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第20章 アクセス制御リスト
ファイルとディレクトリーには、ファイルの所有者、そのファイルに関連したグループおよびシステムを使用する他のすべてのユーザーの権限セットが設定されます。しかし、これらの権限には制限があります。たとえば、異なるユーザーごとに別々の異なる権限を設定することはできません。そのため アクセス制御リスト (ACL) が実装されています。
Red Hat Enterprise Linux カーネルは ext3 ファイルシステムと NFS でエクスポートしたファイルシステムに対して ACL サポートを提供します。ACL は、Samba 経由でアクセスされる ext3 ファイルシステム上でも認識されます。
カーネルでのサポートと共に、
acl パッケージが ACL の実装に必要になります。このパッケージには、ACL 情報の追加、修正、削除および取得のためのユーティリティーが収納されています。
cp コマンドと mv コマンドは、ファイルとディレクトリーに関連したすべての ACL のコピーまたは移動を実行します。
20.1. ファイルシステムのマウント
ファイルやディレクトリー用に ACL を使用する前に、そのファイルまたはディレクトリーのパーティションを ACL サポートでマウントする必要があります。ローカルの ext3 ファイルシステムの場合は、以下のコマンドでマウントすることができます。
mount -t ext3 -o acl device-name partition
例:
mount -t ext3 -o acl /dev/VolGroup00/LogVol02 /work
別の方法として、パーティションが
/etc/fstab ファイルにリストされている場合は、パーティションのエントリーに acl オプションを含むことができます。
LABEL=/work /work ext3 acl 1 2
ext3 ファイルシステムが Samba 経由でアクセスされ、ACL がそのアクセス用に有効になっている場合は、ACL は認識されます。これは、Samba が
--with-acl-support オプションでコンパイルされているためです。Samba 共有のアクセス時またはマウント時に特別なフラグは必要ありません。

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