14.2. system-config-lvm の使い方

LVM ユーティリティーで論理ボリュームを X ウィンドウ内またはグラフィカルに管理することができるようになります。これは事前インストールされないので、インストールするには以下を実行します。
# yum install system-config-lvm
次に、メニューパネルから システム管理論理ボリューム管理 の順で選択すると、アプリケーションにアクセスできます。または、ターミナルで system-config-lvm と入力しても、論理ボリューム管理ユーティリティーを起動することができます。
本セクションで使用している例では、以下がインストール時に作成されたボリュームグループの詳細になります。

例14.1 インストール時にボリュームグループを作成する

/boot - (Ext3) file system. Displayed under 'Uninitialized Entities'. (DO NOT initialize this partition).
LogVol00 - (LVM) contains the (/) directory (312 extents).
LogVol02 - (LVM) contains the (/home) directory (128 extents).
LogVol03 - (LVM) swap (28 extents).
上記の論理ボリュームは /dev/hda2 ディスクエンティティー内に作成され、/boot/dev/hda1 に作成されました。さらに、システムは 例14.2「初期化されていないエントリー」 で示されるように「初期化されていないエンティティー」で構成されています。以下の図は、LVM ユーティリティー内のメインウィンドウを示しています。上記の設定の論理および物理的なビューが以下に示されています。同じ物理ボリューム (hda2) 上に 3 つの論理ボリュームが存在しています。
LVM のメインウィンドウ

図14.3 LVM のメインウィンドウ

ボリュームの物理ビューを以下の図に示します。このウィンドウではボリュームグループからボリュームを選択または削除したり、ボリュームのエクステントを別のボリュームグループに移動したりすることができます。エクステントを移動する手順については 図14.10「エクステントの移行」 で説明しています。
物理ビューウィンドウ

図14.4 物理ビューウィンドウ

以下の図では選択したボリュームグループの論理ボリュームビューを示します。それぞれの論理ボリュームサイズについても示しています。
論理ビューウィンドウ

図14.5 論理ビューウィンドウ

左のコラムで、ボリュームグループ内の論理ボリュームをそれぞれ選択すると、それぞれの詳細を表示することができます。この例では、論理ボリューム名の「LogVol03」の名前を「Swap」に変更しようとしています。名前変更を行うには、一覧 (イメージではなく) からそれぞれの論理ボリュームを選択し、プロパティの編集 ボタンをクリックします。論理ボリュームの編集ウィンドウが表示され、論理ボリューム名、サイズ (エクステント、ギガバイト、メガバイト、またはキロバイト単位) などを変更したり、論理ボリュームグループ内に残っている利用可能な領域を使用したりすることができます。以下の図はこれを説明しています。
このボリュームグループには現在空き領域が残っていないため、論理ボリュームのサイズを変更することができません。空き領域が残っている場合には、このオプションが有効になります (図14.17「論理ボリュームの編集」 を参照)。OK ボタンをクリックして変更を保存します (これによりボリュームが再度マウントされます)。変更を取り消すには、キャンセル ボタンをクリックします。最後の設定に戻したい場合は、元に戻す ボタンをクリックします。スナップショットは、LVM ユーティリティーウィンドウの スナップショットの作成 ボタンをクリックすると作成できます。root ディレクトリーなどの選択した論理ボリュームがシステムによって使用中の場合、そのボリュームはアンマウントできないため、このタスクは失敗することになります。
論理ボリュームの編集

図14.6 論理ボリュームの編集

14.2.1. 初期化していないエンティティーを利用する

「初期化されていないエンティティー」とはパーティションが未設定の領域と LVM ではないファイルシステムになります。この例では、パーティション 3、4、5、6、7 がインストール時に作成され、ハードディスクにはパーティションが未設定の領域がいくつか残されています。各パーティションを表示し、重要なデータを削除しないようウィンドウの右側のコラムの「ディスクエンティティーのプロパティー」を必ず確認してください。この例では、パーティション 1 は /boot であるため初期化することができません。初期化していないエンティティーを以下に示します。

例14.2 初期化されていないエントリー

上記の例では、パーティション 3 が初期化され、既存のボリュームグループに追加されます。パーティションの初期化またはパーティションが未設定の領域の初期化を行う場合、パーティションを選択してから エンティティーを初期化 ボタンをクリックします。初期化が完了するとボリュームは「割り当てられていないボリューム」の一覧に表示されるようになります。