第26章 Device Mapper マルチパス機能と仮想ストレージ

Red Hat Enterprise Linux 6 では DM-Multipath仮想ストレージ に対応しています。いずれの機能についても Red Hat 提供の 『DM Multipath』 および 『仮想管理ガイド (Virtualization Administration Guide)』 で詳しく説明されています。

26.1. 仮想ストレージ

Red Hat Enterprise Linux 6 では、仮想ストレージ向けに以下のようなファイルシステムとオンラインストレージのメソッドに対応しています。
  • ファイバーチャンネル
  • iSCSI
  • NFS
  • GFS2
Red Hat Enterprise Linux 6 の仮想化では、仮想インスタンスの管理に libvirt を使用しています。libvirt ユーティリティーでは仮想化したゲスト用のストレージ管理に ストレージプール という概念を採用しています。ストレージプールとは複数の小さなボリュームに区分けしたり、ゲストに直接割り当てたりすることのできるストレージを指します。ストレージプールのボリュームは仮想化したゲストに割り当てることができます。ストレージプールには 2 種類のカテゴリーがあります。
ローカルストレージのプール
ローカルストレージとは、直接ホストに接続されるストレージデバイス、ファイル、ディレクトリーなどが該当します。ローカルストレージにはディスクに直接接続されたローカルのディレクトリーや LVM ボリュームグループが含まれます。
ネットワーク (共有) ストレージプール
ネットワークストレージとは、標準プロトコルを使ってネットワーク経由で共有されるストレージデバイスが該当します。ファイバーチャネル、iSCSI、NFS、GFS2、SCSI RDMA などのプロトコルを使った共有ストレージデバイスが含まれ、ホスト間での仮想化ゲストの移動には必須となります。

重要

ご使用の環境に仮想ストレージのインスタンスを導入し、設定する方法の詳細については、Red Hat 提供の 『仮想化』 ガイドにある 『仮想化ストレージ』 のセクションを参照してください。