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5.3. ボリュームグループの分割

この例では、既存ボリュームグループは3つの物理ボリュームから構成されています。これらの 物理ボリュームに十分な未使用領域があれば、新しくディスクを追加しないで新規の ボリュームグループを作成することができます。
最初のセットアップでは、論理ボリューム mylv は ボリュームグループ myvol から取り込まれていて、ボリュームグループ自身は3つの物理ボリューム /dev/sda1/dev/sdb1、及び /dev/sdc1 で構成されています。
この手順を完了した後には、ボリュームグループ myvg/dev/sda1/dev/sdb1 で構成されています。 2つ目のボリュームグループ yourvg/dev/sdc1 で構成されています。

5.3.1. 空き領域の判定

pvscan コマンドを使用すると、どの位の空き領域が現在ボリューム グループで利用可能かを判定することができます。
[root@tng3-1 ~]# pvscan
  PV /dev/sda1   VG myvg   lvm2 [17.15 GB / 0    free]
  PV /dev/sdb1   VG myvg   lvm2 [17.15 GB / 12.15 GB free]
  PV /dev/sdc1  VG myvg   lvm2 [17.15 GB / 15.80 GB free]
  Total: 3 [51.45 GB] / in use: 3 [51.45 GB] / in no VG: 0 [0   ]