4.5. Eclipse の CDT

CDT (C/C++ 開発ツール) は、Eclipse で C および C++ プロジェクトを開発する際のサポートを追加する Eclipse プロジェクトです。ユーザーは以下の 3 つの形式のプロジェクトを作成できます。
  1. Managed Make プロジェクト
  2. Standard Make プロジェクト
  3. Autotools プロジェクト

4.5.1. Managed Make プロジェクト

managed make CDT プロジェクトは管理プロジェクトとも呼ばれるもので、プロジェクトのビルド方法に関する詳細がエンドユーザーのために自動化されているものです。これは、別のタイプの CDT C/C++ プロジェクトである standard make プロジェクトとは異なるものです。standard make プロジェクトでは、ビルドの詳細が指定されている Makefile をユーザーが提供します。
管理プロジェクトでは、管理プロジェクトのタイプと必要なツールチェーンを選択して開始します。プロジェクトのタイプは、実行可能ファイルや共有ライブラリー、静的ライブラリーといったプロジェクトの最終的なターゲットを基にカテゴリ分けされます。これらのカテゴリ内には、ベースソースファイルが既に提供されているより特定されたプロジェクト (たとえば、hello world サンプルの実行可能プロジェクト) 用のテンプレートがある場合があります。これらはさらにカスタマイズが可能です。
ツールチェーンは、ターゲット生成に使用されるツールセットです。通常、Red Hat Enterprise Linux の C/C++ 開発者は、コンパイルやリンク、アセンブリーに GCC を使用する Linux GCC ツールチェーンを選択します。ツールチェーンの各ツールは、通常ファイル接尾辞 (例えば、.c.h.S) やファイル名で指定されている 1 つ以上の入力タイプに関連付けられています。このツールには開発者がカスタマイズできるパラメーター設定があり、各ツールには作成される出力タイプがあります。また、関連付けられるコマンドもしくはバイナリ実行可能ファイルがあり、これは複数のツールで重複する場合があります。例えば、C コンパイラーとリンカーは両方とも GCC を使用できますが、コンパイラーとリンカーのツールではそれぞれ出入力タイプが異なり、開発者に提示される設定も異なります。ツール設定をカスタマイズするには、Properties > C/C++ Build > Settings に移動します。ツールチェーン自体のカスタマイズは、Properties > C/C++ Build > Toolchain Editor で使用ツールを追加、削除、置き換えることで可能です。
ソースファイルやヘッダーファイルなどの新規ファイルは、作成後にプロジェクトに追加できます。新規ファイルは、入力タイプとツール設定に基づいて自動的にビルドに追加されます。管理プロジェクトがプロジェクトと共に配布可能な Makefile を生成するには、Builder Settings タブにある Project > C/C++ Build に移動します。これで、Eclipse 外での Makefile の使用が容易になります。
managed make C/C++ プロジェクトの詳細情報については、『C/C++ Development User Guide』 を参照してください。Concepts > Project Types, Tasks > Creating a ProjectReference > C/C++ Properties > C/C++ Project Properties > C/C++ Build > Settings Page に移動します。