13.3.3. virsh を使用したディレクトリーベースのストレージプールの作成

  1. ストレージプールの定義を作成します

    新規のストレージプールを定義するには、virsh pool-define-as コマンドを使用します。ディレクトリーベースのストレージプールの作成には 2 つのオプションが必要になります。
    • ストレージプールの 名前
      この例では guest_images という名前を使用しています。以下の例のこれ以降の virsh コマンドはすべてこの名前を使用します。
    • ゲストイメージファイル格納用のファイルシステムディレクトリーへの パス (このディレクトリーが存在しない場合は、virsh により作成されます)
      この例では /guest_images ディレクトリーを使用しています。
     # virsh pool-define-as guest_images dir - - - - "/guest_images"
    Pool guest_images defined
  2. ストレージプールが一覧表示されていることを確認します。

    ストレージプールが正しく作成されていること、また状態が inactive で表示されることを確認します。
    # virsh pool-list --all
    Name                 State      Autostart 
    -----------------------------------------
    default              active     yes       
    guest_images     inactive   no
  3. ローカルのディレクトリーを作成します

    以下のように、virsh pool-build コマンドを使用し、guest_images ディレクトリー (例) にディレクトリーベースのストレージプールをビルドします。
    # virsh pool-build guest_images
    Pool guest_images built
    # ls -la /guest_images
    total 8
    drwx------.  2 root root 4096 May 30 02:44 .
    dr-xr-xr-x. 26 root root 4096 May 30 02:44 ..
    # virsh pool-list --all
    Name                 State      Autostart 
    -----------------------------------------
    default              active     yes       
    guest_images     inactive   no
  4. ストレージプールを起動します

    virsh コマンドの pool-start を使ってディレクトリーストレージプールを有効にします。これにより、プールのボリュームがゲストのディスクイメージとして使用されます。
    # virsh pool-start guest_images
    Pool guest_images started
    # virsh pool-list --all
    Name                 State      Autostart 
    -----------------------------------------
    default             active     yes       
    guest_images    active     no
  5. autostart をオンにします

    ストレージプールに対して autostart をオンにします。Autostart は、サービスが開始する際にストレージプールを開始するように libvirtd サービスを設定します。
    # virsh pool-autostart guest_images
    Pool guest_images marked as autostarted
    # virsh pool-list --all
    Name                 State      Autostart 
    -----------------------------------------
    default              active     yes       
    guest_images         active     yes
  6. ストレージプール設定を確認します

    ストレージプールが正しく作成されたこと、サイズが正しく表示されていること、および状態が running と表示されていることなどを確認します。ゲスト仮想マシンが実行されていない場合でもプールにアクセスできるようにしておきたい場合には、Persistentyes が表示されていることを確認します。サービスの起動時にプールを自動的に起動させる場合は、Autostartyes が表示されていることを確認します。
    # virsh pool-info guest_images
    Name:           guest_images
    UUID:           779081bf-7a82-107b-2874-a19a9c51d24c
    State:          running
    Persistent:     yes
    Autostart:      yes
    Capacity:       49.22 GB
    Allocation:     12.80 GB
    Available:      36.41 GB
    
    # ls -la /guest_images
    total 8
    drwx------.  2 root root 4096 May 30 02:44 .
    dr-xr-xr-x. 26 root root 4096 May 30 02:44 ..
    #
これでディレクトリーベースのストレージプールが利用できるようになりました。