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13.2.3. サーバーの起動と停止

重要

DHCP サーバーを初めて起動する場合、dhcpd.leases ファイルがなければ起動は失敗します。ファイルが存在しない場合は、touch /var/lib/dhcpd/dhcpd.leases コマンドを使用してファイルを作成して下さい。
同じ DHCP サーバーが DNS サーバーとして BIND も実行している場合は、この手順は必要はありません。named サービスを起動すると dhcpd.leases ファイルを自動的に確認するためです。
DHCP サービスを起動するには、/sbin/service dhcpd start コマンドを使用します。DHCP サーバーを停止するには、/sbin/service dhcpd stop コマンドを使用します。
デフォルトでは、DHCP サービスはブート時に起動しません。ブート時にデーモンが自動的に起動するように設定する方法については、10章サービスとデーモン を参照してください。
システムに複数のネットワークインターフェースが接続されているが、そのうち 1 つのインターフェースのみで DHCP サーバーを起動する必要がある場合には、そのデバイスだけで起動するように DHCP サーバーを設定します。/etc/sysconfig/dhcpd 内にある DHCPDARGS の一覧にインターフェース名を追加します:
# Command line options here
DHCPDARGS=eth0
これは、ネットワークカードが 2 つあるファイアウォールマシンに役立ちます。1 つのネットワークカードを DHCP クライアントとして設定してインターネット用の IP アドレスを取得します。もう 1 つのネットワークカードは、ファイアウォールの背後にある内部ネットワーク用の DHCP サーバーとして使用できます。内部ネットワークに接続されたネットワークカードのみを指定することにより、ユーザーはインターネット経由でデーモンに接続できないため、システムをよりセキュアにすることができます。
以下は、/etc/sysconfig/dhcpd で指定できるその他のコマンドラインオプションです。
  • -p <portnum>dhcpd が待機する UDP ポート番号を指定します。デフォルト値はポート 67 です。DHCP サーバーは、指定された UDP ポートよりも番号が 1 つ大きいポートにある DHCP クライアントに応答を送信します。例えば、デフォルトのポート 67 を使用する場合、サーバーはポート 67 で要求を待ち受け、ポート 68 にあるクライアントに応答します。ここでポートが指定され、DHCP リレーエージェントが使用される場合、DHCP リレーエージェントが待機するポートと同じポートが指定されなければなりません。詳細は 「DHCP リレーエージェント」 を参照してください。
  • -f — フォアグラウンドプロセスとしてデーモンを実行します。これは主にデバッグ用に使用されます。
  • -d — 標準エラー記述子に DCHP サーバーデーモンを記録します。これは主にデバッグ用に使用されます。このオプションを指定しないと、ログは /var/log/messages に書き込まれます。
  • -cf <filename> — 設定ファイルの場所を指定します。デフォルトの場所は /etc/dhcp/dhcpd.conf です。
  • -lf <filename> — リースデータベースファイルの場所を指定します。リースデータベースファイルが既に存在する場合、DHCP サーバーを起動する度に、同じファイルが使用されるようにすることが非常に重要です。このオプションは、実稼働環境以外のマシンでデバッグする目的にのみ使用することを強くお勧めします。デフォルトの場所は /var/lib/dhcpd/dhcpd.leases です。
  • -q — デーモンの起動時に、著作権に関するメッセージ全体を表示しません。