1 drive" > /tmp/part-include echo "clearpart --all" >> /tmp/part-include echo "part /boot --fstype xfs --size 75" >> /tmp/part-include echo "part swap --recommended" >> /tmp/part-include echo "part / --fstype xfs --size 2048" >> /tmp/part-include echo "part /home --fstype xfs --size 2048 --grow" >> /tmp/part-include fi%end
%include /tmp/part-include26.3.4. Anaconda の設定
%anaconda セクションで設定できます。このセクションでは、インストールシステムのユーザーインターフェースの動作を制御します。
%anaconda セクションの例です。
例26.6 %anaconda スクリプトのサンプル
%anacondapwpolicy root --minlen=10 --strict%end
%anaconda セクションではパスワードポリシーを設定します。root パスワードは 10 文字以上である必要があり、この要件に一致しないものは厳密に禁止されます。
26.3.5. インストール後のスクリプト
%post で開始し、%end で終了する必要があります。キックスタートファイルに %pre セクションも含まれる場合は、%pre と %post セクションの順番は重要ではありません。
--nochroot オプションを使用することで変更できます。
systemctl コマンドはいかなるアクションも拒否します。詳細については、Red Hat Enterprise Linux 7 の『システム管理者のガイド』の 「"Behavior of systemctl in a chroot Environment" section」のセクションを参照してください。
重要
%post セクション内で IP アドレスを解決できます。ネットワークを DHCP 用に設定した場合は、インストールが %post セクションを実行する時点では /etc/resolv.conf ファイルは完了していません。ネットワークにアクセスできますが、IP アドレスは解決できません。このため、DHCP を使用する場合は、%post セクションに IP アドレスを指定する必要があります。
%post 行にオプションを追加してください。例を示します。
%post --interpreter=/usr/bin/python--- Python script omitted --%end
--interpreter=- Python などの異なるスクリプト言語を指定できます。例を示します。
%post --interpreter=/usr/bin/pythonシステムで利用可能なスクリプト言語は、どれでも使用できます。ほとんどの場合、/usr/bin/sh、/usr/bin/bash、および/usr/bin/pythonになります。 --nochroot- chroot 環境外で実行するコマンドを指定することができます。以下の例では、ファイル
/etc/resolv.confをインストールされたばかりのファイルシステムにコピーします。%post --nochrootcp /etc/resolv.conf /mnt/sysimage/etc/resolv.conf%end --erroronfail- スクリプトが失敗した場合にエラーを表示し、インストールを停止します。エラーメッセージは、失敗の原因がログ記録されている場所を示します。
--log=- スクリプトの出力を指定されたログファイルにログ記録します。ログファイルのパスは、ユーザーが
--nochrootオプションを使用しているかどうかを考慮に入れる必要があることに注意して下さい。--nochrootなしの場合の例を示します。%post --log=/root/ks-post.log--nochrootがある場合は以下のようになります。%post --nochroot --log=/mnt/sysimage/root/ks-post.log
%post セクションの例です。
例26.7 %post スクリプトの例
# Start of the %post section with logging into /root/ks-post.log%post --log=/root/ks-post.log# Mount an NFS share mkdir /mnt/temp mount -o nolock 10.10.0.2:/usr/new-machines /mnt/temp openvt -s -w -- /mnt/temp/runme umount /mnt/temp # End of the %post section%end
/usr/new-machines/ にある runme という名前のスクリプトを実行します。NFS ファイルロッキングはキックスタートモードではサポートされておらず、このため -o nolock オプションが必要となることに注意してください。
%post スクリプトの自動サブスクリプションの例です。
例26.8 インストール後のスクリプトで subscription-manager を実行する
%post --log=/root/ks-post.log/usr/sbin/subscription-manager register --username=admin@example.com --password=secret --serverurl=sam-server.example.com --org="Admin Group" --environment="Dev" --servicelevel=standard --release="7.0"%end
subscription-manager のコマンドラインスクリプトで、システムが Red Hat Subscription Management サーバー (カスタマーポータルによるサブスクリプション管理、Subscription Asset Manager、CloudForms System Engine など) に登録されます。このスクリプトは、システムに最も適したサブスクリプションをそのシステムに自動的にアタッチしたり割り当てたりする場合にも使用できます。
%post セクションにおける subscription-manager の使用方法については、Red Hat カスタマーポータルの How do I use subscription-manager in a kickstart file? の記事も参照してください。
26.3.6. キックスタートでのエラー処理
%onerror スクリプトを実行します。また、%onerror スクリプトは、トレースバックの際にも実行されます。
%onerror スクリプトは %end で終える必要があります。
--erroronfail- スクリプトが失敗した場合にエラーを表示し、インストールを停止します。エラーメッセージは、失敗の原因がログ記録されている場所を示します。
--interpreter=- Python などの異なるスクリプト言語を指定できます。例を示します。
%post --interpreter=/usr/bin/pythonシステムで利用可能なスクリプト言語は、どれでも使用できます。ほとんどの場合、/usr/bin/sh、/usr/bin/bash、および/usr/bin/pythonになります。 --log=- スクリプトの出力を指定されたログファイルにログします。
26.3.7. キックスタートのアドオン
%addon addon_name options コマンドを使用し、%end ステートメントでコマンドを終了します。これは既出のプレインストールおよびポストインストールスクリプトと同様のものです。たとえば Anaconda とデフォルトで同梱されている Kdump アドオンを使用するには、以下のコマンドを使用します。
%addon com_redhat_kdump --enable --reserve-mb=auto%end
%addon コマンドには独自のオプションが含まれず、オプションはすべて実際のアドオンに依存します。アドオンの詳細については、『Red Hat Enterprise Linux 7 Anaconda カスタマイズガイド』 を参照してください。
26.4. キックスタート設定の例
26.4.1. 高度なパーティションの例
clearpart、zerombr、part、raid、volgroup、および logvol キックスタートオプションを使用した例を示します。
例26.9 高度なパーティションの例
clearpart --drives=hda,hdczerombr# Raid 1 IDE configpart raid.11 --size 1000 --asprimary --ondrive=hdapart raid.12 --size 1000 --asprimary --ondrive=hdapart raid.13 --size 2000 --asprimary --ondrive=hdapart raid.14 --size 8000 --ondrive=hdapart raid.15 --size 16384 --grow --ondrive=hdapart raid.21 --size 1000 --asprimary --ondrive=hdcpart raid.22 --size 1000 --asprimary --ondrive=hdcpart raid.23 --size 2000 --asprimary --ondrive=hdcpart raid.24 --size 8000 --ondrive=hdcpart raid.25 --size 16384 --grow --ondrive=hdc# You can add --spares=xraid / --fstype xfs --device root --level=RAID1 raid.11 raid.21raid /safe --fstype xfs --device safe --level=RAID1 raid.12 raid.22raid swap --fstype swap --device swap --level=RAID1 raid.13 raid.23raid /usr --fstype xfs --device usr --level=RAID1 raid.14 raid.24raid pv.01 --fstype xfs --device pv.01 --level=RAID1 raid.15 raid.25# LVM configuration so that we can resize /var and /usr/local latervolgroup sysvg pv.01logvol /var --vgname=sysvg --size=8000 --name=varlogvol /var/freespace --vgname=sysvg --size=8000 --name=freespacetouselogvol /usr/local --vgname=sysvg --size=1 --grow --name=usrlocal
clearpart コマンドを使って hda および hdc のドライブを消去します。zerombr コマンドは、未使用のパーティションテーブルを初期化します。
/ (root)、/safe、swap および /usr に使用されます。5 番目の一番大きいパーティションは pv.01 と命名され、以下の部分で LVM 用の物理ボリュームとして使用されます。
pv.01 物理ボリューム上に sysvg という名前のボリュームグループを作成します。次に、3 つの論理 ボリューム (/var、/var/freespace および /usr/local) が作成され、sysvg ボリュームグループに追加されます。/var および /var/freespace ボリュームは 8 GB の決まったサイズで、/usr/local ボリュームは --grow オプションを使って利用可能な残りの領域すべてを満たします。
26.4.2. ユーザー入力の例
例26.10 ユーザー入力の例
exec < /dev/tty6 > /dev/tty6 2> /dev/tty6chvt 6IFS=$'\n'echo -n "Enter input: "read USERINPUTechoecho -n "You entered:" "$USERINPUT"echochvt 1exec < /dev/tty1 > /dev/tty1 2> /dev/tty1
exec < /dev/tty6 > /dev/tty6 2> /dev/tty6 と chvt 6 のコマンドで実行されています。read USERINPUT が enter を押すまで入力を読み取り、変数 USERINPUT で保存します。echo -n "You entered:" "$USERINPUT" コマンドが You entered: とその後に続くユーザー入力を表示します。最後に、chvt 1 と exec < /dev/tty1 > /dev/tty1 2> /dev/tty1 のコマンドが元の端末に切り替え、キックスタートインストールの続行を可能にします。
26.4.3. RNG デーモンをインストールして起動するキックスタートファイルの例
例26.11 RNG デーモンをインストールして起動するキックスタートファイルの例
services --enabled=rngd%packagesrng-tools%end
services --enabled=rngd コマンドは、システム起動時にインストール済みのシステムに RNG デーモンを起動するよう指示します。RNG デーモンが含まれている rng-tools パッケージがインストールで指定されます。
第27章 ディスクイメージへのインストール
注記
重要
27.1. 手動でのディスクイメージへのインストール
anaconda -h コマンドを実行すると確認できます。
警告
27.1.1. ディスクイメージの準備
$fallocate -l size name
10G や 5000M などの) イメージサイズの値で置き換え、name を作成するイメージのファイル名で置き換えます。たとえば、サイズが 30GB でファイル名が myimage.raw のディスクイメージファイルを作成するには、以下のコマンドを使用します。
$fallocate -l 30G myimage.raw
注記
fallocate コマンドを使うと、使用する接尾辞により異なる方法で作成するファイルのサイズを指定できます。サイズの指定方法に関する詳細については、fallocate(1) man ページを参照してください。
- AMD64 および Intel 64 システムについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」
- IBM Power Systems サーバーについては、「推奨されるパーティション設定スキーム」
27.1.2. ディスクイメージへの Red Hat Enterprise Linux のインストール
重要
SELinux) を permissive (または disabled) モードに設定してください。SELinux のモード設定については、Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux User's and Administrator's Guide を参照してください。
root で以下のコマンドを実行します。
#anaconda --image=/path/to/image/file
anaconda コマンドへの追加引数として指定する必要があります。サポートされるコマンドの完全な一覧は、コマンドラインで anaconda -h を実行すると表示されます。
--repo= です。これを使うと、インストールソースの指定ができます。このオプションは、inst.repo= 起動オプションと同じ構文を使用します。詳細は、「ブートメニューでインストールシステムを設定する」 を参照してください。
--image= オプションを使うと、指定されたディスクイメージファイルのみ がインストールターゲットととして利用可能になります。インストール先 のダイアログでは、他のデバイスは表示されません。複数のディスクイメージの使用を希望する場合は、各イメージファイルごとに --image= オプションを別個に指定する必要があります。例を示します。
#anaconda --image=/home/testuser/diskinstall/image1.raw --image=/home/testuser/diskinstall/image2.raw
:name をディスクイメージファイル名の最後に加えます。たとえば、/home/testuser/diskinstall/image1.raw にあるディスクイメージファイルを使用して、これに myimage をいう名前を付けるには、以下のコマンドを実行します。
#anaconda --image=/home/testuser/diskinstall/image1.raw:myimage
27.2. 自動でのディスクイメージへのインストール
27.2.1. livemedia-creator の概要
livemedia-creator --help コマンドを使うと使用可能なオプションがすべて一覧表示されます。また、以下の追加ドキュメンテーションが lorax パッケージとともにインストールされています。livemedia-creator(1) man ページおよび README.livemedia-creator ファイル (/usr/share/doc/lorax-version/ ディレクトリーにあります。 version はインストールされている lorax のバージョンになります)。
27.2.2. livemedia-creator のインストール
root で以下のコマンドを実行します。
#yum install lorax
- virt-install: 新規の仮想マシンを構築するツールを提供するパッケージです。
--no-virtオプションが指定されていなければ、ライブメディア作成の第 1 段階で使用されます。 - libvirt、qemu-kvm、libvirt-client およびその他の仮想化ツール: virt-install を使用する際に、ご使用のマシンで仮想マシンの作成、稼働、管理ができる必要があります。Red Hat Enterprise Linux における仮想化についての情報および仮想化ツールのインストールと作業についての資料は、Red Hat Enterprise Linux 7 仮想化の導入および管理ガイド を参照してください。
- anaconda: Red Hat Enterprise Linux のインストールプログラムで、
--no-virtオプションが使用される場合、virt-install ではなくこちらが第 1 段階で使用されます。
27.2.3. キックスタートファイルのサンプル
