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9.9.4. 新しい範囲の追加
ドメイン全体の範囲がゼロに近づいてきた場合には、新しい範囲を手動で選択してマスターサーバーの 1 つに割り当てることができます。その後、すべてのレプリカは必要に応じてマスターから ID 範囲を要求します。
範囲を変更するには、389 Directory Server 設定を編集して DNA プラグインインスタンスを変更します。範囲は
dnaNextRange
パラメーターで定義します。以下に例を示します。
ldapmodify -x -D "cn=Directory Manager" -W -h server.example.com -p 389 Enter LDAP Password: ******* dn: cn=POSIX IDs,cn=Distributed Numeric Assignment Plugin,cn=plugins,cn=config changetype: modify add: dnaNextRange dnaNextRange: 123400000-123500000
注記
このコマンドでは、指定された範囲の値だけを追加し、その範囲内の値が実際に利用できるかどうかは確認しません。このような値を割り当てようとした場合にのみ、このチェックが実行されます。すでに割り当て済みの値をほぼ含む範囲が追加された場合には、システムは、システム全体を循環して、未割り当ての値を検索し、最終的に未割り当ての値が見つからない場合には、失敗します。