21.2. チューニングに関する注意点

本セクションでは、SSD のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性のある設定を行う場合の注意すべきいくつかの点について説明します。

I/O スケジューラー

いずれの I/O スケジューラーでもほとんどの SSD で正しく動作するはずです。ただし、他のストレージタイプと同様に、特定のワークロードに対する最適な設定を決定するにはベンチマーク評価を行うことを推奨します。
SSD を使用する際は、I/O スケジューラーの変更は特定のワークロードのベンチマーク評価を行う場合に限ることをお勧めしています。I/O スケジューラーの各種タイプについては 『I/O Tuning Guide』 (Red Hat 提供) を参照してください。また、以下のカーネル関連のドキュメントにも I/O スケジューラーの切り替え方法についての記載があります。
/usr/share/doc/kernel-version/Documentation/block/switching-sched.txt

仮想メモリー

I/O スケジューラーと同様に、仮想メモリー (VM) サブシステムにも特別なチューニングは必要ありません。たとえば SSD での I/O が高速であることを考慮すると、書き込みアクティビティーが増加してもディスク上の他の動作の待ち時間にネガティブな影響は与えないはずですので、vm_dirty_background_ratiovm_dirty_ratio の設定を低くすることができるでしょう。ただし、より全般的な I/O を生成する場合があるため、ワークロードに固有のテストを行わずに使用するのはお勧めできません。

Swap

SSD は swap デバイスとしても使用でき、ページアウトやページインのパフォーマンスに優れている場合が多くあります。