/usr/share/doc/lorax-version/ ディレクトリーにあり、version はシステムにインストールされた lorax パッケージのバージョン番号になります。
rhel7-minimal.ks: 最小限のインストール (@coreグループ) およびカーネルや GRUB2 ブートローダーなどの必須のもののみを提供する設定ファイルです。root以外のユーザーは作成されず、グラフィカルインターフェースや追加パッケージはインストールされません。rhel7-livemedia.ks: グラフィカルインターフェースでライブシステムを作成する、より高度な設定ファイルです。rootに加えて、liveuserという名前のユーザーが作成されます。
重要
注記
27.2.4. カスタムイメージの作成
livemedia-creator --help を実行するか、livemedia-creator(1) man ページを参照してください。lorax についての詳細情報は、https://rhinstaller.github.io/lorax/lorax.html を参照してください。
27.2.4.1. lorax を使用した boot.iso ファイルの作成
注記
boot.iso という名前のインストールイメージが results/images ディレクトリーに作成されます。-s= または --source= オプションを複数回使用すると、独自のリポジトリーを追加することができます。異なるリポジトリーで同一パッケージの複数バージョンが利用可能になっている場合は、最新版のパッケージが使用されます。
yum install lorax setenforce 0 lorax --noverifyssl -p RHEL -v 7 -r 3 \ -s https://cdn.redhat.com/content/dist/rhel/server/7/3/x86_64/os \ ./results/ setenforce 1
注記
27.2.4.2. virt-install を使用したライブイメージの作成
#livemedia-creator --make-iso --iso=/path/to/boot.iso --ks=/path/to/valid/kickstart.ks
--vnc vnc: このオプションを使うと、TigerVNC などの VNC クライアントを使ってインストールプロセスを見ることができます。このオプションは、virt-install の--graphicsオプションに引き継がれます。詳細情報は、24章VNC を使用したインストール を参照してください。--ram x: 一時的な仮想マシン用の RAM の大きさを MiB 単位で指定できます。--vcpus x: 仮想マシンのプロセッサーの数です。
27.2.4.3. Anaconda のイメージインストールを使用したライブイメージの作成
警告
--no-virt オプションを使った livemedia-creator の実行が推奨されるのは、この目的にのみ特別に確保された仮想マシン (ゲスト) 上のみとなります。
重要
SELinux) を permissive (または disabled) モードに設定してください。SELinux のモード設定については、Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux User's and Administrator's Guide を参照してください。
--no-virt オプションを使用します。例を示します。
#livemedia-creator --make-iso --ks=/path/to/valid/kickstart.ks --no-virt
27.2.4.4. ディスクまたはファイルシステムのイメージ作成
注記
--no-virt オプションを使うこともできます。
--image-only オプションを使うことができます。
#livemedia-creator --make-iso --ks=/path/to/valid/kickstart.ks --iso=/path/to/boot.iso --image-only
--make-iso の代わりに --make-disk オプションを使うこともできます。
#livemedia-creator --make-disk --ks=/path/to/valid/kickstart.ks --iso=/path/to/boot.iso
--make-fsimage オプションを使用して、パーティション設定されたディスクイメージの代わりにファイルシステムイメージを作成することもできます。
#livemedia-creator --make-fsimage --ks=/path/to/valid/kickstart.ks --iso=/path/to/boot.iso
/var/tmp/ ディレクトリーに作成されます。この場所を変更するには、--tmp /path/to/temporary/directory/ オプションを使用します。/path/to/temporary/directory/ は、ターゲットディレクトリーへのパスになります。
27.2.4.5. 以前に作成されたディスクもしくはファイルシステムのイメージの使用
--disk-image オプションを使用します。例を示します。
#livemedia-creator --make-iso --disk-image=/path/to/disk/image.img
--fs-image オプションを使用します。
#livemedia-creator --make-iso --fs-image=/path/to/filesystem/image.img
27.2.4.6. アプライアンスの作成
--make-iso の代わりに --make-appliance オプションを使用します。例を示します。
#livemedia-creator --make-appliance --ks=/path/to/valid/kickstart.ks --iso=/path/to/boot.iso
--resultdir オプションを使って別の保存場所を指定しなければ、両方とも /var/tmp/ ディレクトリーに保存されます。
--app-name name: アプライアンス名を指定し、これが<name>タグでマークされて XML 記述ファイルに現れます。デフォルト値はNoneです。--app-template /path/to/template.tmpl: 使用するテンプレートを指定します。デフォルトは、/usr/share/lorax/appliance/libvirt.tmplです。--app-file /path/to/app/file.xml: 生成される記述 XML ファイル名を指定します。デフォルト値は、appliance.xmlです。
27.2.4.7. Amazon Machine Image (AMI) の作成
--make-ami オプションを使います。仮想およびイメージインストールの両方がサポートされています。
#livemedia-creator --make-ami --ks=/path/to/valid/kickstart.ks --iso=/path/to/boot.iso
--resultdir オプションで別の場所を指定しなければ、ami-root.img という名前のイメージファイルが /var/tmp/ ディレクトリーに格納されます。
27.2.4.8. 追加の引数
--keep-image: このオプションを指定すると、インストールの第 1 段階で使用される一時ディスクイメージファイルは削除されません。/var/tmp/ディレクトリーに格納され、diskgU42Cq.imgのようなランダム生成された名前が付けられます。--image-only: このオプションを使用すると、イメージ作成プロセスの第 1 段階のみが実行されます。最終的な起動用 ISO イメージを作成する代わりに、livemedia-creator は一時的なディスクイメージファイルのみを作成し、そのファイルへのインストールを実行します。このオプションを使用すると時間のかかる第 2 段階を省略し、一時的なディスクイメージファイルを検査するので、キックスタートファイルに加えた修正をテストする際に時間を節約できます。--image-name name: 一時的なディスクイメージファイルのカスタム名を指定できます。デフォルト名は、ランダム生成されたものになります (たとえば、disk1Fac8G.img)。--tmp /path/to/temporary/directory/: トップレベルの一時ディレクトリーを指定します。デフォルト値は、/var/tmp/です。このオプションを使う場合は、既存のディレクトリーを指定する必要があります。--resultdir /path/to/results/directory/: livemedia-creator の完了後に生成される起動用 ISO イメージが表示されるディレクトリーを指定します。既存のディレクトリーは指定できません。デフォルトは、/var/tmp/です。このオプションは、最終的な ISO イメージにのみ適用されます。ディスクもしくはファイルシステムのイメージを作成していて、特定の場所に保存したい場合は、--tmpオプションを使用します。--logfile /path/to/log/file/: プログラムのログファイルの場所を指定します。
27.2.5. livemedia-creator のトラブルシューティング
--logfile オプションを使って別のディレクトリーを指定しなければ、ツールを実行したディレクトリーに保存されます。ログファイルは、使用するオプションによって異なります。たとえば、--no-virt オプションを使用すると、virt-install.log は生成されません (代わりに、Anaconda からのログファイルが anaconda/ ディレクトリーに生成されます)。livemedia.log および program.log という他のファイルが毎回生成されます。
--image-only オプションを使用することです。このオプションは第 1 段階後にプログラムを停止するので、最終的な起動用 ISO ではなく、ディスクイメージファイルのみが生成されます。すると、第 2 段階の終了を待たずにディスクイメージファイルをマウントし、コンテンツを調べることができます。また、--keep-image オプションを使うと両方の段階を実行しますが、その後の分析用に一時ディスクイメージが保存されます。
--vnc オプションの使用が推奨されます。このオプションを使うと、VNC クライアントを使って仮想マシンに接続し、インストールプロセスを見ることができます。詳細は、24章VNC を使用したインストール を参照してください。
27.2.5.1. 仮想マシンのインストールが停止する場合
手順27.1 一時仮想マシンを停止する
- virsh を使って、システム上で現在使用可能な仮想マシン (ゲスト) をすべて一覧表示します。出力は次のようになります。
#virsh list --allId Name State ---------------------------------------------------- 93 LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7 running - RHEL7 shut off一時仮想マシンを特定します。名前が常にLiveOSで始まり、ランダムの数字および文字の文字列が続きます。 - 一時仮想マシンを特定したら、
virsh destroy nameコマンドを使ってこれを停止します。name は仮想マシンの名前になります。#virsh destroy LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7Domain LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7 destroyed
27.2.5.2. 仮想マシンを使用したインストールの失敗
virsh undefine name コマンドを使用するだけで済みます。また、livemedia-creator で作成した一時ファイルの消去だけが目的であれば、ステップ 4 と 5 を使用することもできます。
手順27.2 一時ゲストおよびディスクイメージファイルの削除
- virsh を使って、システム上で現在使用可能な仮想マシン (ゲスト) をすべて一覧表示します。出力は次のようになります。
#virsh list --allId Name State ---------------------------------------------------- 93 LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7 running - RHEL7 shut off一時仮想マシンを特定します。名前が常にLiveOSで始まり、ランダムの数字および文字の文字列が続きます。 - 一時仮想マシンを特定したら、
virsh destroy nameコマンドを使ってこれを停止します。name は仮想マシンの名前になります。#virsh destroy LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7Domain LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7 destroyed virsh undefine nameを使って一時仮想マシンを削除します。name には上記のステップと同じものを使います。#virsh undefine LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7Domain LiveOS-2a198971-ba97-454e-a056-799f453e1bd7 has been undefined- 一時ファイルシステムのマウント先を見つけます。
/var/tmp/ディレクトリー配下にあり、ファイル名はlorax.imgutilsの後ろに 6 桁のランダムな数字または文字が続いています。#findmnt -T /var/tmp/lorax.imgutils*TARGET SOURCE FSTYPE OPTIONS /var/tmp/lorax.imgutils.bg6iPJ /dev/loop1 iso9660 ro,relatimeumountコマンドを使ってアンマウントします。#umount /var/tmp/lorax.imgutils.bg6iPJ - virt-install によって
/var/tmp/ディレクトリー内に作成された一時ディスクイメージを見つけます。イメージファイルの名前は、--image-nameオプションを使って指定していなければ、インストールプロセスの開始時にランダムに生成され、コマンドラインに表示されます。例を示します。2013-10-30 09:53:03,161: disk_size = 5GB 2013-10-30 09:53:03,161: disk_img = /var/tmp/diskQBkzRz.img 2013-10-30 09:53:03,161: install_log = /home/pbokoc/lorax/virt-install.log mount: /dev/loop1 is write-protected, mounting read-only
上記の例では、/var/tmp/diskQBkzRz.imgが一時ディスクイメージになります。最初のメッセージを見つけられない場合は、手動で一時ファイルを特定することができます。lsコマンドを使って/var/tmp/ディレクトリーのコンテンツを一覧表示し、名前にdiskを含むファイルを出力からフィルターします。#ls /var/tmp/ | grep diskdiskQBkzRz.imgその後に一時ディスクイメージを削除します。#rm -f /var/tmp/diskQBkzRz.img
27.2.5.3. Anaconda を使用したインストールの失敗
--no-virt オプション) を使って実行していたインストールが中断されてしまった場合、anaconda-cleanup スクリプトを使用して回復させることができます。このスクリプトは anaconda パッケージと一緒にインストールされ、/usr/bin/ ディレクトリーに格納されます。
#anaconda-cleanup
第28章 現在のシステムのアップグレード
- Preupgrade Assistant、現在のシステムを評価して、アップグレード中またはアップグレード後に遭遇する可能性のある問題点を特定する診断ユーティリティーです。
- Red Hat Upgrade Tool ユーティリティー、Red Hat Enterprise Linux バージョン 6 からバージョン 7 へのアップグレードに使用します。
注記
x86_64) システムと IBM System z (s390x) システムでのみサポートされています。また、Red Hat Upgrade Tool でアップグレードできるのは Server のバリアントのみとなります。
パート V. インストール後
- Red Hat Subscription Management サービスへのシステムの登録などインストール後の一般的な作業
- Red Hat Enterprise Linux インストールディスクを使った、破損したシステムの復元
- コンピューターからの Red Hat Enterprise Linux の削除
第29章 初期設定 (Initial Setup)
- Red Hat Enterprise Linux設定で のベース環境を使用している場合。
- Kickstart ファイルの
%packagesセクションに以下のいずれかのエントリーがある場合。- グラフィカルモード用の initial-setup-gui パッケージ
- テキストモード用の initial-setup パッケージ
- x11 グループ
- gnome-desktop グループ
- kde-desktop グループ
初期設定でのオプション
| オプション | グラフィカルユーザーインターフェース | テキスト形式のユーザーインターフェース |
|---|---|---|
| ライセンス同意 [a] | はい | はい |
| 言語設定 [b] | いいえ | はい |
| 日付と時刻[b] | はい | はい [c] |
| サブスクリプションマネージャー | はい | いいえ |
| ネットワークおよびホスト名 [b] | はい | いいえ |
| Root パスワード [b] | はい | はい [c] |
| ユーザーの作成 [b] | はい | はい |
[a]
このオプは、以前にライセンスに同意していない場合にのみ、表示されます。
[b]
言語が設定されていない場合にのみ、表示されます。
[c]
初期設定 を再設定モードで実行している場合にのみ、このオプションは利用可能になります。
| ||
重要
firstboot --enable --reconfig
--reconfig オプションは、全オプションの表示を指定します。キックスタートインストールについての情報は、26章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
29.1. グラフィカルモード

