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第4章 Piranha Configuration Tool で LVS Router を設定

Piranha Configuration Tool は LVS 用の設定ファイル — /etc/sysconfig/ha/lvs.cf に必要となる設定ファイルを作成する為の 計画的アプローチを提供します。この章では、Piranha Configuration Tool の基本的 アプローチと、設定が完了した後にクラスタをアクティブにする方法を説明しています。

重要

LVS 用の設定ファイルは厳格なフォーマット規則に従います。Piranha Configuration Tool の 使用は、lvs.cf 内での構文エラーを防止し、またソフトウェア 失敗を防止する最善の手段となります。

4.1. 必要なソフトウェア

Piranha Configuration Tool を使用するためには、piranha-gui サービスが主要 LVS router 上で稼働している必要があります。LVS を 設定するには、最低でも links などのテキストベースのウェブブラウザが必要です。別のマシンから LVS router にアクセスしている 場合は、主要 LVS router まで root ユーザーとして ssh 接続が必要です。
主要 LVS router を設定している時に、ターミナルウィンドウ内で ssh 接続を 並行して維持するのが良いでしょう。この接続は pulse や他のサービスの再開始、 ネットワークパケットフィルタの設定、及びトラブルシューティングでの /var/log/messages の監視などをする為の安全な手段を提供します。
次の四つのセクションでは、Piranha Configuration Tool の設定ページのそれぞれを見ていき、 LVS のセットアップの為のその使用法を説明します。