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4.3.9. ボリュームグループのアクティブ化と非アクティブ化

ボリュームグループを作成すると、デフォルトでアクティブ化されます。これは、そのグループ内の論理ボリュームがアクセス可能で、かつ変更される可能性があることを意味します。
ボリュームグループを非アクティブ化し、カーネルに認識されないようにする必要のある様々な状況があります。ボリュームグループを非アクティブ化またはアクティブ化するには、vgchange コマンドで -a (--available) 引数を使用します。
以下の例は、ボリュームグループ my_volume_group を非アクティブ化します。
# vgchange -a n my_volume_group
クラスターロッキングが有効な場合には、「e」を追加すると 1 つのノード上でボリュームグループが排他的にアクティブ化または非アクティブ化されます。「l」を追加すると、ローカルノード上のみでボリュームグループがアクティブ化または非アクティブ化されます。単一ホストのスナップショットを使用する論理ボリュームは、1 度に 1 つのノード上でしか利用できないため、常に排他的にアクティブ化されます。
「論理ボリュームグループのパラメーターの変更」 で説明されているように、lvchange コマンドを使用して、個別の論理ボリュームを非アクティブ化できます。クラスター内の個別ノード上で論理ボリュームをアクティブ化する方法については、「クラスター内の個別ノードでの論理ボリュームのアクティブ化」 を参照してください。