図29.1 初期設定のメイン画面

図29.2 ライセンス契約条件の画面
29.1.1. サブスクリプションマネージャー
注記

図29.3 サブスクリプションマネージャーの画面
- カスタマーポータルサブスクリプション管理。Red Hat がホストしているサービスです (デフォルト)。
- Subscription Asset Manager。オンプレミスのサブスクリプションサーバーです。プロキシとして動作し、コンテンツ配信をカスタマーポータルのサービスに送信します。
- CloudForms System Engine。オンプレミスのサービスです。サブスクリプションサービスとコンテンツ配信の両方を処理します。
29.2. テキストモード

図29.4 テキストモードの 初期設定
- q を押すと、このアプリケーションが閉じられます。ライセンス契約に同意するまで、アプリケーションを閉じるとシステムが再起動します。
- c を押すと、次に進みます。サブメニューでこのキーを押すと、メインメニューに戻ります。メインメニューで c を押すと、設定が保存され、アプリケーションが閉じます。ライセンス契約に同意しないと次に進むことができないことに注意してください。
- r を押すと、メニューがリフレッシュされます。
[x]: 設定済みであることを示します。ただし、これは変更可能です。[!]: 必須ですが、まだ設定済みでないことを示します。[ ]: これはオプションで、設定済みでないことを示します。
29.3. 初期設定を手動で開始する
- サービスを有効化します。
# systemctl enable initial-setup.service
- 既に設定したものを含め、すべてのメニューオプションを表示したい場合は、空の
/.unconfiguredファイルを作成して 初期設定 を再構築モードで起動します。# touch /.unconfigured
この設定に関係に関係なく、ライセンス契約のエントリーは、すでに同意してる場合は、再度表示されることはありません。 - システムを再起動します。
注記
第30章 次のステップ
- ヘルプや答えを見つけ、診断サービスを活用する
- Red Hat Access は GUI アプリケーションで、Red Hat のナレッジやソリューションに簡単にアクセスできるようにします。エラーコードやメッセージ、興味のあるトピックの検索ができるほか、Red Hat カスタマーポータルから関連するナレッジを表示できます。Red Hat Access についての詳細は、Red Hat Access GUI のアーティクルを参照してください。
- 紛失した root パスワードのリカバリー
- インストール中に設定する root パスワードは、root ユーザーとしてシステムにアクセスする際に必要になります。root パスワードがないと、システムを設定したり、追加のソフトウェアをインストールすることができません。root パスワードを紛失したり忘れてしまった場合は、「root パスワードのリセット」 で説明されている手順にしたがってリセットすることができます。
- ドライバー更新のインストール
- 通常、システムのデバイス用ドライバーは、Red Hat Enterprise Linux で提供されるカーネル内ですでにサポートされています。しかし、最近リリースされたデバイスのサポートの場合は含まれていないことがあります。このようなケースでは、該当のデバイスを有効にするドライバー更新が利用できるようになっている可能性があります。インストール開始前に、インストールの完了に必要となるデバイスにドライバー更新が提供されている場合があります。デバイスにドライバーがなくとも、インストール中に不可欠なドライバーでなければ、インストールの完了を待ってから後で追加のドライバーをインストールすることをお勧めします。インストールが完了したシステムに RPM や Yum を使って追加のドライバーをインストールし有効化する方法については、Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。
- ネットワークの設定
- ほとんどの場合、ネットワークアクセスは、インストールプロセス中にインストールプログラムやキックスタートファイルで設定されます。インストール後に設定する場合は、 Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド を参照してください。
- Kdump の設定
- Kdump とは、カーネルのクラッシュをダンプするメカニズムを指します。システムで重大なエラーが発生した場合、Kdump がシステムのメモリー内容を カーネルクラッシュダンプ に保存し、このダンプを分析してエラーの原因を見つけることができます。Kdump は、インストールプロセス中に有効にすることができます (「Kdump」 を参照)。また、インストール後、必要に応じて設定することも可能です。Kdump の機能および設定方法の理解に必要な詳細については、 Red Hat Enterprise Linux 7 カーネルクラッシュダンプガイド を参照してください。
- システムの登録
- システムにインストールする製品 (オペレーティングシステム自体も含む) はサブスクリプションの対象となります。サブスクリプションサービスは、登録したシステム、インストールした製品、製品に付属のサブスクリプションなどの追跡に使用します。登録は Initial Setup 設定プロセスの一部になります (「サブスクリプションマネージャー」 を参照)。ただし、Initial Setup プロセス中にシステムの登録を行わなかった場合でも、後日、登録を行うことができます。詳細は Using and Configuring Red Hat Subscription Manager および Red Hat Satellite User Guide を参照してください。
注記
また、Registration Assistant アプリケーションを使用して登録プロセスを進めることもできます。 - cloud-init を使用してクラウドインスタンスの初期設定を自動化する
- クラウドインスタンスの初期設定には、cloud-init パッケージを使用することができます。新規クラウドインスタンスでは、cloud-init は以下を自動化できます。
- デフォルトロケールの設定
- ホスト名の設定
- ネットワークインターフェースの設定
- プライベート SSH キーの生成
- SSH キーのユーザーの
.ssh/authorized_keysファイルへの追加 - 一時的なマウントポイントの設定
Cloud-init は Red Hat のクラウド製品と使用します。これらの製品における cloud-init の使用については、以下のドキュメントを参照してください。- Red Hat Enterprise Linux Atomic Host 7 インストールと設定ガイド
- Red Hat OpenStack Platform 8 インスタンス&イメージガイド
- Red Hat Enterprise Virtualization 仮想マシン管理ガイド
- Red Hat CloudForms Provisioning Virtual Machines and Hosts Guide
また、upstream cloud-init documentation も参照してください。 - 初期システム更新の実行
- Red Hat では、インストール完了後に初期システムの更新を実行することを推奨しています。このプロセスでは、インストールしたパッケージがすべて利用可能な最新バージョンに更新されます。パッケージを更新することでセキュリティ修正、バグ修正、機能強化などを受けることができます。Red Hat Enterprise Linux では、インストールしたパッケージの更新には Yum パッケージマネージャーが使用されます。Yum を使ってシステム更新を行う方法については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』を参照してください。
- リポジトリーの設定
- 新しいソフトウェアは パッケージリポジトリー からインストールされます。パッケージリポジトリーはソフトウェアとメタデータのセットで構成され、Yum パッケージマネージャーでアクセスできるようになっています。システムを Red Hat に登録すると、更新用リポジトリーが自動的に構成され、このリポジトリーから追加ソフトウェアや更新をインストールすることができます。しかし、独自ソフトウェアを収納するリポジトリーなど、リポジトリーを追加で設定する場合には、手順に従ってリポジトリーを設定する必要があります。追加のソフトウェアリポジトリー設定についての詳細情報は、Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。
- 追加パッケージのインストール
- グラフィカルインストールの場合、
ソフトウェア選択のダイアログで環境を選択するとインストールするパッケージを管理することができます。このダイアログでは事前に定義されたパッケージセットを選択します。パッケージごとの選択はできません。ただし、インストール後に Yum パッケージマネージャーを使用すれば、追加でパッケージをインストールすることができます。詳細は Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。 - グラフィカルログインへの切り替え
- インストールプロセスで選択するオプションにより、システムにグラフィカルインターフェースを持たせず、テキストベースのプロンプトのみを表示することが可能です。このような場合、インストール後にグラフィカルなデスクトップを有効にするには、X Window System と好みのデスクトップ環境 (GNOME または KDE) をインストールする必要があります。これらのパッケージも他のソフトウェアと同様、Yum パッケージマネージャーでインストールすることができます。Yum を使って新たなパッケージをインストールする方法については、Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。デフォルトでグラフィカルログインを有効にする方法については、「グラフィカル環境で起動する」 をご覧ください。
- GNOME 3 拡張の有効化と無効化
- Red Hat Enterprise Linux 7 のデフォルトのデスクトップ環境は、GNOME Shell および GNOME Classic ユーザーインターフェースを提供する GNOME 3 になります。GNOME 3 拡張を有効または無効にすることで、これらのインターフェースをカスタマイズすることが可能です。詳細は、 Red Hat Enterprise Linux 7 Desktop Migration and Administration Guide を参照してください。
第31章 基本的なシステムの復元
31.1. 一般的な問題
- 正常に Red Hat Enterprise Linux を起動できない。
- ハードウェアまたはソフトウェアの問題があり、システムのハードディスクドライブからデータを回収したい。
- root パスワードを忘れてしまった。
31.1.1. Red Hat Enterprise Linux を起動できない。
「/」 パーティションのパーティション番号が変更された場合、ブートローダーはパーティションを見つけることができず、マウントできなくなることがあります。この問題を修復するには、ブートローダーを再インストールする必要があります。これを実行する方法については、「ブートローダーの再インストール」を参照してください。
31.1.2. ハードウェアおよびソフトウェアの問題
31.1.3. root パスワードのリセット
31.2. Anaconda のレスキューモード
注記
- AMD64 および Intel 64 システムについては、7章AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動
- IBM Power Systems サーバーについては、12章IBM Power Systems でのインストールの起動
- IBM System z については、16章IBM System z でのインストールの起動
重要
dracut 起動オプション (rd.zfcp= や root=iscsi:options など)、または IBM System z 上の CMS 設定ファイルを使って設定する必要があります。レスキューモードで起動した後は、これらのストレージデバイスを対話形式で設定することはできなくなります。
dracut 起動オプションについての詳細情報は、dracut.cmdline(7) man ページを参照してください。CMS 設定ファイルについては、20章 IBM System z でのパラメーターと設定ファイル を参照してください。
手順31.1 Anaconda レスキューモードでの起動
- 最小限の起動メディアまたは完全インストール DVD もしくは USB ドライブからシステムを起動し、ブートメニューが表示されるまで待ちます。
- ブートメニューから、 サブメニューの オプションを選択するか、
inst.rescueオプションをブートコマンドラインに追加します。ブートコマンドラインを入力するには、BIOS ベースのシステム上で TAB キーを押すか、UEFI ベースのシステム上で e キーを押します。 - システムの起動に ドライバーディスク で提供されるサードパーティーのドライバーが必要な場合は、
inst.dd=driver_nameをブートコマンドラインに追加します。inst.rescue inst.dd=driver_name起動時にドライバーディスクを使用する方法の詳細については、「手動によるドライバー更新」 (AMD64 および Intel 64 システム用) または 「手動によるドライバー更新」 (IBM Power Systems サーバー用) を参照してください。 - Red Hat Enterprise Linux 7 ディストリビューションの一部として組み込まれているドライバーが原因でシステムが起動しない場合は、
modprobe.blacklist=オプションをブートコマンドラインに追加します。inst.rescue modprobe.blacklist=driver_nameドライバーのブラックリスト登録についての詳細は、「ブラックリストへのドライバーの登録」を参照してください。 - 準備ができたら、Enter (BIOS ベースのシステム) または Ctrl+X (UEFI ベースのシステム) を押して、変更したオプションを起動します。以下のメッセージが表示されるまで待機します。
The rescue environment will now attempt to find your Linux installation and mount it under the
/mnt/sysimage/directory. You can then make any changes required to your system. If you want to proceed with this step choose 'Continue'. You can also choose to mount your file systems read-only instead of read-write by choosing 'Read-only'. If for some reason this process fails you can choose 'Skip' and this step will be skipped and you will go directly to a command line.を選択すると、ファイルシステムを/mnt/sysimage/ディレクトリーにマウントしようとします。パーティションのマウントが失敗した場合、その旨が通知されます。 を選択すると、ファイルシステムを/mnt/sysimage/ディレクトリーにマウントしようとしますが、読み取り専用モードで試行されます。 を選択すると、ファイルシステムはマウントされません。ファイルシステムが破損していると思われる場合は、 を選択します。 - システムをレスキューモードに切り替えた後に、VC (仮想コンソール) 1 と VC 2 にプロンプトが表示されます (VC 1 にアクセスするには、Ctrl+Alt+F1 キーの組み合わせを使用し、VC 2 にアクセスするには、Ctrl+Alt+F2 を使用します)。
sh-4.2#
multi-user.target または graphical.target) で使用するファイルシステムの root パーティションではありません。ファイルシステムをマウントする選択をして正常にマウントした後には、以下のコマンドを実行して、Anaconda のレスキューモード環境の root パーティションをファイルシステムの root パーティションに変更することができます。
sh-4.2#chroot /mnt/sysimage
「/」 としてマウントされることが要求される rpm などのコマンドを実行する必要がある場合に役に立ちます。chroot 環境を終了するには、exit と入力してプロンプトに戻ります。
/directory/ のようなディレクトリーを作成し、次のコマンドを入力して実行します。
sh-4.2#mount -t xfs /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02 /directory
/directory/ はユーザーが作成したディレクトリーであり、/dev/mapper/VolGroup00-LogVol02 はマウントする LVM2 論理ボリュームです。パーティションが XFS とは異なるタイプの場合、xfs の文字列を適切なタイプ (ext4 など) に置き換えます。
sh-4.2#fdisk -l
pvdisplay、vgdisplay、lvdisplay のコマンドを使用します。
- ネットワークが開始されている場合、
ssh、scp、ping - テープドライブのユーザー用に
dumpとrestore詳細は、RHEL Backup and Restore Assistant を参照してください。 - パーティションの管理に
partedとfdisk詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 ストレージ管理ガイド』 を参照してください。 - ソフトウェアのインストールまたはアップグレードに
rpm詳細については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 を参照してください。
31.2.1. sosreport のキャプチャー
sosreport コマンドラインユーティリティーは、実行中のカーネルのバージョン、ロードされているモジュール、システムおよびサービスの設定ファイルなどの設定や診断に関する情報をシステムから収集します。このユーティリティーの出力は、/var/tmp/ ディレクトリーの tar アーカイブに保存されます。
sosreport ユーティリティーは、システムエラーの分析に役立ち、トラブルシューティングを容易にする場合があります。以下の手順は、Anaconda のレスキューモードで sosreport 出力をキャプチャーする方法について説明します。
手順31.2 Anaconda のレスキューモードでの sosreport の使用
- Anaconda レスキューモードで起動するには、手順31.1「Anaconda レスキューモードでの起動」にある手順に従います。インストール済みのシステムの
/(root) パーティションは必ず「読み取りと書き込み (read-write)」モードでマウントしてください。 - root ディレクトリーを
/mnt/sysimage/ディレクトリーに変更します。sh-4.2#chroot /mnt/sysimage/ sosreportを実行し、システム設定および診断情報を含むアーカイブを生成します。sh-4.2#sosreport重要
sosreportは実行時に、ユーザーにユーザー名とユーザーが Red Hat サポートサービスに問い合わせた際に取得するケース番号の入力を求めます。以下に示す文字やスペースを追加するとレポートが使用不可能になる可能性があるため、文字と数字のみを使用してください。# % & { } \ < > > * ? / $ ~ ' " : @ + ` | =- オプション: 生成されたアーカイブをネットワークを使用して新たなロケーションに転送する場合、ネットワークインターフェースを設定しておく必要があります。動的 IP 設定を使用する場合、必要な手順はこれ以外にありません。ただし、静的アドレス指定を使用する場合は、以下のコマンドを実行して、IP アドレス (10.13.153.64/23 など) をネットワークインターフェース (dev eth0 など) に対して実行します。
