Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

15.4. 同期用の Active Directory の設定

ユーザーアカウントのみの同期が IdM で有効になっているので、必要な操作は同期合意 (「同期合意の作成」) の設定だけです。ただし、Active Directory は、Identity Management サーバーが接続できるように設定する必要があります。

15.4.1. 同期用の Active Directory ユーザーの作成

Windows サーバーでは、IdM サーバーが Active Directory ドメインに接続するために使用するユーザーを作成する必要があります。
Active Directory でのユーザー作成プロセスは、Windows サーバーの文書 ( http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc732336.aspx) で説明されています。新規のユーザーアカウントには適切な権限を設定する必要があります。
  • 同期用のユーザーアカウントには、同期先の Active Directory サブツリーに対して ディレクトリーに加えられた変更を複製する 権限を付与します。同期用のユーザーが同期操作を行うには、レプリケーターの権限が必要です。
    レプリケーターの権限は、http://support.microsoft.com/kb/303972 で説明されています。
  • 同期ユーザーを Account Operator および Enterprise Read-only Domain Controller グループのメンバーとして追加します。このユーザーは、全 Domain Admin グループに所属する必要はありません。