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4.7. 設定ファイルの同期

プライマリー LVS ルーターを設定した後は、Load Balancer Add-Onを開始する前に設定ファイルをいくつかバックアップ LVS ルーターにコピーする必要があります。
対象ファイルは以下のものです。
  • /etc/sysconfig/ha/lvs.cf — LVS ルーターの設定ファイル
  • /etc/sysctl — カーネル内のパケット転送をオンにする設定ファイル
  • /etc/sysconfig/iptables — ファイアウォールマークを使用している場合は、使用しているネットワークパケットによってこれらのファイルのいずれかを同期する必要があります。

重要

Piranha Configuration Tool を使用して Load Balancer Add-Onを設定する場合は、/etc/sysctl.conf ファイルと /etc/sysconfig/iptables ファイルは、変更 されません

4.7.1. lvs.cf の同期

LVS 設定ファイル /etc/sysconfig/ha/lvs.cf が作成される、もしくは更新される際はいつでも、それをバックアップ LVS ルーターノードにコピーする必要があります。

警告

アクティブとバックアップの LVS ルーターノードには同一の lvs.cf ファイルがある必要があります。これらの LVS ルーターノード間で LVS 設定ファイルが一致しない場合は、フェイルオーバーが妨げられる可能性があります。
これを実行する最善の方法は scp コマンドの使用です。

重要

scp を使用するには、バックアップルーター上で sshd が稼働している必要があります。LVS ルーター上で必要なサービスを正しく設定する詳細な方法については、「LVS ルーターでのサービス設定」 を参照してください。
root で プライマリー LVS ルーターから以下のコマンドを実行し、ルーターノード間の lvs.cf ファイルを同期します。
scp /etc/sysconfig/ha/lvs.cf n.n.n.n:/etc/sysconfig/ha/lvs.cf
コマンド内の n.n.n.n はバックアップ LVS ルーターの実 IP アドレスで置き換えます。