bash-4.2#ip addr add 10.13.153.64/23 dev eth0静的アドレス指定についての詳細は、『 Red Hat Enterprise Linux 7 ネットワークガイド』を参照してください。 - chroot 環境を終了します。
sh-4.2#exit - 生成されたアーカイブを新たな場所に保存し、その場所からアーカイブへのアクセスを容易にします。
sh-4.2#cp /mnt/sysimage/var/tmp/sosreport new_locationネットワークを介したアーカイブの転送については、scpユーティリティーを使用します。sh-4.2#scp /mnt/sysimage/var/tmp/sosreport username@hostname:sosreport
sosreportの一般的な情報については、『What is a sosreport and how to create one in Red Hat Enterprise Linux 4.6 and later?』を参照してください。- Anaconda レスキューモード内で
sosreportを使用する方法については、『How to generate sosreport from the rescue environment』を参照してください。 sosreportを/tmp以外の場所に生成する方法については、『How do I make sosreport write to an alternative location?』を参照してください。sosreportを手動で収集する方法については、『Sosreport fails. What data should I provide in its place?』を参照してください。
31.2.2. ブートローダーの再インストール
手順31.3 GRUB2 ブートローダーの再インストール
- Anaconda レスキューモードで起動するには、手順31.1「Anaconda レスキューモードでの起動」にある手順に従います。インストール済みのシステムの
/(root) パーティションは必ず「読み取りと書き込み (read-write)」モードでマウントしてください。 - root パーティションを変更します。
sh-4.2#chroot /mnt/sysimage/ - 以下のコマンドを使用して GRUB2 ブートローダーを再インストールします。ここで、install_device はブートデバイス (通常は /dev/sda) になります。
sh-4.2#/sbin/grub2-install install_device - システムを再起動します。
31.2.3. RPM によるドライバーの追加、削除、置換
注記
手順31.4 RPM によるドライバーの削除
- システムを Anaconda レスキューモードで起動します。手順31.1「Anaconda レスキューモードでの起動」にある説明に従ってください。インストール済みのシステムは必ず「読み取りと書き込み (read-write)」モードでマウントしてください。
- root ディレクトリーを
/mnt/sysimage/に変更します。sh-4.2#chroot /mnt/sysimage/ rpm -eコマンドを使って、ドライバーパッケージを削除します。たとえば、xorg-x11-drv-wacom ドライバーパッケージを削除するには、以下を実行します。sh-4.2#rpm -e xorg-x11-drv-wacom- chroot 環境を終了します。
sh-4.2#exit
手順31.5 RPM パッケージからのドライバーのインストール
- システムを Anaconda レスキューモードで起動します。手順31.1「Anaconda レスキューモードでの起動」にある説明に従ってください。インストール済みのシステムは、読み取り専用でマウントしないでください。
- ドライバーを含む RPM パッケージを利用できるようにします。たとえば、CD または USB フラッシュドライブをマウントして、RPM パッケージを
/mnt/sysimage/の下の希望する場所にコピーします。たとえば、/mnt/sysimage/root/drivers/のようになります。 - root ディレクトリーを
/mnt/sysimage/に変更します。sh-4.2#chroot /mnt/sysimage/ rpm -ivhコマンドを使用して、ドライバーパッケージをインストールします。たとえば、xorg-x11-drv-wacom ドライバーパッケージを/root/drivers/からインストールするには、以下を実行します。sh-4.2#rpm -ivh /root/drivers/xorg-x11-drv-wacom-0.23.0-6.el7.x86_64.rpm注記
この chroot 環境の/root/drivers/ディレクトリーは、元のレスキュー環境の/mnt/sysimage/root/drivers/になります。- chroot 環境を終了します。
sh-4.2#exit
第32章 Red Hat Subscription Management からの登録解除
32.1. Red Hat Subscription Management に登録している場合
root で unregister コマンドをパラメーターなしで使用します。
#subscription-manager unregister
32.2. Red Hat Satellite に登録している場合
第33章 Red Hat Enterprise Linux のアンインストール
33.1. AMD64 および Intel 64 システムから Red Hat Enterprise Linux を削除する
- 場合によっては、このプロセスの完了後に、システムで使用する予定の Red Hat Enterprise Linux 以外のオペレーティングシステム用のインストールメディアが必要になる可能性があります。
- 複数のオペレーティングシステムをインストールしている場合には、各オペレーティングシステムを個別に起動できること、またコンピューターの製造元やオペレーティングシステムの製造元で自動設定されている可能性のあるパスワードなどを含め、管理者用のすべてのパスワードが手元にあることを確認してください。
- 削除しようとしている Red Hat Enterprise Linux のインストールで残しておきたいデータがある場合、別の場所にバックアップを取っておく必要があります。機密データを含んでいるインストールを削除する場合は、必ず所属組織のセキュリティポリシーに準じたデータの破棄を行ってください。バックアップ媒体が、データ復元先となるオペレーティングシステム上で読み取り可能であることを確認してください。たとえば、ext2、ext3、ext4、または XFS などのファイルシステムを使用するよう Red Hat Enterprise Linux でフォーマット化した外付けハードドライブは、サードパーティーのソフトウェアがないと Microsoft Windows では読み取ることができません。
警告
念のために、同じコンピューターにインストールされている Red Hat Enterprise Linux も含め、すべてのオペレーティングシステムのデータのバックアップを取ってください。予期せぬ事態が生じると、すべてのデータを喪失してしまう可能性があります。 - アンインストールするのは Red Hat Enterprise Linux のみで、コンピューター全体を再インストールするわけではない場合、パーティションレイアウトを十分に理解しておく必要があります。特に mount コマンドの出力が役に立つことがあります。また、
grub.cfg内で Red Hat Enterprise Linux インストールの起動に使用するmenuitemを書き留めておくことも役に立ちます。
- MBR (マスターブートレコード) から Red Hat Enterprise Linux ブートローダー情報を削除します。
- Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを格納しているパーティションをすべて削除します。
- Red Hat Enterprise Linux のみをインストールしている場合
- Red Hat Enterprise Linux の他に、別の Linux ディストリビューションをインストールしている場合
- Red Hat Enterprise Linux の他に、Windows 2000、Windows Server 2000、Windows XP、Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows Server 2008 などをインストールしている場合
33.1.1. Red Hat Enterprise Linux のみがインストールされている場合
- 残したいデータのバックアップを作成します。
- コンピューターをシャットダウンします。
- 代わりに使用するオペレーティングシステムのインストール用ディスクを使ってコンピューターを起動します。
- インストール中に表示されるプロンプトに従います。Windows、OS X、およびほとんどの Linux インストールディスクでは、インストール中にハードドライブのパーティション設定を手動で行うことができます。または、すべてのパーティションを一旦削除してから新たにパーティション設定を開始するオプションを選択することもできます。この段階で、インストールソフトウェアによって検出された既存のパーティションをすべて削除するか、インストールプログラムにパーティションの自動削除を任せます。Microsoft Windows がプリインストールされているコンピューターの「システム復元」用メディアでは、 何も入力しなくても自動的にデフォルトのレイアウトでパーティションが作成される場合があります。
警告
システム復元ソフトウェアがハードドライブ上のパーティションに収納されているコンピューターの場合は、他のメディアからオペレーティングシステムをインストールする際のパーティション削除には充分注意してください。パーティションの削除でシステム復元ソフトウェアを収納しているパーティションまで破棄してしまう恐れがあります 。
33.1.2. Red Hat Enterprise Linux の他に、別の Linux ディストリビューションがインストールされている場合
重要
- ブートローダーから Red Hat Enterprise Linux のエントリーを削除します。
- コンピューター上に保持している (Red Hat Enterprise Linux ではない) Linux ディストリビューションを起動します。
- コマンドラインで
su -と入力し、Enter を押します。root パスワードの入力が求められたら、パスワードを入力して Enter を押します。 - vim などのテキストエディターを使用し、
/boot/grub2/grub.cfg設定ファイルを開きます。このファイルで、削除しようとしているシステムのエントリーを探します。grub.cfg内の Red Hat Enterprise Linux のエントリーの一般的な例を以下に示します。例33.1
grub.cfg内の Red Hat Enterprise Linux エントリーmenuentry 'Red Hat Enterprise Linux Server (3.10.0-57.el7.x86_64) 7.4 (Maipo)' --class red --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-3.10.0-53.el7.x86_64-advanced-9eecdce6-58ce-439b-bfa4-76a9ea6b0906' { load_video set gfxpayload=keep insmod gzio insmod part_msdos insmod xfs set root='hd0,msdos1' if [x$feature_platform_search_hint = xy ]; then search --no-floppy --fs-uuid --set=root --hint='hd0,msdos1' 0c70bc74-7675-4989-9dc8-bbcf5418ddf1 else search --no-floppy --fs-uuid --set=root 0c70bc74-7675-4989-9dc8-bbcf5418ddf1 fi linux16 /vmlinuz-3.10.0-57.el7.x86_64 root=/dev/mapper/rhel-root ro rd.lvm.lv=rhel/root vconsole.font=latarcyrheb-sun16 rd.lvm.lv=rhel/swap crashkernel=auto vconsole.keymap=us rhgb quiet LANG=en_US.UTF-8 initrd16 /initramfs-3.10.0-57.el7.x86_64.img } - menuentry から } までのエントリー全体を削除します。システムの設定によっては、
grub.cfg内に、Linux カーネルの各バージョンに対応する複数の Red Hat Enterprise Linux エントリーが存在することがあります。ファイルからそれぞれの Red Hat Enterprise Linux エントリーを削除してください。 grub.cfgファイルを保存して vim を終了します。
- マルチブート環境で Red Hat Enterprise Linux パーティションを削除します。
注記
他のインストールがまだ使用しているパーティションを削除しないように注意してください。- コンピューター上に保持している (Red Hat Enterprise Linux ではない) Linux ディストリビューションを起動します。
- 不要なパーティションをすべて削除します。その際、標準的なパーティションの場合は fdisk、または論理ボリュームおよびボリュームグループを削除するには lvremove および vgremove などを使用します。これらのユーティリティーに関する追加の情報は、それぞれの man ページまたは 『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』を参照してください。
- 標準的なパーティションの場合は fdisk を使用します。詳細については、How do you use fdisk to delete a partition? を参照してください。
33.1.3. Red Hat Enterprise Linux の他に、Microsoft Windows オペレーティングシステムがインストールされている場合
警告
- Red Hat Enterprise Linux パーティションを削除します。
- コンピューターを Microsoft Windows 環境で起動します。
- Start (スタート)>Run (ファイル名を指定して実行) とクリックし、
diskmgmt.mscと入力して、Enter を押します。その後に Disk Management (ディスクの管理) ツールが開きます。各パーティションをバーで表したグラフが表示されます。1 番目のパーティションは通常、NTFSのラベルが付いていてC:ドライブを表しています。Red Hat Enterprise Linux パーティションは少なくとも 2 種類が表示されます。Windows ではこれらのパーティションのファイルシステムタイプは表示されませんが、ドライブ用の文字が割り当てることができます。 - Red Hat Enterprise Linux パーティションのいずれか 1 つを右クリックしてから、Delete Partition (パーティションの削除) をクリックし、Yes (はい) をクリックして削除を確認します。もう一方のシステムにある Red Hat Enterprise Linux パーティションも同様に削除します。パーティションを削除すると、Windows はそれらのパーティションが占有していたハードドライブの領域に
unallocated (未割り当て)とラベル付けします。この未割り当て領域を既存の Windows パーティションに追加したり、別の用途に利用することができます。これを実行する方法については、Red Hat Enterprise Linux 以外の該当オペレーティングシステムのマニュアルをご覧ください。
- Windows のブートローダーを復元する
- Windows 2000、Windows Server 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 の場合
- Windows インストール用ディスクをコンピューターに挿入して再起動します。コンピューターが起動すると、画面に以下のメッセージが数秒間表示されます。
Press any key to boot from CDこのメッセージが表示されている間にいずれかのキーを押すと、Windows インストールソフトウェアが読み込まれます。 セットアップにようこその画面が表示されたら、Windows 回復コンソールを開始できます。この手順は Windows のバージョンごとに若干異なります。- Windows 2000 および Windows Server 2000 の場合は、R キーを押してから C キーを押します。
- Windows XP および Windows Server 2003 の場合は、R キーを押します。
- Windows 回復コンソール により、ハードドライブのスキャン、Windows インストールの検索が行われ、各インストールに番号が割り当てられます。各 Windows インストールが表示され、いずれかひとつの選択を求められます。復元したい Windows インストールの番号を入力します。
- その Windows インストールの管理者用パスワードの入力が求められます。管理者用パスワードを入力して Enter キーを押します。システムに管理者用パスワードがない場合は Enter キーを押すだけです。
- プロンプトで、コマンド
fixmbrと入力して Enter を押します。fixmbr ツールによりシステムのマスターブートレコードが復元されます。 - プロンプトが再度表示されたら、
exitと入力して Enter キーを押します。 - コンピューターが再起動し、Windows オペレーティングシステムを起動させます。
- Windows Vista および Windows Server 2008 の場合
- Windows インストール用ディスクをコンピューターに挿入して再起動します。コンピューターが起動すると、画面に以下のメッセージが数秒間表示されます。
Press any key to boot from CD or DVDこのメッセージが表示されている間にいずれかのキーを押すと、Windows インストールソフトウェアが読み込まれます。 - Windows のインストール ダイアログで言語、時刻と通貨の形式、およびキーボードのタイプを選択してから 次 をクリックします。
- コンピューターの修復 をクリックします。
- Windows リカバリ環境 (WRE) により、システムで検出できた Windows インストールが表示されます。復元したいインストールを選択して 次 をクリックします。
- コマンドプロンプト をクリックします。コマンドウィンドウが開きます。
bootrec /fixmbrと入力して Enter を押します。- プロンプトが再度表示されたら、コマンドウィンドウを閉じてから 再開始をクリックします。
- コンピューターが再起動し、Windows オペレーティングシステムを起動させます。
33.2. IBM System z から Red Hat Enterprise Linux を削除する
- 新規インストールでディスクを上書きします。
- Linux がインストールされていた DASD または SCSI ディスクを他のシステムから見えるようにしてから、データを削除します。しかし、この操作には特別な権限が必要になる可能性があります。システム管理者に確認してください。
dasdfmt(DASD のみ) やparted、mke2fs、ddなどの Linux コマンドを使用できます。これらのコマンドについての詳細は該当の man ページを参照してください。
33.2.1. z/VM ゲストまたは LPAR 上で別のオペレーティングシステムを実行する
パート VI. 技術解説
付録A ディスクパーティションの概要
注記
A.1. ハードディスクの基本概念

