Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

5.2. GFS2 ファイルシステムがハングし単一ノードの再起動を必要とする

ご使用の GFS2 ファイルシステムがハングし、それに対して実行したコマンドは戻ってこないが、特定のノードを再起動するとシステムが正常な状態に戻る場合には、ロックの問題もしくはバグの兆候である可能性があります。このような事態が発生した場合には、以下のデータを収集してください。
  • 各ノード上のファイルシステム用の gfs2 ロックダンプ
    cat /sys/kernel/debug/gfs2/fsname/glocks >glocks.fsname.nodename
  • 各ノード上のファイルシステム用の DLM ロックダンプ: この情報は dlm_tool を使用すると取得できます。
    dlm_tool lockdebug -sv lsname.
    上記コマンドの lsname にはハングしているファイルシステムの DLM で使用されているロックスペース名を入力します。この値は group_tool コマンドの出力で確認することができます。
  • sysrq -t コマンドの出力
  • /var/log/messages ファイルの内容
データを収集したら、Red Hat サポートのチケットを作成して収集したデータを入力してください。