第11章 インポートパフォーマンスの向上
非常に大きな属性サイズまたは多数のエントリーの場合、インポート操作中にサーバーのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。このセクションでは、Directory Server の設定を調整してインポートパフォーマンスを向上させる方法について説明します。
11.1. 大きなデータベースのインポートおよび大きな属性値を持つインポートに対する Directory Server のチューニング
次のような操作には、インポートキャッシュの自動サイズ設定機能を使用します。
- 非常に大きなデータベースのインポート
- 証明書チェーンまたはイメージを格納するバイナリー属性などの大きな属性を持つデータベースのインポート
注記
オフラインインポートは、オンラインインポートよりも高速です。可能であれば、オフラインインポートの使用を検討してください。
nsslapd-import-cache-autosize
属性を使用して、インポートキャッシュの自動サイズ設定機能を設定できます。デフォルトでは、Directory Server は ldif2db
操作に対してのみインポートキャッシュの自動サイズ設定を有効にし、空き物理メモリーの 50% をインポートキャッシュに自動的に割り当てます。
詳細については、「設定、コマンド、およびファイルリファレンス」ドキュメントで nsslapd-import-cache-autosize 属性の説明を参照してください。