10.6. Web コンソールを使用した DN キャッシュサイズの設定
ディレクトリーサーバーは entryrdn
インデックスを使用して、識別名 (DN) および相対識別名 (RDN) をエントリーに関連付けます。これにより、サーバーは効率的にサブツリーの名前を変更し、エントリーを移動し、moddn
操作を実行できます。サーバーは DN キャッシュを使用して entryrdn
インデックスのメモリー内表現をキャッシュし、コストのかかるファイル I/O および変換操作を回避します。
自動チューニング機能を使用しない場合、特にエントリーの名前変更と移動操作で最高のパフォーマンスを得るには、DN キャッシュを、ディレクトリーサーバーがデータベース内のすべての DN をキャッシュできるサイズに設定します。
DN がキャッシュに保存されていない場合、Directory Server は entryrdn.db
インデックスデータベースファイルから DN を読み取り、オンディスクフォーマットからインメモリーフォーマットに DN を変換します。キャッシュに保存されている DN により、サーバーはディスク I/O および変換の手順をスキップできます。
前提条件
- Web コンソールでインスタンスにログインしている。
手順
- Database → Suffixes → suffix_name に移動します。
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DN Cache Size
フィールドに DN キャッシュサイズをバイト単位で入力します。 - Save Configuration をクリックします。
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右上隅の Actions をクリックし、
Restart Instance
を選択します。