4.2. アプリケーションの制限

仮想化には、特定の種類のアプリケーションを不安定にする側面があります。
I/O スループット要件の高いアプリケーションでは、完全仮想化ゲスト用の準仮想化ドライバーの使用をお勧めします。準仮想化ドライバーがないと、特定のアプリケーションは I/O 負荷が高い場合に予期できない動きをする場合があります。
以下のアプリケーションは、I/O 要件が高い場合に回避することをお勧めします。
  • kdump サーバー
  • netdump サーバー
I/O を過剰に使用したり、リアルタイムのパフォーマンスが要求されるアプリケーションやツールは、慎重に評価することをお勧めします。I/O パフォーマンスを高めるには、準仮想化ドライバーか PCI デバイス割り当てを検討してください。完全仮想化ゲスト用の準仮想化ドライバーの詳細については、10章KVM 準仮想化 (virtio) ドライバー を参照してください。PCI デバイス割り当ての詳細については、12章PCI デバイス割り当て を参照してください。
仮想化環境でアプリケーションを実行すると、パフォーマンスが若干低下します。仮想化によってより新しく速いハードウェアに統合することでパフォーマンスにどのような利点がもたらされるかを評価するには、仮想化の使用に関連する潜在的なアプリケーションのパフォーマンス問題と比較して行うことをお勧めします。