3.4. サービスの操作および状態

以下の操作は、仮想マシンにのみ有効な移行操作を除き、サービスと仮想マシンの両方に適用されます。

3.4.1. サービスの操作

サービスの操作は、以下のリストに定義する 5 つの選択可能なアクションのいずれかを適用するためにユーザーが呼び出すことのできる有効なコマンドです。
  • enable — サービスを起動します。オプションとして、優先ターゲット上での実行や、フェイルオーバードメインのルールに従った実行が可能です。これらの指定がない場合は、clusvcadm が実行されるローカルホストがサービスを起動します。初回の起動が失敗すると、サービスは relocate 操作が要求されたかのように動作します (以下を参照)。操作が成功すると、サービスは起動状態になります。
  • disable — サービスを停止し、無効状態にします。これは、サービスが失敗状態にある場合にのみ許可される操作です。
  • relocate — サービスを別のノードに移動します。オプションとして、管理者はサービスを受信する優先ノードを指定できますが、サービスがそのホストで実行できない場合 (例えば、サービスが起動に失敗するか、またはホストがオフラインの場合) でも、再配置は継続し、別のノードが選択されます。Rgmanager は、クラスター内の許可されたすべてのノードでサービスの起動を試みます。クラスター内の許可されたターゲットノードがサービスを起動できない場合、再配置は失敗となり、サービスは元のオーナーで再起動を試行します。元のオーナーがサービスを再起動できない場合、サービスは停止状態になります。
  • stop — サービスを停止し、停止状態に切り替わります。
  • migrate — 仮想マシンを別のノードに移行します。管理者はターゲットノードを指定する必要があります。移行時の障害の内容によっては、仮想マシンは失敗状態になるか、または元のオーナー上で起動状態になる可能性があります。

3.4.1.1. freeze 操作

RGManager はサービスを凍結できます。これにより、ユーザーは rgmanager が管理するサービスのダウンタイムを最小に抑えた上で、システム上の rgmanager、CMAN またはその他のソフトウェアをアップグレードすることができます。
さらに、rgmanager サービスの複数部分のメンテナンスが可能になります。例えば、単一の rgmanager サービスにデータベースと web サーバーがある場合、rgmanager サービスを凍結してから、データベースを停止し、メンテナンスを実行し、データベースを再起動してからサービスの凍結解除を行うことができます。
3.4.1.1.1. 凍結時のサービスの動作
  • ステータスチェックが無効になります。
  • Start (起動) 操作が無効になります。
  • Stop (停止) 操作が無効になります。
  • (サービスオーナーの電源オフにしても) フェイルオーバーは起こりません。

重要

以下のガイドラインに従わなかった場合、リソースが複数ホスト上で割り振られる可能性があります。
  • rgmanager の再起動の前にホストをリブートする予定でない限りは、サービスの凍結時に rgmanager のすべてのインスタンスを停止しないでください。
  • 報告を受けたサービスオーナーがクラスターに再度参加して rgmanager を再起動するまでは、サービスを凍結解除しないでください。