Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux

4.2.4. ブラックリスト例外

設定ファイルの blacklist_exceptions セクションを使用して、デフォルトでブラックリスト化されているデバイスでのマルチパス化を有効にできます。
たとえば、多数のデバイスがあり、その中の 1 つのデバイス (3600d0230000000000e13955cc3757803 の WWID を持つ) のみをマルチパス化したい場合には、そのデバイスを除いた各デバイスを個別にブラックリスト化する代わりに、すべてをブラックリスト化してから、/etc/multipath.conf ファイルに以下の行を追加することによって、マルチパス化したいデバイスを許可することができます。
blacklist {
        wwid "*"
}

blacklist_exceptions {
        wwid "3600d0230000000000e13955cc3757803"
}
設定ファイル内の blacklist_exceptions セクションでデバイスを指定する場合、それらがブラックリストで指定されているのと同じ方法で例外を指定する必要があります。たとえば、そのブラックリスト化されたデバイスが WWID に関連付けされている場合でも、WWID 例外は devnode ブラックリストエントリーで指定されたデバイスへは適用できません。同様に devnode 例外は devnode エントリーのみに適用され、device 例外はデバイスエントリーにのみ適用されます。