Red Hat Training

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2.2.4. 製品のサブスクリプションとコンテンツの更新

Red Hat Enterprise Linux 6 ではコンテンツの配信およびサブスクリプション管理に柔軟で最新のサービスを導入しています。 本セクションではコンテンツサービスに対する変更について説明します。
  • Red Hat Network ホストの環境はチャンネルベースのサブスクリプションから製品と品質ベースのサブスクリプション使用に更新されます。 新しい証明書ベースの RHN では、 サブスクリプションとシステムの管理用のクライアントツール群が再設計されているため、 新いサブスクリプションとコンテンツ配信ネットワーク (CDN) で動作します。
    従来のチャンネルベースの RHN も RHN Classic で利用できます。
    これらの 2 種類のサブスクリプションサービスは同じプラットフォームで利用可能です。 並列テクノロジーですべてのサブスクリプションをいずれの方法でも登録、 管理することができます。
    Satellite または Proxy サーバーを使用している環境の場合、 従来のチャンネルベースのサブスクリプションシステムが継続して使用されるため、 システムの登録は RHN Classic で行われることになります。
  • 新しいコンテンツサーバーのオプション、 Red Hat Network Classic が firstboot ウィザードに追加されています。 これは更新された RHN および CDN ではなく従来のチャンネルベースの RHN を使用します。 デフォルトの Red Hat Network オプションは証明書ベースの新しい Red Hat Network 管理プラットフォームを使用します。
  • 証明書ベースの RHN と RHN Classic は相互運用が可能です。 システムを一方のサービスで登録する場合、 他方のサービスはそれを認識できるため警告を発することはありません。 システムの登録はいずれか一方のサービスでのみ行ってください。 両方のサービスで登録を行うことはできません。
    現在、 RHN Classic を使用しているシステムを新しい証明書ベースの Red Hat Network を使用するシステムに直接的に移行させるパスはありません。 システムを一方のサービスから他方に移動する場合は 2 通りの方法があります。
    • yum ではなく起動 ISO を使ってシステムを Red Hat Enterprise Linux 6.1 またはそれ以降に更新します。
    • 手作業で RHN Classic からシステムを削除しホストの記録を消してから、 そのシステムを証明書ベースの Red Hat Network に Red Hat サブスクリプションマネージャツールを使って登録します。
  • クライアントツールの新しいセットとなる Red Hat サブクスリプションマネージャー GUI と CLI は証明書ベースの RHN からサブスクリプションを管理できるよう Red Hat Enterprise Linux 6.1 およびそれ以降で提供されます。 RHN Classic で管理しているシステムを操作できるよう既存の rhn_* ツールも使用できます。