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1.9.2. クラスタ管理 GUI

This section provides an overview of the system-config-cluster cluster administration graphical user interface (GUI) available with Red Hat Cluster Suite. The GUI is for use with the cluster infrastructure and the high-availability service management components (refer to 「Cluster Infrastructure」 and 「ハイアベイラビリティサービス管理」). The GUI consists of two major functions: the Cluster Configuration Tool and the Cluster Status Tool. The Cluster Configuration Tool provides the capability to create, edit, and propagate the cluster configuration file (/etc/cluster/cluster.conf). The Cluster Status Tool provides the capability to manage high-availability services. The following sections summarize those functions.

1.9.2.1. Cluster Configuration Tool

You can access the Cluster Configuration Tool (図1.27「Cluster Configuration Tool) through the Cluster Configuration tab in the Cluster Administration GUI.
Cluster Configuration Tool

図1.27 Cluster Configuration Tool

Cluster Configuration Tool は、設定ファイル (/etc/cluster/cluster.conf) 内のクラスタ設定コンポーネントを、左側パネルの階級式グラフィカル表示で 示します。コンポーネント名の左側にある三角のアイコンはこのコンポーネントに割り当てられた単数、又は複数の 従属コンポーネントを持つことを示します。この三角アイコンをクリックすると、そのコンポーネントの ツリー配下の部分が 展開したり、閉じたりします。GUI 内に表示されたコンポーネントは以下のように 要約できます:
  • クラスタノード — クラスタノードを表示します。ノードは、 クラスタノード の下に従属要素として名前別に表示されます。右枠の 下部(プロパティ の下)にある設定ボタンを使用すると、ノードの追加、 ノードの削除、ノードプロパティの編集、そして各ノードの フェンシングメソッドの設定が可能になります。
  • フェンスデバイス — フェンスデバイスを表示します。フェンスデバイスは フェンスデバイス群 の下に従属要素として表示されています。右枠の下部 (プロパティ の下)にある設定ボタンを使用すると、フェンスデバイスの追加、 フェンスデバイスの削除、フェンスデバイスプロパティの編集が可能になります。フェンスデバイスは 各ノード用に フェンシング (このノード用の フェンシング管理 ボタンで)を 設定する前に先に定義付けをする必要があります。
  • 管理されたリソース — フェイルオーバードメイン、リソース、 及びサービスを表示します。
    • フェイルオーバードメイン — ノード故障の事態にハイアベイラビリティサービスを 実行する為に使用されるクラスタノードの単独、又は複数のサブセットを設定する為のものです。 フェイルオーバードメインは フェイルオーバードメイン群 の下に従属要素として 示されています。右枠の下部(プロパティ の下)にある設定ボタンを使用すると、 フェイルオーバードメインの作成(フェイルオーバードメイン が選択された場合)や、 フェイルオーバードメインプロパティの編集(フェイルオーバードメインが選択された場合)が可能になります。
    • リソース — ハイアベイラビリティサービスで使用される共有リソースの設定の ためのものです。共有リソースはファイルシステム、IP アドレス、NFS マウントとエキスポート、そして クラスタ内のどのハイアベイラビリティサービスにも利用できるユーザー作成のスクリプトで構成されます。 リソースは リソース群 の下に従属要素として示してあります。右枠の下部 (プロパティ の下)にある設定ボタンを使用すると、リソースの作成 (リソース が選択された場合)や、リソースプロパティの編集 (リソースが選択された場合)が可能になります。

      注記

      Cluster Configuration Tool はプライベートリソースも設定する能力を 提供します。プライベートリソースとは、1つのサービスでの使用のみに設定されるリソースのことです。 プライベートリソースは GUI で サービス コンポーネント内で設定する ことができます。
    • サービス — ハイアベイラビリティサービスを作成し設定するためのものです。 サービスはリソース(共有かプライベート)の割り当て、フェイルオーバードメインの割り当て、 そしてサービスの復元ポリシーの定義付けにより設定されます。サービスは サービス群 の下に従属要素として示してあります。右枠の下部(プロパティ の下)にある 設定ボタンを使用すると、サービスの作成(サービス が選択された場合)や サービスプロパティの編集(サービスが選択された場合)が可能になります。