図A.1 未使用のディスクドライブ
A.1.1. ファイルシステム

図A.2 ファイルシステムを持たせたディスクドライブ
- ファイルシステムに関連するデータを保存するためドライブの使用可能領域の数パーセントが使用され、オーバーヘッドになります。
- 残りの領域は小規模で均一なサイズのセグメントに分割されます。Linux の場合、これらのセグメントは ブロック[4]と呼ばれます。

図A.3 別のファイルシステムを持つディスクドライブ

図A.4 データの書き込まれたディスクドライブ
A.1.2. パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする
- オペレーティングシステムのデータをユーザーのデータから論理的に分離させるため。
- 異なるファイルシステムを使用するため。
- 1 台のマシン上で複数のオペレーティングシステムを稼働させるため。
注記

図A.5 パーティションテーブルがあるディスクドライブ
- ディスク上のパーティションの開始点と終了点
- パーティションが「アクティブ」かどうか
- パーティションのタイプ

図A.6 パーティションが 1 つのディスクドライブ
DOS とラベル付けされています。このラベルは パーティションタイプ を示すもので、DOS は最も一般的なものの 1 つです。以下の表では、一般的なパーティションタイプとそれらを示す 16 進数を記載しています。
表A.1 パーティションタイプ
| パーティションタイプ | 値 | パーティションタイプ | 値 |
|---|---|---|---|
| 空白 | 00 | Novell Netware 386 | 65 |
| DOS 12-bit FAT | 01 | PIC/IX | 75 |
| XENIX root | 02 | Old MINIX | 80 |
| XENIX usr | 03 | Linux/MINUX | 81 |
| DOS 16-bit <=32M | 04 | Linux swap | 82 |
| Extended | 05 | Linux native | 83 |
| DOS 16-bit >=32 | 06 | Linux extended | 85 |
| OS/2 HPFS | 07 | Amoeba | 93 |
| AIX | 08 | Amoeba BBT | 94 |
| AIX bootable | 09 | BSD/386 | a5 |
| OS/2 Boot Manager | 0a | OpenBSD | a6 |
| Win95 FAT32 | 0b | NEXTSTEP | a7 |
| Win95 FAT32 (LBA) | 0c | BSDI fs | b7 |
| Win95 FAT16 (LBA) | 0e | BSDI swap | b8 |
| Win95 Extended (LBA) | 0f | Syrinx | c7 |
| Venix 80286 | 40 | CP/M | db |
| Novell | 51 | DOS access | e1 |
| PReP Boot | 41 | DOS R/O | e3 |
| GNU HURD | 63 | DOS secondary | f2 |
| Novell Netware 286 | 64 | BBT | ff |
A.1.3. パーティションの中のパーティション - 拡張パーティションの概要

図A.7 拡張パーティションのあるディスクドライブ
A.1.4. GUID パーティションテーブル (GPT)
- MBR ディスクとの後方互換性を保つため、GPT の最初のセクター (LBA 0) は MBR データ用に予約されています。このセクターは 「protective MBR」 と呼ばれます。
- プライマリー GPT ヘッダー は、デバイスの 2 つ目の論理ブロック (LBA 1) から始まります。このヘッダーには、ディスク GUID、プライマリーパーティションテーブルの位置、セカンダリー GPT ヘッダーの位置、それ自体の CRC32 チェックサムおよびプライマリーパーティションテーブルが含まれます。また、テーブルのパーティションエントリー数もこのヘッダーで指定します。
- プライマリー GPT テーブル には、サイズが 128 バイト、パーティションタイプが GUID、固有パーティションが GUID のパーティションがデフォルトで 128 エントリー含まれています。
- セカンダリー GPT テーブル はプライマリー GPT テーブルとまったく同じものになります。主に、プライマリーパーティションテーブルが破損した場合の復元用バックアップテーブルとして使われます。
- セカンダリー GPT ヘッダー はディスクの最後の論理セクターに位置し、プライマリヘッダーが破損した場合に GPT 情報を復元する際に使用できます。ディスク GUID、セカンダリーパーティションテーブルの位置、プライマリー GPT ヘッダーの位置、それ自体の CRC32 チェックサムおよびセカンダリーパーティションテーブルが含まれます。また、作成可能なパーティションエントリー数も含まれます。
重要
A.2. ディスクのパーティション再設定に関する戦略
- パーティションが未設定の空き領域がある
- 未使用のパーティションがある
- 使用中のパーティションの中に空き領域がある
注記
A.2.1. パーティションが未設定の空き領域を使用する

