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第1章 概要
『ストレージ管理ガイド』 では Red Hat Enterprise Linux 6 で対応しているファイルシステムやデータストレージの機能などに関してして詳細に解説しています。本ガイドは管理者が単一のノード (クラスター化していない) によるストレージソリューションを管理する場合に便利な参照となるよう構成されています。
ストレージ管理ガイドは、ファイルシステムとストレージ管理の 2 つに分割されています。
ファイルシステムの箇所では、Red Hat Enterprise Linux 6 がサポートする様々なファイルシステムについて説明します。まず、ファイルシステムの最適な使用方法について説明していきます。
ストレージ管理の箇所では、Red Hat Enterprise Linux 6 がサポートする様々なツールやストレージ管理タスクについて説明します。サポートされるツールやストレージ管理タスクについて説明し、これらの最適な使用方法について説明します。
1.1. Red Hat Enterprise Linux 6 の最新情報
Red Hat Enterprise Linux 6 では次のようなファイルシステムに対する強化が行われています。
ファイルシステムの暗号化 (テクノロジープレビュー)
eCryptfs を使うとマウント時にファイルシステムを暗号化できるようになります。[1]これは、実際のファイルシステムの上に暗号化の層を構成します。この「擬似ファイルシステム」により、ファイルごとやファイル名の暗号化が可能になり、ブロックデバイスの暗号化よりも詳細に暗号化を実現します。ファイルシステムの暗号化については 3章暗号化されたファイルシステム を参照してください。
ファイルシステムのキャッシング (テクノロジープレビュー)
FS-Cache[1] を有効にすることにより、ネットワーク (NFS など) 経由で提供されるファイルシステムからのデータのキャッシングにローカルのストレージを使用できるようになります。これにより、ネットワークのトラフィックを最小限に抑えることができますが、ネットワーク経由でのデータアクセスの高速化については保証していません。FS-Cache では、ファイルシステムを過剰にマウントすることなく、サーバー上にあるファイルシステムにクライアントのローカルキャッシュと相互作用させることができるようになります。FS-Cache については 10章FS-Cache を参照してください。
入出力制限の処理
Linux 入出力スタックでは、デバイスが提供している入出力制限情報を処理できるようになります。これにより、一部のデバイスについては、ストレージ管理ツールによる入出力の最適化をより効果的に行えるようになります。詳細については 23章ストレージの I/O 調整とサイズ を参照してください。
ext4 のサポート
本リリースでは ext4 ファイルシステムに完全対応するようになります。ext4 は Red Hat Enterprise Linux 6 のデフォルトのファイルシステムとなり、サブディレクトリー数については無制限で対応します。また、詳細なタイムスタンプ機能、拡張属性のサポート、およびクォータのジャーナリング機能なども搭載しています。ext4 については 6章Ext4 ファイルシステム を参照してください。
ネットワークブロックストレージ
イーサネット経由のファイバーチャンネルに対応するようになります。これにより、ファイバーチャンネルのプロトコルを維持しながらファイバーチャンネルのインターフェースで 10 ギガビットのイーサネットネットワークを使用できるようになります。設定方法については 「イーサネットインターフェース上のファイバーチャネルの設定」 を参照してください。
[1]
本リリースでは テクノロジープレビュー として提供されています。テクノロジープレビューの機能は現在、Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションサービスではサポートされていないため、機能的に完全ではない場合があり一般的には実稼動での使用には適していませんが、利用される方の利便性を考慮し、かつさらに多くの方に機能を知っていただくために提供しています。
完全なサポートが提供される前のテクノロジープレビュー機能に対するフィードバックや機能面におけるご提案などをお待ちしております。重度の高いセキュリティー関連の問題についてはエラータを提供する予定です。

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