5.2. 既存の Red Hat Enterprise Linux システム上への仮想化パッケージのインストール

このセクションでは、動作中の Red Hat Enterprise Linux 6 またはそれ以降に KVM ハイパーバイザーをインストールするステップを説明します。
パッケージをインストールするには、マシンを登録しておく必要があります。Red Hat サブスクリプションマネージャーで登録するには、subscription-manager register コマンドを実行してプロンプトに従います。
有効な Red Hat サブスクリプションをお持ちでない場合は、Red Hat オンラインストア で取得してください。

注記

Red Hat Network (RHN) は非推奨となりました。登録のタスクには Subscription Manager を使用する必要があります。
yum を使用して仮想化パッケージをインストール

Red Hat Enterprise Linux 上で仮想化を使用するには、少なくとも qemu-kvmqemu-img パッケージが必要になります。これらのパッケージは、ホストの Red Hat Enterprise Linux システム上にユーザーレベルの KVM エミュレーターとディスクイメージマネージャーを提供します。

qemu-kvmqemu-img パッケージをインストールするには、以下のコマンドを実行します。
# yum install qemu-kvm qemu-img
以下の仮想化管理パッケージも利用可能です。
これらの推奨される仮想化パッケージすべては、以下のコマンドでインストールしてください。
# yum install virt-manager libvirt libvirt-python python-virtinst libvirt-client
仮想化パッケージグループのインストール

仮想化パッケージは、パッケージグループからもインストールできます。以下の表は、仮想化パッケージグループとその役割を示したものです。

注記

qemu-img パッケージは、システム上ですでにインストールされていない場合に Virtualization パッケージグループに依存する形でインストールされます。また、前述の yum install qemu-img コマンドで手動でインストールすることも可能です。

表5.1 仮想化パッケージグループ

パッケージグループ説明必須パッケージオプションパッケージ
Virtualization仮想化マシンのホスティング環境を提供qemu-kvmqemu-guest-agent、qemu-kvm-tools
Virtualization Client仮想化インスタンスのインストールおよび管理クライアントpython-virtinst、virt-manager、virt-viewervirt-top
Virtualization Platform仮想マシンおよびコンテナーのアクセスおよび制御インターフェースを提供libvirt、libvirt-client、virt-who、virt-whatfence-virtd-libvirt、fence-virtd-multicast、fence-virtd-serial、libvirt-cim、libvirt-java、libvirt-qmf、libvirt-snmp、perl-Sys-Virt
Virtualization Toolsオフラインでの仮想イメージ管理のツールlibguestfslibguestfs-java、libguestfs-tools、virt-v2v
パッケージグループをインストールするには、yum groupinstall <groupname> コマンドを実行します。たとえば、Virtualization Tools パッケージグループのインストールには、yum groupinstall "Virtualization Tools" コマンドを実行します。