図A.8 パーティションが未設定の空き領域を持つディスクドライブ
A.2.2. 未使用のパーティションの領域を使用する

図A.9 未使用のパーティションがあるディスクドライブ
A.2.3. 使用中のパーティションの空き領域を使用する
- 破壊的なパーティション再設定
- このケースでは、単一の大きなパーティションを削除して、いくつかの小さなパーティションを作成します。元のパーティションに格納されていたデータはすべて失われます。このため、完全なバックアップが必要になります。パーティションを削除する前に、バックアップを 2 部作成し、検証機能 (ソフトウェアにこの機能がある場合) を使用してバックアップデータを読み込めるかどうかを試してください。
警告
パーティションにオペレーティングシステムがインストールされていて、そのシステムも使用する場合は、そのシステムの再インストールが必要になります。プレインストールのオペレーティングシステムが搭載されたコンピューターの場合、オリジナルのオペレーティングシステムを再インストールするためのインストールメディアが含まれていないことがあるので注意してください。オリジナルのパーティションおよびオペレーティングシステムの破棄を行う前に、ご使用のコンピューターがこれに該当するかどうか必ず確認してください。既存のオペレーティングシステム用に小さめのパーティションを作成した後は、ソフトウェアの再インストール、データの復元、Red Hat Enterprise Linux のインストールが可能になります。
図A.10 破壊的なパーティション再設定が行われたディスクドライブ
上記の例では、1 は「前」を示し、2 は「後」を示します。警告
オリジナルのパーティションにあったデータはすべて失われます。 - 非破壊的なパーティション再設定
- 非破壊的なパーティション再設定を行う場合、パーティションに含まれるファイルを失うことなくその大きなパーティションを小さくするプログラムを実行します。一般的に、プログラムの動作は確実で信頼できますが、大容量ドライブの場合にはかなり時間がかかることがあります。非破壊的なパーティションの再設定は比較的簡単ですが、以下の 3 つの手順が必要となります。
- 既存データの圧縮とバックアップ
- 既存パーティションのサイズ変更
- 新規パーティションの作成
A.2.3.1. 既存データの圧縮

