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3.3.2. バックアップ用のフェンスデバイスを設定する
1 つのノードに対して複数のフェンシングメソッドを定義することが可能です。 最初のメソッドでフェンシングに失敗すると、 2 番目のメソッドでノードのフェンシングを試行します。 さらにメソッドを設定していればそれらのメソッドが順次試行されていきます。
以下の手順にしたがいノードにバックアップ用のフェンスデバイスを設定します。
- 「ノードにフェンスデバイスをひとつ設定する」 の記載通り、 ノードに第一のフェンシングメソッドを設定します。
- 定義した第一メソッドの表示で、 Add Fence Method をクリックします。
- このノードに設定するバックアップ用のフェンシングメソッドの名前を入力し、 Submit をクリックします。ノード固有の画面が表示され、 追加したメソッドが第一フェンシングメソッドの下に表示されるようになります。
- このメソッドにフェンスインスタンスを設定するには、 Add Fence Instance をクリックします。 「フェンスデバイスを作成する」 の説明にしたがい前に設定したフェンスデバイスがドロップダウンメニューに表示されます。
- このメソッドのフェンスデバイスを選択します。 フェンスデバイスにノード固有のパラメータを設定する必要がある場合には設定すべきパラメータが表示されます。
- Submit をクリックします。 ノード固有の画面に戻り、 フェンスメソッドとフェンスインスタンスが表示されます。
必要に応じて引き続きフェンシングメソッドを追加します。Move Up や Move Down をクリックすると、このノードに使用するフェンスメソッドの順序を並べ替えることができます。