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第2章 クラスタリング

該当するパラメーターが変更した場合に限り、リソースクリーンアップ時にアンフェンシングを実施

以前のリリースでは、アンフェンシングをサポートするフェンスデバイス (fence_scsi または fence_mpath 等) を含むクラスターにおいて、通常のリソースクリーンアップまたは STONITH リソースのクリーンアップで、必ずアンフェンシングが実施されていました (すべてのリソースの再起動を含む)。今回の更新で、アンフェンシングをサポートするデバイスに関するパラメーターが変更した場合にのみ、アンフェンシングが実施されるようになりました。(BZ#1427643)

pacemaker がバージョン 1.1.18 にリベース

pacemaker パッケージがアップストリームバージョン 1.1.18 にアップグレードし、以下の動作が変更になりました。
Pacemaker は、クラスターに参加するノードをプローブするのと同じように、Pacemaker リモート接続 (「ゲストノード」) で起動した仮想マシンをプローブするようになりました。 これにより、起動時または手動で誤って起動したサービスをキャッチし、リソースのクリーンアップ後にそのナレッジを更新できるようになります。場所が競合している場合にサービスが実行するのを回避できるようになるため、この変更は重要です。ただし、このプローブは実行する必要があり、ゲストノードでリソースを起動する前に結果が処理されます。これにより、起動時に著しく増加します。また、プローブが行われないようにしていた場合 (たとえば、関連ソフトウェアがゲストにインストールされていない場合) は、プローブが失敗する可能性があります 。
これにより、ゲストノードで特定のリソースを実行できない場合の影響を回避できます。通常は、すでにこれを強制する -INFINITY の場所の制約があります。したがって、場所の制約オプションに resource-discovery=never を追加して、pacemaker がゲストノードでリソースをプローブしないように指定できます (これは、ゲストで実行できるリソースでは行いません)。(BZ#1513199)

clufter がバージョン 0.77.1 にリベース

clufter パッケージが、アップストリームバージョン 0.77.1 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正および新機能が数多く追加され、ユーザーエクスペリエンスが向上しました。主な更新点は以下のとおりです。
  • pcs コマンドを生成する際に、clufter ツールは、設定全体のプッシュではなく、差分の更新で設定に加えられた変更のみを更新する pcs コマンドを生成する優先機能をサポートするようになりました。同様に、適用可能な場合に、clufter ツールで、pcs ツールがユーザーパーミッション (ACL) を設定するのを指定できるようになりました。これをドキュメントスキーマの各種メジャーバージョン間で機能させるために、clufter に、pacemaker の内部の仕組みを反映した、内部のオンデマンド形式アップグレードの概念が組み込まれるようになりました。同様に、 clufterbundle 機能を設定できるようになりました。
  • clufter コマンドの ccs2pcscmd ファミリーおよび pcs2pcscmd ファミリーによって生成されるものに類似した、スクリプトのような出力シーケンスで、意図したシェルインタープリターを有効な形式で生成します。これにより、オペレーティングシステムが各コメント行を認識するようになります。
  • corosync.conf に同等のものが cluster_name オプションを除外すると (標準の pcs-initiated 設定では発生しない)、pcs2pcscmd-needle コマンドで、clufter を使用して既存の設定を翻訳したときに、設定されている pcs cluster setup 呼び出しで、クラスターが誤って設定されることがなくなりました (これは、指定が必要なクラスター名によって解釈され、最初に指定されたノードの名前が使用されていました) 。元々の設定を正確に反映させるために、--encryption 0|1 スイッチが利用可能な場合は、この呼び出しにこのスイッチを追加します。
  • すべての clufter コマンドの出力に、pcs コマンドシーケンスがあります。これは、(--noop=cmd-wrap で無効にしない限り) 可読性を向上する後処理で渡され、シェル言語で特別な意味を持つ一部の文字が引用されず、解釈が変更してしまう問題が解決したことを意味します。
  • 適用可能な場合に既存の設定を反映するように、pcs コマンドを設定するシーケンスを生成する場合に、pcs (クォーラムデバイスのヒューリスティック、最上位の bundle リソースユニットのメタ属性) により clufter ツールが容易になり、設定に新たに追加された手段に対応できるようになりました。corosync 設定インターフェースサイドでは、形式のパーサーが、各区切り文字の前にスペースまたはタブを使用してコメントアウトした行を誤って解釈することがなくなり、pcs が実際に処理するものをさらに詳しく調査し、機械的に導入されたオプションへのサポートが再考されます。
clufter の機能に関する情報は、clufter(1) の man ページまたは clufter -h コマンドの出力を参照してください。clufter の使用例は Red Hat ナレッジベースの記事「Using the clufter tool in Red Hat Enterprise Linux」を参照してください。(BZ#1526494、BZ#1381531、BZ#1517834、BZ#1552666)