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2.3.5. シンプロビジョニングされた論理ボリューム (シンボリューム)
Red Hat Enterprise Linux 6.4 リリースでは、論理ボリュームのシンプロビジョニングが可能になりました。これにより、利用可能なエクステントより大きい論理ボリュームを作成できます。シンプロビジョニングを使用すると、空き領域のストレージプール (シンプールと呼ばれる) を管理して、アプリケーションが必要とする場合に任意の数のデバイスに割り当てることができます。その後、アプリケーションが論理ボリュームに実際に書き込みを行う際の、後の割り当てが可能になるようにシンプールにバインドできるデバイスを作成できます。シンプールは、コスト効率が高いストレージ領域の割り当てに必要な場合に動的に拡張できます。
注記
シンボリュームはクラスターのノード間ではサポートされません。シンプールとそのすべてのシンボリュームは、1 つのクラスターノードでのみ排他的にアクティブ化する必要があります。
ストレージ管理者は、シンプロビジョニングを使用することで物理ストレージをオーバーコミットできるため、多くの場合、追加のストレージを購入する必要がなくなります。たとえば、10 人のユーザーが各アプリケーション用にそれぞれ 100GB ファイルシステムを要求した場合、ストレージ管理者は各ユーザーに 100GB ファイルシステムと思われるもの (しかし実際は 100GB より少ないストレージにより利用可能で必要な場合にのみ使用される) を作成できます。シンプロビジョニングの使用時には、ストレージ管理者は、ストレージプールをモニターして、容量が一杯になり始めたら容量を追加することが重要です。
すべての利用可能な領域が使用できるようにするために、LVM ではデータの破棄に対応します。これにより、破棄されたファイルやその他のブロックの範囲で以前に使用された領域を再利用できます。
シンボリュームの作成についての詳細は、「シンプロビジョニングされた論理ボリュームの作成」 を参照してください。
シンボリュームは、新実装のコピーオンライト (COW) スナップショット論理ボリュームのサポートを提供します。これにより、多くの仮想デバイスがシンプール内の同一データを共有することができます。シンプロビジョニングされたスナップショットボリュームの詳細は、「シンプロビジョニングされたスナップショットボリューム」 を参照してください。

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