3.3.5. KDE 開発フレームワーク

kdelibs-devel パッケージは、KDE ライブラリーを提供します。これは、Qt 上でビルドしてアプリケーション開発を容易にするフレームワークを提供します。KDE 開発フレームワークは、KDE デスクトップ環境にわたって一貫性を提供する手助けにもなります。

3.3.5.1. KDE4 アーキテクチャー

Red Hat Enterprise Linux 6 の KDE 開発フレームワークのアーキテクチャーは KDE4 を使用しており、これは以下のテクノロジーで構築されています。
Plasma
Plasma は KDE4 で KDesktop の代わりとなるものです。この実装は Qt Graphics View Framework に基づいており、これは Qt 4.2 で導入されました。Plasma についての詳細は、http://techbase.kde.org/Development/Architecture/KDE4/Plasma を参照してください。
Sonnet
Sonnet は、自動言語検出やプライマリ/バックアップ辞書、その他の便利な機能をサポートする多言語スペルチェックアプリケーションです。これは KDE4 で kspell2 に代わるものです。
KIO
KIO ライブラリーは、ネットワーク透過ファイル処理用のフレームワークを提供し、ユーザーはネットワーク透過プロトコルによるファイルアクセスが容易になります。また、標準ファイルダイアログの提供にも役立ちます。
KJS/KHTML
KJS and KHTML は、(konqueror のように) KDE4 にネイティブな異なるアプリケーションが使用する、本格的な JavaScript および HTML エンジンです。
Solid
Solid は、ハードウェアおよびネットワーク認識フレームワークで、これを使用することでハードウェア対話機能でアプリケーションを開発できます。その包括的 API が必要な抽象化を提供し、クロスプラットフォームアプリケーションの開発をサポートします。詳細情報については、http://techbase.kde.org/Development/Architecture/KDE4/Solid を参照してください。
Phonon
Phonon は、マルチメディア機能でアプリケーション開発をサポートするマルチメディアフレームワークです。KDE 内のメディア機能の使用を容易にします。詳細については、http://techbase.kde.org/Development/Architecture/KDE4/Phonon を参照してください。
Telepathy
Telepathy は、KDE4 内でのリアルタイムの通信および共同作業のフレームワークを提供します。主要機能は、KDE 内の異なるコンポーネント間の融合を高めることです。このプロジェクトに関する概要は、http://community.kde.org/Real-Time_Communication_and_Collaboration を参照してください。
Akonadi
Akonadi は、Parallel Infrastructure Management (PIM) コンポーネントの一元保存用のフレームワークを提供します。詳細は、http://techbase.kde.org/Development/Architecture/KDE4/Akonadi を参照してください。
KDE4 内のオンラインヘルプ
KDE4 には、アプリケーションにオンラインヘルプ機能を追加する Qt ベースの操作が容易なフレームワークもあります。この機能に含まれるのは、ツールヒントやホバーヘルプ情報、khelpcenter マニュアルなどです。KDE4 内のオンラインヘルプの概要については、http://techbase.kde.org/Development/Architecture/KDE4/Providing_Online_Help を参照してください。
KXMLGUI
KXMLGUI は、XML でユーザーインターフェース設計するためのフレームワークです。このフレームワークを使用すると、ソースコードを改訂することなく (開発者が定義する)「アクション」に基づいて UI 要素を定義することができます。詳細情報は、https://techbase.kde.org/Development/Architecture/KDE3/XMLGUI_Technologyを参照してください。
Strigi
Strigi は、多くのデスクトップ環境およびオペレーティングシステムに互換性のあるデスクトップ検索デーモンです。自身の jstream システムを使用することで深い階層にまでのファイルのインデックス化が可能になります。Strigi 開発の詳細情報は、http://www.vandenoever.info/software/strigi/を参照してください。
KNewStuff2
KNewStuff2 は、多くの KDE4 アプリケーションが使用する共同作業データ共有ライブラリーです。詳細情報は、http://techbase.kde.org/Projects/KNS2を参照してください。