図A.11 圧縮する前と後のディスクドライブ
A.2.3.2. 既存パーティションのサイズ変更

図A.12 既存パーティションのサイズを変更したディスクドライブ
A.2.3.3. 新規パーティションの作成

図A.13 目的のパーティション持たせた最終構成のディスクドライブ
A.3. パーティション命名スキームおよびマウントポイント
A.3.1. パーティションの命名スキーム
/dev/xxyN となります。
/dev/- 全デバイスのファイルが配置されるディレクトリー名です。パーティションはハードディスク上に存在し、ハードディスクはデバイスとなるため、パーティションを表すファイルは
/dev/に配置されます。 xx- パーティション名の最初の 2 文字は、パーティションが存在するデバイスのタイプを示します。これは通常、
sdになります。 y- この文字はパーティションがあるデバイスを示します。例えば、
/dev/sdaは最初のハードディスク、/dev/sdbは 2 番目のハードディスク、というようになります。 N- 最後の数字はパーティションを示します。最初の 4 つ (プライマリもしくは拡張) のパーティションには、
1から4までの数字が付けられます。論理パーティションは5から始まります。たとえば、/dev/sda3は最初のハードディスクの 3 番目のプライマリーもしくは拡張パーティションで、/dev/sdb6は 2 番目のハードディスク上の 2 番目の論理パーティションになります。
注記
A.3.2. ディスクパーティションとマウントポイント
/dev/sda5 が /usr/ にマウントされている場合、/usr/ 下にあるすべてのファイルとディレクトリーは物理的に /dev/sda5 上に存在することになります。このため、ファイル /usr/share/doc/FAQ/txt/Linux-FAQ は /dev/sda5 に保存されますが、ファイル /etc/gdm/custom.conf はそこには保存されません。
/usr/ 以下の 1 つまたは複数のディレクトリーを別のパーティションのマウントポイントとすることも可能です。たとえば、あるパーティション (例 /dev/sda7) を /usr/local/ にマウントすると、/usr/local/man/whatis は /dev/sda5 上ではなく /dev/sda7 上に存在することになります。
A.3.3. パーティションの数
swap、/boot/、および / (root) パーティションの作成を推奨しています。
付録B iSCSI ディスク
B.1. Anaconda での iSCSI ディスク
- Anaconda が起動すると、システムの BIOS またはアドオンの起動 ROM 側で、iSCSI で起動できる BIOS 拡張の iBFT (iSCSI Boot Firmware Table) に対応しているかがチェックされます。BIOS が iBFT に対応している場合、Anaconda は BIOS から設定されている起動ディスクの iSCSI ターゲット情報を読み込み、そのターゲットにログインしてインストールターゲットとして使用できるようにします。
重要
iSCSI ターゲットに自動接続するには、ターゲットにアクセスするネットワークデバイスがアクティベートされている必要があります。アクティベートするにはip=ibftブートオプションの使用が推奨されます。 - Anaconda では、グラフィカルユーザーインターフェースで iSCSI ターゲットの検出と追加を手動で行うことができます。メインメニューの「インストールの概要」画面で「インストール先」オプションをクリックします。特殊なディスクおよびネットワークディスク セクションの をクリックします。タブが付いたストレージデバイスの一覧が表示されます。右下にある ボタンをクリックして検出のプロセスに進みます。詳細については、「ストレージデバイス選択の画面」 を参照してください。この方法を使って手動で追加された iSCSI ターゲットには、
/bootパーティションを配置することはできません。/bootを含んでいる iSCSI ターゲットは、iBFT で設定する必要があります。
/ に使用されていない iSCSI ターゲットに印を付けます。システムを起動すると、これらのターゲットに自動的にログインするようになります。/ が iSCSI ターゲット上に配置されている場合は、initrd がこのターゲットにログインするため Anaconda では同じターゲットに複数のログイン試行が起こらないよう起動スクリプトにこのターゲットを含ませないようにします。
B.2. スタートアップ時の iSCSI ディスク
- initrd 内の init スクリプトは
「/」に使用される iSCSI ターゲットが存在していればログインを行います。ログインは iscsistart ユーティリティーを使用して実行されます。iscsid を実行する必要はありません。注記
root ファイルシステムが IPv6 を使用して接続されている iSCSI ディスク上にある場合、インストールされたシステムがip=eth0:auto6などの適切なip=起動オプションを使用していることを確認してください。このオプションが設定されていないと、インストールされたシステムは起動時に接続を確立するまでに最大 20 分間かかる場合があります。適切なip=オプションを使用することでこの遅延をなくすことができます。 - root ファイルシステムがマウントされて、各種サービスの init スクリプトが実行されると、iscsi の init スクリプトが呼び出されます。
/に iSCSI ターゲットが使用されていたり、iSCSI データベース内のターゲットに自動ログインのマークが付けられている場合、このスクリプトにより iscsid デーモンが起動されます。 - クラッシックネットワークサービススクリプトが実行された後、iscsi の init スクリプトが実行されます。ネットワークへのアクセスが可能であれば、自動ログインのマークが付いた iSCSI データベース内のターゲットにログインを行います。ネットワークへのアクセスができない場合には、スクリプトは何も表示せずに終了します。
- ネットワークへのアクセスにクラッシックネットワークサービススクリプトではなく、 NetworkManager を使用している場合、iscsi の init スクリプトは NetworkManager によって呼び出されます。詳細は
/etc/NetworkManager/dispatcher.d/04-iscsiファイルを参照してください。重要
NetworkManager は/usrディレクトリーにインストールされているため、/usrディレクトリーが iSCSI ターゲットなどのネットワーク接続のストレージに置かれている場合、このディレクトリーを使ったネットワーク設定はできません。
付録C LVM の理解
xfs などのファイルシステムタイプやマウントポイントを持たせることができます。
重要
/boot パーティションは、LVM ではなく標準のパーティションで作成してください。
/boot に対応しています。
/ パーティションと swap パーティションは常に LVM ボリューム内に、/boot パーティションは別途、物理ボリューム上に作成されます。
付録D その他のテクニカルドキュメント
- ブートローダー
- Red Hat Enterprise Linux では、
GRUB2ブートローダーを使用しています。『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 の該当する箇所を参照してください。 - ストレージ管理
- 論理ボリューム管理 (LVM) では、ストレージを管理する機能を管理者に提供しています。デフォルトでは、Red Hat Enterprise Linux のインストールプロセスにより、ドライブが LVM ボリュームとしてフォーマットされます。詳細は http://www.tldp.org/HOWTO/LVM-HOWTO/ を参照してください。詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理』 を参照してください。
- リモートディスプレイ
- Red Hat Enterprise Linux および Anaconda にはグラフィカルなディスプレイへのリモートによるアクセスを可能にするため VNC (Virtual Network Computing) ソフトウェアが含まれています。VNC の詳細については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 の TigerVNC の章を参照してください。Red Hat カスタムの VNC Configurator アプリケーションを使って VNC サーバーとクライアントを設定することもできます。
- リモートシステムアクセス
- Red Hat Enterprise Linux にはシステムへのリモートアクセスを提供するため OpenSSH スィートが収納されています。SSH サービスにより、他のシステムからのコマンドラインへのアクセス、遠隔からのコマンド実行、ネットワークファイルの転送などの機能が利用できるようになります。インストール中、
Anacondaはクラッシュレポートをリモートのシステムに転送するため OpenSSH のscp機能を使用する場合があります。詳細については Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。 - アクセス制御
- SELinux では、標準の Linux セキュリティー機能を補完する Mandatory Access Control (MAC) 機能を提供しています。詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux User's and Administrator's Guide』 を参照してください。
- ファイアウォール
- Red Hat Enterprise Linux では、ファイアウォール機能の提供に firewalld を使用しています。詳細情報は、 『Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux ユーザーおよび管理者のガイド』 を参照してください。
- ソフトウェアのインストール
- Red Hat Enterprise Linux では、システムを構成する RPM パッケージの管理に
yumを使用しています。詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 を参照してください。 - 仮想化
- 同じコンピューター上で複数のオペレーティングシステムを同時に稼働させる機能は仮想化によって提供されます。Red Hat Enterprise Linux には Red Hat Enterprise Linux ホスト上に二次的なシステムをインストールし管理を行うためのツールも収納されています。仮想化のサポートはインストール中でも、インストール後でも選択可能です。詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 仮想化の導入および管理ガイド を参照してください。
付録E ext4 と XFS コマンドの参照表
表E.1 ext4 と XFS コマンドの参照表
| 作業 | ext4 | XFS |
|---|---|---|
| ファイルシステムを作成する | mkfs.ext4 | mkfs.xfs |
| ファイルシステムをマウントする | mount | mount |
| ファイルシステムのサイズを変更する | resize2fs | xfs_growfs [a] |
| ファイルシステムの準備を整える | e2fsck | xfs_repair |
| ファイルシステムのラベルを変更する | e2label | xfs_admin -L |
| ディスク領域およびファイル使用量を報告する | quota | quota |
| ファイルシステムをデバッグする | debugfs | xfs_db |
| ファイルシステムの重要なメタデータをファイルに保存する | e2image | xfs_metadump |
[a]
XFS ファイルシステムのサイズは縮小できません。サイズを拡大する場合にのみコマンドを使用します。
| ||
付録F データサイズ用語の参照表
表F.1 データサイズ用語の参照表
| 用語 | 省略形 | サイズ (バイト単位) |
|---|---|---|
| バイナリー (バイト) | ||
| キビバイト | KiB | 1024 |
| メビバイト | MiB | 10242 |
| ギビバイト | GiB | 10243 |
| テビバイト | TiB | 10244 |
| ペビバイト | PiB | 10245 |
| エクスビバイト | EiB | 10246 |
| ゼビバイト | ZiB | 10247 |
| ヨビバイト | YiB | 10248 |
| 十進法 (バイト) | ||
| キロバイト | KB | 1000 |
| メガバイト | MB | 10002 |
| ギガバイト | GB | 10003 |
| テラバイト | TB | 10004 |
| ペタバイト | PB | 10005 |
| エクサバイト | EB | 10006 |
| ゼタバイト | ZB | 10007 |
| ヨタバイト | YB | 10008 |
| 十進法 (ビット) | ||
| キロビット | Kb | 125 |
| メガビット | Mb | 125,000 |
| ギガビット | Gb | 125,000,000 |
付録G 改訂履歴
| 改訂履歴 | |||
|---|---|---|---|
| 改訂 1.4-2.5 | Tue Mar 6 2018 | ||
| |||
| 改訂 1.4-2.4 | Thu Mar 1 2018 | ||
| |||
| 改訂 1.4-2.3 | Thu Mar 1 2018 | ||
| |||
| 改訂 1.4-2.2 | Thu Mar 1 2018 | ||
| |||
| 改訂 1.4-2.1 | Thu Jan 11 2018 | ||
| |||
| 改訂 1.4-2 | Thu Nov 23 2017 | ||
| |||
| 改訂 1.4-1 | Fri Oct 13 2017 | ||
| |||
| 改訂 1.4-0.1 | Sun Sep 24 2017 | ||
| |||
| 改訂 1.4-0 | Tue Aug 1 2017 | ||
| |||
| 改訂 1.3-9 | Mon May 15 2017 | ||
| |||
| 改訂 1.3-8 | Tue Apr 4 2017 | ||
| |||
| 改訂 1.3-7 | Sun Nov 6 2016 | ||
| |||
| 改訂 1.3-4 | Mon Nov 16 2015 | ||
| |||
| 改訂 1.2-2 | Wed Feb 18 2015 | ||
| |||
| 改訂 1.0-0 | Tue Jun 03 2014 | ||
| |||
索引
シンボル
- /boot パーティション
- 推奨のパーティション設定, 推奨されるパーティション設定スキーム, 推奨されるパーティション設定スキーム
- /var/ パーティション
- 推奨のパーティション設定, 推奨されるパーティション設定スキーム, 推奨されるパーティション設定スキーム
- アップグレード
- Preupgrade Assistant を使用する, 現在のシステムのアップグレード
- Red Hat Enterprise Linux 6 からの, 現在のシステムのアップグレード
- Red Hat Upgrade を使用する, 現在のシステムのアップグレード
- アレイ (参照 RAID)
- アンインストール
- IBM System z から, IBM System z から Red Hat Enterprise Linux を削除する
- アンインストールする
- x86_64 ベースのシステムから, AMD64 および Intel 64 システムから Red Hat Enterprise Linux を削除する
- インストール
- GRUB2, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール
- VNC の使用, VNC を使用したインストール
- キックスタート (参照 キックスタートを使ったインストール)
- テキストモード, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- ディスク領域, ディスク領域およびメモリーに関する要件, ディスク領域およびメモリーに関する要件
- パーティション設定, 手動パーティション設定, 手動パーティション設定, 手動パーティション設定
- プログラム
- 起動, インストールプログラムの起動
- メモリー要件, ディスク領域およびメモリーに関する要件, ディスク領域およびメモリーに関する要件
- インストールプラン
- System z, プレインストール
- インストールプログラム
- AMD64 および Intel 64
- インストールプログラムの起動
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールの起動
- インストールプログラムレスキューモード
- 利用可能なユーティリティー, Anaconda のレスキューモード
- 定義, Anaconda のレスキューモード
- インストールメディア
- ダウンロード, Red Hat Enterprise Linux のダウンロード
- インストールログファイル
- anaconda.packaging.log , 設定のメニューと進捗状況の画面, 設定のメニューと進捗状況の画面, 設定のメニューと進捗状況の画面
- カスタムイメージ
- 作成, ディスクイメージへのインストール
- キックスタート
- System z パラメーターファイルのパラメーター, キックスタートを使ったインストールのパラメーター
- サブスクリプション, インストール後のスクリプト
- ファイルの検索方法, キックスタートを使ったインストールを開始する
- キックスタートを使ったインストール, キックスタートを使ったインストール
- LVM, キックスタートのコマンドとオプション
- インストールソース, インストールソースを準備する
- ネットワークベース, インストールソースを準備する
- ファイルの場所, キックスタートファイルを準備する
- ファイル形式, キックスタートファイルを作成する
- 検証, キックスタートファイルの確認
- 確認, キックスタートファイルの確認
- 開始, キックスタートを使ったインストールを開始する
- キックスタートファイル
- %anaconda, Anaconda の設定
- %include, キックスタートのコマンドとオプション
- %post, インストール後のスクリプト
- %pre, インストール前のスクリプト
- anaconda の設定, Anaconda の設定
- auth, キックスタートのコマンドとオプション
- authconfig, キックスタートのコマンドとオプション
- autopart, キックスタートのコマンドとオプション
- autostep, キックスタートのコマンドとオプション
- bootloader, キックスタートのコマンドとオプション
- btrfs, キックスタートのコマンドとオプション
- clearpart, キックスタートのコマンドとオプション
- cmdline, キックスタートのコマンドとオプション
- device, キックスタートのコマンドとオプション
- driverdisk, キックスタートのコマンドとオプション
- eula, キックスタートのコマンドとオプション
- fcoe, キックスタートのコマンドとオプション
- firewall, キックスタートのコマンドとオプション
- firstboot, キックスタートのコマンドとオプション
- graphical, キックスタートのコマンドとオプション
- group, キックスタートのコマンドとオプション
- halt, キックスタートのコマンドとオプション
- ignoredisk, キックスタートのコマンドとオプション
- install, キックスタートのコマンドとオプション
- iscsi, キックスタートのコマンドとオプション
- iscsiname, キックスタートのコマンドとオプション
- kdump, キックスタートのコマンドとオプション
- keyboard, キックスタートのコマンドとオプション
- lang, キックスタートのコマンドとオプション
- logging, キックスタートのコマンドとオプション
- logvol, キックスタートのコマンドとオプション
- mediacheck, キックスタートのコマンドとオプション
- network, キックスタートのコマンドとオプション
- org_fedora_oscap, キックスタートのコマンドとオプション
- part, キックスタートのコマンドとオプション
- partition, キックスタートのコマンドとオプション
- poweroff, キックスタートのコマンドとオプション
- pwpolicy, キックスタートのコマンドとオプション
- raid , キックスタートのコマンドとオプション
- realm, キックスタートのコマンドとオプション
- reboot, キックスタートのコマンドとオプション
- rescue, キックスタートのコマンドとオプション
- rootpw, キックスタートのコマンドとオプション
- selinux, キックスタートのコマンドとオプション
- services , キックスタートのコマンドとオプション
- shutdown, キックスタートのコマンドとオプション
- skipx, キックスタートのコマンドとオプション
- sshpw, キックスタートのコマンドとオプション
- text, キックスタートのコマンドとオプション
- timezone, キックスタートのコマンドとオプション
- unsupported_hardware, キックスタートのコマンドとオプション
- user, キックスタートのコマンドとオプション
- vnc, キックスタートのコマンドとオプション
- volgroup, キックスタートのコマンドとオプション
- xconfig, キックスタートのコマンドとオプション
- zerombr, キックスタートのコマンドとオプション
- zfcp, キックスタートのコマンドとオプション
- その外観, キックスタートファイルを作成する
- の形式, キックスタートファイルを作成する
- インストールソース, キックスタートのコマンドとオプション
- インストール前の設定, インストール前のスクリプト
- インストール後の設定, インストール後のスクリプト
- インストール方法, キックスタートのコマンドとオプション
- オプション, キックスタートのコマンドとオプション
- パーティション設定の例, 高度なパーティションの例
- ユーザー入力, ユーザー入力の例
- パッケージ選択の仕様, パッケージの選択
- リポジトリー設定, キックスタートのコマンドとオプション
- 作成, キックスタートのコマンドとオプション
- 別のファイルのコンテンツを含める, キックスタートのコマンドとオプション
- 別途ワークベース, インストールソースを準備する
- 必要なパーティションを作成, キックスタートのコマンドとオプション
- 構文の違い, キックスタート構文の違い
- キーボード
- キーマップ
- キーボードタイプの選択, キーボードの設定, キーボードの設定, キーボードの設定
- 言語の選択, 「ようこそ」の画面と言語設定, 「ようこそ」の画面と言語設定, 「ようこそ」の画面と言語設定
- クロック, 日付と時刻, 日付と時刻, 日付と時刻
- サブスクリプション
- インストール後, サブスクリプションマネージャー
- キックスタートの使用, インストール後のスクリプト
- 初期設定, サブスクリプションマネージャー
- サブスクリプションサービス, Red Hat Subscription Management からの登録解除
- システムの復元, 基本的なシステムの復元
- 一般的な問題, 一般的な問題
- Red Hat Enterprise Linux を起動できない場合, Red Hat Enterprise Linux を起動できない。
- sosreport, sosreport のキャプチャー
- ハードウェアおよびソフトウェアの問題, ハードウェアおよびソフトウェアの問題
- ブートローダーの再インストール, ブートローダーの再インストール
- ステップ
- IBM Power Systems サーバーのハードウェアの準備, IBM Power Systems サーバーの準備
- ディスク領域, ディスク領域およびメモリーに関する要件
- ストレージデバイス
- タイムゾーン
- チェーンロードする, ストレージデバイス選択の画面, ストレージデバイス選択の画面
- テキストモード
- インストール, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- ディスクパーティショナ
- パーティションの追加
- ディスクパーティション設定, インストール先, インストール先, インストール先
- ディスク領域, ディスク領域およびメモリーに関する要件, ディスク領域およびメモリーに関する要件
- トラブルシューティング
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- GNOME または KDE で起動する
- AMD64 および Intel 64, グラフィカル環境で起動する
- IBM Power Systems, グラフィカル環境で起動する
- GRUB2
- next_entry, GRUB2 の next_entry 変数が仮想化環境で予期しない動作をすることがある
- GUI によるインストール方法が使用できない
- AMD64 および Intel 64, グラフィカルインストールの起動に関連する問題
- GUI インストール方法が利用不可能
- BM Power Systems, グラフィカルインストールの起動に関連する問題
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
- IPL NWSSTG
- IBM Power Systems, ネットワークストレージ領域 (*NWSSTG) から起動 (IPL) できない
- RAM が認識されない
- AMD64 および Intel 64, RAM が認識されない
- Signal 11 エラー
- AMD64 および Intel 64, Signal 11 エラーが表示される
- signal 11 エラー
- IBM Power Systems, Signal 11 エラーが表示される
- IBM System z, Signal 11 エラーが表示される
- X (X Window System)
- AMD64 および Intel 64, グラフィカルユーザーインターフェースが表示されない
- IBM Power Systems, グラフィカルユーザーインターフェースが表示されない
- X Window System で起動する
- AMD64 および Intel 64, グラフィカル環境で起動する
- IBM Power Systems, グラフィカル環境で起動する
- X サーバーがクラッシュする
- AMD64 および Intel 64, ユーザーがログインすると X サーバーがクラッシュする
- IBM Power Systems, ユーザーがログインすると X サーバーがクラッシュする
- インストール中
- AMD64 および Intel 64, インストール中の問題
- IBM Power Systems, インストール中の問題
- IBM System z, インストール中の問題
- インストール後
- AMD64 および Intel 64, インストール後の問題
- IBM Power Systems, インストール後の問題
- IBM System z, インストール後の問題, リモートグラフィカルデスクトップと XDMCP
- インストール開始時
- AMD64 および Intel 64, インストール開始時の問題
- IBM Power Systems, インストール開始時の問題
- グラフィカルな起動
- AMD64 および Intel 64, グラフィカルな起動シーケンスに関する問題
- IBM Power Systems, グラフィカルな起動シーケンスに関する問題
- グラフィカル環境で起動する
- AMD64 および Intel 64, グラフィカル環境で起動する
- IBM Power Systems, グラフィカル環境で起動する
- コンソールが利用不可能
- IBM Power Systems, シリアルコンソールが検出されない
- コンソールが検出されない
- AMD64 および Intel 64, シリアルコンソールが検出されない
- ディスクが検出されない
- AMD64 および Intel 64, ディスクが検出されない
- IBM Power Systems, ディスクが検出されない
- IBM System z, ディスクが検出されない
- パーティション完了
- IBM Power Systems, IBM Power Systems ユーザー向けのパーティション作成に関するその他の問題
- リムーバブルメディアがない場合のトレースバックメッセージの保存
- AMD64 および Intel 64, トレースバックメッセージを報告する
- IBM Power Systems, トレースバックメッセージを報告する
- IBM System z, トレースバックメッセージを報告する
- リモートデスクトップ
- IBM System z, リモートグラフィカルデスクトップと XDMCP
- 起動
- RAID カード, RAID カードから起動できない
- トレースバックメッセージ
- リムーバブルメディアがない場合のトレースバックメッセージの保存
- AMD64 および Intel 64, トレースバックメッセージを報告する
- IBM Power Systems, トレースバックメッセージを報告する
- IBM System z, トレースバックメッセージを報告する
- ネットワークブートのインストール
- ネットワーク起動のインストール
- 設定, ネットワークブートサービスの設定
- ハードウェア
- サポート, インストール先として対応しているターゲット, 対応しているインストールターゲット
- 互換性, ハードウェアの互換性について, ハードウェアの互換性について
- 設定, システム仕様一覧, システム仕様一覧
- ハードウェアの準備、IBM Power Systems サーバー, IBM Power Systems サーバーの準備
- ハードディスク
- そのパーティション設定, ディスクパーティションの概要
- パーティションのタイプ, パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする
- パーティション入門, パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする
- ファイルシステムの形式, ファイルシステム
- 基本概念, ハードディスクの基本概念
- 拡張パーティション, パーティションの中のパーティション - 拡張パーティションの概要
- パスワード
- root の設定, Root パスワードの設定, Root パスワードの設定, Root パスワードの設定
- パッケージ
- パッケージのインストール, ソフトウェアの選択, ソフトウェアの選択, ソフトウェアの選択
- パラメーターファイル, IBM System z でのパラメーターと設定ファイル
- インストール用ネットワークパラメーター, インストール用ネットワークパラメーター
- キックスタートパラメーター, キックスタートを使ったインストールのパラメーター
- パラメーターファイルの例, パラメーターファイルと CMS 設定ファイルの例
- 必須パラメーター, 必須パラメーター
- パーティション
- マウントポイントと, ディスクパーティションとマウントポイント
- 拡張, パーティションの中のパーティション - 拡張パーティションの概要
- パーティションの追加
- ファイルシステムのタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ
- ボリュームの追加, ファイルシステムの追加とパーティションの設定, ファイルシステムの追加とパーティションの設定, ファイルシステムの追加とパーティションの設定
- パーティション設定, 手動パーティション設定, 手動パーティション設定, 手動パーティション設定
- その入門, パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする
- パーティションのタイプ, パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする
- パーティションの命名, パーティションの命名スキーム
- パーティションの数, パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする, パーティションの数
- パーティションの番号付け, パーティションの命名スキーム
- パーティションの追加
- ファイルシステムのタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ
- パーティション用に空き領域を作成, ディスクのパーティション再設定に関する戦略
- プライマリーパーティション, パーティション: 1 つのドライブを複数ドライブにする
- 使用中のパーティションを使用, 使用中のパーティションの空き領域を使用する
- 基本概念, ディスクパーティションの概要
- 拡張パーティション, パーティションの中のパーティション - 拡張パーティションの概要
- 推奨, 推奨されるパーティション設定スキーム, 推奨されるパーティション設定スキーム
- 新規の作成, ファイルシステムの追加とパーティションの設定, ファイルシステムの追加とパーティションの設定, ファイルシステムの追加とパーティションの設定
- ファイルシステムのタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ
- 未使用パーティションを使用, 未使用のパーティションの領域を使用する
- 破壊的, 使用中のパーティションの空き領域を使用する
- 空き領域の使用, パーティションが未設定の空き領域を使用する
- 自動, インストール先, インストール先, インストール先
- 非破壊的, 使用中のパーティションの空き領域を使用する
- ファイアウォール
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
- ファイルシステム
- 形式、その概要, ファイルシステム
- ファイルシステムのタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ, ファイルシステムタイプ
- ブート
- レスキューモード, Anaconda のレスキューモード
- ブートメニュー
- オプション, 起動オプション
- ブートローダー, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール
- GRUB2, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール
- インストール, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール
- ホスト名, ネットワークとホスト名, ネットワークとホスト名, ネットワークとホスト名
- マウントポイント
- パーティションと, ディスクパーティションとマウントポイント
- マスターブートレコード, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール, Red Hat Enterprise Linux を起動できない。
- 再インストール, ブートローダーの再インストール
- マルチパスデバイス
- 非マルチパスデバイスとの混在, インストール先
- メモリー
- メモリーテストモード, メモリー (RAM) テストモードを読み込む
- ライブイメージ
- 作成, ディスクイメージへのインストール
- リモートインストール
- VNC の使用, VNC を使用したインストール
- レスキューモード, レスキューモードでコンピューターを起動する
- インストールプログラムの使用, Anaconda のレスキューモード
- ログファイル
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
- キックスタートを使ったインストール, キックスタートを使ったインストールとは
- 仮想化
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
- 初期設定
- サブスクリプション, サブスクリプションマネージャー
- 削除する
- Red Hat Enterprise Linux
- IBM System z から, IBM System z から Red Hat Enterprise Linux を削除する
- x86_64-ベースのシステムから, AMD64 および Intel 64 システムから Red Hat Enterprise Linux を削除する
- 手順
- CD-ROM または DVD を使って起動する, インストーラーの起動方法を選択する, インストーラーの起動方法を選択する
- ディスク領域, ディスク領域およびメモリーに関する要件
- ハードウェアの互換性, ハードウェアの互換性について, ハードウェアの互換性について
- 対応しているハードウェア, インストール先として対応しているターゲット, 対応しているインストールターゲット
- 拡張パーティション, パーティションの中のパーティション - 拡張パーティションの概要
- 登録
- キックスタートの使用, インストール後のスクリプト
- 初期設定, サブスクリプションマネージャー
- 登録解除, Red Hat Subscription Management からの登録解除
- 自動パーティション設定, インストール先, インストール先, インストール先
- 言語
- 設定
- 設定ファイル
- CMS 設定ファイル, IBM System z でのパラメーターと設定ファイル
- z/VM 設定ファイル, z/VM 設定ファイル
- 起動
- インストール, インストールプログラムの起動
- インストールプログラム
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 のシステムで物理メディアからインストールプログラムを起動する
- 起動オプション, 起動オプション
- gpt, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- GUID パーティションテーブル, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- kexec, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- multilib, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- selinux, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- VNC, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- zram, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- zRAM, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- インストールソース, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- インストールプログラムランタイムイメージ, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- コンソール, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- テキストモード, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- ディスクデバイス名, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- デバッグ, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- トラブルシューティング, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- ドライバーの更新, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- ネットワーク, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- メディアの検証, 起動用メディアを検証する
- メモリーテストモード, メモリー (RAM) テストモードを読み込む
- リモートアクセス, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- レスキューモード, レスキューモードでコンピューターを起動する
- ログ記録, ブートメニューでインストールシステムを設定する
- 選択
A
- anaconda.log
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
- anaconda.packaging.log
- インストールログファイルの場所, 設定のメニューと進捗状況の画面, 設定のメニューと進捗状況の画面, 設定のメニューと進捗状況の画面
B
- BIOS (Basic Input/Output System), AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動
C
- CD/DVD メディア
- ブート, AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動, IBM Power Systems でのインストールの起動
- 作成, インストール CD または DVD の作成
- (参照 ISO イメージ)
- CMS 設定ファイル, IBM System z でのパラメーターと設定ファイル
- CMS 設定ファイルの例, パラメーターファイルと CMS 設定ファイルの例
D
- DASD, DASD ストレージデバイス
- DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol), ネットワークとホスト名, ネットワークとホスト名, ネットワークとホスト名
- DVD メディア
- ダウンロード, Red Hat Enterprise Linux のダウンロード
- (参照 ISO イメージ)
F
- FCoE
- インストール, 高度なストレージオプション, 高度なストレージオプション, 高度なストレージオプション
- fcoe
- キックスタートを使用, キックスタートのコマンドとオプション
- FCP デバイス, FCP デバイス
G
- GRUB2, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール
- インストール, ブートローダーのインストール, ブートローダーのインストール
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
- GUID パーティションテーブル
- 起動オプションとして指定する, ブートメニューでインストールシステムを設定する
H
- HMC vterm, HMC vterm の使用
I
- Initial Setup
- キックスタート使用, キックスタートのコマンドとオプション
- installation
- getting started, スタートガイド
- IPv4, ネットワークとホスト名, ネットワークとホスト名, ネットワークとホスト名
- iscsi
- インストール, 高度なストレージオプション, 高度なストレージオプション, 高度なストレージオプション
- ISO イメージ
- ダウンロード, Red Hat Enterprise Linux のダウンロード
K
- kdump, Kdump, Kdump, Kdump
- kexec
- Kickstart file
- snapshot, キックスタートのコマンドとオプション
- KRDC, VNC ビューアーのインストール
L
- livemedia-creator, ディスクイメージへのインストール
- インストール, livemedia-creator のインストール
- キックスタートファイル, キックスタートファイルのサンプル
- トラブルシューティング, livemedia-creator のトラブルシューティング
- ログファイル, livemedia-creator のトラブルシューティング
- 使用, カスタムイメージの作成
- 例, カスタムイメージの作成
- 追加パッケージ, livemedia-creator のインストール
- LVM
- with キックスタート使用, キックスタートのコマンドとオプション
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
- ボリュームグループ, LVM の理解
- 物理ボリューム, LVM の理解
- 理解, LVM の理解
- 論理ボリューム, LVM の理解
M
- multilib
- インストール中に有効にする, ブートメニューでインストールシステムを設定する
O
- OpenSSH, その他のテクニカルドキュメント
- (参照 SSH)
P
- packaging.log
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
- parm ファイル (参照 パラメーターファイル)
- program.log
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
- PXE (Pre-boot eXecution Environment), AMD64 および Intel 64 のシステムで PXE を使ってネットワークからインストールプログラムを起動する
R
- RAID
- RAID カードに接続しているドライブから起動できない
- AMD64 および Intel 64, RAID カードから起動できない
- キックスタートを使ったインストール, キックスタートのコマンドとオプション
- ソフトウェア, RAID と他のディスクデバイス, RAID と他のディスクデバイス
- ハードウェア, RAID と他のディスクデバイス, RAID と他のディスクデバイス
- root / パーティション
- 推奨のパーティション設定, 推奨されるパーティション設定スキーム, 推奨されるパーティション設定スキーム
- root パスワード, Root パスワードの設定, Root パスワードの設定, Root パスワードの設定
S
- scp, その他のテクニカルドキュメント
- (参照 SSH)
- SELinux
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
- SSH (Secure SHell)
- documentation, その他のテクニカルドキュメント
- storage.log
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
- swap パーティション
- 推奨のパーティション設定, 推奨されるパーティション設定スキーム, 推奨されるパーティション設定スキーム
- syslog
- AMD64 および Intel 64, AMD64 および Intel 64 システムでのインストールに関連するトラブルシューティング
- IBM Power Systems, IBM Power Systems でのインストールに関するトラブルシューティング
- IBM System z, IBM System z でのインストールに関するトラブルシューティング
T
- TigerVNC, VNC ビューアーのインストール
U
- UEFI (Unified Extensible Firmware Interface), AMD64 および Intel 64 システムのインストールの起動
- USB フラッシュメディア
- ダウンロード, Red Hat Enterprise Linux のダウンロード
- 作成, インストール USB の作成
- USB メディア
- USB 起動用メディア
- 作成
- Linux, Linux でインストール USB を作成する
- Mac OS X, Mac OS X で USB インストールメディアを作成する
- Windows, Windows で USB インストールメディアを作成する
V
- Vinagre, VNC ビューアーのインストール
- VNC
- connect モード, VNC Connect モードでのインストール
- Direct モード, VNC Direct モードでのインストール
- インストール中の使用, VNC を使用したインストール
- ビューアー, VNC ビューアーのインストール
- VNC (Virtual Network Computing)
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
X
- XDMCP
- 有効化
- IBM System z, リモートグラフィカルデスクトップと XDMCP
Y
- yum
- ドキュメント, その他のテクニカルドキュメント
Z
- zRAM
- swap 領域として使用, ブートメニューでインストールシステムを設定する



